平成25年11月30日、佐賀県、長崎県、福岡県による3県合同の平成25年度原子力防災訓練が、玄海原子力発電所での大規模な事故の発生を想定して、自治体、地域の皆さまや関係

機関、ならびに当社連携のもと、実施されました。
当社は、福島第一原子力発電所の教訓を反映した新たな原子力防災体制のもと、皆さまの避難に係る迅速かつ正確な通報連絡や、テレビ会議による本店との情報共有・連絡、地域の皆さまの
安全確保に向けた発電所の事故拡大防止など、さまざまな訓練を行い、本防災訓練に参加しました。
今後とも、地域の皆さまの安全を確保し、安心していただけるよう、さまざまな訓練を積み重ね、原子力防災対策に万全を期してまいります。
◇ 自治体主催防災訓練での主な訓練内容
しろまる緊急時通報連絡訓練 しろまる緊急時モニタリング訓練
しろまる住民避難訓練 しろまる緊急被ばく医療訓練
しろまる避難所設置、運営訓練 しろまる発電所における緊急安全対策訓練 今回の訓練では、県境を越えた避難訓練が初めて実施されるなど、避難指示の伝達や避
難実施などにおける3県の連携が確認されました。
◇ 当社の訓練状況
しろまる 当社は、住民避難の判断のための、迅速かつ正確な通報連絡や、発電所の事故拡大
防止等の各訓練を実施しました。
(緊急時操作訓練、通報連絡訓練など)
しろまる 原子力施設事態即応センター(本店:福岡市)に社長を本部長とする対策本部を、
玄海原子力発電所の代替緊急時対策所に所長を本部長とする対策本部を設置し、佐賀
支社などを含め、総勢約260人体制で訓練を実施しました。 ◇ 事故の想定
玄海3,4号機は、通常運転中、原子炉冷却材漏えいが発生し、原子炉を手動停止。
(玄海1,2号機は定期検査中)
その後、外部電源が喪失。更に非常用電源の確保失敗により全交流電源が喪失し、原子炉
の冷却ができなくなり、放射性物質が周辺環境に放出され、住民避難を実施。
◇ 玄海原子力発電所 代替緊急時対策所での訓練状況
本店
(原子力施設事態即応センター)
とのテレビ会議による連携訓練を実施しました。
今回の訓練では、住民の皆さまの避難訓練等も実施されましたが、当社の訓練の写真を掲載しております。
(第4号)
― 玄海原子力発電所を対象とした自治体主催の原子力防災訓練の実施について ―
【お問い合わせ先】玄海原子力発電所(代表電話:0955−52−6821)
◇ 本店 原子力施設事態即応センターでの訓練状況
くろまる
緊急時操作訓練
くろまる
給水確保訓練
くろまる
電源確保訓練
運転員による原子炉の冷却確保など、事故拡大防止を実施
可搬型ポンプによる原子炉冷却のための給水源を確保
移動式大容量発電機による電源供給を実施
くろまる
火災対応訓練
火災を想定した消火を実施
玄海原子力発電所においても、皆さまの安全を確保するために、様々な訓練を実施しました。
Topics 原子力災害発生時の対応体制について
くろまる
緊急被ばく医療訓練
傷病者の汚染検査、処置、
汚染拡大防止措置を実施
くろまる
通報連絡訓練
関係自治体等への通報連絡を実施
住民避難
事故拡大防止
TV会議
オフサイトセンター
当社本店
原子力施設事態
即応センター
佐賀県、玄海町
唐津市
長崎県、松浦市
福岡県
など
首相官邸
緊急時対応センター(ERC)
首相、官房長官
環境大臣
原子力規制委員会
原子力規制庁
玄海原子力発電所
(代替緊急時対策所)
しろまる万が一の原子力災害に備え、原子力災害特別措置法に基づき、国や自治体、事業者などの関係機関
を中心に、対応体制が整備されています。
しろまる当社は、原子力災害発生及び拡大を防止し、復旧を図るために当社が実施する必要な業務を定めた
原子力事業者防災業務計画を、
関係自治体の地域防災計画と整合を図りながら、
策定しています。

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