17 九州電力CSR報告書2017
CSR推進会議
CSR担当役員を任命するとともに、社長を委員長とする
CSR推進会議を設置し、CSR行動計画等の審議を行い、
取組みの改善・充実を図っています。
グループCSR推進部会
グループ会社のCSR担当部長が出席するグループ
CSR推進部会を設置し、各社におけるコンプライアンスな
どの取組みを推進しています。
当社グループでは、CSRガイドライン
(経団連「企業行動憲章」等)
や、お客さま・地域の皆さまのご期待・ご要請に基づ
き、CSRの取組みを継続的に評価し、改善・充実させていくマネジメン
トサイクルを構築しています。
CSR マネジメント
取締役会 社長CSR推進会議
コンプライアンス
委員会
グループ
経営協議会
環境委員会
九電グループ
社長会 グループ技術開発推進部会 技術開発活動 など
グループ海外事業推進部会 海外事業案件検討 など
グループ環境経営推進部会 グループ環境活動計画 など
グループ人事労務部会 グループ合同研修 など
グループCSR推進部会 CSR全般、
コンプライアンス など
グループ営業推進部会 グループ営業推進 など
グループ総務・企画部会 グループ経営に関する事項 など
経営会議
〔役割〕
CSR活動全般の基本方針・行動計画、
CSR報告書発行等の審議・調整
〔構成〕
委 員 長:社長
副委員長:CSR担当の副社長又は執行役員

委 員:副社長、 取締役、 常務・上席執行役員
を基本
(委員長が指名する)
〔事務局〕
地域共生本部
(総務)
〔開催〕
原則年2回
くろまるCSR推進体制
くろまるCSRマネジメン
トサイクル
環境経営
コンプライアンスCSR〔役割〕
・グループ全体での CSRマネジメントサイクルの確立
・コンプライアンスや地域・社会共生活動に関する施策 の推進
〔構成〕
部 会 長
:九州電力 地域共生本部 部長
(総務担当)
副委員長:九州電力 地域共生本部 部長
(法務担当)
構成会社:49社
(CSR担当部長が出席)
〔開催〕
原則年2回
〔ステークホルダー〕 〔当社グループ〕
お客さま
地域
ビジネスパートナー
株主・投資家
従業員
CSR推進会議 当社・グループ会社
【取組み方針】
九州電力グループCSR憲章
【情報発信】
CSR報告書、
ホームページ、
フェイスブック等
【評価・課題抽出】
CSRガイドライン ステークホルダーの声
取組みの課題
及び対応の
方向性の審議
提言・支援
報告
提言した取組み
の実施計画・
状況の審議
用 語 集 改善策の検討・実施 18九州電力CSR報告書2017CSRマネジメントCSR報告書2016アンケート調査(CS
Rの取組みに対する社外評価1) 社外有識者からのご意見の聴取(CS
Rの取組みに対する社外評価3)
お客さまモニター会合(CS
Rの取組みに対する社外評価2)
お客さまや社外有識者の皆さまからのご意見を踏まえた取組みの改善・充実
一般のお客さまに「九州電力CSR報告書2016」を読んでいただき、取組み状況等を評価していただくアンケート
調査を実施しました。
〔調査方法、
対象〕
インターネッ
ト調査、
九州在住の20〜60歳代の男女
〔回答者数〕
1,431件
〔調査期間〕
2016年7月1日〜7月14日
【調査結果の概要
(CSR重点項目の取組みの評価)】 お客さまのご意見を踏まえ、専門的な知見からご意見を伺いました。
〔実施期間〕
2016年9月〜10月
〔専 門 家〕
久留 百合子 様(他4名)[消費生活アドバイザー]
小 杉 素 子 様[静岡大学大学院特任准教授(社会心理学)]
細 田 悦 弘 様[キヤノンマーケティングジャパン(株)CSR本部主席]
お客さまからCSRの取組みへの期待やご意見をいた
だく会合を開催しました。
〔開催日〕
2016年8月28日
〔参加者〕
お客さまモニター26名
当社のこれまでの課題認識やお客さま及び社外有識者の皆さまからいただいたご意見を踏まえ、 今後の方向性に
ついてCSR 推進会議において審議し、 取組みの改善 ・ 充実を図っています。
〔改善・充実する主な取組み〕
くろまるお客さまの声を大切にした事業運営の積極的な推進 くろまる地域・社会共生活動の情報発信の強化
くろまるCSRの取組み目標の発信 くろまるCSR経営の徹底に向けた社員の意識浸透の促進 くろまる取引先の取組み状況の確認・支援
今後も、 皆さまのご期待・ご要請にお応えし、 地域・社会の課題解決に貢献するCSRの取組みを推進していきます。
消費生活ア
ドバイザーとの会合
【主なご意見】・CSRの取組み目標も発信すれば、九電の目指
す方向性が分かり、取組み姿勢がより伝わる。・社会貢献活動は、九電の企業理念の実現につ
ながる取組み。地域を大事にする意識を社員
に根付かせ、会社全体で推進していくことが
