当社の経営概況について

当社の経営概況について
本資料には、将来の業績に関する記述が含まれております。こうした記述は将来の業績を保証するもの
ではなく、リスクと不確実性を内包するものです。将来の業績は、経営環境に関する前提条件の変化など
に伴い変化することにご留意下さい。
平成
平成23
23年
年11
11月月99日日 目次
目次
◇ セクション 1
信頼回復に向けた取組状況について
信頼回復に向けた取組状況について ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ 11◇ セクション 2
今冬の需給見通し等への対応について
今冬の需給見通し等への対応について11 今冬の需給見通しとその対応
今冬の需給見通しとその対応 ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・ 332
2 原子力の発電再開に向けた取組み
原子力の発電再開に向けた取組み ・・・・・・・
・・・・・・・ 55 セクション 1
信頼回復に向けた取組状況について
信頼回復に向けた取組状況について
信頼回復に向けた取組状況(1)
信頼回復に向けた取組状況(1)1しろまる 経済産業省主催の原子力発電所の緊急安全対策に関する佐賀県民への説明番組(平成23年6月26日開催)において、当
社社員が協力会社等に対して発電再開に賛成の立場からの意見投稿を呼びかける事態が発生。同番組の趣旨及び信頼性に影
響を及ぼすこととなり、皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしていることを心から深くお詫び申し上げます。
しろまる 当社は、社外有識者4名で構成された「第三者委員会」(委員長:郷原信郎弁護士・名城大学教授)を設置し、9月30日
に同委員会から再発防止、信頼回復に向けての提言及び要望等からなる最終報告書を受領。同委員会からの提言を受け、当
社の報告書をとりまとめ、10月14日に経済産業省へ報告しました。
しろまる 今後は、地域社会との信頼回復に向け、経営層をはじめ全社一丸となって、再発防止策に着実に取り組んでまいります。
しろまる 経済産業省主催の原子力発電所の緊急安全対策に関する佐賀県民への説明番組(平成23年6月26日開催)において、当
社社員が協力会社等に対して発電再開に賛成の立場からの意見投稿を呼びかける事態が発生。同番組の趣旨及び信頼性に影
響を及ぼすこととなり、皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしていることを心から深くお詫び申し上げます。
しろまる 当社は、社外有識者4名で構成された「第三者委員会」(委員長:郷原信郎弁護士・名城大学教授)を設置し、9月30日
に同委員会から再発防止、信頼回復に向けての提言及び要望等からなる最終報告書を受領。同委員会からの提言を受け、当
社の報告書をとりまとめ、10月14日に経済産業省へ報告しました。
しろまる 今後は、地域社会との信頼回復に向け、経営層をはじめ全社一丸となって、再発防止策に着実に取り組んでまいります。
[一連の事象の経緯]
・平成23年 6月26日 「放送フォーラムin佐賀県『しっかり聞きたい、玄海原発』〜玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説
明番組〜」(経済産業省主催)開催
•当社社員が社内及び協力会社等に対して、インターネットによる原子力発電所の発電再開に賛成する意見等を要請
・平成23年 7月14日 同説明番組に関する事実関係と今後の対応(再発防止策)を経済産業大臣に報告
・平成23年 7月29日 7月14日の報告に関連し、経済産業省から指示を受けていた、地元住民の意見聴取等を目的として過去開
催された国のシンポジウム等における同様の働きかけの有無に関する調査結果を経済産業大臣に報告
・平成23年 7月27日 社外有識者(4名)で構成された「第三者委員会」を設置、その下に弁護士チームによる調査チームを設
置し、客観的な立場からの事実関係を再調査
・平成23年 9月30日 一連の事象に関する問題の本質と原因、並びに再発防止策の提言・要望を最終報告書として「第三者委員
会」から受領
・平成23年10月14日 7月14日、29日の報告に、「第三者委員会」最終報告書の内容を検討・反映し、今回の問題の事実関係及
び再発防止策を経済産業大臣に報告
•当社から当社社員及び協力会社等に対し、今後の理解活動のための学習の一環として、積極的な参加を呼びかけ
•佐賀県主催のプルサーマル公開討論会(平成17年12月25日開催)では、原子力発電に関し、慎重派の意見に偏るこ
とを恐れて、あらかじめ用意した複数の意見を当社社員が表明[第三者委員会の調査により判明] 2[報告書(10月14日提出)における再発防止策]
•組織風土の悪化を防止する視点から、現行の従業員満足度調査の内容の改
善・充実を行うとともに、組織風土調査を定期的に実施
(6) 組織風土の悪化の予防
•従業員の努力・成長や意欲を引き出すことを目的とした人事処遇制度の見直し
(H23年度)に加えて、経営幹部層のマネジメント能力強化に向けた取組みを実施
(5) 人事、教育制度の見直し
•お客さまとの積極的なコミュニケーションのため、各事業所単位で幅広いお
客さまとの新たな対話の場を設置
(3) 消費者への説明の拡大と実質化
•社外役員と経営トップとの定期的な意見交換会を実施
