しろまる添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2(1) 当期の経営成績の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2(2) 当期の財政状態の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6(3) 当期のキャッシュ・フローの概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6(4) 今後の見通し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93.連結財務諸表及び主な注記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10(1) 連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12(3) 連結株主資本等変動計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14(4) 連結キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16(5) 連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (1株当たり情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 (重要な後発事象) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-1- 1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
平成29年度のわが国経済は、生産・設備投資の増加や輸出などの持ち直しにより、緩や
かな回復基調が続きました。九州経済は、生産・輸出が高水準で推移しているほか、設備
投資・個人消費の増加もあり、緩やかに拡大しました。
当社におきましては、電力システム改革等により、電力・ガス小売全面自由化や、送配
電部門の法的分離などへの対応が必要であることなどから、安全確保・法令遵守・安定供
給を前提に、グループ一体となって徹底した費用削減に努めるとともに、ガス小売事業に
参入するなど収益獲得に積極的に取り組んでまいりました。
平成29年度の業績につきましては、川内原子力発電所の発電電力量増加による燃料費の
抑制などはありましたが、競争の進展に伴う販売電力量の減少や、電力システム改革等に
伴う諸経費の増加などから、前年度に比べ経常利益は 21.8%の減益となりました。一方、
玄海原子力発電所3号機の稼働状況等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について検討
した結果、繰延税金資産を追加計上し、法人税等が減少したことなどから、親会社株主に
帰属する当期純利益は 9.3%の増益となりました。
1収支
当年度の連結収支につきましては、収入面では、電気事業において、販売電力量の減少
はありましたが、燃料費調整の影響による料金単価の上昇などにより電灯電力料が増加し
たことや、再エネ特措法交付金が増加したことなどから、売上高(営業収益)は前年度に比
べ 7.3%増の1兆9,603億円、経常収益は 7.1%増の1兆9,762億円となりました。
一方、支出面では、グループ一体となって費用削減に取り組んでいますが、電気事業に
おいて、再生可能エネルギー電源からの他社購入電力料が増加したことや、燃料価格の上
昇などにより燃料費が増加したことに加え、諸経費が増加したことなどから、経常費用は
8.6%増の1兆9,025億円となりました。
以上により、経常利益は前年度に比べ 21.8%減の 736億円となりました。
また、平成28年度の熊本地震に伴う特別損失の反動減や、繰延税金資産の追加計上によ
る法人税等の減少などから、親会社株主に帰属する当期純利益は 9.3%増の 866億円とな
りました。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-2- 事業の種類別セグメントの業績(セグメント間の内部取引消去前)は、次のとおりとなり
ました。
セグメント別の業績(内部取引消去前)
(単位:億円、%)
29年度 28年度 増 減 前年度比
( A ) ( B ) ( A-B ) ( A/B )
売 上 高 1,232 107.3
営業利益 しろさんかく 169 82.8
売 上 高 62 103.4
営業利益 16 116.3
売 上 高 52 105.2
営業利益 しろさんかく 11 86.1
売 上 高 6 102.7
営業利益 2 106.5
(注)「電気事業」は、当社事業から附帯事業を除いたものです。
ア 電気事業
売上高は、販売電力量の減少はありましたが、燃料費調整の影響による料金単価の上
昇などにより電灯電力料が増加したことや、再エネ特措法交付金が増加したことなどか
ら、前年度に比べ 7.3%増の1兆8,083億円となりました。一方、営業費用は、グルー
プ一体となって費用削減に取り組んでいますが、再生可能エネルギー電源からの他社購
入電力料が増加したことや、燃料価格の上昇などにより燃料費が増加したことに加え、
諸経費が増加したことなどから、8.8%増の1兆7,268億円となりました。以上により、
営業利益は 17.2%減の 814億円となりました。
イ エネルギー関連事業
エネルギー関連事業は、電気設備の建設・保守など電力の安定供給に資する事業、お
客さまのエネルギーに関する様々な思いにお応えするため、ガス・LNG販売、再生可
能エネルギー、エネルギーサービス事業等を展開しています。また、九電グループが培
ってきた技術・ノウハウを活かし、海外エネルギー事業の強化や九州域外におけるエネ
ルギー事業の展開などにも取り組んでいます。
売上高は、スマートメーター販売の減少などはありましたが、ガス・LNG販売の増
加や海外LNGプロジェクトにおける生産開始などにより、前年度に比べ 3.4%増の
