1.平成19年度中間決算の概要

(1)収支概況
当中間期の連結収支につきましては、収入面では、電気事業における販売電力量の増加な
どにより増収となりました。連結の売上高(営業収益)は前年同期に比べ 2.7%増の 7,327億
円、中間経常収益は 3.1%増の 7,398億円となりました。一方、支出面では、電気事業にお
いて、燃料価格の上昇や販売電力量の増加及び渇水の影響などにより燃料費が増加したこと
や、原子力発電所の定期検査費用などの修繕費が増加したことなどから、中間経常費用は
11.5%増の 6,783億円となりました。
以上により、中間経常利益は 43.6%減の 614億円、中間純利益は 43.8%減の 375億円と
なりました。
当社個別の収支につきましては、売上高は 2.2%増の 6,916億円、中間経常利益は 47.5
%減の 551億円、中間純利益は 47.6%減の 340億円となりました。
中間配当につきましては、1株につき 30円といたしました。
連 結
(単位:億円、%)
当中間期 前年中間期 増 減 前年同期比
( A ) ( B ) ( A−B ) ( A/B )
195 102.7
しろさんかく 517 59.3
しろさんかく 474 56.4
しろさんかく 292 56.2
個 別
(単位:億円、%)
当中間期 前年中間期 増 減 前年同期比
( A ) ( B ) ( A−B ) ( A/B )
148 102.2
しろさんかく 517 57.8
しろさんかく 498 52.5
しろさんかく 308 52.4667売 上 高 7,327 7,132
755 1,272
営 業 利 益6486,916 6,768551340
1,050
中 間 経 常 利 益
中 間 純 利 益707売 上 高
平成19年10月30日
九州電力株式会社
1,225
1,088
平成19年度中間決算について
営 業 利 益
中 間 純 利 益 375
中 間 経 常 利 益 614
‐ 1 ‐
(2)個別業績
[販売電力量]
当上半期の販売電力量につきましては、電灯、業務用電力などの一般需要は、商業施設
の新規出店などによる業務用電力の伸びがあったものの、気温が前年に比べ7月は低めに、
8月以降は高めに推移したことにより冷房需要が前年並みであったことなどから、前年同
期に比べ 0.2%の増加となりました。
また、大口産業用需要は、輸送用機械や鉄鋼、化学などで生産が堅調に推移したことや、
原油価格の高騰を受け、自家発電から当社買電への切替えがあったことなどから、前年同
期に比べ 7.9%の増加となりました。
この結果、当上半期の総販売電力量は、440億7千万kWhとなり、前年同期に比べ 2.3%
の増加となりました。
(単位:百万kWh、%)
19/上 18/上 増 減 前年同期比
( A ) ( B ) ( A−B ) ( A/B )
31,339 31,266 73 100.2
12,733 11,801 932 107.9
44,072 43,067 1,005 102.3
[発受電電力量]
供給面につきましては、原子力などの順調な運転により、安定した電力をお届けするこ
とができました。
(単位:百万kWh、%)
19/上 18/上 増 減 前年同期比
( A ) ( B ) ( A−B ) ( A/B )
水 力 2,341 2,750 しろさんかく 409 85.2
( 出 水 率 ) ( 84.0 ) ( 113.3 ) ( しろさんかく 29.3 )
火 力 18,789 16,251 2,538 115.6
原 子 力 19,628 20,495 しろさんかく 867 95.8
(設備利用率) ( 85.0 ) ( 88.7 ) ( しろさんかく 3.7 )
計 40,758 39,496 1,262 103.2
他 社 8,716 7,711 1,005 113.0
融 通 しろさんかく 330 しろさんかく 65 しろさんかく 265 504.2
揚 水 用 しろさんかく 446 しろさんかく 211 しろさんかく 235 211.4
合 計 48,698 46,931 1,767 103.8
合 計
大口産業用
需 要
一 般 需 要自 社自 社自 社‐ 2 ‐
収 支 比 較 表(個別)
