佐賀営業所長
田村 治宏
九州電力
(株)
佐賀営業所は、
佐賀県中部の佐賀市、
多久市、
小城市、
神埼市、吉野ヶ里町及び福岡県大川市の一部のお客さまに、
お客さまの期待を上回る電気を
中心としたサービスを提供するこ
とで、
地域やお客さまとの間に強固な信頼関係を
築くことを目指しています。 当営業所は、
2002年6月に環境管理
(環境マネジメントシステム)
の国際規格で
ある「ISO14001」
の認証を取得し、
営業所の全所員が環境活動に積極的に取り組
んでいます。 具体的には、
「地球温暖化の防止や自然環境の保全に努め、
環境に配慮した事業
活動を推進するとともに、
豊かな環境の実現を目指し、
地域の皆さまとともに歩む」 という基本理念のもとに、 くろまる環境保全の推進と環境マネジメントシステムの継続的改善
くろまる環境に関する法規制等の遵守
くろまる地域の環境美化、
緑化活動への貢献
など、
5項目の基本方針を定め、
環境に配慮した行動を実践しています。 今回、
皆さまに私たちの環境保全への取り組みを知っていただくために、
この
「佐
賀営業所環境アクションレポート」
を発行しました。
皆さまの率直なご意見、
ご感想
をお待ちしております。 私たちは、
今後とも地域の皆さまのご理解とご協力を得ながら、
環境にやさしい事
業活動を推進していく所存です。
2008年6月
ごあいさつ 1目次
表紙の写真について
〈撮影〉
佐賀支店エネルギーサポート
G 山北 隆則
第1章/佐賀営業所の概要 ............ 2
1. 佐賀営業所概要 ................................. 2 (1)
管内の地理 (2)
管轄区域
2. 組織と業務 ....................................... 2
3. 佐賀営業所と環境との関わり .................. 3
4. 環境方針 .......................................... 4
第2章/環境活動のしくみ ............... 6
1. 環境マネジメントシステム ..................... 6 (1)
運用体制 (2)
環境マネジメントシステムの導入と
ISO14001認証取得 (3)
内部環境監査 (4)
教育・訓練 (5)
外部審査 (6)
2007年度EMS活動実績
2. 環境目的・目標の計画と実績 .................. 9 (1)
EMS目標と実績の推移
(2006年度〜2007年度) (2)
2008年度EMS目標
第3章/環境活動への取組み ......... 10
1.循環型社会形成への取組み ..................... 10 (1)
コピー用紙購入量削減への取組み (2)
産業廃棄物の発生抑制及び適正処理 (3)
グリーン調達の推進 (4)
割り箸リサイクル活動
2. 省エネ・省資源への取組み ..................... 12 (1)
エコキュートの普及促進及び省エネPRの実施 (2)
電気自動車の優先使用
3. 地域社会との協調 .............................. 12 (1)
原子力の環境特性面のPR (2)
植樹活動の実施 (3)
清掃ボランティアの実施
第4章/ISO14001認証取得とその後の経緯 ...... 13
佐賀の秋の風物詩といえば、
アジア最大の熱気球イベント
「佐賀イン
ターナショナルバルーンフェスタ」。100機以上の熱気球が嘉瀬川河
川敷から一斉に離陸する光景は圧巻。
当社バルーンクラブも参加し
ています。
しかく佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 2第1章/佐賀営業所の概要1. 佐賀営業所概要
2. 組織と業務
管轄区域図と販売電力量、
電灯・電力契約口数(1)管内の地理
佐賀営業所の管轄区域は県央に位置し、
北はスキー場や温泉施設で賑う
「天山脊振山系」、中央は米や大麦の生産に適した肥
沃な
「佐賀平野」、南は日本最大の干潟
「有明海」
に面する自然豊かな地域です。
また、
2005年の市町村合併で県都同士
(佐賀市、
福岡市)
が隣接する珍しい位置関係となっています。(2)管轄区域
佐賀営業所は、
佐賀県内の4市1町及び大川市の一部を管轄しています。
佐賀営業所職場の組織は以下のとおり
