(別 紙)
玄海原子力発電所4号機 第1回安全性向上評価届出書の概要
1 安全性向上評価について
安全性向上評価は、自主的かつ継続的に原子炉施設の安全性及び信頼性を向上
させることを目的とし、原子力発電所のリスクを合理的に実行できる限り低減することを
目標に以下の流れで実施
2 安全性向上評価届出書の概要について
第1章 安全規制によって法令への適合性が確認された範囲
・第 12 回定期検査終了時点(2019 年 11 月 20 日時点)の発電所設備
等の最新状態をIAEA一般安全ガイドに従い整理
第2章 安全性の向上のため自主的に講じた措置
・保安活動の実績、最新の科学的・技術的知見の反映状況を調査し、
この結果から抽出した更なる安全性向上対策を記載
第3章 安全性の向上のため自主的に講じた措置の調査及び分析
・発電所設備等の最新状態に基づき、「確率論的リスク評価」、
「安全裕度評価」等を実施し、この評価結果から抽出した更なる
安全性向上対策を記載
第4章 総合的な評定
・保安活動の実施状況調査、確率論的リスク評価、安全裕度評価等
の評価結果を踏まえ、総合評定を実施し、策定した安全性向上計画
を記載
*評価結果が変わるような大規模工事
等がない場合、5 年毎 実施
保安活動の実施状況調査
確率論的 評価* 安全裕度評価*
総合評価
更 安全性向上対策 抽出・実施》
安全性向上に資する設備対策
安全性向上に資する運用面の対策
3 総合的な評定
(1)総合評定
・今後実施すべき更なる安全性向上対策については、プラントの更なる
安全性向上に資するものと評価した。
・今後も、保安活動の着実な実施を基本に、リスク情報を活用しつつ、
原子力発電所のリスクを合理的に実行できる限り低減させていく。
(2)今後実施すべき更なる安全性向上対策
更なる安全性
向上対策
概要 実施時期1原子炉安全保護
計装盤等更新
既設のアナログ式から、長期保守安定
性 に 優 れ た デ ジ タ ル 式 の 盤 へ 更 新
する。
第 14 回定期
事業者検査
2次系シーケン
ス盤更新
同上
第 13 回定期
事業者検査
リスクモニタを
用いた運転停止
時のリスク管理
の考え方の明確化定期事業者検査時のリスク低減及び
緩和を目的に停止時リスクモニタを
用いたリスク管理を実施しており、
より効果的なリスク低減措置を実施
できるよう、運用の明確化を行う。
第 13 回定期
事業者検査2特定重大事故等
対処施設による
格納容器スプレ
イ及びフィルタ
ベントの導入
特定重大事故等対処施設を重大事故等
に対しても使用することにより、原子
炉格納容器の過圧破損のリスクを低減
できる。
2022 年度
重要シナリオに
対 す る 教 育 ・
訓練の強化
重要シナリオに対する教育・訓練を
重点的に実施することにより、事故時
の対応能力を向上できる。
適宜3安 全 裕 度 評 価
結果の発電所員
への教育
設計を超える自然現象に対するプラン
ト挙動の教育により、事故時の対応
能力を向上できる。
適宜
1:第2章のうち、保安活動の調査結果から抽出された安全性向上対策
2:第3章のうち、確率論的リスク評価から抽出された安全性向上対策
3:第3章のうち、安全裕度評価から抽出された安全性向上対策
(参考)安全性向上評価による継続的な取組みの流れ
以 上
評価
6 ヶ月
定事検 定事検 定事検
▽定事検終了 ▽定事検終了
運転 運転
評価
6 ヶ月
評価
6 ヶ月
安全性向上対策
の実施
安全性向上対策
の実施
運転
▽定事検終了
▽届出 ▽届出 ▽届出

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