1,914億円、営業利益は、ガス小売事業参入に伴うシステム構築に係る委託費の増加な
どはありましたが、海外LNGプロジェクトにおける生産開始や海外発電事業における
利益の増加などにより、16.3%増の 117億円となりました。
関連事業
情報通信事業
その他の事業
エネルギー 1,914 1,852
電気事業
18,083 16,850
814 98348100
1,0148424945117
1,06673255
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-3- ウ 情報通信事業
情報通信事業は、保有する光ファイバ網やデータセンターなどの情報通信事業基盤や
事業ノウハウを活用し、データ通信、光ブロードバンド、電気通信工事・保守、情報シ
ステム開発、データセンター事業等を展開しています。
売上高は、情報システム開発受託や電気通信機器販売の増加などにより、前年度に比
べ 5.2%増の 1,066億円、営業利益は、スマートフォンサービスに係る販売費の増加な
どにより、13.9%減の 73億円となりました。
エ その他の事業
その他の事業は、不動産、住宅関連サービス、有料老人ホーム事業等を主たる事業と
する生活サービス事業と、環境・リサイクル事業を展開しています。
売上高は、人材派遣事業や有料老人ホーム事業に係る収入の増加などにより、前年度
に比べ 2.7%増の 255億円、営業利益は、賃貸建物の減価償却費の減少などにより、
6.5%増の 48億円となりました。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-4- 2販売及び生産の状況
当年度の販売電力量につきましては、契約電力の減少などから 768億kWhとなり、前年
度に比べ 2.3%の減少となりました。
販 売 電 力 量 比 較 表
(単位:百万kWh、%)
電 灯 28,603 28,535 68 100.2
電 力 48,173 50,084 しろさんかく 1,912 96.2
合 計 76,775 78,619 しろさんかく 1,844 97.7
(注)百万kWh未満は四捨五入のため、合計の数値が一致しない場合があります。
供給面につきましては、川内原子力発電所1、2号機の安定稼働に加え、新エネルギー
等の増加に対して火力、揚水等の発電設備の総合的な運用を行うことにより、安定した電
力をお届けすることができました。
発 受 電 電 力 量 比 較 表
(単位:百万kWh、%)
水 力 4,653 4,788 しろさんかく 135 97.2
( 出 水 率 ) ( 101.2 ) ( 115.0 ) ( しろさんかく 13.8 )
火 力 43,260 45,615 しろさんかく 2,355 94.8
原 子 力 14,339 12,455 1,884 115.1
(設 備 利 用 率) ( 36.7 ) ( 31.9 ) ( 4.8 )
新エネルギー等 1,092 1,133 しろさんかく 41 96.3
計 63,344 63,991 しろさんかく 647 99.0
18,511 19,993 しろさんかく 1,482 92.6
( 9,994 ) ( 8,590 ) ( 1,404 ) ( 116.4 )
揚 水 用 しろさんかく 1,627 しろさんかく 1,306 しろさんかく 321 124.7
合 計 80,228 82,678 しろさんかく 2,450 97.0
(注1)自社の発電電力量は、送電端の数値を記載しています。
(注2)「新エネルギー等」は、太陽光、風力、バイオマス、廃棄物及び地熱の総称です。
(注3)「融通・他社」には、期末時点で把握している電力量を記載しています。
前年度比
( A/B )
( A ) ( B ) ( A-B )
29年度 28年度 増 減
( A/B )
29年度 28年度 増 減 前年度比
( A ) ( B ) ( A-B )自 社
(新エネルギー等再掲)
融 通・他 社
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-5- (2) 当期の財政状態の概況
資産は、現金及び預金などの流動資産は減少しましたが、原子力安全性向上対策工事等
に伴う固定資産仮勘定の増加や核燃料の増加に加え、繰延税金資産の回収可能性について
検討した結果、繰延税金資産を追加計上したことなどにより固定資産が増加したことから、
前年度末に比べ 1,226億円増の4兆7,101億円となりました。
負債は、有利子負債の減少などはありましたが、未払税金や支払手形及び買掛金、その
他の流動負債が増加したことなどから、前年度末に比べ 432億円増の4兆561億円となり
ました。有利子負債残高は、前年度末に比べ 701億円減の3兆2,438億円となりました。
純資産は、配当金の支払による減少はありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益
の計上などにより、前年度末に比べ 793億円増の 6,539億円となり、自己資本比率は
13.4%となりました。
(3) 当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローは、消費税等や法人税等の支払額の減少や、前年度
において「原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に
関する法律の一部を改正する法律」の施行に伴い支出した未払使用済燃料再処理等拠出金
が減少したことなどにより、前年度に比べ 1,679億円収入増の 3,559億円の収入となりま
した。
投資活動によるキャッシュ・フローは、投融資の回収による収入の増加はありましたが、
設備投資の増加などにより、前年度に比べ 467億円支出増の 3,217億円の支出となりまし
た。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年度は転換社債型新株予約権付社債を発行し
たことなどから有利子負債が増加しましたが、当年度は社債の償還額が発行額を上回った
ことなどから有利子負債が減少したことなどにより、前年度に比べ 1,687億円減少し、
