59 九州電力 CSR 報告書 2013
持続可能な社会
循環型社会
地球環境問題CSR用語集
九州電力グループ環境憲章
九州電力グループ一体となって環境経営に取り組ん
でいく姿勢を明確に示すため、
「九州電力グループ環境
憲章」
を制定しています。
推進体制
経営層と直結した推進体制を構築するとともに、
社外有識者による評価機関を設けています。
九州電力グループ環境アクションプラン
九州電力グループ環境アクションプランは、
「地球環
境問題への取組み」、「循環型社会形成への取組み」、「地
域環境の保全」、「社会との協調」
及び
「環境管理の推進」
の5つの柱からなる環境活動方針、環境目標及び具体
的な環境活動計画で構成しています。
持続可能な社会の構築に貢献し続けていくために、
事業活動と環境を両立する
「環境経営」を九州電力グループ一体となって推進しています。
環境にやさしい企業活動を目指します 電気の供給面と使用面の両面からCO2の排出抑制に努めています。 事業所における節電・省エネに取り組んでおり、2012年度のオフィス電力使用量
を、
2010年度に比べ約28%削減しました。 「九州ふるさとの森づくり」
を展開しており、
2012年度は、
約5,000名の皆さまのご
協力により、
36か所で約2万1千本の植樹や育林活動を実施しました。
2 0 1 2 ト ピ ッ ク ス
九州電力グループ環境憲章
〜環境にやさしい企業活動を目指して〜
九州電力グループは、持続可能な社会の実現を目指し
て、グローバルな視点で地球環境の保全と地域環境との
共生に向けた取組みを展開します。1
地球環境問題への適切な対応と資源の有効活用に努
め、
未来につなげる事業活動を展開します。2
社会と協調し、豊かな地域環境の実現を目指した環
境活動に取り組みます。3
環境保全意識の高揚を図り、お客さまから信頼され
る企業グループを目指します。4
環境情報を積極的に公開し、社会とのコミュニケー
ションを推進します。2008年4月制定
提案・報告
活動実績報告
連携ご意見九州電力環境顧問会
社 長 CSR推進会議
環境委員会役 割構 成
方針・計画
本 店 支 社 センター 現業機関 工事機関
全社の環境活動戦略の総合的な審議
九州各県・各界の社外有識者
委 員 長:CSR担当の副社長又は執行役員
副委員長:地域共生本部長
委 員:委員長が指名する関係本部長・
副本部長・部長等
グループ環境経営推進部会役 割構 成
グループ会社における環境
経営推進のための具体的取
組みに関する審議・決定
部 会 長:九州電力
地域共生本部
部長
(環境担当)
構成会社:53社役 割構 成
九州電力環境顧問会
九州電力グループの環境経営に対する外部
評価
環境委員会
グループ環境
経営推進部会
▼環境経営推進体制
(2013年3月末現在)
地球環境
問題への
取組み12345循環型社会
形成への
取組み
地域環境
の保全
環境管理
の推進
社会との
協調
事業活動と
環境の両立
持続可能な社会の
構築への貢献
▼環境活動方針 60九州電力 CSR 報告書 2013
2013 Corporate Social Responsibility Report環境にやさしい企業活動を目指します再生可能エネルギー
地球環境問題
熱効率
CO2排出クレジット用語集
九州電力のCO2排出状況
2012年度の販売電力量あたりのCO2排出量
(CO2排出係数)
は0.599kg‐CO2/kWh(注記)
となり、
2011年度に比べ19%
の増加となりました。
また、
CO2排出量は5,020万トンと2011年度に比べ720万トンの増加となりました。
これは、
東日
本大震災の発生以降、
原子力発電所の運転停止が継続し、
代替する火力発電量が大幅に増加したことによるものです。
(注記)暫定値であり、
正式には
「地球温暖化対策の推進に関する法律」
に基づき、
国が実績値を公表。
地球環境問題への取組み
当社事務所における節電・省エネへの取組み
当社では、これまでも省エネルギーに積極的に取り
組んできましたが、
厳しい電力需給等を踏まえ、2011年の夏から継続して、更に踏み込んだ節電にグループ
一体となって取り組んでいます。
2012年度のオフィス電力使用量は58百万kWhと
なり、2010年度比で約28%削減
(さんかく22百万kWh)しました。
さらに、
今夏についても、
照明・エレベーター
の間引きやクールビズの拡大などに取り組みます。
京都議定書第一約束期間における実績
当社は、
京都議定書第一約束期間
(2008〜2012年度)
5か年平均のCO2排出係数を、
1990年度実績
(0.436kg‐
CO2/kWh)
