26プルトニウムの危険性を知り適切に対応する
プルトニウムの危険性そのI(プルトニウムの原子爆弾への転用)
原子力発電所の燃料 原子爆弾
プルトニウムの兵器への転用?
発電用原子炉からのプルトニウムは,原子爆弾の材料としては技術的な課
題が多いが,原子爆弾の材料に100%利用されないとは言いきれない。
それでどうする?
しろまる核兵器への転用がないよう,厳正に管理する。
しろまる第3者が容易に入手できないような構造とする。
それでどうする?
しろまる核兵器への転用がないよう,厳正に管理する。
しろまる第3者が容易に入手できないような構造とする。 27プルトニウムの危険性を知り適切に対応する
(注記)IAEA:国際原子力機関
(International Atomic Energy Agency)
核兵器への転用が無い事が国内外からも判るように,
IAEA(注記)による厳正なる査察を受けている。 28プルトニウムの危険性を知り適切に対応する
プルトニウムの危険性そのII(プルトニウムの人体への毒性)
それでどうする?
しろまる肺に取り込めないような工夫をする
それでどうする?
しろまる肺に取り込めないような工夫をする
他のものとの毒性比較(参考) 肺に沈着すると危険
プルトニウムは口
から入ってもすぐ
体内から排出され
るが,呼吸と共に
体内に取り込まれ
肺に沈着すると人
体への影響が懸念
される。
(出典:電気新聞特別増刊号VOL.7) 29プルトニウムの危険性を知り適切に対応する
五重の壁や深い水中に収めて容易に取り出せない,容易に近づけないようにする
MOX燃料は,水中深く保管
MOX燃料は,水中深く保管
燃料ペレットは瀬戸物のように焼き固められており,それ自体容易に飛散しない形状としている。
しろまるMOX燃料ペレットは,ウラン燃料ペレットより50°Cくらい早く溶け始めますが,2,500°C以上
でなければ溶けず,ガス化して飛散する可能性は少ないのです。(通常運転中は,1,700°C程度)
しろまる燃料に混ぜるプルトニウムは,水に溶けにくい物質であり,さらにペレットは瀬戸物のように
焼き固められており,非常に水に溶けにくく水中に溶け出して拡がる可能性は極めて低いのです。
しろまる鉛と同じくらい比重が重く(11.6),遠くまで飛散が拡大することはありません。
しろまるMOX燃料ペレットは,ウラン燃料ペレットより50°Cくらい早く溶け始めますが,2,500°C以上
でなければ溶けず,ガス化して飛散する可能性は少ないのです。(通常運転中は,1,700°C程度)
しろまる燃料に混ぜるプルトニウムは,水に溶けにくい物質であり,さらにペレットは瀬戸物のように
焼き固められており,非常に水に溶けにくく水中に溶け出して拡がる可能性は極めて低いのです。
しろまる鉛と同じくらい比重が重く(11.6),遠くまで飛散が拡大することはありません。

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