川内大綱引き
人と地球環境に優しい企業活動を目指して
川内原子力発電所 環境アクショ
ンレポート 2004
C O N T E N T S
ごあいさつ
しかく環境マネジメン
ト体制
しかく2003年度の活動実績 (1)
目標と実績 (2)
取り組み状況
1.環境マネジメント
システムの効果的な運用
2.地球環境問題への取り組み
3.廃棄物リサイクルの推進
(ゼロエミッションへの挑戦) 4.地域環境との共生
5.社会との協調
6.働きやすい職場づくり 7.社員の意識高揚対策
しかく川内原子力発電所の概要 (1)
設備概要 (2)
川内原子力発電所のあゆみ
しかく展示施設の問い合わせ 1 2 3 3 4 4 5 5 6 7 7 7 8 8 9 9 川内大綱引き,
関ヶ原の当時,
島津義弘が薩摩藩の士気を鼓舞するために
始められたのが起源といわれ,
400年の往古を今に伝える若者の祭典です。 日本一を誇る大綱
(長さ365m,
直径35cm,
重さ5トン)
を使用して行われる大
綱引きは,
約3千人の若者が上半身裸で引き合いをする勇壮な祭りで,約5万人
の見物客が集まります。 この大綱引きの見ものは,
単に大綱を引き合う
だけでなく,「押し隊」
と呼ばれ
る攻撃隊が相手陣営に攻め込む壮絶な激闘です。
綱の中心部では双方の
「押
し隊」
がぶつかり合うことから,
別名
「けんか綱」とも呼ばれています。 【川内大綱引き】 ごあいさつ
川内原子力発電所は,電力需要の増加に対し,燃料確保の安定性,経済性及び環境への適合など
総合的に勘案して,ベース電源の中核を担うべく,玄海原子力1・2号機に続いて当社で2番目の地
点として,1号機が1984年7月
(2号機 1985年11月)
に営業運転を開始しました。
出力はいずれも890MWの軽水減速・軽水冷却加圧水型炉
(PWR)
で,玄海原子力発電所の運転経
験をはじめ,先行プラントで得られた貴重な知見を反映した改良標準化策を取り入れた設計とな
っています。
営業運転開始以降は,安全・安定運転を最優先にして良好な運転実績をあげています。
当発電所は,北薩の自然豊かな環境に立地しており,周辺の自然環境と調和のとれた環境整備を
図るとともに,環境に優しい発電所との意識のもとに排水の水質管理や大気のばい煙測定など適
切な管理を行っています。
また,原子力特有の放射線の管理についても環境放射線モニタリングや
周辺海域モニタリングを着実に実施し,周辺環境への影響がないことを確認しています。
1999年3月には,当社として松浦発電所に続いて,環境の国際規格であるISO14001
(環境マネ
ジメントシステム)
の認証を取得し,
環境保全のより一層の充実強化を進めています。
具体的には,
『人と地球環境に優しい企業活動を目指して』
という理念のもとに,
環境活動を自主・継続的に改善していく環境マネジメントシステムISO14001の認証継続
川内原子力発電所の安全運転の継続による温室効果ガス削減への寄与
廃棄物の最終処分量を限りなくゼロに近づける
「ゼロエミッション」
への取り組み
などに努めています。
今回は,皆さま方に私たちの環境保全への取り組みを知っていただくために,この
「川内原子力
発電所アクションレポート」
を発行しました。
皆さま方の率直なご意見・ご感想をいただければ幸
いに感じます。
おかげさまで,川内原子力発電所は,本年7月に営業運転開始後20周年を迎えることになりまし
た。
今後とも私たち所員一同は,地域の皆さまに安心感と信頼感を与える発電所となるよう努めて
いく所存です。
2004年6月
執行役員
川内原子力発電所長01 02
川内原子力発電所は,
皆さ
まに安心していただけるよ
う所員一丸となって,
発電所の安全・安定運転
に努めています。
また,
環境保全活動も業務運営の重要課題の1つと
して,
人と地球環境に優しい発電
所を目指して積極的に取り組んでいます。 環境活動に対する理念及び取り組みの方針を定めた「環境方針」
を制定しています。(1)環境方針
発電所長をトップとして,
所長が任命した環境マ
ネジメントシステムに関する責任者
「環境管理責任者」
のもと,
各課で環境活動を実施しています。(2)推進体制
環境方針に基づき環境活動を行うため,
川内原子
力発電所の事業活動に伴い,