(8) 社外取締役及び社外監査役による牽
制機能の強化
•経営管理本部に原子力部門の業務運営状況を点検し助言するチームを設置す
るなど、原子力部門の閉鎖性等を改善する仕組みを構築
(4) 原子力部門の社内監視組織の設置
•コンプライアンス所管部門の一元化などコンプライアンス推進体制を再構築
•社外専門家の活用などにより危機管理体制を再構築
(7) コンプライアンス部門の一元化・機
能強化及び危機管理体制の構築
(2) 原発立地自治体の首長との不透明な
関係の根絶
•企業活動の透明性を確保し自治体との健全な関係を構築するという方針を
「九州電力グループ行動憲章」や「コンプライアンス行動指針」等に織込み、
社内に周知徹底
•当社ホームページやCSR報告書等の媒体を通じて当社の姿勢を広く発信
(1) 消費者との直接対話による「企業活
動透明化宣言」の実施
当社の取組み
第三者委員会による提言・要望
(参考)既に取り組んでいる主な再発防止策
• 全社員に対する「社長メッセージ」の発信[7/27]
• 経営トップ層が105事業所を訪問し社員と対話[8〜10月]
• 社外弁護士を講師とした経営幹部に対するコンプライアンス講演会の実施[8/9]
• 内部通報制度の更なる活用等について再周知[8/26]
• メール等の各種IT利用時に発生し得る特有の問題等について、管理職を対象とした研修の実施[8〜9月]
• 取締役及び関係執行役員の役員報酬を減額処分[10月] など
信頼回復に向けた取組状況(2)
信頼回復に向けた取組状況(2)
セクション 2
今冬の需給見通し等への対応について
今冬の需給見通し等への対応について 11 今冬の需給見通しとその対応
今冬の需給見通しとその対応
しろまる 今冬においては、12月以降に原子力発電所の全基が停止する可能性。これに対し、供給力確保の方策を最大限実施して
も、電力の安定供給に必要な供給予備力を確保することが困難な見通し。
しろまる このため、今夏にお願いした「省電」を引き続きお願いするとともに、特に需給が厳しい期間・時間帯については、5%
以上を目標に節電をお願いします。
しろまる 今冬においては、12月以降に原子力発電所の全基が停止する可能性。これに対し、供給力確保の方策を最大限実施して
も、電力の安定供給に必要な供給予備力を確保することが困難な見通し。
しろまる このため、今夏にお願いした「省電」を引き続きお願いするとともに、特に需給が厳しい期間・時間帯については、5%
以上を目標に節電をお願いします。3[今冬の需給見通し(1月度)]
[供給力の推移(1月度)]
(注記)需要急増への緊急的な対応とし
て、以下の供給対策を追加実施
・揚水発電所の上池を最大限活用
(+17万kW)
・火力発電所の出力向上運転
(冬季:+13万kW)
(発電端:万kW)
当初計画ベース
(最大3日平均電力)
の場合
昨冬の最大需要
(時間最大電力)
が発生した場合
最大3日
平均電力
1,457 1,457 1,457 1,533
供給力 1,741 1,389 1,469 1,499
284 さんかく 68 12 さんかく 34
(19.5%) (さんかく 4.7%) (0.8%) (さんかく 2.2%)
供給力対策実施後
供給予備力
(供給予備率)
当初計画
すべての原子力
発電所停止時
(注記)
供給力
1,499万kW
1,533万kW
予備力さんかく34万kW
予備率さんかく2.2%
昨冬の最大需要
が発生した場合
(注記)
供給力
1,389万kW
供給力
1,469万kW
供給力
1,741万kW
当初計画
さんかく352万kW
・玄海原子力2・3号機停止(さんかく174)
・川内原子力1・2号機停止(さんかく178)
予備力12万kW
予備率0.8%
1,457万kW
供給力対策
実施後
予備力284万kW
予備率19.5%
すべての原子力
発電所停止時
供給力対策
+80万kW
予備力さんかく68万kW
予備率さんかく4.7%
昨冬の最大需要
(時間最大電力)
今冬の想定最大需要
(最大 3 日平均電力)
(注記)
(参考)今夏の需給実績
(参考)今夏の需給実績 及び
及び 来夏の需給見通し
来夏の需給見通し4しろまる 今夏の電力需要実績は、最大3日平均電力(日々の最大電力のうち、夏季の上位3日の平均値)が1,537万kW、日電力
量(1日の発受電電力量)が3億5百万kWhと、前年を大きく下回った。
しろまる 一般から大口に至るすべてのお客さまが「省電」に取り組んでいただいたこと、さらに供給面では、原子力発電所の停止
への対応として、代替となる火力発電所の燃料の追加調達や、他社からの受電の増加、電力供給設備の事故防止・維持管理
の徹底などの取組みを行ったことにより、電力供給に大きな支障は生じなかった。
しろまる また、来夏も原子力が全基停止している場合、厳しい需給状況が予想され、仮に昨年に比べて気温が低めに推移した気象
の影響や省電効果が見込めた今夏並みの電力需要の場合であっても、さんかく12万kW(さんかく0.8%)の供給力不足となる見通し。
しろまる 今夏の電力需要実績は、最大3日平均電力(日々の最大電力のうち、夏季の上位3日の平均値)が1,537万kW、日電力
量(1日の発受電電力量)が3億5百万kWhと、前年を大きく下回った。
しろまる 一般から大口に至るすべてのお客さまが「省電」に取り組んでいただいたこと、さらに供給面では、原子力発電所の停止
