玄海原子力発電所東松浦郡玄海町3号機で計画されているプルサーマルについての公開討論会九州電力主催が二月二十日、玄海町町民会館であった。計画をめぐり賛否双方で議論する初めての機会。公募で選んだ地元住民と原子力の専門家らが、計画の安全性や経済性などについて、それぞれの立場から意見を交わした。 使用済み燃料から回収したプルトニウムとウランの混合酸化物MOX燃料を軽水炉で燃やすプルサーマル計画は、現在、国が安全審査中。審査終了後には地元玄海町と県が、住民や県民の理解を判断して事前了解願に対する決断を示すことになる。理解度を測る上で注目された公開討論会の議論を紹介する。