九電グループが培ってきた強みを活かして、
海外エネルギー事業、
九州域外エネルギー事業、
再生可能エネルギー
事業で成長していきます。
基本戦略
個別戦略
国内外で蓄積した技術・
ノウハウを活かし、
市場の成
長性が高いアジアを中心にIP
P事業を軸に展開するとと
もに、
欧米の案件にも取り組み、
海外電気事業の拡大を
図ります。
海外電気事業の強化
海外70
その他120再エネ20
情報通信90300
億円
2018.3 2022.3時点 2031.3時点
(目標)155240
500万kW
2021年度
2012〜2016年度平均
しかく IPP等投資事業 しかく 海外コンサルティング事業
(近年の主な案件)
(注記)出力は総出力
成長分野における事業
海外20
再エネ10
その他95情報通信75200
億円
重点的な取組み
海外電気事業の強化
九州域外における電気事業の展開
再生可能エネルギー事業の拡大123しかく 域内電気事業以外の経常利益目標
[持分出力]
[海外電気事業の取組み
(2018年6月末)]ウクライナ:エネルギーセクターの情報
収集・確認調査
カーボヴェルデ:再エネ導入と系統安定化の
ための情報収集・確認調査
インド:火力発電所建設準備調査
中国:紡繊業界
省エネルギー関連事業
マーシャル:イバイ島
太陽光発電システム
整備計画準備トゥクスバン2号、
5号IPP
(ガス)
【出力49.5万k×ばつ2】
メキシコ:ベラクルス州
ケニア:オルカリア地熱発電所に
おけるIoT技術を活用した
O&M能力強化に関する調査 サルーラIPP
(地熱)
【出力 約33万kW】
インドネシア:北スマ
トラ州
セノコ・エナジー社
【出力330万kW】
シンガポール
フーミー3号IPP
(ガス)
【出力74.4万kW】
ベトナム:バリア・ブンタウ省
ルワンダ:地熱/電力開発計画調査
内蒙古IPP
(風力)
【出力5万kW】
中国:赤峰市
イリハンIPP
(ガス)
【出力120万kW】
フィリピン:バタンガス市
新桃IPP
(ガス)
【出力60万kW】
台湾:新竹県
シンタオ
キューバ:青年の島における電力
供給改善計画準備調査
クリーン
(ガス)
【出力62万kW】
アメリカ:コネチカッ
ト州
バーズボロー
(ガス)
【出力48.8万kW】
アメリカ:ペンシルバニア州 (建設中)
40 九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
2018年5月、
インドネシア・サルーラ地熱IP
Pプロジェク
トのうち、最終号機となる
3号機が営業運転を開始しました。
先行して稼働していた1、2号機と合わせた出力は、
地熱発電で世界最大規模です。
サルーラ地熱発電所で発電した電気は、
30年間にわたってインドネ
シア国有電力会社に売電予定であり、
安定した収益の確保を見込んで
います。
サルーラ地熱IP
Pプロジェクトの全号機営業運転開始
初号機
2号機
3号機
:2017 年3月 運転開始
:2017 年 10 月 運転開始
:2018 年5月 運転開始
2017年12月、
米国ペンシルバニア州において建設中のバーズボ
ローガス火力発電所の持分11.1%を取得し、
当社初の米国での発電事
業に参画しました。
2019年の営業運転開始に向け、
工事進捗等のモニ
タリングを適切に実施しています。
なお、
運転開始後は、
米国における卸電力市場の一つであるPJMを
通して米国北東部に電力を供給する予定です。
バーズボローガス火力発電事業への参画
2018年5月、
米国コネチカッ
ト州において発電事業を行っているク
リーンエナジーガス火力発電所の持分20.25%を取得しました。
当発電所は、
同州ミドルタウン市において、
高効率ガスタービンを採
用したコンバインドサイクル発電方式で発電しており、
ISO‐NEを通し
て米国北東部に安定的に電力を供給している重要な電源の一つです。
クリーンエナジーガス火力発電事業への参画
総出力 約33万kW
(3系列) 出資比率 25%
総出力 48.8万kW 出資比率 11.1%
総出力 62万kW 出資比率 20.25%成長分野における事業
Our Strategy41九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
総出力 200万kW
安定供給や環境性等を考慮しながら、
グループ一体
となり国内外で積極的に展開していきます。
蓄積した技術を活かし、
地熱や水力を中心に、
潜在
的なポテンシャルがある洋上風力についても技術開
発の進展等を踏まえながら取り組んでいます。
再生可能エネルギー事業の拡大
2016年4月から、
100%子会社である九電みらいエナジー(株)が、
関東エリアで電力小売販売を展開していま
す。
2017年1月からは、
高圧以上のお客さまにも営業を開始しました。
九州域外における電力小売販売の展開 獲得実績 約6,700件(2018年3月末時点)
出光興産(株)及び東京ガス(株)と3社共同で設立
した(株)千葉袖ケ浦エナジーが、
石炭火力発電所開
発に向けた検討と環境影響評価の手続きを進めて
います。
3社は、
電力小売の全面自由化を踏まえ、
それぞれ
の持つバリューチェーンなどの強みを活かし、
より安
全、
安定的、
安価な電力供給の実現を目指します。
また、
環境対策に最善を尽くすとともに、
地域経済
にも貢献していきます。
他社とのアライアンスによる、
九州域外での自社電源開発
2018.3 2022.3時点
開発に向けて
調査中
2031.3時点
(目標)0200 200万kW
[開発量]
[開発量]
2018.3 2022.3時点 2031.3時点
(目標)196330
400万kW
1号機:2025 年度 運転開始予定
2号機:2026 年度 運転開始予定
千葉県
東京都
神奈川県
発電所所在地
(千葉県袖ケ浦市)
他社とのアライアンス等により、
域外における電
源開発に取り組んでいます。
自社電源開発までの期間は、
市場調達等の活用に
よる電力販売を実施します。
九州域外における電気事業の展開
42 九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
九電みらいエナジー(株)、
西日本プラント工業(株)、
九電産業(株)は、
2017年12月に下関バイオマスエナジー合同会社を設立しました。山口県下関市で、
調査・建設、
運転・管理まで一貫して実施する国内最大
級の木質バイオマス専焼発電事業に取り組みます。
バイオマス発電への取組み 総出力 74,980kW
総出力 2,000kW
総出力 43,500kW
九電みらいエナジー(株)、
新日鉄住金エンジニアリング(株)など4社
のコンソーシアムは、
長崎県五島市沖で国内初の大規模潮流発電実証
事業を進めています。
現場海域の潮流調査、
発電機の設計・制作などを
経て、
2019年度に実証運転を行う予定です。
潮流発電の実用化へ
九電みらいエナジー(株)、
(株)九電工、
オリックス(株)など5社が共同
設立した合同会社は、
東日本大震災の津波による塩害で、
農業などが
困難となった福島県相馬市の土地を有効活用し、
レナトス相馬ソーラー
パークを建設し、
2017年6月に運転を開始しました。
九州域外におけるメガソーラー
総出力 4,990kW
2018年2月、
九電みらいエナジー(株)が、
当社地熱発電所の山川発
電所構内において、
山川バイナリー発電所の営業運転を開始しました。
当発電所は、
山川発電所で発電に利用できずに地下に戻す還元熱水を
有効活用し、
水より沸点の低い媒体を利用する地熱バイナリー方式で
発電しています。
山川バイナリー発電所の営業運転開始成長分野における事業
Our Strategy43九電グルー
プ アニュアルレポート 2018

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