903億円の支出となりました。
以上により、当年度末の現金及び現金同等物の残高は、前年度末に比べ 539億円減少し、
3,658億円となりました。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-6- (4) 今後の見通し
1次期の業績予想
売上高につきましては、電気事業において、前年度が気温影響により需要が増加した
ことによる反動減や競争の進展などによる契約電力の減少などから電灯電力料は減少す
るものの、他社販売電力料や再エネ特措法交付金が増加することなどから、前年度を上
回る2兆50億円程度となる見通しです。
経常利益につきましては、電気事業において、玄海原子力発電所3、4号機の発電再
開による収支改善は見込まれるものの、川内原子力発電所1、2号機の定期検査により
燃料費や修繕費が増加することや、電灯電力料が減少することなどから、引き続き事業
活動全般にわたる徹底した効率化等にグループ一体となって取り組み、前年度を上回る
800億円程度となる見通しです。
また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前年度に繰延税金資産を追
加計上したことによる影響で、法人税等が増加することなどから、前年度を下回る
550億円程度となる見通しです。
次 期 業 績 見 通 し
[連 結] (単位:億円)
30年度
( A )
29年度
( B )
増 減
( A-B )
20,050 19,603 447
[102.3%] [107.3%]
1,050 1,031 19
[101.8%] [ 84.1%]
800 736 64
[108.6%] [ 78.2%]
550 866 しろさんかく 316
[ 63.5%] [109.3%]
(注) [ ]は前年度比
[個 別] (単位:億円)
30年度
( A )
29年度
( B )
増 減
( A-B )
18,650 18,235 415
[102.3%] [107.5%]
850 812 38
[104.7%] [ 81.6%]
550 482 68
[114.1%] [ 70.0%]
400 690 しろさんかく 290
[ 58.0%] [113.0%]
(注) [ ]は前年度比
主 要 諸 元 表
30年度
( A )
29年度
( B )
増 減
( A-B )
730億kWh 768億kWh しろさんかく38億kWh
[95.1%] [97.7%]
65$/b 57$/b 8$/b
110円/$ 111円/$ しろさんかく1円/$
73.4% 36.7% 36.7%
(注) [ ]は前年度比
経 常 利 益
原 油 C I F 価 格
当 期 純 利 益
営 業 利 益
売 上 高
経 常 利 益
営 業 利 益
売 上 高
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益
為 替 レ ー ト
販 売 電 力 量
原 子 力 設 備 利 用 率
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-7- 2次期の配当予想
当社は、安定配当を維持するとともに、中長期的な観点から株主の皆さまの利益拡大
を図ることを利益配分の基本方針としております。
次期の配当につきましては、業績や中長期的な収支・財務状況などを総合的に勘案し、
普通株式1株につき30円(中間、期末とも15円)、A種優先株式1株につき3,500,000円
(中間、期末とも1,750,000円)を予定しております。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-8- 2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループの事業は、電気事業が大部分を占めることから、当社の連結財務諸表は、
「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年10月30日大蔵省令第
28号)に準拠し、「電気事業会計規則」(昭和40年6月15日通商産業省令第57号)に準じて
作成しております。なお、国際会計基準(IFRS)の今後の適用については未定です。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-9- 3.連結財務諸表及び主な注記
(1) 連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成29年3月31日)
当連結会計年度
(平成30年3月31日)
資産の部
固定資産 3,817,910 3,982,608
電気事業固定資産 2,337,449 2,286,481
水力発電設備 270,206 266,103
汽力発電設備 206,881 202,670
原子力発電設備 239,979 221,677
内燃力発電設備 16,839 16,021
新エネルギー等発電設備 13,562 15,334
送電設備 629,154 607,864
変電設備 219,907 213,082
配電設備 620,995 625,502
業務設備 114,099 112,405
その他の電気事業固定資産 5,823 5,819
その他の固定資産 330,060 381,712
固定資産仮勘定 487,450 595,820
建設仮勘定及び除却仮勘定 467,401 561,296
原子力廃止関連仮勘定 20,048 19,226
使用済燃料再処理関連加工仮勘定 - 15,297
核燃料 252,138 271,742
装荷核燃料 73,956 64,732
加工中等核燃料 178,182 207,009
投資その他の資産 410,811 446,852
長期投資 149,743 153,839
退職給付に係る資産 11,041 15,760
繰延税金資産 129,562 151,970
その他 121,822 126,551
貸倒引当金(貸方) しろさんかく1,357 しろさんかく1,268
流動資産 769,630 727,549
現金及び預金 414,476 345,701
受取手形及び売掛金 191,348 216,117
