KYUDEN i‐PROJECT
〜イ
ノベーションの取組み〜
KYUDEN i‐PROJECTの位置づけ
取組みの全体像
検討領域GOAL
「未来の事業」の創出
‐ 新領域の事業の創出、既存事業のビジネスモデル変革 制度・システム面の整備(基盤)
取組みを推進・継続させるための環境を整備
・人材育成・活用の取組み、組織・体制面・資金面の整備など
アイディアの創出
多くのアイディアを生む仕組みを構築
アイディアの事業化・サービス化
有望なアイディアをブラッシュアップする仕組みを構築定策画計業事・備整制体証検説仮な速迅るよに等験実証実・出抽を件案な望有下支え 「アイディアの創出」「アイディアの事業化・サービス化」「制度・システム面の整備」の観点から、九電グループのイノ
ベーションを推進します。
「アイディアの創出」に向けては、3つの体系的アクションを導入しています。
エネルギーサービス領域
エネルギーサービス事業とシナジーが見込まれる領域
グループのリソースを活用し、お客さまや社会の課題解決ができる領域
特集 2
経営環境が変化する中で、
今後も九電グループが発展し、
お客さまに選ばれ続けるためには、
お客さまや社会に望まれ
る新しい価値を作り出す取組みが必要です。
九電グループは、
グループ全体のイノベーションを推進し、
新たな事業やサービスを生み出すためのプロジェクト
「KYUDEN i‐PROJECT」
に取り組んでいます。 「KYUDEN i‐PROJECT」は、イノベーションを起点に「未来の事業」を創出する取組みです。2021年度には、経常
利益の約3割を域内電気事業以外で稼ぐことを目指しており、狙いは、新領域での事業創出や既存事業におけるビジネスモ
デルの変革です。
I イノベーション創発ワークショップ・「お客さまからの発想」
「未来からの発想」
の 2 つのアプローチ
II i‐Challenge
・九電グループ全体
(社外機関との共同提案を含む)
のビジネスアイディア公募
III 他企業等との共創
(オープンイノベーション)
・会社の枠を越えたイノベーションの創出III
34 九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
34 九電グルー
プ アニュアルレポート 2018 イノベーション創発ワークショップ
新たな事業・サービスを組織横断的に検討する取組みです。取組みに当たっては、2つのアプローチで進めています。
お客さまを起点に、ニーズを洞察し、新たな事業・サービスを発想します。
15 年後の未来において想定される社会的な課題やニーズを起点に、新たな事業領域における戦略を発想します。
ワークショップの様子
アプローチ❶ お客さまからの発想
アプローチ❷ 未来からの発想
事業化検討中の案件 2件
(2018 年 7 月現在)
制作中
制作中
ACTION 1
STEP1 STEP2 STEP3 STEP4
FUTURE
STEP1 STEP2 STEP3 STEP4
〈顧客発想〉
お客さま起点の
イノベーション領域設定
現状の延長線上にある
未来の設定
未来に変化を与える
要因の収集
未来シナリオの作成
及び戦略の立案
経営層への
プレゼンテーション
〈課題の先鋭化〉
潜在ニーズ洞察、
解決したい課題の明確化
〈ビジネスモデルの描写〉
ビジネスアイディア
の具体化
〈アイデアの選考〉
経営層への
プレゼンテーション特集2
KYUDEN
i-PROJECT〜イノベーションの取組み〜35
九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
Our Strategy35九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
i‐Challengeにおけるプレゼンテーションの様子
九電グループの主なリソース
事業化検討中の案件 5件
(2018 年 7 月現在)
2017 年には、
Creww( 株 ) と共同で、
スタートアップ企業とのオープンイノベーションによりビジネスを共創する「九
州電力アクセラレーター 2017」を実施しました。 事業化検討中の案件 1
0件
(2018 年 7 月現在) 800 万人を超えるお客さまとの繋がり 九州内の自治体とのネットワーク
九州内の 240 万本の電柱 地場企業とのネットワーク
スマートメーターとの連携 3万人の社員ネットワーク
グループ会社 89 社との連携 実証実験の場
ACTION 2 i‐Challenge(ビジネスアイディアの公募)
ACTION 3 他企業等との共創(オープンイノベーション)
ビジネスアイディアの公募を通して、事業・サービスイノベーションを提案、育成する取組みです。提案されたビジネス
アイディア143件のうち、有望な案件について、事業化・サービス化に向けた検討を行っています。
九電グループの有する経営資源や技術だけではなく、
社外と連携することによって技術やノウハウ、
アイディアを共有し、
新しいビジネスやサービスを共創する取組みです。新しいビジネスを創出することで、社会全体の課題解決に繋がる新たな
価値の創造を目指しています。
STEP1 STEP2 STEP3 STEP4
TH E ME12 3
アイディア応募 書類審査・ヒアリング 1次プレゼン 最終プレゼン
36 九電グルー
プ アニュアルレポート 2018
取組み事例
取組み事例
オリジナル音声AIを活用したIoTサービス『QUUN(キューン)』
・独自に構築した音声AIエンジンを用いて、人気声優の声でニュースや天気を提供するボイスサービスのほか、
話しかけるだけで家電を操作したり、自宅を守ってくれる機能など、生活を豊かに便利にするサービス
・2018年7月よりサービス開始
IoT 技術を活用した見守りサービス「Qottaby」
・ビーコン(電波発信機)を搭載した専用見守り端末を携帯する小学生や高齢者などの位置情報を、保護者
がスマートフォンやパソコンで確認できるサービス
・福岡市実証実験フルサポート事業に採択され、2018 年 3 月から実証実験を開始
公園 お店や
コンビニ
学校や塾
見守り人
位置情報取得
⇒位置検索や到着通知3見守り端末
(例)
くろまる重さ:約10g
くろまる×ばつ約18mm
街中に見守り基地局を設置
⇒見守り端末のビーコン信号を検知2固定基地局
(例)
コンセントに差すだけで
配置完了
ビーコンを搭載した
専用見守り端末を携帯1移動基地局
スマホにアプリを
インストール
スマホ
・パソコン
保護者・飼い主
見守り対象
当社の音声対話デバイス
(AIスピーカー)
ハロミント、おはよう。
ショコラ、
リビングの電気
をつけて!
メカリオン、
しりとりしようよ
キャロット、
今日のニュース
を教えて。
シリウス、
今日の運勢は?
声にこだわったQUUNボイス
声もキャラクターも名前も自分好みに設定できる。
ことばひとつでエアコンや
テレビなどの家電を操作できる。
外出のときも在宅のときも、
わが家を24時間守ってくれる。
電気使用量と
電気料金を管理してくれる。
離れて暮らすおじいちゃんやおばあちゃんの
電気の使い方でその日の様子を知らせてくれる。QUUNボイスQUUNQUUN
セーフティQUUNエナジーQUUNファミリー
リンク
オート
メーション特集2
KYUDEN
i-PROJECT〜イノベーションの取組み〜Our Strategy37九電グルー
プ アニュアルレポート 2018

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