に対して20%程度低減
(0.348kg‐CO2/kWh)することを自主目標として、CO2排出抑制に取
り組んできました。
2008〜2010年度の3年間はこの目標水準を達成し
ましたが、原子力発電所の運転停止の長期化に伴い、
2011、
2012年度のCO2排出量が大幅に増加したこと
により、5か年平均の排出係数は0.429kg‐CO2/kWh
となり、
1990年度比で1.6%の低減にとどまりました。
目標水準には到達できませんでしたが、非常に厳し
い経営環境の下、大震災以降も電気の供給面と使用面
の両面にわたりCO2排出抑制に取り組むとともに、5
年間で約1千万トンのCO2排出クレジットを調達する
など、原子力発電所の停止による影響を除けば、20%
程度低減の水準にまで到達できるよう、CO2削減努力
をしてきました。
当社は、今後新たに策定される国の地球温暖化対策
計画等を踏まえ、引き続きCO2排出抑制に努め、低炭
素社会の実現に向けた取組みを進めていきます。
2010 2008〜2012平均875[3,370]
[3,370]
3,050
3,050
1990 2009 (年度)
[3,080]
[3,080]5582,430
2,4308342,910
2,910
(注)
国が定めた
「事業者別排出係数の算定方法」
により算定。
(注記)今後、
国連の審査手続き等により遅れて発行されるCO2排出クレジッ
トを追加して反映するため、
若干、
変更される可能性あり。[ ]内はCO2排出クレジッ
トを反映する前の値
0.436
0.348
0.348
[0.369]
[0.374]
0.3482008[3,210]
[3,210]8592,990
2,990
販売電力量あたりのCO2排出量
(kg−CO2/kWh)
販売電力量
(億kWh)
CO2排出量(万トン−CO2)
0.348程度
(2008〜2012平均)
1990年度比で
さんかく20%程度
1990年度比で
さんかく20%程度
2011 2012854[4,480]
[4,480]
4,300
4,300 5,020
5,020838[5,130]
0.503
0.503
[0.525]
[0.525]
0.599
[0.612]
[0.385]
[0.385]
目標値
0.429(注記)
(2008〜2012平均)
実績値
目 標
原子力発電所の停止等に伴う増加
▼CO2排出量、
販売電力量あたりのCO2排出量
単位:百万kWh
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
2010 20113月5.86.16.77.95.7 5.7 6.06.88.97.36.78.37.05.86.0
5.1 4.84.96.26.04.74.65.95.8従来から更に踏み込んだ
節電の実施期間
(2011年6月〜)
(注)
四捨五入により、
電力使用量の差と削減率は一致しない。
(注記)
:発電所や研究所など、
オフ
ィスのみの電力量が把握できない事業所を除く。4.54.74.95.66.25.74.94.3 4.34.54.3 4.4
81 69201258
2010年度 [年度合計]
2011年度
2012年度
さんかく28.1%
さんかく25.6%
さんかく26.8%
さんかく28.3%
さんかく16% さんかく28%
さんかく25.7%
さんかく23.6%
さんかく22.9%
さんかく27.5%
さんかく29.4%
さんかく30.2%
さんかく31.7%
さんかく29.7%▼ 全社オフィス電力使用量削減実績(注記)
(2012年度:2010年度比約28%削減)
61 九州電力 CSR 報告書 2013
循環型社会
ゼロエミッション
用語集
社員の家庭における節電・省エネへの取組み
厳しい需給状況を踏まえ、昨夏から社員とその家族
が家庭や自宅における節電の必要性について再認識
し、
家族一体となって取り組むことを目的に
「きゅうで
ん家族で取り組む
『夏の節電アクション』」に取り組ん
でいます。
これは、
チェックシートを活用し、
取組内容
や効果を確認するもので、
好事例等については、
社内報
で紹介しています。
廃棄物のゼロエミッション活動の展開
❖産業廃棄物
当社が排出する産業廃棄物には、火力発電所の運転
に伴う副産物
(石炭灰、石こう)
や工事に伴う撤去資材
などがあります。
これらの産業廃棄物については、
適切
な管理・処理を行うとともに、
発生量の抑制
(Reduce:
リデュース)
、再使用
(Reuse:リユース)
、再生利用
(Recycle:リサイクル)
の3Rを実践しています。
循環型社会形成への取組み
チェックシート2012787 783
