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5 九 州 電 力 C S R 報 告 書 2 015
九州電力の思い
「快適で、そして環境にやさしい」
そんな毎日を子どもたちの未来につなげていきたい。
それが、私たち九州電力の思いです。
ずっと先まで、明るくしたい。
この思いの実現に向けて、
私たちは次の4つに挑戦しつづけます。1 地球にやさしいエネルギーをいつまでも、
しっかりと
私たちは、
お客さまに毎日の生活を安心して送っ
ていただけるよう、
エネルギーや環境に関する豊
富な技術や経験をもとに、
世の中の動きを先取り
しながら、地球にやさしいエネルギーをいつまで
も、
しっかりとお届けしていきます。
2「なるほど」
と実感していただくために
私たちは、
お客さまの信頼を第一に、
さまざまな
声や思いをきっちりと受け止め、お客さまに楽し
さや感動をもって
「なるほど」
と実感していただけ
るようなサービスでお応えしていきます。
3 九州とともに。そしてアジア、世界へ
私たちは、九州の皆さまとともに、子どもたちの
未来や豊かな地域社会を考え、行動していきま
す。そして、
その先に、
アジアや世界をみます。
4 語り合う中から、
答えを見出し、
行動を
私たちは、
人間の持つ可能性を信じ、
個性を尊重
し合い、
自由・活発に語り合う中から、
明日につな
がる答えを見出し、
行動していきます。
経営理念
CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 20156九 州 電 力 C S R 報 告 書 2 015経営理念
コンプライアンス
循環型社会
地球環境問題
用 語 集 九州電力グループ行動憲章
九州電力グループは、
「お客さま」
を全ての企業活動の原点と
して、
エネルギーを中核にした商品・サービス
の提供を通じ、
自らの企業価値を持続的に創造することにより、
社会とともに発展することを目指しています。
同時に、
国内外を問わず人権を尊重し、
快適で豊かな社会の創造に貢献するため、
グループ一体となっ
た事業運営を展開しています。
このような企業活動を社会の信頼と共感のもと着実に遂行するため、社会の情勢変化に対する高い感
度を持ち、
以下の原則に基づきコンプライアンス経営を推進してまいります。
1 お客さま満足の向上
お客さまにとって価値のある商品・サービス
を、
個人情報の保護を徹底のうえ、
安全かつ確実
にお届けし、
お客さま満足の向上を図る。
2 誠実かつ公正な事業活動
すべての事業活動において透明性を確保し、公正、自由な競争や適正な取引を行うとともに、政
治、
行政との健全かつ正常な関係を保つなど、誠実かつ公正な事業活動を遂行する。
3 安全文化の醸成
社会安全確保のための設備対策や技術改善は
もとより、
公衆安全や作業従事者の安全確保を最
優先するという
「安全文化」
を醸成する。
4 コミュニケーション活動
積極的な情報開示はもとより、広く社会と対話
を重視したコミュニケーションを図り、その社会
の声を真摯に受け止め、的確かつ迅速に事業活
動へ反映する。
5 環境経営の推進
地球環境問題や循環型社会形成へ積極的に取
り組み、
環境経営を推進する。
6 地域・社会への貢献
事業活動や社会貢献活動を通じ、
地域・社会の
皆さまと協力し、
その発展に積極的に寄与する。
7 明朗な企業風土づくりの推進
従業員の多様性、
人格、
個性等を尊重し、
公正
な評価のもと、人材の積極的な育成・活用を行う
とともに、快適で働きやすい環境を確保し、ゆと
りと豊かさを実現する。
8 国際社会との協調
国際的な事業活動においては、国際ルールや
現地法を遵守することはもとより、現地の文化や
慣習を尊重し、
その発展に寄与する経営を行う。
9 法令遵守
法令やルールを遵守することはもとより、社会
に損失を与える行為や迷惑を掛ける行為を行わ
ない。
また、
市民社会の秩序や安全に脅威を与え
る反社会的な勢力とは断固として対決する。
10 本憲章の精神の徹底と経営トップの責務
経営トップは、本憲章の精神の実現が自らの
役割であることを認識のうえ、
率先垂範するとと
もに、
実効ある社内体制の整備を行い、
社内に徹
底のうえ、
取引先に周知する。
法令違反その他本憲章に反するような事態が
発生した場合は、全部署が一致協力して問題解
決にあたり、
原因究明のうえ、
早急な是正措置を
講じ、再発防止を図るとともに、経営トップを含