(単位:億円、%)
当 中 間 期 前年中間期 増 減 前年同期比 構 成 比
( A ) ( B ) ( A−B ) ( A/B ) 当中間期 前年中間期
電 灯 料 2,760 2,768 しろさんかく 8 99.7 39.6 40.7
電 力 料 3,900 3,788 111 103.0 55.9 55.7
( 小 計 ) ( 6,660 ) ( 6,556 ) ( 103 ) ( 101.6 ) ( 95.5 ) ( 96.4 )
そ の 他 310 247 63 125.5 4.5 3.6
[ 売 上 高 ] [ 6,916 ] [ 6,768 ] [ 148 ] [ 102.2 ] [ 99.2 ] [ 99.5 ]
合 計 6,971 6,804 166 102.5 100.0 100.0
人 件 費 702 742 しろさんかく 40 94.6 10.9 12.9
燃 料 費 1,411 996 415 141.7 22.0 17.3
修 繕 費 893 708 185 126.2 13.9 12.3
減 価 償 却 費 1,004 952 52 105.5 15.7 16.6
購 入 電 力 料 617 558 58 110.5 9.6 9.7
支 払 利 息 166 174 しろさんかく 8 95.0 2.6 3.0
公 租 公 課 463 468 しろさんかく 4 99.0 7.2 8.2
原子力バックエンド費用 243 220 22 110.4 3.8 3.8
そ の 他 916 932 しろさんかく 15 98.3 14.3 16.2
合 計 6,419 5,753 665 111.6 100.0 100.0
[ 707 ] [ 1,225 ] [しろさんかく 517 ] [ 57.8 ]
551 1,050 しろさんかく 498 52.5
− 13 しろさんかく 14 −
552 1,036 しろさんかく 483 53.3
212 387 しろさんかく 174 54.9
340 648 しろさんかく 308 52.4
(注)「原子力バックエンド費用」:使用済燃料再処理等費、使用済燃料再処理等準備費、
原子力発電施設解体費及び特定放射性廃棄物処分費の合計額
( 参 考 )
当 中 間 期 前年中間期 増 減
( A ) ( B ) ( A−B )
119.4円/$ 115.4円/$ 4.0円/$
為 替 レ ー ト
67.8$/b 67.8$/b −
原 油 C I F 価 格
中 間 経 常 利 益
渇 水 準 備 金
法 人 税 等
中 間 純 利 益
税 引 前 中 間 純 利 益
[ 営 業 利 益 ]中間経常費用中間経常収益
‐ 3 ‐
資産・負債・純資産比較表 (個別)
(単位:億円、%)
固定資産 しろさんかく 413
(電気事業固定資産) ) ) ( 914 )
(投資その他の資産) ) ) (しろさんかく 190 )
流動資産 428 15負 債 しろさんかく 48
(有利子負債残高) ) ) ( 188 )
純 資 産 64 15 0.1
(3)連結収支における事業別の業績
事業の種類別セグメントの業績(セグメント間の内部取引消去前)は、次のとおりとな
りました。
セグメント別の業績(内部取引消去前)
増 減
( A−B )
( A )
当中間期末
2,325
37,916
合 計資 産27,664
( 19,312
35,590
( 4,143
前期末比
( A/B )
10,188
37,901
1,897
37,901
27,713
( 19,123
前期末
( B )
自己資本比率負債・純資産26.936,003
( 25,662
37,916
27.0 −
100.6
100.0
合 計
10,252
99.8
101.0
122.6
100.0
( 26,576
( 4,334 95.6
98.9
103.6
(単位:億円、%)
当中間期 前年中間期 増 減 前年同期比
( A ) ( B ) ( A−B ) ( A/B )
売 上 高 137 102.1
営業利益 しろさんかく 521 57.7
売 上 高 70 112.8
営業利益 31 11 20 279.1
売 上 高 394 350 44 112.6
営業利益 しろさんかく 12 − しろさんかく 13 −