となっています。
しかく唐津営業所 822百万kWh
しかく佐賀営業所 2,238百万kWh
しかく鳥栖営業所 1,554百万kWh
しかく武雄営業所 2,186百万kWh
しかく唐津営業所 96,086口
しかく佐賀営業所 221,491口
しかく鳥栖営業所 69,951口
しかく武雄営業所 143,904口業務実績総括管理営業部門計画の立案・調整、人事労務、経理、資材業務サービス、広報、地域社会、環境、総務、営業所戦略策定、所内総括TQM・CSの推進に関する業務佐賀営業所長関する業務需要対策、エネルギー利用効率に提供及び情報収集コンサルティング・サービスの特別高圧、高圧需要受付低圧需要受付(電気工事店受付)住宅電化の普及業務住宅電化
グループ配電設備の工事設計・施工管理通信ケーブルの工事設計・施工管理
設備建設
グループ
計画
グループ
ソリ
ューション営業
グループ集金業務
料金運営
グループ
系統運用
グループ電柱広告に関する業務配電設備の運用・管理配電部門の総括・調整検針、料金再計算業務窓口受付業務
営業運営
グループ配電工事技術の指導管理配電設備の保守・現サ保安伐採に関する業務通信ケーブルの巡視
設備保全
グループ
(注記)従業員数:113名
販売電力量
(2007年度)
電灯・電力契約口数計
(2007年度末現在)12%32%23%18%27%13%33%42%
多久市 小城市
佐賀市神埼市吉野ヶ里町
唐津営業所
鳥栖営業所
佐賀営業所
武雄営業所
佐賀営業所の概要3しかく 事業活動と環境負荷
しかく 2007年度における
環境活動への取組みの概要
資源投入 環境への負荷
3. 佐賀営業所と環境との関わり・コピー用紙購入量削減への取組み・産業廃棄物の発生抑制及び適正処理・グリーン調達の推進・割り箸リサイクル活動
オフィスでの事業活動・電力の安定供給・最新最適なソリューション営業・CSRへの積極的な取組み
循環型社会形成への取組み
→10〜11ページ
環境活動のしくみ
→6〜9ページ
省エネ・省資源への
取組み→12ページ
地域社会との協調
→12ページ・EMS
(環境マネジメントシステム)
による環境活動の管理・エコキュートの普及促進及び
省エネPRの実施・電気自動車の優先使用・原子力の環境特性面のPR・植樹活動の実施・清掃ボランティアの実施・廃棄物の発生
(生ゴミ、
廃コンクリート柱など)・CO2 の排出
車両用燃料
コピー用紙水自家消費電力
4. 環境方針
次ページに掲載している佐賀営業所の環境方針は、
2001年12月14日に制定を行い、
以後2003年3月20日と
2005年3月31日の2度見直しを実施しています。
今後も、IS
O14001規格に定める要求事項と社内における各方針、
さらにこの
「佐賀営業所環境方針」
に基づき、所員一丸となって積極的に環境活動に取り組みます。
a. 組織の活動、
製品及びサービスの、
性質、
規模、
及び環境影響に対して適切である。
b. 継続的改善及び汚染の予防に関するコミットメントを含む。
c. 組織の環境側面に関係して適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項を遵守するコミットメントを含む。
d. 環境目的及び目標の設定及びレビューのための枠組みを与える。
e. 文書化され、
実行され、
維持される。 f . 組織で働く又は組織のために働くすべての人に周知される。
g. 一般の人々が入手可能である。
しかく ISO14001規格要求事項
1. 地球環境問題への取組み
2. 循環型社会形成への取組み
3. 地域環境との共生
4. 社会との協調
5. 環境管理の推進
環境アクションプラン
1. 地球環境問題への適切な対応と資源の有効活用に努め、
未来につなげる事業
活動を展開します。
2. 社会と協調し、
豊かな地域環境の実現を目指した環境活動に取り組みます。
3. 環境保全意識の高揚を図り、
お客さまから信頼される企業グループを目指します。
4. 環境情報を積極的に公開し、
社会とのコミ
ュニケーションを推進します。
九州電力グループ環境憲章
しかく 社内各方針
【九州電力の思い】
ずっと先まで、
明るく
したい。 「快適で、
そして環境にやさしい」 そんな毎日を子どもたちの未来につなげていきたい。 それが、
私たち九州電力の思いです。
1. 地球にやさしいエネルギーをいつまでも、
しっかりと 2.