環境に影響を与える影
響評価を実施し,
その中から著しい環境影響を特定
して,
これらを改善するための環境目的・目標を策定し,達成のため全所員取り組みを行っています。(3)環境目的・目標の設定
発電所長が任命した
「監査責任者」
を中心とした
「内
部環境監査組織」が,環境監査を年1回実施しています。
ここでは,
川内原子力発電所における環境管理が
ISO14001規格の要求事項に適合し,
適切に実行・維
持されているかを確認しています。(4)内部環境監査
実施及び運用
環境方針
環境管理責任者
経営層
登録証
環境管理委員会
環境管理監査組織
総務課
環境広報担当
技術課
発電課
保修課
安全管理課
土木建築課
1.体制及び責任
2.訓練,自覚及び協力
3.コミュニケーション
4.環境マネジメント
システム文書
5.文書管理
6.運用管理
7.緊急事態への準備及び対応 DO点検及び是正措置
1.監視及び測定
2.不適合並びに是正及び予防処置
3.記録
4.環境マネジメント
システム監査
CHECK
計画
1.環境側面
2.法的及びその他の要求事項
3.目的及び目標
4.環境マネジメントプログラム PLAN経営層による見直し
ACTION
継続的
改善
EMS組織図
PDCAサイクル図
しかく環境マネジメン
ト体制
環境活動の計画・実行・監
視/評価・改善のPDCAサイ
クルを回しながら,
環境へ
の影響を継続的に改善して
いく
「環境マネジメントシ
ステム=EMS」
の構築に取
り組み1999年3月に,
その
国際規格であるISO14001
の認証を取得しました。
原子力訓練センター
安全品質保証統括室
認証取得
更新審査
定期審査 03環境マネジメントシステムに関する教育や,
各所員
に応じた各種の教育・訓練を定期的に実施しています。
また,
緊急時を想定した消防訓練,
避難・救助訓練や非
常事態対策総合訓練などを定期的に実施しています。(5)教育・訓練の実施
主要な環境活動について,
目標値を定め環境負荷の低減等に努めています。(1)目標と実績
しかく2003年度の活動実績 (6)外部環境審査
しかく外部環境審査の受審状況
(注記)1995年か
ら5ヵ年と1999年か
ら5ヵ年との対比
ISO14001定期審査への的確な対応
ベンチマ−キング事業所訪問調査
脱水汚泥のリサイ
クル
2次系イ
オン交換樹脂のリサイ
クル
金属く
ずのリサイ
クル
使用済蛍光管のリサイ
クル
使用済樹脂の発生量削減
放射性固体廃棄物の保管量削減
設備利用率向上による温室効果ガスの削減に寄与
空調用冷媒の代替フロン化
回収装置使用による
フロン回収
植林活動への積極的な参加
地域行事への参加
不適合項目数
(個) ― 社 %%%%%%ドラム缶数
設備利用率%台 回収装置使用率%― ―
ゼロ
全所員
新任監査員 110010080以上
90以上 10010
87〜92
82.1以上 6100― ―
ゼロ しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる ×ばつ
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
しろまる
「個人携帯カ−
ド」
を全所員に配付
「環境一口メ
モ」
を定期的に発行
EMS教育を実施
内部環境監査員の養成 リコ−計器(株)を訪問調査
100%リサイ
クル実施
100%リサイ
クル実施
92.5%
(電気・機械関係) 99.9%
(土木・建築関係) 100%リサイ
クル実施
12.4%削減
(注記)
31本削減
(焼却炉不調のため) 84.3%
(火力代替発電CO2削減量:約1000万
トン) 6台を代替フロン化
100%使用
唐浜:31名,
吹上浜:13名
川内大綱引き,
はんや祭り:計111名
活 動 項 目 2003年度実績 評価
目 標
単 位
活動充実化のための方策・実施 EM
Sの効率的
運用
廃棄物の
リサイ
クル推進
廃棄物の発生量
削減
地球環境問題
への取り組み
社会との協調
にじゅうまる
にじゅうまる
にじゅうまる にじゅうまる にじゅうまる にじゅうまる
1998
年度
1999
年度
2000
年度
2001
年度
2002
年度
2003
年度
1999年3月認証取得以降,
