当社の経営概況について

当社の経営概況について
本資料には、将来の業績に関する記述が含まれております。こうした記述は将来の業績を保証するもの
ではなく、リスクと不確実性を内包するものです。将来の業績は、経営環境に関する前提条件の変化など
に伴い変化することにご留意下さい。20102010年
年11
11月月44日日 目次
目次
◇ セクション 1
しろまる
しろまる 2010
2010年度経営計画の進捗状況について
年度経営計画の進捗状況について11 原子力の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
原子力の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122 海外事業の展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
海外事業の展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・233 効率性の向上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
効率性の向上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・444 その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
◇ セクション 2
しろまる
しろまる 九州地域の経済動向について・・・・・・・・・・・・・・6
九州地域の経済動向について・・・・・・・・・・・・・・6
セクション 120102010年度経営計画の進捗状況について
年度経営計画の進捗状況について 11 原子力の推進
原子力の推進1 年度
項目 H20 (2008)
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 (2019)
主要工程増設申入れ 環境影響評価書届出 第一次公開ヒアリング 着 工 原子炉設置変更許可 燃料装荷 運転開始 [ 主要工程 ]
・原子力発電は、エネルギーセキュリティの確保(燃料調達の長期安定性)や、地球温暖
化への対応(運転時にCO2を排出しない)上、重要なエネルギーであり、経済性にも優れ
ていることから、電源の中核として開発を推進。2019年度を目途に川内原子力発電所3
号機の開発を予定。
・川内原子力発電所3号機の開発により、2020年度にはゼロエミッション電源比率が約
60%となる見通し。
・川内原子力発電所3号機開発によるCO2抑制効果は年間約700〜900万トンと試算。
−設備の概要−
・原子炉型式:改良型加圧水型軽水炉(改良型PWR)
・電気出力 :159万kW29%18% 13%25%27%22%29%
42% 49%5%5%8%0%2%1%8%5%7%3%1%1%
全国
(2009推実)
九州
(2009実績)
九州
(2020参考)
原子力
新エネルギー
水力
地熱
石炭LNG石油等
約60%
約50%
約40% ←ゼロエミッション電源比率
[ 発電電力量の燃料種別構成 ] [ CO2排出量、販売電力量あたりのCO2排出量の実績と見通し ]
[川内原子力3号機増設関連]
・当社は、9月24日、川内原子力発電所3号機増設計画に関して、経済産業大臣に対し、重要電源開発地点指定に向けた申請を実施。
(「重要電源開発地点の指定に関する規程」(平成17年2月18日経済産業省告示第三十一号)に基づき実施) ・重要電源開発地点は、電気事業者等の申請に基づき、国として推進することが特に重要な電源開発に係る地点について、地元合意形成や、
関係許認可手続きの円滑化などが図られることを目的に、経済産業大臣が指定を行うもの。 22 海外事業の展開(1)
海外事業の展開(1)
・NEECOが40%出資するバイオマス発電プロジェクトの事業会社オリエント・エコ・エナジー社(OEEL)
は、インド・タミルナド州政府電力部(TNEB)等と長期売電契約を締結し、電力供給を行う発電事
業を実施。燃料混合設備を含めた総事業費は約10億円で、2011年度中の運転開始を予定。
・当社グループは宮崎での鶏糞発電事業「みやざきバイオマスリサイクル」における開発・運営の
経験とノウハウを活かし、慢性的な電力不足状態にあるインドの電力安定供給に寄与すると共
に、再生可能エネルギーであるバイオマス発電の普及に貢献。
[ オリエント・エコ・エナジー社の概要 ]
[ 事業の位置 ]2(参考)みやざきバイオマスリサイクル(株)の概要
[現状]
・当社の海外発電事業は6地点、7プロジェクト、合計出力は688.4万kWとなり、うち当社の持分出力は150.0万kW。
・累計投資額は約400億円。 [今後の考え方]
・アジア地域を中心に、地球規模でCO2排出量削減に資する高効率の火力IPP事業や地熱・風力等再生可能エネルギー発電事業などを展開。
・海外事業への投資規模については、2020年度までに累計1,000億円程度、持分出力は300万kW程度に拡大する予定。
項 目 内 容
事 業 内 容 鶏糞及び木質バイオマス燃料による発電事業(IPP)
出 資 構 成
オリエント・グリーン・パワー社 60%
西日本環境エネルギー株式会社 40%
事 業 場 所 インド・タミナルド州ナマカル地区(チェンナイの南西380km)
発 電 出 力 7,500kW
