3.MOX燃料,プルサーマルとは
MOX(モックス)燃料とは プルサーマルとは 今でもプルトニウムによって発電しています
MOX燃料を,現在使われている原子力
発電所(軽水炉=サーマルリアクター)で
燃やすこと。
(注記)プルトニウムの「プル」と,サーマル
リアクターの「サーマル」をとって作
られた言葉です。
使い終わったウラン燃料からプルトニウム
を取り出し,燃えにくいウランなどと混ぜて
つくった燃料。
(注記)MOX:(Mixed Oxide:混合酸化物)
燃えやすいプルトニウム
燃えにくい
プルトニウム
燃えにくい
ウラン
燃えにくい
ウランなど
燃えやすいウラン 従来のウラン燃料
と全く同じ形をして
います。
MOX燃料集合体概要図
(燃料棒)
ペレット
燃料被覆管
ペレット
燃料棒
制御棒クラスタ
約12mm
スプリング
約8mm
現在の原子力発電所でも,原子炉の中では,燃えにくいウランが
プルトニウムに変化して,その一部は燃料として燃えています。(核
分裂して熱を出しています。)
今でもプルサーマルと同じことが自然と行われていて,発電量の
約3割は運転中に生まれたプルトニウムによるものです。
プルサーマルでは,最初から燃料にプルトニウムが含まれている
ことから,プルトニウムによる発電量の割合が約5割となります。
(全燃料の1/4をMOX燃料とした場合)
ウランによる
発電量
約70%
プルトニウム
による発電量
約30%
ウランによる
発電量
約50%
プルトニウム
による発電量
約50%現在の原子力発電プルサーマル

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