「なるほど」
と実感していただく
ために
3. 九州とともに。
そしてアジア、
世界へ
4. 語り合う中から、
答えを見出し、
行動を
九州電力グループは、
持続可能な社会の実現を目指して、
グローバルな
視点で地球環境の保全と地域環境との共生に向けた取組みを展開します。4 しかく 佐賀営業所環境方針
基 本 理 念
九州電力株式会社佐賀営業所は、
エネルギーを中核にした商品・サービスの
提供を通じ、
お客さまの満足と信頼を得て、
社会とともに発展するこ
とを目指して
事業活動を展開しています。
私たちは社会の発展と環境との調和を図るためには、
環境問題への取組みが
自らの存在と事業活動に必須の条件であることを認識し、
「地球温暖化の防止や
自然環境の保全に努め、
環境に配慮した事業活動を推進するとともに、
豊かな環
境の実現を目指し、
地域の皆さまとともに歩む」ことを基本理念とします。
基 本 方 針12 34 5佐賀営業所の業務活動にかかわる環境側面を常に認識し、
環境保全を推
進するとともに、
環境マネジメントシステムの継続的改善を図り、
環境負荷
の低減に努めます。
営業所の環境側面に適用される法的及びその他の要求事項を遵守します。
業務を行うにあたっては、
環境への配慮の視点を持ち省資源・省エネルギ
ーに努めます。
また、
発生抑制
(Reduce)、再使用
(Reuse)、再利用
(Recycle)の3Rを促
進します。
佐賀営業所管轄内の地域の環境美化、
緑化への貢献など、
地域社会の一
員としての活動を積極的に行います。
この環境方針を達成するために、
環境教育による社員の意識向上に努め、
環境目的・目標を定め計画的に活動するとともに、
それらを定期的に見直し、
継続的改善を行います。
この環境方針は営業所全従業員に周知するとともに、
一般の人にも開示します。
九州電力株式会社 佐賀営業所長
環 境 方 針
佐賀営業所の概要
平成17年4月1日5 6
第2章/環境活動のしくみ1
. 環境マネジメントシステム(1)運用体制
佐賀営業所では、
事業活動全般にわたって企業の成長と環
境を両立させる
「環境経営」
を推進していくために、
環境保全
活動を継続的に実施、
改善するための、
体制や手順を含む体
系的な仕組みである、
環境マネジメントシステム(EMS)
を導
入しています。EMSで環境保全活動についてPDCAサイクルを繰り返すこ
とにより、
営業所所員の環境に対する意識を高め、
継続的な
環境改善活動に繋げています。
このシステムを2002年3月に導入し、
6月に国際規格であ
るISO14001の認証を取得しています。(2)環境マネジメントシステムの導入と ISO
14001認証取得
トップマネジメント
(所長)
内部環境監査組織
内部環境監査責任者
内部環境監査員
環境管理責任者
(副所長)
事務局
法的責任者
環境管理委員会
委員長
委員
幹事
住宅電化
グループ
系統運用
グループ
設備建設
グループ
計画
グループ
ソリ
ューション営業
グループ
料金運営
グループ
営業運営
グループ
設備保全
グループ
所長をトップとして、
所長が任命したEMS
に関する責任者である環境管理責任者のもと、
営業所職場で業務する所員が協力
して環境活動を実施しています。
継続的改善
環境マネジメントプログラムが
適正に運用できているかどうか
を確認するための監視及び内部
監査を行います。
EMSを運用維持するために体
制を整備し、
必要な教育を行い、
情報管理に対応し、
環境管理を
行うための具体的な手順を定め
て実行します。
環境に対して悪い影響を及ぼす側
面を特定し、
法的な規制事項を整
理して環境に与える影響を極力低
減するための目的・目標を定め、それを達成するための具体的なプロ
グラムを策定します。
計画PlanDo
営業所長は、
運用実績
(監視の
結果)
と内部監査の結果を受けて、
必要がある場合にはEMSの見
直し方針を示します。
マネジメントレビュー
Action
Check
実施及び運用
点検
環境方針
環境マネジメントシステム PDCAサイクル 7営業所長が任命した
「内部環境監査責任者」
を中心とした
「内
部環境監査組織」
が、
環境監査を年1回実施しています。
この
監査では、