1995 2000 2010 (年度)5606182384044365
約100
816 81499約100
リサイクル率
(%) 発生量
(千トン) リサイクル量
(千トン)2011889 887
▼産業廃棄物の発生量とリサイクル率
社員の家庭での取組み例
(グリーンカーテン) 62九州電力 CSR 報告書 2013
2013 Corporate Social Responsibility Report環境にやさしい企業活動を目指しますコンプライアンス
電子マニフェストシステム
用語集
くろまる 発生量の抑制
(リデュース)
への取組み
発電所では、発電設備の保全リスク管理(注記)
を徹底し
ており、
これに基づく適切な工事計画の策定・実施によ
り、
廃棄物の発生量抑制に取り組んでいます。
(注記)
リスクマネジメントの考え方を設備保全に適用した手法のうち
の一つであり、設備の劣化・破損・故障に起因する種々の影響を
リスクとして捉え、
そのリスクの大きさに応じて設備保全方針を
決定していく手法。
くろまる 再使用
(リユース)
への取組み
配電工事等で撤去した電力用資機材については、再
使用に必要な性能、品質を有しているかなどを適正に
判断し、
再使用しています。
くろまる 再生利用
(リサイ
クル)
への取組み
2012年度は、発生した産業廃棄物約79万トンをほ
ぼ100%リサイクルしました。
なお、産業廃棄物の大部分を占める石炭灰について
は、石炭灰の特性を活かしたセメント原料などへの有
効利用を行っており、
100%リサイクルしています。
くろまる 電子マニフェストの導入
産業廃棄物処理におけるコンプライアンスの確保や
事務処理の効率化などを目的に、電子マニフェストシ
ステム(注記)
を2011年度に全社に導入し、2012年度から
運用を開始しています
(2012年度は約76%の事業所
が利用)。(注記)
マニフェスト
(産業廃棄物管理票)
情報を電子化し、排出事業者、
収集運搬業者、
処分業者の3者が情報処理センターを介したネッ
トワークでやりとりするシステム。
❖一般廃棄物
当社で発生する一般廃棄物には、古紙等のオフィス
活動に伴うものや発電所の貝類、ダムの流木などがあ
ります。
これらの一般廃棄物についても、
適切な管理・処理を行うとともに、
3Rを実践しています。
グリーン調達の推進
製品等の調達の際は、まずその必要性を十分に精査
の上、
環境にやさしい製品等の調達を図る ことを定めた「グリーン調達制度」
を2002年度から導入し、取引
先企業の皆さまとも協働して、製品等のグリーン調達
に努めています。
▼古紙などの一般廃棄物の発生量とリサイクル率
(2012年度)
発生量
(トン)
リサイクル量
(トン)
リサイクル率(%)主な
リサイクル用途
古 紙 1,195 1,195 100 再生紙
貝 類 132 112 85 肥料
ダム流木 744 744 100 敷きわらの代用品
排出事業者 収集運搬業者
情報処理センター
処分業者
電子情報の送受信
▼電子マニフェストシステムの仕組み
企業情報➡資材調達情報➡グリーン調達制度のご紹介
ホームページ
63 九州電力 CSR 報告書 2013 用語集
石綿
(アスベスト)
ばいじんLNG(液化天然ガス)NOx(窒素酸化物)PCB(ポリ塩化ビフェニル)SOx(硫黄酸化物)
大気汚染対策
火力発電所から排出される硫黄酸化物
(SOx)
等の
排出を低減するため、
様々な対策を行っています。
地域環境の保全
化学物質の管理
発電所等で取り扱う化学物質については、
関係法令に基づいた適正な管理を行っています。
▼大気汚染対策の概要
硫黄酸化物
(SOx)の低減対策
しろまる硫黄分の少ない重原油の使用
しろまる硫黄分を含まない液化天然ガス
(LNG)
の使用
しろまる
排ガス中からSOxを除去する排煙脱硫装置の
設置
しろまる
ボイラー内部でSOxを除去する炉内脱硫方式
の採用
窒素酸化物
(NOx)の低減対策
しろまるボイラー等の燃焼方法の改善(・二段燃焼方式の採用 )・排ガス混合燃焼方式の採用
・低NOxバーナー・燃焼器の採用
しろまる
排ガス中からNOxを除去する排煙脱硝装置の
設置
ばいじんの
低減対策
しろまるばいじんを発生しないLNGの使用
しろまる
排ガス中からばいじんを除去する高性能集じ
ん装置の設置
無電柱化の推進
無電柱化については、都市景観への配慮や安全で快
適な通行空間の確保等を踏まえ、
全国大での合意
(国土
交通省、
関係省庁、
電線管理者等)
に基づき、
1986年度
から計画的に進めています。
これまでの取組みにより、
当社管内では、
市街地の幹
