アニュアルレポート 2012 九州電力 21
コンプライアンス委員会
コンプライアンス委員会は、
法令遵守や企業倫理の向上な
ど、
コンプライアンス経営に関する基本方針や対応策の提言、
審議並びに実施状況のモニタリングを行います。
委員会は、
社長を委員長とし、
委員には関係役員のほか労働
組合代表や社外有識者も加わった構成とし、
中立性・透明性・
客観性を確保しています。
コンプライアンス行動指針
コンプライアンス行動指針は、
お客さまや株主・投資家など
ステークホルダーとの関係における留意点や問題行為の例な
どを具体的に記載し、
全役員及び全従業員が社会の常識に背か
ない行動を信念を持って選択するための拠りどころとして定め
たものです。
取締役会
(九州電力) 相談窓口 グループ各社
社長
報告
社長
報告
相談
相談
従業員
役員
従業員
役員
取引先
コンプライアンス
推進責任者
コンプライアンス
相談窓口
コンプライアンス小委員会
具体策検討
業務執行機関
(本店各本部、
支社・センター等)
活動実践
グループCSR推進部会
グループ会社
活動実践
委員長:社長
コンプライアンス責任者
・本店各本部部長
・支社長、
センター等の長
コンプライアンス担当職位
・各支社
(支社長直轄)
委員: 関係役員
労働組合委員長
社外有識者
監査役
コンプライアンス
委員会
方針策定 等
コンプライアンス推進責任者
・常務クラス
社内メンバー
連携
コンプライアンス経営の推進
コンプライアンス経営推進体制
推進体制
当社では、
社長を委員長とする
「コンプライアンス委員会」のもと、
業務執行機関の長を
「コンプライアンス責任者」
とし、全社でコンプライアンス経営を推進する体制を整備しています。
また、
内部通報制度として、
「コンプライアンス相談窓口」
を社
内、
社外
(弁護士事務所)
に設置しています。
九州電力グループとしてのコンプライアンス推進体制につい
ては、
「グループCSR推進部会」
を設置するとともに、
グループ
各社においてもコンプライアンス委員会や相談窓口を設置す
るなどコンプライアンス体制を整備し、
グループ一体となった
取組みを推進しています。
CSRマネジメント
コンプライアンス
相談窓口
(社内・社外)
22 九州電力 アニュアルレポート 2012
環境経営の推進
九州電力グループ環境憲章
九州電力グループ一体となって環境経営に取り組んでいく
姿勢をより明確に示すため、
「九州電力グループ環境憲章」
を制
定しています。
九州電力グループ環境アクションプラン
九州電力グループ環境アクションプランは、
「地球環境問題
への取組み」、「循環型社会形成への取組み」、「地域環境の保
全」、「社会との協調」、「環境管理の推進」
の5つの柱からなる
環境活動方針、
環境目標及び具体的な環境活動計画で構成して
います。
九州電力グループ環境憲章
〜 環境にやさしい企業活動を目指して 〜
九州電力グループは、
持続可能な社会の実現を目指し
て、
グローバルな視点で地球環境の保全と地域環境と
の共生に向けた取組みを展開します。
1 地球環境問題への適切な対応と資源の有効活用に
努め、
未来につなげる事業活動を展開します。
2 社会と協調し、
豊かな地域環境の実現を目指した環
境活動に取り組みます。
3 環境保全意識の高揚を図り、
お客さまから信頼され
る企業グループを目指します。
4 環境情報を積極的に公開し、
社会とのコミュニケー
ションを推進します。
事業活動と
環境の両立
持続可能な社会の
構築への貢献1地球環境問題
への取組み5環境管理の
推進4社会との
協調3地域環境の
保全2循環型社会形成
への取組み
環境活動方針
環境経営推進体制
(2012年7月末現在)
方針・計画
本店 支社 センター
現業機関 工事機関
CSR推進会議
社長
グループ環境経営推進部会
グループ会社における環境経営
推進のための具体的取組みに関
する審議・決定
連携
ご意見 提案・報告
活動実績
報告
環境委員会 全社の環境活動戦略の総合的な審議
推進体制
経営層と直結した推進体制を構築するとともに、
社外有識者による評価機関を設け、
環境経営を着実に推進しています。
九州電力グループ
の環境経営に対す
る外部評価
九州電力
環境顧問会
アニュアルレポート 2012 九州電力 23
CO2排出抑制への取組み
2011年度の販売電力量あたりのCO2排出量は0.503kg-
CO2/kWh(注記)
となり、
京都議定書の基準年である1990年度と
比較して16%の増加となりました。
また、
CO2排出量は4,300
万トンと2010年度に比べ1,250万トンの増加となりました。
これは、
原子力発電所の運転再開延期等により火力発電量が
大幅に増加したことによるものです。
目標達成は非常に厳しい状況にありますが、
引き続き、
でき
る限りの努力をしていきます。
(注記)暫定値であり、
正式には
「地球温暖化対策の推進に関する法律」
に基づき、
国が実績値
を公表
九州ふるさとの森づくり
「九州ふるさとの森づくり」
は、
当社創立50周年を記念して、
2001年度から10年間で100万本の植樹を目標に取り組んだ
活動であり、
10年目の2010年度にその目標を達成しました。
2011年度以降についても、
低炭素社会実現への寄与や生物
多様性の保全を目的に、
引き続き
「九州ふるさとの森づくり」を展開しています。2011年度は、
約7千人の皆さまのご協力に
より、
34ヵ所で約4万8千本の植樹や育林活動
(下刈草)
を実施
しました。
なお、
これまでの11年間で約114万本を植樹し、
延べ約13
万6千人の方々にご参加いただきました。
CO2排出抑制目標
2008〜2012年度平均の販売電力量あたりの
CO2排出量を1990年度実績比で
20%程度低減
(0.348kg-CO2/kWh程度にまで低減)
販売電力量あたりのCO2排出量
(kg–CO2/kWh)
販売電力量
(億kWh)
CO2排出量
(万トン−CO2)
[ ]内はCO2排出クレジットを反映する前の値
(注記)国が定めた
「事業者別排出係数の算定方法」
により算定
CO2排出量、
販売電力量あたりのCO2排出量
玄海原子力
3号機運転開始
(1994年3月)
玄海原子力
4号機運転開始
(1997年7月)20112010200920082005199719900.436
0.295
0.365 [0.374]
0.348
[0.369]
[0.385]
[0.525]
0.348 0.348
0.503
[3,210]
2,990
[3,080]
2,910859558
2,4306992,0608303,030834[3,370]
3,050875[4,480]
4,3008542008–2012平均
(年度)
目標
0.348程度
目標
さんかく20%程度
11年間の活動実績
実施箇所数 延べ576箇所
植樹本数 1,144,000本
参加者数 延べ135,750人

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