佐賀営業所における環境管理がISO14001規格
の要求事項に適合し、
適切に実行・維持されているか確認し
ています。
また、
監査による指摘事項については、
都度見直しを行い、
継続的なシステムの改善に努めています。(3)内部環境監査
環境保全の重要性及びEMS
を理解して活動していくため
に、EM
Sに関する教育、
研修及び訓練を定期的に実施して
います。
(注記)1 EMS内容教育
EMSに関しての所員の力量を確保するために行う教育で、
年に1回全所員
を対象にEMSの必要性、
目的・目標の周知などを行っています。
(注記)2 内部環境監査員養成研修
EMSのシステムが的確に運用されているか確認するための内部監査を実
施する上で、
監査員の力量を確保するために実施している研修です。(4)教育・訓練
2002年6月のISO14001認証取得以降、
毎年、
第三者の
審査機関からEMSが適切に実行され、
維持されていることを
定期審査により確認を受けています。
審査での指摘事項については、
都度見直しを行い、
継続的
なシステムの改善に努めています。
2008年度は、
認証の有効期間が3年であることから、
2回目の更新審査を受審しました。(5)外部審査
環境活動のしくみ2002年度2003年度2004年度2005年度2006年度2007年度2008年度
認証取得
更新審査
定期審査
しろまる
しろまる しろまる
しろまる しろまる
しろまる しろまる
外部審査機関による受審の状況
しろまる ― ― EMS
内容教育(注記)1 しろまるしろまる 環境管理責任者EMS専門研修
しろまる
しろまる 環境担当者EMS
専門研修
― ― しろまる 内部環境監査員養成研修(注記)2― しろまる ― 緊急事態対応訓練― ― しろまる 技術訓練
主な教育訓練
自覚
教育
適切な
訓練
力量の
確保
項目 頻度 2007
年度実績1回/年
都度
都度
都度
都度
10日/月
5〜6月実施
2006年受講済
内部環境監査員資格取得状況
計画G
ソリューション営業G
営業運営G
料金運営G
住宅電化G
系統運用G
設備建設G
設備保全G
合計23211213159月受講
9〜11月実施
消防訓練:
11月実施
変圧器損壊対応訓練:12月・
1月実施
毎月実施
外部審査受審状況 8 (6)
2007年度EMS活動実績
2007年度における佐賀営業所でのEMS活動実績については、
以下のとおりです。
ISO14001 要求事項 実施内容
4.3.1
環境側面
4.3.3
目的、
目標及び実施計画
4.4.1
資源、
役割、
責任及び権限
(環境管理委員会)
4.4.2
力量、
教育訓練及び自覚
4.4.3
コミュニケーション
(苦情処理)
4.4.5
文書管理
(EMS文書改正履歴)
4.4.6
運用管理
4.5.2
順守評価
4.5.3
不適合並びに是正処置及び予防措置
(改善提案処置)
4.5.5
内部監査4.6マネジメントレビュー
2007.3 著しい側面登録簿
(環境管理責任者)
2007.3 緊急事態特定
(環境管理責任者)
(目的、
目標)
2007.3、
7 全体目的・目標設定
(所長)
2007.3、
7 個別目的・目標設定
(環境管理責任者)
(実施計画)
2007.3、
7 全体実施計画書策定
(所長)
2007.3、
7 個別実施計画書策定
(環境管理責任者)
2007.3 EMS年度計画書策定
(所長)
2007.5 2007年度全体目的・目標一部見直し
2007.12 環境管理基準改正
2008.3 2007年度EMS定期見直し
都度 EMS内容教育
都度 転入者教育
都度 取引先EMS教育 ほか
EMS関連の苦情なし
2007.4 環境管理基準定期見直し
2007.4 環境マニュアル定期見直し
2007.4 法規制登録簿定期見直し ほか
1回/四半期 所長へ報告
2007.1
2 法的及びその他の要求事項の順守評価実施
2007.5他 2007年度目的・目標の見直し (旧規格コンク
リート柱再使用未達成)
2008.1 内部監査実施
2008.2〜3 内部監査不適合是正措置
(計画G)
都度 2007年度全体目的・目標の見直し
都度 環境管理基準・環境マニュアルの改正 ほか 92. 環境目的・目標の計画と実績