売 上 高 117 127 しろさんかく 9 92.7
営業利益 15 21 しろさんかく 5 74.8
(注) 「電気事業」は、当社事業から附帯事業を除いたものです。
625 555
6,810 6,673
712 1,233
電気事業
エネルギー
関連事業
情報通信事業
その他の事業
‐ 4 ‐
1電気事業
販売電力量の増加などにより、売上高は前年同期に比べ 2.1%増の 6,810億円となりま
した。営業利益は、燃料費や修繕費の増加などにより 42.3%減の 712億円となりました。
2エネルギー関連事業
売上高は、発電所保修工事の完成高の増加などにより、前年同期に比べ 12.8%増の
625億円、営業利益は 20億円増の 31億円となりました。
3情報通信事業
売上高は、当中間期に連結子会社が1社増加したことなどにより、前年同期に比べ
12.6%増の 394億円となりました。営業利益は、ブロードバンドサービスの拡大に伴う設
備関連費用の増加などにより、前年同期に比べ 13億円減少し 12億円の損失となりました。
4その他の事業
売上高は、不動産販売に係る収入が減少したことなどにより、前年同期に比べ 7.3%減
の 117億円、営業利益は 25.2%減の 15億円となりました。
‐ 5 ‐
2.通期の見通し
【連結業績の通期見通し】
売上高は、電気事業において、商業施設の新規出店や産業用電力のお客さまの好調な生
産活動などにより、販売電力量が前期に比べ 3.4%増加する見込みであることから増加す
る見通しです。
営業利益、経常利益及び当期純利益は、電気事業において、燃料価格の上昇等による燃
料費の増加があることなどから減少する見通しです。
通 期 業 績 見 通 し
(単位:億円)
連 結
14,630 13,760
[ 103.9%] [ 103.2%]
1,230 1,140
[ 79.3%] [ 79.3%]
910 800
[ 76.7%] [ 75.6%]
560 490
[ 84.9%] [ 82.7%]
(注) [ ]は前年比
主 要 諸 元 表(個別)
19年度 18年度(参考)
873億kWh 844億kWh
[ 103.4%] [ 101.7%]
70$/b 63$/b
120円/$ 117円/$
85.5% 82.1%
90.1% 103.5%
(注) [ ]は前年比
(参考)19年度収支変動影響額(個別)
原 油 C I F 価 格 1$/b 29億円
為 替 レ ー ト 1円/$ 20億円
原子力設備利用率 1% 28億円
個 別
売 上 高
営 業 利 益
経 常 利 益
当 期 純 利 益
出 水 率
販 売 電 力 量
原 油 C I F 価 格
為 替 レ ー ト
原 子 力 設 備 利 用 率
‐ 6 ‐
ファイル名:プレス資料 企業集団の状況.doc 更新日時:10/23/2007 1:00:00 AM 印刷日時:07/10/23 19:57 (連結範囲及び持分法の適用に関する事項)
連結子会社 34 社 持分法適用非連結子会社 16 社 持分法適用関連会社 12 社 (合計 62社) (連結範囲及び持分法の適用の異動状況)
連 結(新規) 5 社(西技工業(株)、九州高圧コンクリート工業(株)、みやざきバイオマスリサイクル(株)、
(株)RKKコンピューターサービス、(株)キューデン・グッドライフ福岡浄水)
持分法(新規) 5 社(西技測量設計(株)、(株)コンテックス、奄美大島風力発電(株)、(株)RKKCSソフト、
エレクトリシダ・ソル・デ・トゥクスパン社)
持分法(除外) 3 社(西技工業(株)、九州高圧コンクリート工業(株)、みやざきバイオマスリサイクル(株)) 企業集団の状況


子会社
関連会社
だいやまーく 連結子会社
◇ 持分法適用会社
(注) にじゅうまる印を会社名の後に付した会社は、当中間期において、連結範囲及び持分法の適用の異動があった会社です。
参 考 1
だいやまーく九州通信ネットワーク(株)
だいやまーく(株)キューデンインフォコム
だいやまーくニシム電子工業(株)
だいやまーく九電ビジネスソリューションズ(株)
だいやまーく(株)RKKコンピューターサービスにじゅうまる
だいやまーく九州ネットワークサービス(株)
◇鹿児島光テレビ(株)