たな卸資産 64,344 70,039
繰延税金資産 39,437 43,828
その他 60,983 52,715
貸倒引当金(貸方) しろさんかく959 しろさんかく853
資産合計 4,587,541 4,710,158
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-10- (単位:百万円)
前連結会計年度
(平成29年3月31日)
当連結会計年度
(平成30年3月31日)
負債の部
固定負債 3,165,756 3,078,222
社債 1,104,296 1,074,496
長期借入金 1,684,741 1,624,600
災害復旧費用引当金 188 58
退職給付に係る負債 99,526 95,605
資産除去債務 217,278 221,372
繰延税金負債 354 1,682
その他 59,370 60,405
流動負債 838,636 969,282
1年以内に期限到来の固定負債 414,545 437,675
短期借入金 117,272 117,371
支払手形及び買掛金 59,412 81,987
未払税金 17,059 45,875
災害復旧費用引当金 1,238 572
その他 229,108 285,799
特別法上の引当金 8,570 8,690
渇水準備引当金 8,570 8,690
負債合計 4,012,964 4,056,195
純資産の部
株主資本 570,410 639,966
資本金 237,304 237,304
資本剰余金 120,844 120,825
利益剰余金 212,945 282,504
自己株式 しろさんかく685 しろさんかく668
その他の包括利益累計額 しろさんかく19,444 しろさんかく10,825
その他有価証券評価差額金 3,597 4,369
繰延ヘッジ損益 しろさんかく1,389 しろさんかく1,412
為替換算調整勘定 しろさんかく3,590 しろさんかく1,905
退職給付に係る調整累計額 しろさんかく18,062 しろさんかく11,876
非支配株主持分 23,611 24,822
純資産合計 574,577 653,963
負債純資産合計 4,587,541 4,710,158
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-11- (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成28年4月1日から
平成29年3月31日まで)
当連結会計年度
(平成29年4月1日から
平成30年3月31日まで)
営業収益 1,827,524 1,960,359
電気事業営業収益 1,681,066 1,804,418
その他事業営業収益 146,458 155,940
営業費用 1,704,883 1,857,235
電気事業営業費用 1,574,890 1,713,322
その他事業営業費用 129,993 143,913
営業利益 122,640 103,123
営業外収益 18,122 15,848
受取配当金 3,311 4,072
受取利息 2,351 314
持分法による投資利益 7,211 7,257
その他 5,248 4,203
営業外費用 46,528 45,293
支払利息 36,008 33,416
その他 10,519 11,877
当期経常収益合計 1,845,646 1,976,208
当期経常費用合計 1,751,412 1,902,529
経常利益 94,234 73,678
渇水準備金引当又は取崩し 943 119
渇水準備金引当 943 119
特別損失 10,450 -
財産偶発損 297 -
災害特別損失 10,153 -
税金等調整前当期純利益 82,840 73,558
法人税、住民税及び事業税 5,745 15,170
法人税等調整額 しろさんかく3,515 しろさんかく29,640
法人税等合計 2,230 しろさんかく14,470
当期純利益 80,610 88,028
非支配株主に帰属する当期純利益 1,339 1,371
親会社株主に帰属する当期純利益 79,270 86,657
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-12- 連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成28年4月1日から
平成29年3月31日まで)
当連結会計年度
(平成29年4月1日から
平成30年3月31日まで)
当期純利益 80,610 88,028
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 585 462
繰延ヘッジ損益 しろさんかく158 しろさんかく178
為替換算調整勘定 しろさんかく731 1,448
退職給付に係る調整額 1,807 6,598
持分法適用会社に対する持分相当額 しろさんかく75 231
その他の包括利益合計 1,427 8,562
包括利益 82,037 96,591
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 80,560 95,276
非支配株主に係る包括利益 1,477 1,314
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-13- (3) 連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 237,304 130,368 133,675 しろさんかく684 500,663
当期変動額
非支配株主との取引
に係る親会社の持分
変動- -剰余金の配当 しろさんかく9,523 しろさんかく9,523
親会社株主に帰属す
る当期純利益
79,270 79,270
自己株式の取得 しろさんかく3 しろさんかく3
自己株式の処分 - 2 2
株式交換による変動額-
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 - しろさんかく9,524 79,270 - 69,746