大事。・消費者は、企業のサプライチェーン全体を厳し
く見ている。取引先のCSRの取組み状況を把
握し、支援することも必要。
【主なご意見】
・お客さまの声に応えてくれることを実感できることが重要な
ため、 多くの声を聴き、 業務運営に反映していくことが必要
・多くの市民は、 九電がこれほど熱心に社会貢献に取り組んで
いるとは知らないため、 PRの強化が必要
・九電と日頃接する機会がなく情報が届きにくいので、 関心の
高い情報を多くのお客さまに届く媒体で定期的に発信するこ
とが必要
あま
り評価できない、
全く評価できないどちらと
もいえない
大変評価できる、
評価できる
0 20 40 60 80 100%
くろまるお客さ
ま満足の創造
くろまる安全・安心の追求
くろまる環境にやさ
しい企業活動
くろまる誠実で公正な事業運営
くろまる社会との真摯なコミュニケーション
くろまる地域・社会との共生
くろまる人権尊重・働きがいのある職場づくり55.8 37.7 6.5
45.3 42.5 12.2
47.6 45.6 6.8
42.6 50.5 6.9
41.0 49.6 9.4
45.4 48.1 6.5
42.6 51.8 5.6CSR用 語 集 お客さ
まのニーズや課題にお応えする
価値ある商品・サー
ビスを提供します
平成28年熊本地震における
仮鉄塔建設作業
お客さ
まが安心して暮らせる毎日をサポー
トするサービスの展開
しかく 大規模災害時の
迅速な停電復旧
しかく
ご家庭向け
新料金プラン・
新サー
ビス
しかく 法人お客さ
ま向け
ワンストッ
プサー
ビス
しかく お客さ
まの声を
大切に
した事業運営
〔主な取組み〕
お客さ
ま満足の
創造
設備の安全対策や作業者の安全確保を徹底し、
安全・安心を最優先した事業活動を行います
玄海原子力発電所における
冷却水供給訓練
川内原子力発電所における
住民避難支援訓練
(当社福祉車両)
しかく 原子力発電所の安全確保
しかく お客さ
まの安全確保
しかく 設備の保安確保
しかく 労働安全衛生
〔主な取組み〕
安全・安心の
追求
地球環境の保全や地域環境との共生
に向けた取組みを推進します
世界最大規模の地熱発電所初号機
の営業運転開始(イン
ドネ
シア)
世界最高水準の熱効率でCO2排出
抑 制に貢 献する新 大 分 発 電 所
3号系列第4軸の営業運転開始
しかく 地球環境問題への取組み
しかく 循環型社会形成への取組み
しかく 地域環境の保全
しかく 環境管理の推進
しかく 社会との協調
〔主な取組み〕
環境にやさ
しい
企業活動
でんきサポート電気のことなら何でも
19 九州電力CSR報告書2017
当社グループは、CSR の取組みを重点的に推進する7項目を定め、積極的に取り組んでいます。
九 州 電 力グ ル ープ の C S R の 取 組 み
コンプライアンス
循環型社会
地球環境問題CSRIR
LNG(液化天然ガス)
用 語 集 一人ひと
りが高いコンプライアンス意識をもち、
誠実で公正な事業運営を行います
コンプライアンス委員会 身近に起こりう
る事例を題材と
した
コンプライアンス研修
しかく コンプライアンス経営の推進
しかく コンプライアンス意識向上
しかく 公正な事業運営の徹底
しかく 情報セキュリティ・ 個人情報保護管理の徹底
〔主な取組み〕
誠実で公正な
事業運営
環境活動や次世代育成支援活動、
各地域の課題解決活動
に重点的に取り組みます
坊ガツ
ル湿原の植生
を保護するための
野焼き活動
(大分県)
次世代育成支援活動に取り組む団体への
助成
(NPO法人 心音
〔無料学習塾〕)しかく 環境活動
しかく 次世代育成支援活動
しかく 各地域の課題解決活動
しかく 地域の皆さまと取り組む
ボラ
ンティ
ア活動
しかく 地域振興への協力
〔主な取組み〕
地域・社会との
共生
人権を尊重し、
多様な人材が最大限の能力を発揮できる職場環境をつくります
管理職が率先してダイバーシティを推進していくためのセミナー
障がい者の方々の働く職場((株)
九州字幕放送共同制作セ
ンター)しかく 人権尊重意識向上
しかく 働きがいのある
活き活きとした職場づくり
しかく 多様な人材が活躍できる 環境づくり
しかく 従業員の能力向上と
技術力の維持・継承
〔主な取組み〕
人権尊重・働きがいのある
職場づくり情報の迅速な公開に努めます
皆さまとのコミュニケーションを積極的に推進します
お客さまとの対話の会
(宮崎支社) 事業所オープンデー
(鹿児島支社)
しかく コミ
ュニケーショ
ン活動
しかく 情報公開の徹底
しかく 積極的な情報発信
しかく 原子力関連情報の公開・ 発信
しかく 株主・投資家へのIR活動
〔主な取組み〕
社会との真摯なコミ
ュニケーション20九州電力CSR報告書2017CSRマネジメント CSR重点7項目
