15 九州電力 CSR 報告書 2013
持続可能な社会
用語集
九州電力の思い
「快適で、
そして環境にやさしい」
そんな毎日を子どもたちの未来につなげていきたい。
それが、私たち九州電力の思いです。
ずっと先まで、明るくしたい。
この思いの実現に向けて、
私たちは次の4つに挑戦しつづけます。1 地球にやさしいエネルギーをいつまでも、
しっかりと
私たちは、お客さまに毎日の生活を安心して送ってい
ただけるよう、エネルギーや環境に関する豊富な技術
や経験をもとに、
世の中の動きを先取りしながら、
地球
にやさしいエネルギーをいつまでも、
しっかりとお届け
していきます。
2「なるほど」
と実感していただくために
私たちは、お客さまの信頼を第一に、さまざまな声や
思いをきっちりと受け止め、
お客さまに楽しさや感動を
もって
「なるほど」
と実感していただけるようなサービ
スでお応えしていきます。
3 九州とともに。
そしてアジア、
世界へ
私たちは、
九州の皆さまとともに、
子どもたちの未来や
豊かな地域社会を考え、行動していきます。
そして、そ
の先に、
アジアや世界をみます。4 語り合う中から、
答えを見出し、
行動を
私たちは、人間の持つ可能性を信じ、個性を尊重し合
い、
自由・活発に語り合う中から、
明日につながる答え
を見出し、
行動していきます。
九州電力グループ経営の基本的な考え方
九州電力グループは、
各社の自立を基本に、
以下のグループ全体での経営の基本的な考え方を共有し、
グループ一体となった経営を推進していきます
1 基本理念
私たちは、
いつの時代においても、
お客さまに電力・エネルギーをしっかりとお届けするとともに、社会・生活の質を高めるサービスを提供することを通じ、
快適で環境にやさしい持続可能な社会の創造に
貢献します
2 経営姿勢
私たちは、
お客さまや地域社会をはじめとする事業活動に関わる全ての方々と共に考え、
行動するこ
とで、
持続的に企業価値を生み出していきます
しろまる
私たちは、
お客さまの声を聴き、
お客さまにとって価値のある商品・サービスをまごごろを込めてお届けします
しろまる
私たちは、
公正な事業活動、
責任ある環境活動、
地域への貢献を果たすとともに、
地域・社会との協働による持続可
能な地域・社会づく
りに貢献します
しろまる
私たちは、
すべてのビジネスパートナーと公正な取引を行い、
相互の信頼関係を築き、
共に価値を生み出します
しろまる
私たちは、
社員一人ひとりが仕事を通じて働きがいを得て、
成長していく組織をつく
ります
しろまる
私たちは、
社会のニーズに応え続けていくとともに、
絶え間ない改善に取り組むことを通じ、
財務的な成果を生み出
します
経営理念
株主・投資家の皆さま➡経営方針・経営計画➡九州電力グループ経営の基本的な考え方
ホームページ 16九州電力 CSR 報告書 2013
2013 Corporate Social Responsibility Report経営理念
コンプライアンス
循環型社会
地球環境問題
用語集
九州電力グループ行動憲章
九州電力グループは、
「お客さま」
を全ての企業活動の原点として、
エネルギーを中核にした商品・サービス
の提供を通じ、
自らの企業価値を持続的に創造することにより、
社会とともに発展することを目指しています。 同時に、
国内外を問わず人権を尊重し、
快適で豊かな社会の創造に貢献するため、
グループ一体となっ
た事業運営を展開しています。
このような企業活動を社会の信頼と共感のもと着実に遂行するため、社会の情勢変化に対する高い感
度を持ち、
以下の原則に基づきコンプライアンス経営を推進してまいります。1 お客さま満足の向上
お客さまにとって価値のある商品・サービス
を、
個人情報の保護を徹底のうえ、
安全かつ確実
にお届けし、
お客さま満足の向上を図る。
2 誠実かつ公正な事業活動
すべての事業活動において透明性を確保し、公正、
自由な競争や適正な取引を行うとともに、政治、
行政との健全かつ正常な関係を保つなど、誠実かつ公正な事業活動を遂行する。
3 安全文化の醸成
社会安全確保のための設備対策や技術改善は
もとより、
公衆安全や作業従事者の安全確保を最
優先するという
「安全文化」
を醸成する。
4 コミュニケーション活動
積極的な情報開示をはもとより、広く社会と対
話を重視したコミュニケーションを図り、その社
会の声を真摯に受け止め、的確かつ迅速に事業
活動へ反映する。
5 環境経営の推進
地球環境問題や循環型社会形成へ積極的に取
り組み、
環境経営を推進する。
6 地域・社会への貢献
事業活動や社会貢献活動を通じ、
地域・社会の
皆さまと協力し、
その発展に積極的に寄与する。
7 明朗な企業風土づくりの推進
従業員の多様性、
人格、
個性等を尊重し、
公正
な評価のもと、
人材の積極的な育成・活用を行う
とともに、快適で働きやすい環境を確保し、ゆと
りと豊かさを実現する。
8 国際社会との協調
国際的な事業活動においては、国際ルールや
現地法を遵守することはもとより、現地の文化や
慣習を尊重し、
その発展に寄与する経営を行う。
9 法令遵守
法令やルールを遵守することはもとより、社会
に損失を与える行為や迷惑を掛ける行為を行わ
ない。
また、
市民社会の秩序や安全に脅威を与え
る反社会的な勢力とは断固として対決する。
10 本憲章の精神の徹底と経営トップの責務
