10プルサーマルの必要性
ワンス
スルー
使用済ウラン燃料
廃 棄 : 全 量
地下深く
埋設 使用済ウラン燃料
8体全て廃棄 11プルサーマルの必要性
リサイ
クル
( % は重量見合い )
使用済ウラン燃料
再利用(貯蔵含む):95%
将来の利用(FBRでプ
ルトニウムに転換)に備
え貯蔵
ウラン粉末(69%)
8体の使用済ウラン燃料
からMOX燃料1体を製造ウラン燃料(13%)
8体の使用済ウラン燃料
からウラン燃料1体を製造MOX燃料(13%)
廃 棄 : 5%
地下300m
より深く
埋設
ガラス固化体に加工
し,地中深くに廃棄
高レベル廃棄物(5%)
資源をリサイクルし,廃棄物を大幅に低減
( 試算例 ) 12プルサーマルの必要性
燃えやすいプルトニウム
約30tを回収予定
原子力発電所
(全国で52基稼働中)
日 本
再処理工場
英・仏
MOX燃料加工工場
欧 州
MOX燃料に加工
使用済燃料
:7,140t
(海外へ輸送済み)
プルサーマル利用
(全国16〜18基の
原子力発電所で実施)
日 本
余剰プルトニウムは持たない
・日本の使用済燃料が英・仏で再処理され,プルトニウムが既に回収されています。
・いずれの国も,具体的な利用目的のないままプルトニウムを保有し続けることはできません。
このプルトニウムを平和利用(プルサーマル)していくことが,国際社会における責務です。 13プルトニウム239プルトニウム239プルサーマルとは
ウランの核分裂とプルトニウムの生成・核分裂 14プルサーマルとは
ウラン燃料を燃やすと,燃えやすいプルトニウムができます4%96%5%93%1%1%2%1% 15プルサーマルとは
使い終わったウラン燃料からプルト
ニウムを取り出し、燃えにくいウラ
ンなどと混ぜてつくった燃料
(注記)MOX=Mixed Oxide:混合酸化物
MOX燃料とは
プルサーマルとは
MOX燃料を、現在使われている 原
子力発電所(軽水炉=サーマルリア
クター)で燃やすこと。
(注記)プルトニウムの「プル」と、サー
マルリアクターの「サーマル」を
とってつくられた言葉です。
MOX燃料中の「燃えにくいプルトニウム(約3%)」
により,核分裂が大きく阻害される。
濃縮度を上げて,ウラン燃料と同等にしている。
燃えやすいプルトニウム
燃えにくい
プルトニウム
燃えにくい
ウラン
燃えにくい
ウランなど
燃えやすいウラン 16プルサーマルとは
1 1回の核分裂で得られるエネルギーは,プルトニウムも
ウランもほぼ同じです。
2 従って,現在の発電所にMOX燃料を入れた場合でも,
出力は変わりません。
ウラン235熱中性子
(おそい中性子)
MOX燃料
プルトニウム239熱中性子
(おそい中性子)
ウラン燃料 17MOX燃料装荷パターン(例)
16体装荷/193体中 32体装荷/193体中 48体装荷/193体中
MOX初装荷サイクル 第2サイクル 第3サイクル
Mの記載はMOX燃料を表す。燃料の色分けは,以下の装荷時期を表す。
なお,白抜きは全て通常のウラン燃料を表す。
MOX初装荷サイクル装荷燃料
第2サイクル装荷燃料
第3サイクル装荷燃料

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