取組み方針(「九州電力グループCSR憲章」)2017年度目標 2016年度実績
本報告書
掲載ページ
お客さまのニーズや課
題にお応えする価値あ
る商品・サービスを、安
全かつ確実に提供し、お客さまの満足を創造し
ます。
・ 台風等の大規模災害時に
おける迅速な停電復旧作
業を行い、
電力を絶やさず
安定的にお届けします。
お客さま一戸あたりの
停電時間・回数
128分・0.24回
「台風16号」
「平成28年熊本地震」
等の
影響で例年より増加
P24〜26
・ お客さまからいただいた
声を全社員で共有し、
事業
運営に反映する取組みを
強化します。
お客さまの声を活かした
業務改善件数:74件
多くのお客さまに関係する改善事例
[予定含む]
P33 , 34
設備の安全対策を徹底
し、
地域の皆さまへ丁寧
な説明を行うとともに、
作業従事者の労働安全
衛生を確保し、安全・安
心を最優先した事業活
動を行います。
・ 社会に重大な影響を及ぼ
す設備事故件数:0件0件
P36〜48P51・ 社員の業務上の重大災害
件数:0件2件 P52 , 53
・ お客さまの電力設備への
接触による感電事故を防
止するため、
設備対策や注
意喚起のP
R活動を積極的
に行います。
公衆感電事故件数:
1件 P50
地球環境の保全や地域
環境との共生に向けた
取組みを展開し、
持続可
能な社会の実現に貢献
します。
・ 販売電力量あたりのCO2
排出量:電気事業者全体の
目標達成
(2030年 度に0.37kg-
CO2/kWh)
0.483kg - CO2/kWh P58
・ 再生可能エネルギー開発
量:2030年までに400万kW約170万kW P60〜63
・ 産業廃棄物のリサイクル
率:99%以上
約100% P67 当社では、CS
Rの各取組みについて、具体的行動計画を策定し、活動を実施しています。
2017年度のCSRの主な取組みについては、以下の目標を掲げ、取組みを推進していきます。
お客さま満足の
創造
安全・安心の
追求
環境にやさしい
企業活動
CSRの取組み目標・実績(())
21 九州電力CSR報告書2017 CS
R重点7項目
取組み方針(「九州電力グループCSR憲章」)2017年度目標 2016年度実績
本報告書
掲載ページ
全ての事業活動において
透明性を確保し、
公正、自由な競争や適正な取引
を行うとともに、
政治、行政との健全で正常な関係
を保ち、誠実で公正な事
業運営を行います。・ 重大なコンプライアンス違
反件数:0件0件 P72〜80
情報を迅速に公開する
とともに、お客さまや地
域の皆さまと対話を重
視したコミュニケーショ
ン活動を幅広く行い、その声を真摯に受け止め、
事業運営に活かします。・ お客さまや地域の皆さま
とのフェイス・
トゥ・フェイ
スのコミ
ュニケーション活
動を推進します。対話活動で接したお客さまや
地域の皆さまの数
約16.4万名P82・
企業活動に関する情報を
積極的に公開・発信します。
プレスリリース件数:227件
(うち原子力関連:53件)
ホームページアクセス件数:約7,448万件
P83〜87
事業活動や社会貢献活
動を通して、
地域・社会の
課題解決に貢献し、
とも
に発展します。・ 地域の皆さまと協働し、地域・
社会の課題解決に貢献
する活動を積極的に展開
します。
九州電力による活動
参加者数(社内外):約5.9万名、
プログラム数:約7,500回
「九電みらい財団」による活動
参加者数(社内外):1,313名、
プログラム数:24回
次世代育成支援活動の助成団体数:20団体
P90〜100
事業活動に関わる全て
の人々の人権を尊重し
ます。
また、従業員に対
して、公正な評価のも
と、人材育成・活用を積
極的に行い、
多様な人材
が最大限の能力を発揮
できる職場環境を整備
します。・ 従業員の仕事と家庭の両
立 支 援 制 度 の 活 用 促 進
や、
時間外労働を減らす取
組みを推進し、
総実労働時
間数を縮減します。
総実労働時間数:1,983時間 P102・ 女性管理職の新規登用数
を、
2018年度までに過去
5年間
(2009〜13年度)の2倍にします。
2014年度から2016年度の累計で、
過去5年間の1.6倍
(累計28名登用、
目標の78%達成)
P105 , 106・ 障がい者の法定雇用率を
達成します。
障がい者雇用率:2.04%
(法定雇用率2.0%以上)P107社会との真摯な
コミュニケーション
地域・社会との
共生
人権尊重・
働きがいのある
職場づくり
誠実で公正な
事業運営22九州電力CSR報告書2017CSRマネジメント

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /