川内1,2号機 原子炉設置変更許可申請に係る補正書の概要について

1.主な補正内容
審査された内容を反映した、主な補正内容は以下のとおり。
項 目 主な補正内容
地 震
・震源を特定して策定する地震動
地震調査研究推進本部の活断層評価等を踏まえた
地震動評価を実施しても、
基準地震動 Ss−1(540ガル)は、変わらないことを確認
・震源を特定せず策定する地震動
北海道留萌
る も い
支庁南部地震
(2004 年)を考慮した結果、
新たな基準地震動 Ss−2(620 ガル)を追加
津 波
・琉球海溝におけるプレート間地震(Mw9.1)を考慮し、
基準津波を見直し
【取水口付近の最高水位は、海抜5m程度(満潮時)】自然現象
(竜巻、火山等)
・竜巻等の自然現象が、原子炉施設に影響を与えない
ための設備対応等を追加
・火山について、火砕流評価及び火山活動のモニタ
リング等の記載を充実 設計基準対象施設
火災、溢水 ・火災、溢水に対する具体的な設備対応を追加
炉心損傷防止対策
格納容器破損防止対策
放射性物質の拡散抑制
・重大事故等対処施設の設計方針及び設備対応の新規制
基準への適合性に関する記載を拡充(設備の多様性・
位置的分散及び事故時の耐環境性、操作の確実性など) ・重大事故の発生及び拡大の防止措置を実施するため
に必要な手順・体制等を追加
・重大事故等対策の有効性評価に係る、重要な事故
シーケンス等の選定、使用する解析コードの評価
等を追加重大事故等対処 施設 大規模損壊時の対策
・対策に用いられる資機材、体制、手順等に関する
具体的な対応を追加 資金
・原子炉設置許可の変更に係る重大事故等に対処するために必要な工事に
要する資金は、合計約 1,300 億円 1 (別紙)
2.補正書の記載内容
申請書(昨年7月8日) 補 正 書 ( 今 回 )
設計方針を記載
・具体的な設備対応、操作の確実性
等を追記し、記載を充実
・審査された内容を反映した、追加
対策を記載
原子炉設置変更許可申請書
約1,800ページ(3冊)
原子炉設置変更許可申請に係る補正書
約7,200ページ(8冊) 2

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