めて厳正な処分を行う。
7 九 州 電 力 C S R 報 告 書 2 015
当社はこれまで、低廉で良質なエネルギーをお客さまへ安定してお届けすることを通じて、お客さまの生活や経済活動
を支え、
九州とともに成長を続けてまいりました。
近年では、平成25年4月に中期経営方針
〔平成25〜27年度〕
を策定し、原子力発電所の全基停止に伴う厳しい収支・
財務状況、
需給状況下で、
経営効率化、
原子力発電所再稼働への取組み、
需給対策、
信頼向上の取組みを推進してまい
りました。
一方、外部環境に目を向けると、平成28年には電力システム改革に伴う小売全面自由化が予定されており、今後、本
格的な競争時代を迎えることになります。
こうした競争環境下においても、
「ずっと先まで、明るく
したい。」をブランドメ
ッセージとする
「九州電力の思い」
を実現
し、
お客さまから信頼され、
選ばれ続けるためには、
グループ一体となった変革を加速させていく必要があることから、平成27〜31年度の5か年を対象とする新たな中期経営方針として
「九州電力グループ中期経営方針」
を策定しました。
本方針では、
「2030年のありたい姿」
と、
その実現に向けた3つの戦略を柱として定め、平成27〜31年度の5か年にお
いて重点的に取り組むべき施策を示しています。
当社としましては、
本方針のもと、
グループ一体となった取組みを進めることにより、
持続的な成長を目指すとともに、ステークホルダーの皆さまへの価値提供を果たしてまいります。
九州電力グループ中期経営方針
「日本一のエネルギーサービス」
を提供する企業グループ
〜やっぱり!エネルギーは九電グループ〜I 基盤である九州において、
「電気をお届けする」
会社から
「エネルギーサービスを提供する」
企業グ
ループとなり、お客さまのエネルギーに関する様々な思いにお応えし、地域・社会とともに発展し
ていくII 九電グループが培ってきた強みを活かして、海外エネルギー事業、九州域外エネルギー事業、再生
可能エネルギー事業で成長していく
III 戦略実行に必要な組織力を強化し、
強固な事業基盤を築く
2030年のありたい姿
3つの戦略の柱
九州内のエネルギーサービス事業
成長分野における事業展開九州が全ての基盤事業活動をアジア、世界へ広げる電気、
ガス、
分散型、
省エネ など
成長の好循環
変革や成長に関する
組織能力、
新たな収益
海外エネルギー事業 域外エネルギー事業
強みの活用、
経営資源の投入未来の事業再生可能エネルギー事業IIIIII強固な事業基盤
常に追求し続ける
▼戦略のイメージ
CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 20158九 州 電 力 C S R 報 告 書 2 015九州電力グループ中期経営方針
I 九州のお客さまのエネルギーに関する様々な思いにお応えする1「多様なエネルギーサービス」
の提供による九電ファンの拡大
2 電源の競争力と燃料調達力の強化
3 送配電ネッ
トワーク技術の向上と活用
II 九電グループの強みを活かして、
成長市場で発展していく
1 海外電気事業の強化
2 九州域外における電気事業の展開
3 再生可能エネルギー事業の拡大
III 強固な事業基盤を築く
1 変革・挑戦する人づくり
2 スピード感をもって変化に対応できる組織づくり
3 九電グループ一体となった財務基盤・競争力強化
4 安全・安心の追求5 CSR(企業の社会的責任)
経営の徹底
平成27〜31年度の重点的な取組み
海外・九州域外電気事業
(再エネ事業を含む)
「電気をお届けする」
会社
(現在)
強みを活かして
成長分野へ進出
進化
海外・九州域外
エネルギーサービス事業(注記)1
「エネルギーサービスを
提供する」
企業グループ
ガス事業 ESP 事業
燃料
トレーディング
社会・生活
サービス事業(注記)2
Energy
Service
Provider
電気事業 ガス事業等九州エリア内海外・九州域外エ ネ ル ギ ー サ ー ビ ス 事 業
(注記)1:海外・九州域外については、当面は強みである「高い保守運用技術」を発揮可能な電気事業を中心に展開するが、
エネルギーサービス事業についても可能なものから実施する
(注記)2:エネルギーサービス事業との関係性やシナジーを勘案する
▼事業領域拡大のイメージ

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