毎年,
第三者の審査機関
からEMSが適切に実行され,
維持されていることを定
期審査により確認を受けています。
さらに,
認証の有効
期間が3年であることから3年目には更新審査を受け
て更新継続しています。
これまでの審査では,
不適合件名の指摘はありません。
内 容 042004年3月11,
12日に,
外部審査機関による
ISO14001の規格適合状況に関する定期審査を受
審しました。
この審査では,
1件の指摘
(改善が望ま
しい項目)
を受けましたが,
不適合項目はありませ
んでした。
しかく定期審査での指摘事項等
定期審査への対応
充実化に向けた取り組み ◇ 「携帯カ−
ド」
の配付
所員のEMSに関する認識を促すため,
環境方
針や各課の活動内容等を記載した
「個人携帯カ−ド」を,毎年更新して全員に配付しています。◇ 「環境一口メモ」
の発行
環境に対する意識向上策として,
環境に関する
事項をまとめた
「環境一口メモ」
を定期的に全員に
メ−ルで配信しています。
◇ ベンチマ−キング事業所の訪問調査
環境活動の改善策の一環として,
環境活動に優
れた実績をもつ他社をベンチマ−キング事業所と
して選定して訪問調査を行い良好事例を活動に反
映します。
2003年度は(株)リコ−計器を訪問しました。(2)取り組み状況
個人携帯カ−ド 環境一口メモ 環境マネジメントシステムの効果的な運用 1なし 指 摘 事 項
不適合項目
内 容 対応状況
法令名を追記
環境関連の監視・評価項目を
「環境監視方法一覧表」
に記載しているが,
監視根拠の
法規制について,
何の法令による
ものか明確に
したほうがよい。 05
CO2排出量は,
火力発電
(石炭,
石油,
LNG等),原子力
発電,
風力発電などの発電方式により大きく異なって
います。
九州電力では,
電力供給の安定性,
経済性及び地球環
境問題への対応等を総合勘案し,
原子力を中核とした
バランスのとれた電源開発の推進による電源ベストミ
ックスの達成や,
新エネルギ−の開発・導入への取り組
みなどを通してCO2排出量の削減に努めています。
電源ベストミックスへの取り組み
設備利用率の向上によ
り温室効果ガスの削減
産業廃棄物
温室効果ガスやオゾン層破壊ガスの回収徹底
空調装置やガス絶縁開閉所に使用しているフロン,
六フッ化硫黄
(SF6)
ガスは,
機器点検の際,
大気に放
出しないよう回収装置により回収しています。
回収後
のフロンは精製後再使用したり,
回収業者に無害化処
理を委託しています。
また,
空調装置の取替時には,
オゾン層に影響のな
い代替フロンの使用機器への順次切替を行っています。
循環型社会の形成に向けて,
廃棄物の最終処分量
を限りなくゼロに近づける
「ゼロエミッション」
に挑
戦しています。
産業廃棄物,
一般廃棄物については,
発生抑制
(Reduce:リデュ−ス),再使用
(Reuse:リ
ユ−ス),再利用
(Recycle:リサイクル)
の3Rを実践
しています。
地球環境問題への取り組み 2廃棄物リサイ
クルの推進
(ゼロエミッショ
ンへの挑戦) 3
川内原子力発電所で発生する産業廃棄物には,
汚泥,
金属くず,
廃プラスチックなどがあります。
定期検査における工程見直しや検査工具類の開発・導入及び予備品の効率的な運用などにより定期検査
期間を短縮するとともに,
国内電力会社で初めて定
格熱出力一定運転
(注記)1
を導入して設備利用率の向上に
取り組んでいます。
2003年度の設備利用率
(注記)2は,84.3%で132億kWh
を発電しました。
この発電電力量をLNG以外の火力
発電でまかなったと過程した場合,
約1,070万トン‐
CO2の排出量に相当します。
(注記)1:定格熱出力一定運転
定格熱出力一定運転とは,
原子炉で発生する熱
(原子炉熱出力)
を一定(定格値)
に保ったま
ま運転する方法で,
冬季のような海水温度が低い時期はタ−
ビンの熱効率が向上します。
このため,
海水温度が低い時期には同じ原子炉熱
出力で
もよ
り多く
の電気出力を発生することができます。 川内原子力発電所では,
熱出力一定運転の導入により,海水温度が低い冬
季には,
発電量が約1%
(約9千kW)
増加します。 (注記)2:設備利用率