使 用 燃 料 鶏糞及び木質バイオマス
運転 開始 時期 2011年度予定
項 目 内 容
事 業 内 容
鶏糞焼却熱を利用した発電電力の販売
鶏糞焼却に伴う灰の販売
出 資 構 成
農家 54%、西日本環境エネルギー(株) 42%
ブロイラー会社 4%
事 業 場 所 宮崎県児湯郡川南町
発 電 出 力 約11,000kW
使 用 燃 料 鶏糞
運転開始時期 2005年5月
[最近のトピックス1]
・当社の100%子会社、西日本環境エネルギー株式会社(NEECO)は、インドの再生可能エネルギー開発事業者
オリエント・グリーン・パワー社(OGPL)と共同で、タミルナド州ナマカル地区におけるバイオマス発電事業(燃料:鶏糞+木質バイオマス)を
実施する株主間協定を締結。(2010年7月) 22 海外事業の展開(2)
海外事業の展開(2)
・新桃電力股份有限公司は、1995年に台湾電力が実施した第2次IPP入札により開発が進められた出力60万kWのLNG焚き複合火力
発電所の事業会社。発電所は2002年3月に運開し、発電した電気の全量を公営の台湾電力公司に売電。
・当プロジェクトは台湾における当社初の案件であり、メキシコ、フィリピン、ベトナム、シンガポール、中国に次ぐ海外進出。台湾は、IPP
制度が整っており、電力需要も順調に伸びていく見通し(2020年度までに約1,670万kWの新規電源開発を計画)。当プロジェクトを足掛か
りに台湾における新たな事業に積極的に取り組んでいく方針。
[ プロジェクト概要 ] [ 発電所位置 ]3新桃発電所
台北
高雄
新桃発電所
台北
高雄
項 目 内 容
事 業 会 社 新桃電力股份有限公司(Hsin Tao Power Corporation)
株 主 構 成
丸紅(丸紅台湾持株会社)50.0%、当社 33.2%
国泰人壽保険((注記))(Cathay Life Insurance)10.0%、その他6.8%
所 在 地 台湾国 新竹県 関西(台北市の南西約50km、車で約80分)
運 開 年 月 日 2002年3月22日(運開後8年)
発 電 設 備 60万kW ガス・コンバインドサイクル(×ばつ3 ×ばつ1)
売 電 先 台湾電力:売電契約(2027年までの25年間)
燃 料 供 給 元 台湾中油:燃料供給契約(2027年までの25年間)
E P C GE/ベクテル
O & M GEインターナショナル(長期O&M契約 2020年まで)
((注記))台湾最大手の上場保険会社
[最近のトピックス2]
・当社は、台湾北部の新竹県にて売電事業を行っている新桃電力股份有限公司の発行株式の一部(33.2%)を取得。
(2010年10月)
しんたおでんりょくこふんゆうげんこうし
しんちくけん 33 効率性の向上
効率性の向上
[ 修繕費・諸経費の見通し ]4(注記)諸経費 : 廃棄物処理費、消耗品費、補償費、賃借料、委託費、普及開発関係費、養成費、研究費、諸費の9費目
[修繕費・諸経費の削減に向けた具体的取組み ]
・ 緊急度や影響度などの精査による修繕実施時期の繰延べや実施範囲の見直し
・ 委託費(委託範囲・取引単価)・賃借料の見直し、諸費の削減など
[修繕費・諸経費の削減]
・修繕費・諸経費については、設備の高経年化などの増加要因はあるものの、点検実績などを踏まえたリスク判断による工事実施時期
の調整、費用対効果を踏まえた対象範囲の絞り込みや、単価の見直しなど、業務全般にわたる徹底した効率化に取り組んでいるところ。 ・2010年度においては、修繕費・諸経費合計で、2006年度実績並みの3,300億円程度と前年度と比べてさんかく380億円程度の削減を
当初計画として織り込み。年度見通しとしては、現時点では、ほぼ当初計画どおりに進捗している。
1,636 1,612 1,659 1,728 1,753 1,590
1,573 1,707
1,849
1,978 1,951
1,74501,000
2,000
3,000
4,000
2005 2006 2007 2008 2009 2010
(億円)
修繕費
諸経費
3,704
3,508
3,706
3,319
3,209
3,3352010(見通し)
しかく 再生可能エネルギーの積極的な開発・導入44 その他の経営計画の進捗状況
その他の経営計画の進捗状況
しろまる 新大分発電所1号系列(1‐2軸)のリプレース工事竣工 [7月]
・2009年7月より、1号系列の全6軸について順次リプレース工事を実施(1‐4軸、1‐2軸が竣工済み)
・残り4軸についても順次リプレース工事を実施し、2012年10月に全6軸の工事が完了予定
・熱効率+3.3%(43.0%→46.3%)、CO2排出削減量約20万トン/年、燃料消費削減量4万トン/年
しろまる 太陽光発電(家庭用)の導入状況[9月末現在 11.6万件]
・制度開始前の約2倍のペースで契約数は増加
しろまる メガソーラー大牟田発電所(3,000kW)の開発 [11月運開予定]
しろまる (株)キューデン・エコソルによる太陽光オンサイト発電事業
・福岡空港ビルディングさま(207kW)など6件のお客さまへの導入が決定
しろまる 苓北発電所における木質バイオマス混焼発電実証試験 [2011年1〜2月目途で開始予定]
・木質バイオマスの混焼量は、最大で1.5万トン(重量比で1%程度)
しろまる 滝上地熱発電所の定格出力変更(25,000kW→27,500kW)[6月]
しろまる 離島マイクログリッド実証試験開始 [4月(〜2013年3月)]