線道路等を中心に、約741km
(2013年3月末現在)を無電柱化しました。
❖PCB
(ポリ塩化ビフェニル)
当社が保有する高濃度PCB使用電気機器等は、
2006年度から、日本環境安全事業
(株)
のPCB廃棄物
処理施設において、
計画的に無害化処理を進めており、
2013年3月末現在の処理率は約91%となっています。
また、
微量PCB汚染廃電気機器等については、2009年11月の関係省令
(無害化処理認定制度等)
改正によ
り処理が可能となった一部の電気機器等の無害化処理
を、
2010年度から開始しています。
なお、PCB廃棄物は、廃棄物処理法などに基づき厳
重に保管・管理を行っています。
❖石綿
(アスベスト)
吹付け石綿は、関係法令にのっとり適切に対策工事
を実施し、すべての使用箇所で飛散防止対策を完了し
ています。
石綿含有製品については、定期検査や修繕工事等の
機会に合わせて順次、非石綿製品への取替えを進めて
います。
また、
建物・設備を解体する際には、
法令などに基づ
き飛散防止措置を徹底の上、
適切に解体・搬出・処理を
行っています。➡[無電柱化後]
[無電柱化前]
出典:
[海外]
環境とエネルギー 2010〜2011
(電気事業連合会)
[日本]
電気事業連合会調べ
(10電力+電源開発(株))
単位:g/kWh
アメリカ2005イギリス2005カナダ2005日本2011イタリア2005九州電力2012ドイツ2005フランス20050.20.23.23.11.41.41.63.41.23.30.8
0.7 0.60.80.30 0.29
SOx NOx
▼世界各国の火力発電電力量あたりの SOx、
NOx排出量
鹿児島県内の地中化路線
(2012年度整備)
原子力・環境・エネルギー➡環境への取組み➡石綿の使用状況
ホームページ 64九州電力 CSR 報告書 2013
2013 Corporate Social Responsibility Report環境にやさしい企業活動を目指します生物多様性
低炭素社会
用語集
九州ふるさとの森づくり 「九州ふるさとの森づくり」
は、
当社創立50周年を記
念して2001年度から取り組んでいる植樹・育林活動(注記)
であり、低炭素社会実現への寄与や生物多様性の保全
を目的として九州各地で展開しています。
2012年度
は、
約5千名の皆さまのご協力により、
36か所で約2万
1千本の植樹や育林活動を実施しました。
なお、これまでの12年
間でおよそ117万本を植樹
し、
延べ約14万人の方々に
ご参加いただきました。
(注記)育林活動
植樹した苗木の成長を助けるため、植樹後3年程度、育林活動
(苗木の周りの下草刈)
を地域の皆さまと一緒になって行ってい
ます。
▼活動実績
(2012年度)
地 区 計画名
参加者数
(人)
本 数(注記)
(本)植樹活動
北九州
響灘・鳥がさえずる緑の回廊
第8回植樹会
1,000 7,000
熊 本
九州ふるさとの森づくり「九電の森ひとよし」
510 10,000
その他・
「みんなで創ろう 一ツ葉の森林」
植樹祭
(宮崎)
・唐浜白砂青松の森づくり(鹿児島)
など、
九州各地14か所で実施
1,310 4,400育林活動
福 岡
古賀市ふるさとの森づくり(夏・秋2回開催)
1,250 ―
佐 賀
「ふるさとの森づく
りin白石町」
育樹作業
(夏・冬2回開催)
160 ―
その他
「九電みらいの森」
下草刈ボランティア
(長崎)
など、
九州各地14か所で実施
860 ―合計
九州各地
36か所
(植樹16か所、
育林活動20か所)
5,090 21,400
(注記)本数は、
当社提供分のみ記載。
社会との協調
熊本支社では、県内各地において、12年間
で15万7千本の植樹を行ってきました。
植樹活動は、家族で楽しく環境について学
ぶことのできる絶好の場です。
毎年、地域の多くの子供たちに参加いただき、
「立派
な森に育ちますように」
と願いを込めながら、一本一本丁寧に植樹を行います。その中で、
参加者同士が協力し合い、
笑顔あふれる活動となっています。
みなさんの想いが込められた苗木が森となり、
みなさんの笑顔があふれる瞬間に、
喜びややりがいを感じています。
今後も、地域のみなさまと、環境保全活動に取り
組んで行きたいと思います。
「立派な森に育ちますように」
みんなの想いが込もった植樹活動を行っています。
山口 美穂
(写真中央下)
熊本支社 企画・総務部
企画総務グループ
▼これまでの主な植樹箇所
(累計5,000本以上)
油木ダム周辺の森づくり
(福岡県田川郡)
[2001〜2004年度]
女子畑いこいの森づくり
(大分県日田市)
[2001〜2003年度]
