当社は、
「九電グループの思い」
のもと、
長期的な視点で社会的に有意義な事業活動を行っていく
ことが、
全てのステークホル
ダーにとっての価値を持続的に生み出していく
ことになると考えています。
こうした事業活動を適切に遂行していくため、
経営上
の重要な課題として、
コーポレート・ガバナンスの体制構築・強化に努めています。
当社を取り巻く経営環境は急速に変化しており、
その変化に対して、
より一層柔軟かつ機動的に対応していくためには、
ガバナ
ンス強化と意思決定の迅速化の両立が重要と考え、
監査等委員会設置会社としています。
今後もコーポレート・ガバナンスの充実を図り、
持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指していきます。 会社業務の適正を確保するための体制の整備に係る基本方針
(内部統制の基本方針)
を定め、
継続的な体制の充実に努めています。
◎にじゅうまる 独立性の高い社外取締役を複数選任するこ
とによる監督機能の強化 ◎にじゅうまる 内部監査組織との連携等による監査等委員会の監査の実効性確保
◎にじゅうまる 取締役と執行役員による監督と執行の役割の明確化 ◎にじゅうまる コンプライアンスの徹底
◎にじゅうまる 中立性を維持した内部監査体制の充実
( 原子力及び送配電事業については、
別途専任の内部監査組織を設置)
コーポレートガバナンス
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
具体的な取り組み
Governance
ー ー ・ スの
選任・解任
選任・解任
選任・解任
報告
会計監査
相当性の判断
監査 監査等委員会室
監 査 等 委 員 会
業 務 執 行 体 制コンプライアンス委員会会計監査人
取 締 役 会
取締役
(監査等委員)
取締役
(監査等委員を除く)
監査
会計に関する
監査
連 携
選任・解任
業務執行の決定を委任
実施状況の
モニタリング
監督
付託
報告
内部監査
社 長 執 行 役 員
カンパニー、
統括本部、
本部、
支社、
グループ会社等
経 営 会 議
報告
指示
重要案件の付議・報告
統轄・指示
・経営監査室・原子力監査室
・送配電カンパニー監査室
内部監査組織
株 主 総 会
48 九電グルー
プ アニュアルレポート 2019
経営に影響を与えるリスクについては、
リスク管理に関する規程に基づき定期的にリスクの抽出、
分類、
評価を行い、
全社大及
び部門業務に係る重要なリスクを明確にしています。
各部門及び事業所は、
明確にされた重要なリスク及び個別案件のリスク等への対応策を事業計画に織り込み、
適切に管理し
ています。
複数の部門等に関わるリスク及び顕在化のおそれがある重大なリスクについては、
関連する部門等で情報を共有したうえで、
対応体制を明確にし、
適切に対処しています。
特に、
原子力については、
社外の知見や意見等も踏まえ、
幅広いリスクの把握に努めるとともに、
取締役、
執行役員等による情
報の共有化を行い、
継続的にその低減を図っています。
また、
非常災害などの事象が発生した場合に迅速、
的確に対応するため、
予めその対応体制や手順等を規程に定めるととも
に、
定期的に訓練等を実施しています。
◎にじゅうまる 電気事業を取り巻く
制度変更等 ◎にじゅうまる 原子力発電を取り巻く
状況 ◎にじゅうまる 販売電力量等の変動
◎にじゅうまる 燃料価格の変動 ◎にじゅうまる 原子力バッ
クエン
ド等に関するコス
ト ◎にじゅうまる 地球温暖化対策に関するコスト→詳細はP62
「事業等のリスク」
を参照
リスクマネジメント
さまざまな危機に備えるため、
危機管理体制を整備し、
リスクが顕在化した場合
(危機発生時)
の影響の極小化に努めています。
危機管理
主なリスク
会 等の概要
社 長
報告・相談
危機管理担当部長 危機管理担当部署
社外専門家
(シンクタンク)
●くろまる●くろまる支社
所管エリア
危機管理
担当
○しろまる
○しろまる本部
危機管理
担当
△しろさんかく
△しろさんかく本部
危機管理
担当
□しろいしかく
□しろいしかく本部
危機管理
担当
▲さんかく▲さんかく支社
所管エリア
危機管理
担当
■しかく■しかく支社
所管エリア
危機管理
担当
危機管理官
(副社長)各支社所管エリア
各主管部門
連携
リスク・危機管理
対策会議49九電グルー
プ アニュアルレポート 2019
ESG Section