当期末残高 237,304 120,844 212,945 しろさんかく685 570,410
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券
評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算
調整勘定
退職給付に
係る調整
累計額
その他の
包括利益
累計額合計
当期首残高 2,839 しろさんかく1,255 しろさんかく2,280 しろさんかく20,037 しろさんかく20,734 19,973 499,903
当期変動額
非支配株主との取引
に係る親会社の持分
変動-剰余金の配当 しろさんかく9,523
親会社株主に帰属す
る当期純利益
79,270
自己株式の取得 しろさんかく3
自己株式の処分 2
株式交換による変動額-
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
757 しろさんかく133 しろさんかく1,309 1,974 1,289 3,638 4,927
当期変動額合計 757 しろさんかく133 しろさんかく1,309 1,974 1,289 3,638 74,673
当期末残高 3,597 しろさんかく1,389 しろさんかく3,590 しろさんかく18,062 しろさんかく19,444 23,611 574,577
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-14- 当連結会計年度(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 237,304 120,844 212,945 しろさんかく685 570,410
当期変動額
非支配株主との取引
に係る親会社の持分
変動- -剰余金の配当 しろさんかく17,099 しろさんかく17,099
親会社株主に帰属す
る当期純利益
86,657 86,657
自己株式の取得 しろさんかく19 しろさんかく19
自己株式の処分 しろさんかく21 36 15
株式交換による変動額2 - 2
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 - しろさんかく19 69,558 16 69,556
当期末残高 237,304 120,825 282,504 しろさんかく668 639,966
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券
評価差額金
繰延ヘッジ損益
為替換算
調整勘定
退職給付に
係る調整
累計額
その他の
包括利益
累計額合計
当期首残高 3,597 しろさんかく1,389 しろさんかく3,590 しろさんかく18,062 しろさんかく19,444 23,611 574,577
当期変動額
非支配株主との取引
に係る親会社の持分
変動-剰余金の配当 しろさんかく17,099
親会社株主に帰属す
る当期純利益
86,657
自己株式の取得 しろさんかく19
自己株式の処分 15
株式交換による変動額2
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
772 しろさんかく23 1,684 6,185 8,619 1,210 9,829
当期変動額合計 772 しろさんかく23 1,684 6,185 8,619 1,210 79,386
当期末残高 4,369 しろさんかく1,412 しろさんかく1,905 しろさんかく11,876 しろさんかく10,825 24,822 653,963
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-15- (4) 連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(平成28年4月1日から
平成29年3月31日まで)
当連結会計年度
(平成29年4月1日から
平成30年3月31日まで)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 82,840 73,558
減価償却費 206,745 200,489
原子力発電施設解体費 4,589 4,603
原子力廃止関連仮勘定償却費 821 821
核燃料減損額 8,596 9,965
固定資産除却損 7,261 7,999
使用済燃料再処理等引当金の増減額(しろさんかく
減少)
しろさんかく6,388 -
使用済燃料再処理等準備引当金の増減額
(しろさんかくは減少)
1,117 -
退職給付に係る負債の増減額(しろさんかくは減少) 2,943 3,559
渇水準備引当金の増減額(しろさんかくは減少) 943 119
受取利息及び受取配当金 しろさんかく5,662 しろさんかく4,387
支払利息 36,008 33,416
持分法による投資損益(しろさんかくは益) しろさんかく7,211 しろさんかく7,257
財産偶発損 297 -
災害特別損失 10,153 -
使用済燃料再処理等積立金の増減額(しろさんかく
増加)
15,409 -
売上債権の増減額(しろさんかくは増加) しろさんかく20,521 しろさんかく25,108
たな卸資産の増減額(しろさんかくは増加) しろさんかく4,366 しろさんかく5,693
仕入債務の増減額(しろさんかくは減少) しろさんかく27,701 22,983
未払又は未収消費税等の増減額 しろさんかく31,645 38,378
未払使用済燃料再処理等拠出金の支払額 しろさんかく36,123 -
その他 しろさんかく3,634 35,169
小計 234,472 388,617
利息及び配当金の受取額 8,711 7,298
利息の支払額 しろさんかく36,667 しろさんかく33,987
災害特別損失の支払額 しろさんかく8,820 -
法人税等の支払額 しろさんかく9,679 しろさんかく5,932
営業活動によるキャッシュ・フロー 188,016 355,995
投資活動によるキャッシュ・フロー
