平成 26 年6月 18 日
九州電力株式会社
原子力の自主的・継続的な安全性向上の取組みについて
当社は、これまでも原子力の危険性を常に自覚し、原子力発電所の安全確保に努
めてまいりました。東日本大震災以降、福島第一のような事故を決して起こさない
という強い決意のもと、新規制基準も踏まえ、原子力の安全確保に万全を期すため
の対策を実施しているところです。
今後につきましても、原子力のリスクを経営の最重要課題と位置づけ、規制の枠
組みに留まることなく、原子力の自主的な安全性向上の取組みを継続・改善してい
くことが何より重要と考えております。
こうした課題認識のもと、
今年5月に取りまとめられた国のワーキンググループ
の提言や、先般、電気事業連合会から公表された事業者全体の取組みも踏まえて、
今後の取組みを取りまとめました。
具体的には、
・ 原子力リスクをより網羅的・系統的に分析・評価できる確率論的リスク評価手法(PR
A)の導入を進めるため、本店および発電所において、専任部署等の体制を整備
・ 全経営層による「社内リスクコミュニケーション」会議(既設)において、PRA等により
網羅的・系統的に分析・評価した原子力のリスクについて、マネジメントを強化
・ 社外の有識者を交えた「原子力の業務運営に係る点検・助言委員会」(既設)を活
用し、第三者的な視点から安全性向上の取組みをモニタリング
・ 全社員が主体的・自発的に参画する組織風土改革・業務改革の取組み(みらいプ
ロジェクト)を通して、本音で話し合える職場づくりを推進し、安全文化を更に醸成
などに取り組んでまいります。
これらの取組みを進める上で、今後、電力中央研究所内に設立される「原子力リ
スク研究センター」をはじめとする関係者と協働しながら、必要な技術や知識の習
得に努めてまいります。
当社は、上記の取組みを柱とするリスクガバナンスの枠組みを構築し、経営トッ
プの強いリーダーシップのもと、これらの取組みを推進することにより、
「常に世
界最高水準の安全性」を目指してまいります。
以 上
(添付資料)資料1 原子力の自主的・継続的な安全性向上の取組み
資料2 参考資料

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