設備利用率(%)=
〔発電電力量
(kWH)
/定格出力
(kW)×ばつ暦時間(hr)〕
×ばつ100 ・ 定期検査による停止期間があるため平均的な設備利用率は100%にはな りません。 機器の潤滑油の取替頻度や交換油量の見直しを
行って約5klの廃油発生量を削減しました。
また,
水処理設備に使用しているイオン交換樹
脂の交換時期を延長することで,
使用済イオン交
換樹脂を5年間で約42kl
(年間あたり約8kl)
削減す
るなど,
産業廃棄物の発生抑制に努めています。
◇ リデュースへの取り組み
1次系設備の空調装置に使用しているフロンは,
回収後精製して再使用しています。
◇ リユースへの取り組み 0100
2001年度 2002年度 2003年度
93 922003004005006000100(トン) (%) 908070605040302010123
処分量 リサイ
クル量 リサイ
クル率 403233662645241062003年度産業廃棄物の発生量は,
約500トンで,
そのリサイクル率は,
2001年度の23%から92%
に上昇しました。
これは,
産業廃棄物の約半数を占める脱水汚泥
や廃プラスチック
(2次系イオン交換樹脂)
をリサ
イクルしたことによるものです。
その他の品目に
ついても,
分別方法の見直し等によりリサイクル
率の向上に努めています。
また,
発電所内で発生した使用済蛍光管は,
グル
ープ会社である(株)ジェイ・リライツにてリサイク
ルしています。
2003年度は,
540kgの使用済蛍光
管をリサイクルしました。
◇ リサイ
クルへの取り組み
川内原子力発電所で発生する一般廃棄物には,
古紙,
廃プラスチック,
ペットボトル,
ビンなどがあります。
事務用紙については,
両面コピ−の実施,
配布部
数等の厳選化,
パソコンを利用した所内周知など
により発生抑制に努めています。
◇ リデュースへの取り組み
事務用品,
OA機器消耗品等の購入においては,環境に配慮した製品を購入する
「グリ−ン調達」
を推進
しています。
古紙については,
事務用紙等で片面使用のもの
は裏面再使用に努めています。
◇ リユースへの取り組み
生ごみは,
コンポスト化して構内の緑化用に肥
料として利用しています。
新聞・雑誌等は,
周辺学校のPTAに寄贈したり,
その他の古紙は市内の製紙会社にリサイクル用と
して引き取ってもらっています。
機密文書については,
グル−プ会社である
「九州
環境マネジメント(株)」
にてリサイクルしています。
廃プラスチック,
ペットボトル,
空きビンは,川内市の分別要領に基づき分別してクリ−ンセンタ
−に出しています。
◇ リサイ
クルへの取り組み
設備運用における環境の保全と管理の徹底など,
地域環境の保全に努めています。
地域環境との共生 4原子力発電所では常時運転はしていませんが,
起動・停止のとき補助蒸気を供給するための補助ボイラを
設置しています,
この補助ボイラから排出するばい煙(SOx,NOx,ばいじん)
を定期的に測定して安全協
定値以下であることを確認しています。
設備及び構内からの排水を排水処理装置で処理し,
安全協定値以下であることを確認のうえ,
放水して
います。
しかく産業廃棄物の発生,
リサイ
クルの状況
低騒音・低振動型機器の採用や消音器・防音壁の設置,機器の屋内への設置などの対策を行っており,定期的な測定で県の条例規制値以下であることを確認
しています。
一般廃棄物 グリーン調達の推進
大気汚染対策
振動・騒音防止対策
水質保全対策
県 当社
モニタリングステーション
モ ニ タリン グ ポ スト
モニタリングポイント
1km * モニタリングステーション・ポスト 空間の放射線量の連続測定を
行います。 * モニタリングポイント
一定期間の積算の放射線量の
測定を行います。 川内原子力
発電所
川内市
串木野市 10km7km5km3km
各種放射線測定器の設置状況 07社会との協調 5所員の地域行事への参加や植林活動など,
社会と
の協調に努めています。
原子力発電所周辺地域の方々と所員,
協力会社員
とが直接ふれあい,
地域に根ざした共生型発電所を
目指して活動を行っています。
具体的には,
川内大綱引き,
はんや祭りなどに積極