経営トップは、本憲章の精神の実現が自らの
役割であることを認識のうえ、
率先垂範するとと
もに、
実効ある社内体制の整備を行い、
社内に徹
底のうえ、
取引先に周知する。
法令違反その他本憲章に反するような事態が
発生した場合は、全部署が一致協力して問題解
決にあたり、
原因究明のうえ、
早急な是正措置を
講じ、再発防止を図るとともに、経営トップを含
めて厳正な処分を行う。
17 九州電力 CSR 報告書 2013
当社は、
「ずっと先まで、
明るくしたい。」をブランド・メッセージとする
「九州電力の思い」
のもと、
責任あるエネル
ギー事業者として、
安定した電力・エネルギーをお客さまにしっかりとお届けすることを使命に、
事業活動を進めて
おります。
こうした中、福島第一原子力発電所での事故を契機に、原子力の安全性など電力会社への信頼は大きく損なわれ
ました。
当社においても、
全ての原子力発電所が停止し、
厳しい需給状況が続くとともに、
財務状況が急速に悪化す
る中、最大限の効率化に取り組むことを前提に、お客さまにご負担をお願いする料金値上げを実施させていただく
こととなりました。
当社は、
徹底的な経営合理化の推進など、
お客さまの声に真摯にお応えしていくとともに、
当社を取り巻く諸課題
にしっかり対応していくことが必要であるとの認識のもと、今回、2013年度から2015年度までの3か年における
経営の方向性と重点的な取組みを
「中期経営方針」
として取りまとめました。
現在、原子力政策など国のエネルギー政策の見直しや電力システム改革を巡る議論が進められており、電気事業
のあり方は、
今後大きく変わる可能性があります。
電気事業に対する社会やお客さまの意識が変わっていく中、
変化
への感度を高めて、
これからの社会ニーズに新たな発想で臨機応変にチャレンジし、
自ら変わっていくことで、
お客
さまから信頼され選ばれるしなやかで強い企業を目指します。
中期経営方針
(2013年度〜2015年度)
しかく お客さまにしっかりと向き合う会社 「お客さまの声」
を虚心にお聴きし、
その思いをしっかりと受け止めた上で、
私たちの思いや情報をわかりやす
く、積極的にお伝えします。
そして、その過程で得られる
「お客さまの声」
を全社で共有し、真のお客さまニーズ
に応えていきます。しかく 変化に迅速かつ柔軟に挑戦する会社
多様性を尊重する風土を醸成し、
新しい時代における変革をリードできる人材を評価・登用するなど、
全社最
適の観点から、
組織風土改革・業務改革を推進します。
そして、
互いを信頼し、
切磋琢磨しあう、
部門や階層を越
えた繋がりの中から生まれる力をもとに、
経営環境変化への対応を進めていきます。
しかく 事業活動をたえまなく見直し、
高い効率性を追求する会社
グループ一体となって、徹底的な効率化や技術力の維持向上に取組むことで、高い競争力を実現します。
あわ
せて、
リスク・収益性を踏まえた事業の整理・再編など、たえまなく事業活動を見直すことで、収益力の向上に
努め、
安定的な収支構造を築いていきます。しかく 電気をお届けすることで地域・社会を支える会社 「電力の安定供給を通して、
より良い社会づく
りに貢献する」
という思いを原点に、
エネルギー政策見直しなど、
経営環境が変化していく中でも、
その時々においてお客さまや社会が求める安定供給を担い続け、
お客さまの生
活や企業活動、
地域社会を支えていきます。「新しい九州電力の再構築」
の目指す姿 18九州電力 CSR 報告書 2013
2013 Corporate Social Responsibility Report中期経営方針
ステークホルダー
地球環境問題CSR用語集(1)
お客さまの生活や企業活動、
地域社会を支え、
皆さまとともに持続的発展を目指すため、
あらゆる面で徹底的な効率化を図ります
厳しい収支状況が続く中、一層の財務悪化を回避するとともに小売全面自由化など電力システム改革に的確
に対応し、電気事業者としての責務を果たしていくため、グループ一体となったコスト管理と徹底した効率化に
取り組みます。それにより、
安定的な収支構造の実現を図り、
お客さまや株主・投資家をはじめとするステークホ
ルダーへの価値提供を果たしてまいります。(2)
大きく変化する環境下でも、
お客さまに良質で安定した電力をお届けします
厳しい需給状況が続く中、
需給両面からあらゆる対策に取り組むことで、
当面の安定供給確保に努めるととも
に、
エネルギー政策見直しや地球環境問題などを踏まえた中長期的な電源構成を検討します。(3) 社会に開かれ、
社会から信頼される企業を目指した取組みを推進します
ステークホルダーの皆さまからの信頼は、事業運営を行っていく上での基盤であり、信頼される企業を目指し
て、
皆さまの声を業務運営に反映するとともに、
より一層の企業活動の透明性向上など、
CSR経営の徹底に努め
てまいります。(4) 上記の取組みの土台となる組織風土改革・業務改革を推進します 「新しい九州電力の再構築」
の基盤となる組織風土改革・業務改革に、社員の参画を基本に全社一体となって
取り組むことで、(1)から(3)の取組みの推進を図ります。
また、将来の不確実な経営環境変化などを見据えた組
織のあり方を検討します。重点的な取組み

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