古賀市ふるさとの森づくり
(福岡県古賀市)
[2001〜2011年度]
九州ふるさとの森づくり
in大町町
(佐賀県杵島郡)
[2007〜2008、
2011年度]
雲仙・普賢の森植林ボランティア
(長崎県島原市)
[2001〜2010年度]
九州ふるさとの森づくり
「吹上浜植林ボランティア」
(鹿児島県南さつま市)
[2001〜2006、
2011年度]
九州ふるさとの森づくり
〜喜入植林ボランティア〜
(鹿児島県鹿児島市)
[2007〜2010年度]
響灘・鳥がさえずる緑の回廊
(福岡県北九州市)
[2005〜2012年度]
九州ふるさとの
森づくり
「九電の森ひとよし」
(熊本県人吉市)
[2011〜2012年度]
田野町水源
かん養の森林づくり
(宮崎県宮崎市)
[2004〜2005年度]
綾町ふるさと
照葉樹の森づくり
(宮崎県東諸県郡)
[2006年度]
は10万本以上
は 3 万本以上
は 5 千本以上
は 5 万本以上
は 1 万本以上 (累計)
原子力・環境・エネルギー➡環境への取組み➡九州ふるさとの森づくり
ホームページ
「みんなで創ろう一ツ葉の森林」
植樹祭
(宮崎市)
▼12年間の活動実績
実施箇所数 延べ612か所
植樹本数 約117万本
参加者数 延べ約14万人
65 九州電力 CSR 報告書 2013
次世代層へのエネルギー・環境教育の展開 「九電みらいの学校」
(P49)
の一環として、
エネルギー・環境への関心を育む活動を、
九州各地で展開しています。
❖エコ・マザー活動
子どもたちへの環境教育支援と、ご家庭における環
境教育の担い手である保護者の皆さまへの環境情報提
供を目的として、
「エコ・マザー活動」
を展開しています。
この活動は、九州各地で地域のお母さま方が
「エコ・
マザー」
として保育園などを訪問し、環境問題への
「気
づき」
となる環境紙芝居の読み聞かせなどを行うこと
を通じ、小さなお子さまに環境に配慮することの大切
さを伝える活動です。
2003年度から開始したこの活動は、
2012年度まで
に2,408回実施し、
およそ16万名のお子さまや保護者
の皆さまにご参加いただきました。
❖環境教育支援活動
学校教育や市民活動における環境教育支援の一環と
して、女子畑発電所ダム周辺にある
「女子畑いこいの
森」
(大分県日田市)や「山下池周辺の社有林」
(大分県由
布市)
で、
当社が持つ豊かな自然環境を活用した環境教
育支援活動を展開しており、自然観察会のほか、木工
教室、
水力発電所等を見学するエネルギー教室などを、
市民団体の皆さまと協力しながら実施しています。
活動を開始した2002年度からこれまで、延べ約
100団体、
3,500名を超える方々を受け入れています。
原子力・環境・エネルギー➡環境への取組み➡エコ・マザー活動
ホームページ
杉の子保育園エコ・マザー活動
(福岡県北九州市)
2008 2009 2010 (年度)
21,269 21,367
305 296
24,9303212011
18,579223実施回数
(回) 参加者数
(人)201215,102193▼エコ・マザー活動実績
原子力・環境・エネルギー➡環境への取組み➡環境教育支援活動
ホームページ
山下池周辺の社有林での自然観察会の様子 66九州電力 CSR 報告書 2013
2013 Corporate Social Responsibility Report環境にやさしい企業活動を目指しますイントラネット(イントラ)
環境マネジメントシステム
(EMS)
コンプライアンス
ISO14001PDCA(サイクル)
用語集
環境管理の徹底
当社は、5つの事業所でISO14001規格の認証を取
得し、これに準拠したシステムをすべての事業所で運
用していました。
しかし、認証取得から10年以上が経
過し、
環境への取組みと管理は、
全社において定着し、
環境経営に関する意識が着実に社員に浸透したため、
2012年度に環境マネジメントシステムの見直しを実
施しました。
2013年度からは、環境アクションプランに基づく
活動を事業所の業務計画に織込んで、PDCAサイクル
を廻す取組みを推進しています。
社員の環境意識高揚
事業所における環境業務の担当者や入社3年目の社
員を対象に、コンプライアンスや環境活動に必要な知
識の習得など、環境業務全般に係る社内教育を実施し
ています。
また、
社内テレビ・新聞、
社内イントラネッ
ト等を活用して環境情報を共有するなど、社員の環境
意識高揚を図っています。
環境管理の推進
環境担当者研修でのワーキングの様子

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