への対応として、代替となる火力発電所の燃料の追加調達や、他社からの受電の増加、電力供給設備の事故防止・維持管理
の徹底などの取組みを行ったことにより、電力供給に大きな支障は生じなかった。
しろまる また、来夏も原子力が全基停止している場合、厳しい需給状況が予想され、仮に昨年に比べて気温が低めに推移した気象
の影響や省電効果が見込めた今夏並みの電力需要の場合であっても、さんかく12万kW(さんかく0.8%)の供給力不足となる見通し。
さんかく1.734.632.9
最高気温
(°C)
さんかく33
(さんかく9.8%)338305
日電力量
(百万kWh)
さんかく193
(さんかく11.1%)
1,730
1,537
最大3日平均電力
(万kW)
前年差(比)H22H23
しろまる 気温の影響 :さんかく 80万kW程度
しろまる 省電等の影響:さんかく110万kW程度(さんかく7%程度)
今夏は前年に比べ、最大3日平均電力発生日の最高
気温がさんかく1.7°C低いことから、今夏の気温1°Cあたり
の最大電力の変化量によれば、気温による影響は
さんかく80万kW程度。
上記以外の要因であり、省電等の影響と考えられる。
[最大電力、日電力量(発電端)]
【最大電力バランス(計画差)
】 [発電端、万 kW]
計画(需給見通し) 実 績
当初計画
(H23 供給計画)
原子力運転再開延期時
(7月 15 日公表)(A)
(最大 3 日平均)(B)計画差
(B-A)
電力需要 1,722 1,718 1,537 さんかく181
水 力 313 313 328 +15
火 力 948 956 907 さんかく49自社
原子力 520 257 237 さんかく20供給力他 社 260 260 260 0
合計 2,041 1,786 1,732 さんかく54
供給予備力 319 68 195 +127
(供給予備率) (18.5%) (4.0%) (12.7%) (+8.7)
(参考)来夏(H24.8)の需給バランス (発電端:万kW、%)
さんかく11.7
さんかく203
1,525
1,728
H23供給計画
供給予備率
供給予備力
供給力(注記)
最大電力(H3)
さんかく0.8
さんかく 12
1,525
1,537
今夏並みの
電力需要の場合
(注記) 現行の供給計画から、定検入りした原子力が発電再開できないもの
として原子力の供給力を差し引いた現時点での試算値 22 原子力の発電再開に向けた取組み
原子力の発電再開に向けた取組み5しろまる 平成23年7月22日の国の指示に基づき、「発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(以下、ストレステスト)」
について、定期検査中で起動準備の整った玄海原子力2、3号、川内原子力1、2号の1次評価を行っているところ。
しろまる 的確に評価を実施することにより、原子力発電所の安全裕度について確認を行い、地元の皆さまをはじめ国民の皆さまの
不安の解消・信頼回復に向けて全力を尽くす。
しろまる なお、2次評価についても、今後順次進めていくこととしており、本年内を目途に国へ報告予定。
しろまる 平成23年7月22日の国の指示に基づき、「発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(以下、ストレステスト)」
について、定期検査中で起動準備の整った玄海原子力2、3号、川内原子力1、2号の1次評価を行っているところ。
しろまる 的確に評価を実施することにより、原子力発電所の安全裕度について確認を行い、地元の皆さまをはじめ国民の皆さまの
不安の解消・信頼回復に向けて全力を尽くす。
しろまる なお、2次評価についても、今後順次進めていくこととしており、本年内を目途に国へ報告予定。
[ストレステストの実施計画]
(注記) 現時点では発電再開時期は未定。
1次評価については、評価終了後速やかに提出予定。
7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
玄海1号
玄海2号
玄海3号
玄海4号
川内1号
川内2号
平成23年度(7/22 ストレステスト
▼ 指示文書受領
定期検査
(3/24 発電再開延期を公表)
定期検査
( 7/14 発電再開延期を公表)10/7▼1次評価開始8/26▼1次評価開始8/26▼1次評価開始8/26▼1次評価開始
自動停止
▼ 12月中
2次評価提出予定▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
次期定期検査
(12月〜 )
次期定期検査
(12月〜 )
定期検査
(9/1〜 )
くろまる11/4通常運転復帰
くろまる 10/4
(提出時期は未定)
(提出時期は未定)
(提出時期は未定)
(提出時期は未定)
定期検査
(3/24 発電再開延期を公表)
<お問い合わせ先>
<お問い合わせ先>
九州電力株式会社
九州電力株式会社
経営企画本部
経営企画本部 IRグループ
IRグループ電電 話
話 (092)726
(092)726-
-15751575FAX
FAX (092)733
(092)733-
-14351435URL: http://www.kyuden.co.jp/ir_index
URL: http://www.kyuden.co.jp/ir_index

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