当所における環境目標の内容と実績については、
以下のとおり
となっています。
佐賀営業所では、
環境に与える影響を極力削減するための目的・目標を定め、
環境活動に取り組んでいます。
また、ここに掲げる定量的な目標以外にも、
全社における環境活動の具体的計画である
「環境アクションプラン」
に基づき、環境負荷を低減する取組みを所員一丸となって行っています。(1)EMS目標と実績の推移
(2006〜2007年度) 2008年度は、
以下の内容を目標に掲げ、
環境活動に取り組んでいきます。(2)2008年度EMS目標
環境活動のしくみ
所内の使用電力量削減 所内の使用電力量削減
3事業所
(佐賀支店、佐賀営業所、
佐賀電力所)
での取り組みのため、
日常運用管理へ変更
廃棄物抑制・リサイクル体制確立
供給支障事故の減少
変動の大きい事故件数
からお客さま当りの停
電時間に目標を変更
資源の再使用体制の確立 旧規格電柱の再使用
旧規格電柱の発生が
不安定であり、
目標と
して不適なため日常
運用管理に変更
CO2 排出抑制
オール電化住宅普及促進
2008年度からはCO
2 削減効果の高いエ
コキュートに特化し
た目標に変更
エコキュート普及促進
自家発戻り需要の獲得
当社からの買電に切
り替え可能な施設に
ついては獲得済のため、
日常運用管理へ変更
原子力の環境特性面の
更なるPR
プルサーマルの
環境特性面の更なるPR
実 績 見 合 いで
目標値を変更
実績
目標 実績
目標2.4%前年度比
1.0%削減−−7件継続事故
11件以下1分お客さま当り
停電時間1分
88.4%
再使用率
90%以上−−
2,457戸
普及
2,410戸
2,950戸
普及
2,700戸−− 1,607台
年1,000台
3,025kW
2,000kW
以上−−−− 23ポイント
必要性認識向上
10ポイント以上
主改善施策
2007年度
2006年度
全体目標
全体目的
全体目的
廃棄物抑制・リサイクル体制確立
CO2排出抑制
原子力の環境特性面の
更なるPR
全体目標
供給支障事故の減少
エコキュート普及促進
プルサーマルの
環境特性面の更なるPR
2008年度目標
お客さま当り
停電時間1分
年1,679台
必要性認識向上
20ポイント以上
エコキュート普及促進活動
第3章/環境活動への取組み
当社は資源の消費を抑制し、
環境への負荷ができる限り低減される
「循環型社会」
形成の必要性を十分に認識し、
廃棄物の最終処分量を限りなくゼロに近づける
「ゼロエミッションへの挑戦」
をスローガンに、
事業活動で発生する
廃棄物の発生抑制
(Reduce:リデュース)、再使用
(Reuse:リユース)、再利用
(Recycle:リサイクル)
の3Rを推進
しています。1. 循環型社会形成への取組み
コピー用紙については、
電子承認文書システムの使用、
両面印
刷機能の有効活用、
裏面コピー用紙の優先使用、
会議時におけ
るプロジェクターの使用などにより、
使用量の抑制に努めています。
また、
発生した古紙についてもリサイクル率100%維持に向け
た取組みを実施しています。(1)コピー用紙購入量削減への取組み
佐賀営業所は、
供給支障事故の発生により排出されるお客さまの産業廃棄物を抑制するために、
事故防止検討会および特
別巡視を実施し
「ーお客さまあたりの停電時間1分」
を目標に取り組んでいます。
また、
佐賀営業所から発生する廃棄物は、
可能な限り分別を徹底し、
リサイクルを促進するなど、
極力最終処分量を削減する
取組みを実施しています。(2)産業廃棄物の発生抑制及び適正処理
当社は循環型社会の形成に資することが自らの責務であると
認識し、
製品等の調達においても環境にやさしい製品等の調達
を図る
「グリーン調達」
を積極的に推進しています。(3)グリーン調達の推進
佐賀営業所では、
2000年7月より「ご近所割り箸リサイクル活動」
に取り組んでいます。(4)割り箸リサイクル活動
「ご近所割り箸リサイクル活動」
とは、
当所近郊の営業施設や一般
家庭から持ち込まれた割り箸を定期的に製紙会社に運搬するとい
う活動で、
運搬した割り箸は製紙会社にて紙に再生されています。
当所に持ち込まれた割り箸は毎月第2・第4水曜日に所員が梱包
し、