しかく 設備の高効率化と高経年化への対応
しかく 燃料の長期安定確保
しろまる ひびきエル・エヌ・ジー株式会社の設立(当社出資比率10%)[4月]
・ひびきLNG基地:2010年7月着工、2014年11月運転開始予定
・北九州エル・エヌ・ジー(株)が保有・運営する戸畑LNG基地のバックアップ機能を確保5 セクション 2
九州地域の経済動向
九州地域の経済動向に
について
ついて 830844881859834867222237252240236224700750800850900950
1,000
2005 2006 2007 2008 2009 2010
(億kWh)140160180200220240260(億kWh)
販売電力量計 大口需要
九州地域の経済動向(1)
九州地域の経済動向(1)
しかく 電力需要の状況6[産業別 前年同月比較]
[2010年度見通し]
[販売電力量・大口需要の推移]
注:( )は前回公表比、[ ]前回公表差
(億kWh,%)5060708090100110120130140
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月前年同月比(%)
機 械 鉄 鋼 化 学 窯業土石 非鉄金属 大口合計
2009年 2010年
(103.4) [10.5] (100.9) [2.8] (102.1)
319.0 311.6 630.6 617.3 13.3
(100.8) [1.0] (101.3) [1.4] (101.0)
120.4 115.6 236.0 233.6 2.4
(102.7) [11.5] (101.0) [4.2] (101.8)
439.4 427.2 866.6 850.9 15.7
合 計
前回公表(B)増減
(A−B)
一 般
大 口
上期 下期 年度(A)
今回公表
・2010年度の販売電力量の見通しは、夏季の高気温の影響などにより、前年に対し+33億kWhの867億kWhと上方修正。
・2010年度の大口需要の見通しは、リーマンショック前(2007年度)と比較して約94%の水準まで回復(2006年度とほぼ同水準)。
・2010年9月度の月別実績では、電気・輸送用機械や化学・非鉄金属の増加などから、前年に対し+6.5%と10か月連続で前年を上回る。
・2010年度下期の大口需要については、電機機械関連工場の新規稼動見込みなどから上方修正。
・景気の先行きについては、今後も緩やかな回復基調で推移するものと考えられるが、政策効果の低減や円高など為替変動の影響、欧米経済
を中心とする海外経済の下振れ等が懸念される。
しかく 主要製品の生産状況 〜ほぼ景気後退前の水準にまで回復〜
九州地域の経済動向(2)
九州地域の経済動向(2)7IC生産数量(九州)0246810124 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
(億個)
(月次)
08年 度
10年 度
09年 度
07年 度
自動車生産台数(九州)051015
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
(月次)
(万台)
08年 度
07年 度
09年 度
10年 度
粗鋼生産量(九州)0501001502004 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
(月次)
(万トン)
08年 度
07年 度
09年 度
10年 度
(出所)以上、九州経済産業局「九州地区の鉱工業動向」
しろまる ゲーム機や環境対応車需要の
引き合いが高まり回復
しろまる ハイブリッド車や新型車の
生産開始などから回復
しろまる 自動車生産増の波及効果
などから回復
しかく主な設備投資計画動向
(出所)新聞報道記事等を元に、当社にて作成700大型LNG受入れ基地「ひびきLNG基地」を新設
西部ガス
〜2014100パワー半導体工場の生産能力を増強(福岡、熊本)
三菱電機
〜201260液晶パネルフィルム生産設備の増設
日本合成化学
〜2012370太陽電池工場の生産能力を増強(熊本)
富士電機システムズ
〜2012
1,000
世界最大規模の太陽電池工場を新設(宮崎)
ソーラーフロンティア (昭和シェルソーラー)
〜2011210液晶パネル保護膜工場を増設
富士フィルム
〜2011295建設車両用ラジアルタイヤ生産能力を増強(北九州)
ブリヂストン
2010〜12
未定
設計・開発センターを開設(福岡)
ダイハツ九州
未定100リチウムイオン電池工場を新設(長崎)
三菱重工業
〜2010100原子力発電用タービン軸製造工場を新設(北九州)
日本鋳鍛鋼
〜2010
投資額
内容
企業名
期間
(億円)
<お問い合わせ先>
<お問い合わせ先>
九州電力株式会社
九州電力株式会社 経営企画
経営企画本部
本部
経営計画担当
経営計画担当 IRグループ
IRグループ電電 話
話 (092)726
(092)726‐
‐15751575FAX
FAX (092)733
(092)733‐
‐14351435URL: http://www.kyuden.co.jp/ir̲index
URL: http://www.kyuden.co.jp/ir̲index

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