◇(株)RKKCSソフトにじゅうまる
(株)コアラ
《情報通信事業》
当社(光ファイバ心線貸し事業)
《エネルギー関連事業》
◇(株)九電工
◇西九州共同港湾(株)
◇(株)九建
◇(株)キューヘン
◇西日本電気鉄工(株)
◇誠新産業(株)
日豪ウラン資源開発(株)
◇(株)福岡クリーンエナジー
◇九州冷熱(株)
◇エレクトリシダ・アギラ・デ・トゥクスパン社
◇エレクトリシダ・ソル・デ・トゥクスパン社にじゅうまる
北九州エコエナジー(株)
フーミー3・BOT・パワー・カンパニー
当社(ガス供給事業、空調事業、蓄電池事業)
◇戸畑共同火力(株)
◇大分共同火力(株)
設備の建設・保守
だいやまーく九州林産(株)
だいやまーく西日本プラント工業(株)
だいやまーく九電産業(株)
だいやまーく西日本技術開発(株)
だいやまーく西技工業(株)にじゅうまる
◇西日本環境建設(株)
◇西技測量設計(株)にじゅうまる
だいやまーく(株)キューキ
だいやまーく九州計装エンジニアリング(株)
だいやまーく光洋電器工業(株)
だいやまーく西日本空輸(株)
だいやまーく九州高圧コンクリート工業(株)にじゅうまる
◇(株)コンテックスにじゅうまる
資機材等の調達
だいやまーく(株)キューデン・インターナショナル
だいやまーく大分エル・エヌ・ジー(株)
だいやまーく北九州エル・エヌ・ジー(株)
だいやまーく西日本環境エネルギー(株)
だいやまーくパシフィック・ホープ・シッピング・
リミテッド
だいやまーく長島ウインドヒル(株)
だいやまーく(株)福岡エネルギーサービス
だいやまーくみやざきバイオマスリサイクル(株)にじゅうまる
◇奄美大島風力発電(株)にじゅうまる
◇キューデン・イリハン・
ホールディング・コーポレーション
エネルギー事業
卸電気事業 お 客 さ ま 当 社
《電気事業》
〈総合エネルギー事業〉
一般電気事業
だいやまーく(株)電気ビル
だいやまーく(株)キューデン・グッドライフ
だいやまーく(株)キューデン・グッドライフ東福岡
だいやまーく(株)キューデン・グッドライフ熊本
だいやまーく(株)キューデン・グッドライフ鹿児島
だいやまーく(株)キューデン・グッドライフ福岡浄水にじゅうまる
だいやまーく(株)九電ビジネスフロント
だいやまーく森林都市(株)
だいやまーく(株)九電オフィスパートナー
◇九州住宅保証(株)
◇九州高原開発(株)
◇(株)九電ホームセキュリティ
◇(株)九電シェアードビジネス
◇メディカルサポート九州(株)
◇(株)九州字幕放送共同制作センター
◇(有)オーク
(株)九州アイ・エス・オー審査登録機構
福岡新都心開発(株)
〈生活サービス事業〉
当社(不動産賃貸事業)
◇(株)ジェイ・リライツ
◇九州環境マネジメント(株)
《その他の事業》
そ の 他
だいやまーく(株)キャピタル・キューデン
〈環境・リサイクル事業〉
‐ 7 ‐
連 結 個 別
(単位:億円) (単位:億円)
売上高 1位:H12 7,569 売上高 1位:H12 7,426
2位:H13 7,451 2位:H 9 7,304
3位:H19 7,327 3位:H 7 7,226
10位:H19 6,916
営業利益 1位:H12 1,546 営業利益 1位:H12 1,509
2位:H14 1,430 2位:H14 1,402
3位:H16 1,394 3位:H16 1,368
8位:H19 755 27位:H19 707
中間経常利益 1位:H16 1,119 中間経常利益 1位:H16 1,146
2位:H18 1,088 2位:H14 1,088
3位:H14 1,038 3位:H18 1,050
8位:H19 614 8位:H19 551
中間純利益 1位:H14 842 中間純利益 1位:H14 745
2位:H18 667 2位:H16 663
3位:H12 641 3位:H18 648
8位:H19 375 8位:H19 340
(注記)順位は中間連結業績の開示を開始した (注記)順位は半期決算から年度決算へ移行した
H12年度以降のもの S53年度以降のもの
当中間期業績の順位について
参 考 2
‐ 8 ‐

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