製紙会社に運搬しており、
2007年度の運搬量は、
2,852kgと
なりました。
この量の割り箸だけで紙を製造したと仮定した場合、
A4版コピ
ー用紙にして約95箱分
(1箱:2,500枚)、ティ
ッシュペーパーにし
て約4,278箱分となります。・割り箸3膳
(12g)
⇒コピー用紙1枚
(A4版)・割り箸2,500膳
(10kg)
⇒ティ
ッシュペーパー15箱
割り箸の箱詰め風景
王子板紙
(株)
佐賀工場への運搬
古紙の分別状況
(出典:王子製紙
(株)
ホームページ)
【参考】10 しかく 割り箸リサイクル工程図
(工場内での製紙工程)
環境活動への取組み
(王子製紙
(株)
ホームページ掲載図を参考に作成)11王子板紙
(株)
佐賀工場持ち込み
王子製紙
(株)
日南工場
木を小さく切ったチップを
回収した割り箸と混ぜて釜
に入れ、
薬品を加えて高速・高圧で約5時間煮るとパル
プができる。
釜から出てく
る茶色のパル
プと回収した古紙にそれぞ
れ薬品を加え、
それぞれ白
いパルプにして混ぜる。
紗紙機を利用してパルプ
から紙を作る。
九州電力株式会社
九州電力株式会社
佐賀営業所
佐賀営業所
九州電力株式会社
佐賀営業所
紙は分速約1000mの
スピードで走る。
薄めたパルプを勢
いよく吹き出させる。
蒸気
紗紙機
薬品
(漂白剤)
薬品
(脱墨剤)
チップ
古紙 白パルプ
回収した割り箸112233
蒸解釜
佐賀営業所では、
地球の資源を利用しつつ事業活動を行っているこ
とを認識し、
温室効果ガスを削減するための取
組みを実施しています。
2. 省エネ・省資源への取組み
佐賀営業所では、
地域社会との対話を大切にする観点から、
環境PR活動や、
植樹活動などにも取り組んでいます。
3. 地域社会との協調(2)電気自動車の優先利用
当社では、
10年間で100万本の植樹を行う
「九州ふるさとの森
づく
り」
を展開しており、
佐賀支店全体で地域の皆さまとともに植樹
活動に取り組んでいます。
2007年度は、
佐賀支店主催により杵島郡大町町にて実施された「九州ふるさとの森づく
りin大町町」
へ参加し広葉樹15,000本
の植樹を行いました。
環境美化活動の一環として、
毎月15日に事業所周辺の清掃活動
を実施しています。
また、
「お客さまありがとうございますキャンペ
ーン」
の一環として佐賀城跡鯱の門と石垣及び周辺清掃を実施し
ています。(2)植樹活動の実施
原子力の環境特性面をお客さまにご理解いただく
ため、
原子力発電所見学会を実施しています。
具体的には、
営業所内各グループにつき年間50名以上の成人層
(16歳〜69歳)
のお客さまを引率させていただき、
見学会
前後のアンケート結果による必要性認識度の違いについて、
ポイント化した目標の達成に取り組んでいます。
2007年度は、合計1,489名
(うち、
成人層1,036名)
のお客さまにご参加いただきました。(1)原子力の環境特性面のPR(3)清掃ボランティアの実施
エコキュートの普及促進、
お客さまへの省エネコンサル等
を実施することで、
CO2の排出抑制に貢献しています。(1)エコキュートの普及促進及び省エネPRの実施
佐賀城跡
「鯱の門」
周辺清掃
「九州ふるさ
との森づく
りin大町町」
での植樹風景
事業所内において、
車両予約システムを利用し電気自動車
を優先使用することにより温室効果ガスの削減に努めています。
電気自動車12 第4章/ISO14001認証取得とその後の経緯
【主要経緯】
【登録証】
2001年
2001年
2001年
2002年
2002年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
7月
9月
12月
3月
5月
6月26日
5月
5月
5月
5月
5月
4月
佐賀営業所におけるISO14001認証取得を社内決定
「ISO14001」
認証取得に向けた環境推進委員会を結成
「環境方針」
制定
「環境管理基準」
制定
本審査
認証取得1年次サーベイランス
2年次サーベイランス
更新審査
更新後1年次サーベイランス
更新後2年次サーベイランス
更新審査13

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