引込線
家屋の密集地等で、単独の引き込み線が施設できない時はどうなりますか?
建物の密集場所等特別の事情がある場所では、連接引込線により電気を供給することがありますが、この場合の施設範囲は下図のとおりです。
例示1 既設の引込口配線を共用して連接引込線により他のお客さまへ引き込む場合
説明図1
例示2 共同引込線により各戸契約のアパート等へ電気を供給する場合
説明図2
- (関係する電気供給約款の規定)
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- 53 (連接引込線等)
新築の家屋に電気を引き込む場合の施設分担はどうなりますか?
当社の電線路とお客さまの電気設備との接続は、架空引込線を原則としており、お客さまの建造物または小柱等の支持物の引込線取付点までを当社で施設します。
したがって、引込線取付点以降お客さま側の屋内配線等は、お客さまの所有となり、お客さま負担で施設していただくことになります。
なお、架空引込線からお客さま構内の小柱を利用して電気をご使用になる場合の図例は下図のとおりです。
例示1 お客さまの構内にお客さまが施設された小柱を利用して電気を供給する場合
説明図1
例示2 お客さま所有の小柱の使用の承諾を得て、他のお客さまへ引き込む場合
説明図2
- (関係する電気供給約款の規定)
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- 50 (需給地点および施設)
- 51 (架空引込線)
専用の供給設備で電気の供給を受ける場合はどうなりますか?
専用供給設備の施設範囲は下図のとおりです。
例示1 高圧供給の場合
説明図1
例示2 変圧器専用の場合
説明図2
(注1)専用供給設備には配電盤(継電器を含みます。)を含みます。
(注2)例示1の母線には補助母線が追加される場合があります。また、例示2の母線は複母線となる場合があります。
(注3)上記例示は標準的な形態であり、特別の事情がある場合には設備の一部を変更することがあります。
(参考)専用供給設備とは、お客さまのご希望がある場合やその周囲の状況から将来において他の需要が見込まれない等の事情がある場合などで、供給設備をそのお客さまの専用とすることをいいます。
- (関係する電気供給約款の規定)
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- 58 (専用供給設備)
引込み線を地中引き込み線で施設する場合の施設分担はどうなりますか?
引込線は原則として架空引込線としますが、既に地中化区域になっている場合など は、当社の電線路とお客さまの電気設備との接続を地中引込線によって行います。この場合、当社が施設する範囲は下図とおりです。
例示 地中電線路から地中引込線を施設する場合
説明図1
- (関係する電気供給約款の規定)
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- 52 (地中引込線)