的に参加するとともに,
地元の小学校の運動会や夏
祭りにも多数参加しています。
2003年度は,
川内大綱引きに69名,
はんや祭りに
42名が参加しました。
所員の環境意識対策 7職場環境に関する研修や情報提供を充実させ,所員一人ひとりの環境意識の高揚を図っています。
九州電力では,
通信教育受講料の補助や公的資格祝金
などの諸制度を設けており,
公害防止管理者,
エネルギ−
管理士など所員の環境関連の資格取得を支援しています。
働きやすい職場づくり 6
川内原子力発電所は,
地域の皆さまに安心してい
ただけるよう安全・安定運転を最優先にして,
発電所
長のモット―である ほう れん そう の実行を元に,所員と協力会社員が協力して風通しの良い職場
づくりに心がけています。
ほう:報告
(何かあったらすぐ報告する)
れん:連絡
(お互いに連絡し合う)
そう:相談
(悩まずに何でも相談する)
しかく川内原子力発電所での環境関連の資格取得の状況
エネルギ−管理士
2003年度
取得者数 22003年度末の
有資格者数 13公害防止管理者 1 5
産業廃棄物処理施設技術管理者 1 7
特別管理産業廃棄物管理責任者 2 12
ボイ
ラ技士 4 157
特定化学物質等作業主任者 3 38
内部環境監査員 8 18鹿児島県内の植林活動にも積極的に参加しています。
2003年度は,
1月31日に行われた唐浜の植林活動には
31名が,
2月7日の吹上浜植林活動には13名が当所から
参加しました。
発電所で発生した放射性の気体,
液体の廃棄物は,
建屋
内の廃棄物処理装置で適切に処理し,
安全を確認した上
で放出しています。
この放出による発電所周辺への影響は,
自然放射線の数%以下でその変動幅に収まっています。
固体廃棄物は,
敷地内の貯蔵庫に厳重に保管しています。
吹上浜植林活動
放射性廃棄物の管理
発電所周辺に各種放射線測定器
(モニタリングス
テ−ション,
モニタリングポスト,
モニタリングポイ
ント)
を設置するとともに,
敷地周辺の農作物,土,飲
み水,
魚貝藻類,
海水などを定期的に採取して放射線
や放射能濃度を測定しています。
この測定結果は,鹿児島県が広報誌で公表しています。
環境モニタ
リング
地域行事への積極的な参加
植林活動への積極的な参加
環境関連の専門家育成 2673283504328267504東市来町
川内市
東郷町
鶴田町 宮 之 城 町
薩摩町
阿久根市 樋脇町 入来町 祁答院町 串 木 野 市 市 来 町
県道43号線 県道42号線 県道
42号線 県道51号線 九州自動車道 県道36号線
川内原子力
発電所
川内原子力
発電所
西鹿児島駅
東市来駅
川内駅
市来駅
串木野駅
西鹿児島駅
東市来駅
川内駅
市来駅
串木野駅
阿久根市 08(1)
設備概要
営業運転開始日:1号機 1984年7月4日
2号機 1985年11月28日
所在地:鹿児島県川内市久見崎町字片平山1765番地3
従業員数:九州電力 約250名/協力会社 約430名
しかく川内原子力発電所の概要
(2004年3月31日現在) 川内原子力発電所の全景
川内原子力発電所の位置
川内原子力発電所の組織と業務
項 目
敷地面積
電気出力
型 式
温度・圧力
種 別
装荷量
蒸気温度・圧力 原子炉 燃 料 タービン 回転数
1号機
約145万m2
(埋立面積10万m2
を含む) 89万kW
加圧水型軽水炉
(PWR) 約320°C,
約15.4MPa
(157kg/cm2)
低濃縮
(約3〜4%)
二酸化ウラン
約72トン
2号機
89万kW
約72トン
約270°C,
約5.1MPa
(52kg/cm2)
1800回転/分 ・立地,
総務,
経理,
資材,
人事労 務,TQMの推進に関する事項 ・出入管理等 (貯蔵品の管理を含む) ・
環境,
広報,
地域社会に 関する事項 ・発電所に関する技術全般の 計画,
管理,
原子燃料の管理, 炉心管理 ・原子力発電設備の運転,
保守 ・原子力発電設備の改良,
保修, 放射性廃棄物処理,
原子燃料 の取替
・放射線管理,
放射性廃棄物 の管理 ・科学管理 ・土木建築設備の改良,
保修 ・教育・訓練の計画,
実施 ・保安教育の総括
・保安活動,
品質保証活動の 総括,
管理
所 長
次長
(事務) 次長
