省エネ法
火力発電の高効率化
(USC水準等)
工場などエネルギーを消費する者
(事業所等)
のエネルギー使用の合理化
発電事業者への規制
発電設備の設置・運転時における
化石エネルギー使用の合理化
気候変動
当社グループは、
原子力や再生可能エネルギーの活用、
火力発電の高効率化などにより、
電気事業全体のCO2
削減目標達成に向け最大限努力していきます。
中でも、
火力の高効率化やCO2を排出しない電源構成については、
実効性、
透明性を確保するために国が定めた
「省エネ法」
及び
「エネルギー供給構造高度化法」
における2030年の目標達成に向け、
適切に対応していきます。
2017年度の火力総合熱効率は、
新大分発電所1号系列で2009年から順次進めていた高効率ガスタービンへ
の更新工事
(全6台)
が完了したことに加え、
熱効率の高い火力発電所の高稼働に努めたことにより41.8%
(発電端)と高水準を維持しました。
火力発電の熱効率向上
2030年時点での
CO2排出係数は
0.37kg‐CO2/kWh相当(注記)1
エネルギーを供給する事業者
(小売)
による選択
エネルギー供給構造高度化法
非化石電源44%
小売り電気事業者への規制
非化石電源からの調達を拡大
太陽光や風力など、
天候や時間によって発電量が大きく
変動する再生可能エネルギーを、
自社火力や揚水発電と
最適に組み合わせることで、
最大限の受入れに努めてい
ます。
2017年度の発受電電力量に占める再生可能エネル
ギーの割合は約20%になりました。
再生可能エネルギーの最大限の受入れ [2018年5月3日
(木)
の需給運用の状況]
0時 6時 12時 18時 24時
需要
揚水発電 揚水発電
ベースロード電源
火力等
揚水動力
揚水動力
太陽光出力621万kW
(需要の81%)
1,200
1,0008006004002000(万kW)
(注記)1 : 電気事業における低炭素社会実行計画(注記)2
の目標値
(注記)2 : 2015年に、
電気事業連合会関係12社と新電力有志で策定した電力業界として自主的に取り組んでいく地球温暖化対策の中長期的な計画
Environment
60 九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
資源利用
2017年度に発生した87万トンの産業廃棄物のほ
ぼ100%をリサイクルし、
資源の有効活用を図ってい
ます。
全社的、
恒常的な産業廃棄物は、
対象品目を定め、複数事業所で一括回収後、
全量リサイクルする
「共同回
収」
を行っています。
2018年度からは、
コンクリートくずを対象品目に追
加し、
輸送面での更なる環境負荷低減に努めています。
産業廃棄物のほぼ100%をリサイクル
水使用
発電所で使用する工業用水は、
水利権の範囲内で河川等から取水するとともに、
発電所起動停止時や通常運
転中の循環利用などにより、
発電用水として新たに補給される水量の抑制に努めています。
発電用水の管理
生物多様性
水力発電の安定した水源確保を目的として、
4,447haの社有林を適切に維持管理し、
水源涵養やCO2の吸収
など、
森林の持つ公益的機能の維持・向上に努めています。
この社有林がより生物多様性に富んだ環境となることを目指し、
グループ会社の九州林産(株)が、
現地調査に
着手しました。
社有林における生物多様性調査の実施
社有林
(大分県由布市) 社有林で確認された大分県の準絶滅危惧種
ミサゴ
サゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサゴ
ミサ
ミサゴ
ツマグロキチョウ
社有林で確認された大分県の準
ツマグ
ツマグ
ツマグ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグロ
ツマグ
ツマ キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
チョウ
チョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョウ
キチョ
ツマグロキチョウ
発電所・変電所
発電所・変電所
支社
支社
リサイクル会社
リサイクル会社
全量、
路盤材・鉄板原料
などへリサイクル
全量、
路盤材・鉄板原料
などへリサイクル
営業所・配電事業所
営業所・配電事業所
資源利用
Environment
ESG Section61九電グルー
プ アニュアルレポート 2018

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