別 紙
フジクラグループの不適切事案に対する当社原子力発電所への影響について
株式会社フジクラ及びグループ会社(以下、
「フジクラグループ」という。
)から不適切な
事案があるとの追加の報告を受けたため、報告内容を踏まえ、当社原子力発電所の使用状況に
ついて確認した結果、安全性に問題のないことを確認した。
1.フジクラグループからの追加の報告内容
・不適切行為の内容は、光ケーブルの伝送損失測定の一部未実施。
・対象製品は、玄海原子力発電所及び川内原子力発電所に納入している光ケーブル。
・不適切な事案は、顧客が要求する試験に対してのものであり、製品品質については問題
ないと判断。
2.当社原子力発電所の使用状況
いずれも原子力発電所の安全上重要な設備ではないが、次のとおり、不適切行為があった
光ケーブルが使用されていることを確認した。
使用箇所 使用用途
玄海原子力
発電所
核物質防護設備の一部 入退域者情報、
カメラ類、
センサー等のデータ伝送
監視カメラの一部
(自主設置) 映像データの伝送
原子力防災ネットワーク設備
の一部
統合原子力防災ネットワークに接続する設備の
うち代替緊急時対策所向けのデータ伝送(バック
アップルート)
社内通信回線の一部 社内 OA 機器等の通信回線
川内原子力
発電所
核物質防護設備の一部 入退域者情報、
カメラ類、
センサー等のデータ伝送
原子力防災ネットワーク設備
の一部
統合原子力防災ネットワークに接続する設備の
うち代替緊急時対策所向けのデータ伝送(バック
アップルート)
緊急時運転パラメータ伝送シ
ステム(SPDS)の一部
SPDS のうち本店向けのデータ伝送(片ルート)、
SPDS-Web データ転送
社内通信回線の一部 社内 OA 機器等の通信回線
周辺モニタリング設備の一部 周辺モニタリングデータ伝送
3.健全性評価結果
いずれも原子力発電所の安全上重要な設備ではなく、当該ケーブルは本件に起因する性能
上の不具合は確認されていない。また、今回の不適切な事案について、光ケーブルの性能に
影響を及ぼさないことをフジクラグループの社内調査データにより確認し、健全性に問題の
ないことを確認した。
以 上

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