固定資産の取得による支出 しろさんかく304,688 しろさんかく352,763
工事負担金等受入による収入 27,006 24,905
投融資による支出 しろさんかく5,542 しろさんかく6,518
投融資の回収による収入 5,645 12,340
その他 2,531 284
投資活動によるキャッシュ・フロー しろさんかく275,047 しろさんかく321,751
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-16- (単位:百万円)
前連結会計年度
(平成28年4月1日から
平成29年3月31日まで)
当連結会計年度
(平成29年4月1日から
平成30年3月31日まで)
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債の発行による収入 299,365 189,396
社債の償還による支出 しろさんかく130,000 しろさんかく190,000
長期借入れによる収入 161,130 150,414
長期借入金の返済による支出 しろさんかく241,235 しろさんかく217,915
短期借入金の純増減額(しろさんかくは減少) 210 しろさんかく1,200
配当金の支払額 しろさんかく9,583 しろさんかく17,065
その他 しろさんかく1,507 しろさんかく3,962
財務活動によるキャッシュ・フロー 78,380 しろさんかく90,334
現金及び現金同等物に係る換算差額 しろさんかく1,276 2,134
現金及び現金同等物の増減額(しろさんかくは減少) しろさんかく9,926 しろさんかく53,955
現金及び現金同等物の期首残高 429,757 419,831
現金及び現金同等物の期末残高 419,831 365,875
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-17- (5) 連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
1 セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取
締役会が、業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものである。
当社は、製品・事業活動の種類を勘案して区分した各セグメントから構成されており、「電
気事業」、「エネルギー関連事業」、「情報通信事業」及び「その他の事業」の4つを報告セ
グメントとしている。
各報告セグメントに属する主要な製品・事業活動は以下のとおりである。
(2) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表の作成方法と同一である。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値である。セグメント間の内部売上高は市場
価格に基づいている。
(3) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)
(注)1 セグメント利益の調整額1,159百万円及びセグメント資産の調整額
しろさんかく164,196百万円は、セグメント間取引消去である。
2 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。
報告セグメント
電気事業
エネルギー関連事業
情報通信事業
その他の事業
有価証券の取得・保有及び事業資金の貸付、不動産の管理及び賃貸、用地業務
の受託
主要な製品・事業活動
電力供給
液化天然ガスの受入・貯蔵・気化・送出及び販売、再生可能エネルギー事業、
電気機械器具の製造及び販売、電力設備の保守及び補修、発電所の建設及び保
修工事、コンクリートポールの生産及び販売、発電所の環境保全関連業務、土
木・建築工事の調査及び設計
電気通信回線の提供、電気通信機器製造販売・工事及び保守、情報システム開
発・運用及び保守
(単位:百万円)
電気事業
エネルギー
関連事業
情報通信
事業
その他の
事業計 売上高
外部顧客への売上高 1,681,066 64,559 70,181 11,716 1,827,524 ― 1,827,524
セグメント間の内部
売上高又は振替高
4,016 120,660 31,259 13,200 169,136 しろさんかく169,136 ―
計 1,685,082 185,220 101,440 24,917 1,996,661 しろさんかく169,136 1,827,524
セグメント利益 98,365 10,088 8,499 4,528 121,481 1,159 122,640
セグメント資産 3,972,388 453,092 183,795 142,460 4,751,737 しろさんかく164,196 4,587,541
その他の項目
減価償却費
(核燃料減損額を含む)
184,993 8,405 20,848 4,112 218,359 しろさんかく3,017 215,342
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
271,967 18,039 23,312 1,147 314,466 しろさんかく4,369 310,096
報告セグメント
調整額
(注)1
連結財務諸表
計上額
(注)2
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-18- 当連結会計年度(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)
(注)1 セグメント利益の調整額しろさんかく2,177百万円及びセグメント資産の調整額
しろさんかく151,029百万円は、セグメント間取引消去である。
2 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。
2 関連情報
前連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)及び当連結会計年度(平成29年
4月1日から平成30年3月31日まで)
