1(別 紙)
川内原子力発電所1号機安全性向上評価届出書の概要
1 安全性向上評価について
安全性向上評価は、自主的かつ継続的に原子炉施設の安全性・信頼性を向上さ
せることを目的とし、原子力発電所のリスクを合理的に実行できる限り低減することを
目標に以下の流れで実施
2 安全性向上評価届出書の概要について
第1章 安全規制によって法令への適合性が確認された範囲
・第23回定期検査終了時点(平成30年6月29日時点)の発電所
設備等の最新状態をIAEA一般安全ガイドに従い整理
第2章 安全性向上のため自主的に講じた措置
・保安活動の実績、最新の科学的・技術的知見の反映状況を調査し、
この結果から抽出した安全性向上対策を記載
第3章 安全性の向上のために自主的に講じた措置の調査及び分析
・発電所の最新の状態に基づき、「安全裕度評価」を実施し、この
評価結果から抽出した安全性向上対策を記載
第4章 総合的な評定
・保安活動の実施状況調査、安全裕度評価等の評価結果を踏まえ、
総合評定を実施し、策定した安全性向上計画を記載
*大規模工事等で変更ない場合
5 年毎に実施
保安活動の実施状況調査
確率論的リスク評価* 安全裕度評価*
総合評価
《更なる安全性向上対策の抽出・実施》
 安全性向上に資する設備対策
 安全性向上に資する運用面の対策 23 総合的な評定
(1)総合評定
・今後実施すべき安全性向上対策については、プラントの安全性をさらに
向上させるためのものと評価した。
・今後も、保安活動の着実な実施を基本に、リスク情報を活用しつつ、
原子力発電所のリスクを合理的に実行できる限り低減させていく。
(2)今後実施すべき主な安全性向上対策
安全性向上対策 実施時期
発電機保護装置、変圧器保護装置及び系統保護
装置のデジタル化
次回定期検査
地震及び津波随伴事象並びにその他の自然現象
に対する安全裕度評価結果の所員への教育
届出後適宜
以 上 3(参 考)
しろまる安全性向上評価による継続的な取組みの流れ
しろまる用語説明
・確率論的リスク評価
原子炉施設において発生しうる様々な事象について、その発生確率を考慮
して炉心損傷や格納容器機能喪失のリスク(発生頻度とその影響)を定量的
に評価するもの。
・安全裕度評価
設計を超える自然事象の発生を仮定し、原子炉施設がどの程度まで炉心
及び使用済燃料の著しい損傷を発生させることなく、耐えることができるか
を評価するもの。
以 上
評価
6 ヶ月
定検 定検 定検
▽定検終了 ▽定検終了
運転 運転
評価
6 ヶ月
評価
6 ヶ月
安全性向上対策
の実施
安全性向上対策
の実施
運転
▽定検終了
▽届出 ▽届出 ▽届出

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