川内原子力発電所における防災訓練実施結果報告書の要旨

防災訓練実施日 平成25年8月30日
想定した原子力災害の
概要
全交流電源喪失、蒸気発生器給水機能喪失により原子炉の冷却機能
が全て喪失し、原子力災害対策特別措置法第15条事象に至る原子
力災害を想定
防災訓練の項目 総合訓練
参加人数 322名(協力会社30名)
内 容
(1)通報訓練
(2)避難誘導訓練
(3)アクシデントマネジメント訓練
(4)原子力防災要員の動員訓練
(5)モニタリング訓練
(6)緊急時対応訓練
(7)緊急時操作演習
(8)緊急被ばく医療訓練
防災訓練の
結果の概要
評 価
しろまる原子力災害への事故対応等を適切に行えることを確認
しろまる昨年度訓練における改善点を反映していることを確認
・発電所対策本部内の会話とテレビ会議の会話の錯綜を改善
⇒事故収束に取り組む、川内と本店の会話を優先し、支援側の
玄海は、TV会議の映像確認や音声の聞き取りだけの情報
収集に留め、必要時は電話連絡とする
・津波襲来に関する所内周知頻度の改善
⇒その後の余震による津波に備え、注意喚起を所内放送で断続
的に実施
・避難誘導における周知方法の改善
⇒所内の避難者が避難先を把握しないことによる混乱をさける
ため、所内放送により避難場所を十分に周知
今後の原子力災害対策
に向けた改善点及び
その他の検討項目
しろまる今回の訓練の改善点
・発電所対策本部内において、これまでホワイトボードへの直接
記入により情報共有を行っていた事故経過概要や発電所員の安
否状況等の、情報整理のための記録用紙への記載や、掲示・保
管方法についての検討
・新たに設置した代替緊急時対策所における、初動対応(関係各
所との情報共有に使用するTV会議システムの立ち上げ等)
や、
原子力防災要員のより迅速な参集方法等についての検討
しろまるその他の検討項目
・福島第一事故を踏まえた全交流電源喪失発生によるシビアアク
シデント事故を想定した訓練を継続するとともに、その他のシ
ビアアクシデント事故を想定した訓練内容についての検討
しろまる上記のほか、平成25年9月25日に実施した要素訓練(通報訓練)についても報告。
別 紙

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