(環境広報) 次長
(技術) 原子力訓練
センター所長
安全品質保証
統括室長
総務課
環境広報
担 当
技術課
発電課
保修課
安全管理課
土木建築課
原子力
訓練センター
安全品質保証
統括室 09年 月 主 な 行 事
川内市議会誘致決議
1号機建設計画を発表 1号機電源開発調整審議会承認
2号機建設計画を発表
1号機原子炉設置許可
2号機電源開発調整審議会承認
1号機の基礎掘削を開始
展示館オ−プン
2号機原子炉設置許可 2号機の基礎掘削を開始
鹿児島県および川内市との安全協定に調印
1号機初臨界
1号機試験送電開始
1号機営業運転開始
2号機初臨界
2号機試験送電開始
2号機営業運転開始 川内原子力発電所営業運転開始10周年
展示館入館者100万人を達成
原子力訓練センタ−オ−プン ISO(国際標準化機構)
14001認証取得 展示館入館者150万人を達成
1号機定格熱出力一定運転導入
2号機定格熱出力一定運転導入
1964年12月
1970年 4月 1976年 3月
1977年 3月
1977年12月
1978年 7月
1979年 1月
1980年 1月
1980年12月 1981年 5月
1982年 6月
1983年 8月
1983年 9月
1984年 7月
1985年 3月
1985年 4月
1985年11月 1994年 7月
1994年 7月
1996年11月
1999年 3月 2002年 3月
2002年 3月
2002年 6月 (2)川内原子力発電所のあゆみ
しかく展示施設の問い合わせ先
名 称 住 所 開館時間 休館日 電話番号
九 州
エネルギー館
午前9時〜午後5時 092‐522‐2333
福岡市中央区薬院
四丁目13番55号
毎週月曜日
(月曜日が祝祭日の場合は翌日) 年末年始
玄 海
エネルギーパーク
〃 0955‐52‐6409
佐賀県東松浦郡
玄海町今村字浅湖
4112‐1
毎月第3月曜日
(第3月曜日が祝祭日の場合は翌日) 年末年始
名 称 住 所 開館時間 休館日 電話番号
天 山 発 電 所
展 示 館
午前10時〜午後4時 0955‐65‐2266
佐賀県東松浦郡
厳木町大字天川 〃 大 平 発 電 所
展 示 室
午前9時〜午後4時 0965‐45‐2761
熊本県八代郡
坂本村大字鮎帰
1196番地2〃 一ツ瀬発電所
資 料 館
午前9時〜午後5時 0985‐24‐2140
(宮崎支店広報グループ) 宮崎県西都市大字
中尾字的場509‐12
毎週月曜日
(祝日の場合は開館) 及び年末年始
川 内 原 子 力
発電所展示館
〃 0996‐27‐3506
鹿児島県川内市
久見崎町
年末年始 八丁原発電所
展 示 館
〃 0973‐79‐2853
大分県玖珠郡九重町
大字湯坪字八丁原 〃
山 川 発 電 所
展 示 室
〃 0993‐35‐3326
鹿児島県揖宿郡
山川町大字小川字
赤伏目2303番地 〃 野間岬ウィンドパーク
展 示 館
午前9時〜午後5時 0993‐59‐5522
鹿児島県川辺郡
笠沙町字野間池
年末年始
き ゅ う で ん
ぷら
っとホール 午前10時〜午後7時 0996‐23‐2131
鹿児島県川内市
鳥追町一丁目1番
JR川内駅西口2階
年末年始
げん
せん だい
やま がわ
はっちょ
うばる
のまみさき
てん ざん
おお ひら
ひと つ せ
かい
駐車場あり いずれの施設も団体でお越しの際は,事前にご連絡下さい。 Trademark American Soybeen Association 古紙配合率100%再生紙を使用しています
〒895‐0132 鹿児島県川内市久見崎町字片平山1765番地3TEL(0996)
27‐3111 FAX
(0996)
27‐3106
発行年月:2004年6月
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お問い合せは,
九州電力(株) 川内原子力発電所までお願いします。
川内原子力発電所
九州電力ホームページ http://www.kyuden.co.jp/sendai/
本レポートは,九電グループで発生・回収した
古紙を利用し,
再生した用紙を活用しています。

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