(1) 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、その記載を省略している。
(2) 地域ごとの情報
1 売上高
国内の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えているため、その記
載を省略している。
2 有形固定資産
国内に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%
を超えているため、その記載を省略している。
(3) 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないた
め、その記載を省略している。
3 報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)及び当連結会計年度(平成29年
4月1日から平成30年3月31日まで)
重要性が乏しいため、その記載を省略している。
4 報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)
重要性が乏しいため、その記載を省略している。
当連結会計年度(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)
該当事項はない。
(単位:百万円)
電気事業
エネルギー
関連事業
情報通信
事業
その他の
事業計 売上高
外部顧客への売上高 1,804,418 73,134 70,512 12,293 1,960,359 ― 1,960,359
セグメント間の内部
売上高又は振替高
3,892 118,335 36,175 13,288 171,691 しろさんかく171,691 ―
計 1,808,311 191,470 106,687 25,581 2,132,051 しろさんかく171,691 1,960,359
セグメント利益 81,422 11,732 7,321 4,824 105,301 しろさんかく2,177 103,123
セグメント資産 4,038,218 487,956 185,515 149,497 4,861,188 しろさんかく151,029 4,710,158
その他の項目
減価償却費
(核燃料減損額を含む)
180,179 8,044 21,408 3,795 213,428 しろさんかく2,972 210,455
有形固定資産及び
無形固定資産の増加額
318,488 20,094 22,837 2,417 363,838 しろさんかく4,885 358,953
報告セグメント
調整額
(注)1
連結財務諸表
計上額
(注)2
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-19- 5 報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前連結会計年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで)及び当連結会計年度(平成29年
4月1日から平成30年3月31日まで)
該当事項はない。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-20- (1株当たり情報)
前連結会計年度
(平成28年4月1日から
平成29年3月31日まで)
当連結会計年度
(平成29年4月1日から
平成30年3月31日まで)
1株当たり純資産額 944.69円 1,113.43円
1株当たり当期純利益 159.97円 175.56円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 159.78円 144.03円
(注) 1 算定上の基礎は、以下のとおりである。
(1) 1株当たり純資産額
前連結会計年度
(平成29年3月31日)
当連結会計年度
(平成30年3月31日)
純資産の部の合計額 (百万円) 574,577 653,963
純資産の部の合計額から控除する金額 (百万円) 127,111 126,572
(うち優先株式の払込額(百万円)) (100,000) (100,000)
(うち累積未払優先配当額(百万円)) (3,500) (1,750)
(うち非支配株主持分(百万円)) (23,611) (24,822)
普通株式に係る期末の純資産額 (百万円) 447,465 527,390
1株当たり純資産額の算定に用いられた
期末の普通株式の数 (千株)
473,661 473,664
(2) 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益
前連結会計年度
(平成28年4月1日から
平成29年3月31日まで)
当連結会計年度
(平成29年4月1日から
平成30年3月31日まで)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 79,270 86,657
普通株主に帰属しない金額 (百万円) 3,500 3,500
(うち優先配当額(百万円)) (3,500) (3,500)
普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益 (百万円)
75,770 83,157
普通株式の期中平均株式数 (千株) 473,662 473,662
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
(百万円)
― ―
普通株式増加数 (千株) 566 103,705
(うち転換社債型新株予約権付社債(千株)) (566) (103,705)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後
1株当たり当期純利益の算定に含めなかった
潜在株式の概要―(重要な後発事象)
該当事項はありません。
九州電力株式会社(9508) 平成30年3月期 決算短信-21-

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