内部統制の整備への対応
当社の事業経営において,
業務の
有効性と効率性を高め,
財務報告の信
頼性を確保し,
事業活動に関わる法令
等の遵守の促進と正当な資産の保全
を図るため,
内部統制に関する体制の
整備を進めています。
具体的には,
会社法に基づき,
会社
業務の適正を確保するための体制の
整備について,
取締役や従業員の法
令等への適合など
7項目からなる内部
統制の整備に係る基本方針を定めて
います。
今後とも,会社経営の健全性を確保
するため,
継続的な体制の充実に努め
ていきます。21経営マネジメント
九州電力CSR報告書2006会計監査人
選任・解任
選定・解職・監督
統括・指示 指示
報告実施状況のモニタリング指示
付託
報告
重要案件の
付議・報告
選任・解任選任・解任の同意会計監査相当性の判断内部監査
会計に関する監査
選任・解任
株 主 総 会監査役会監査役室
業務担当取締役
本部,部,支店
グループ会社等
社 長
常 務 会コンプライアンス委員会内部監査組織(経営管理室)
監査
報告
取締役会
コーポレート・ガバナンス
経営環境の変化に的確に対応し,企業価値の持続的向上を図るため,経営上の重要な課題として経営マネ
ジメントの強化を図るとともに,会社経営の健全性を確保するための内部統制の整備に取り組んでいます。
を行っています。
監査役・監査役会
監査役は6名(うち3名は社外
監査役)であり,取締役会などの
重要な会議への出席や執行部門各
室部,連結子会社,その他の関係
会社へのヒアリングを実施すると
ともに,事業所実査などを行い,
取締役の職務執行全般に関する監
査を行っています。
監査役会は,原則として毎月1回,
また必要に応じて随時開催し,法
令,定款に定める監査に関する重
要な事項について,報告を受け,
協議や決議を行っています。
また,監査役の職務を補助する
ため,専任の組織として15名か
らなる監査役室を設置しています。
内部監査
内部監査については,業務運営
の適正性と経営効率の向上等を図
るため,業務執行に対し中立性を
持つ経営管理室に14名のスタッ
フを配置し,各部門・事業所にお
ける法令等の遵守や業務執行の状
況等について監査を行っています。
また,原子力及び火力発電設備
等重要な供給設備については,別
途経営管理室に6名のスタッフを
配置し,保安活動に係る品質保証
体制について監査を行っています。
取締役・取締役会
取締役会は,原則として毎月1回,
また必要に応じて随時開催し,企
業経営の重要事項の決定並びに執
行状況の監督を行っています。取
締役会については,取締役数の縮
減(1998年6月現在:24名,
2006年5月現在:19名)や社外取
締役の選任(2001年6月以降1名
選任)などを行い,活性化と監督
機能の強化を図っています。
また,社長,副社長,常務取締
役等で構成する常務会を設置し,
取締役会決定事項のうち,予め協
議を必要とする事項や執行上の重
要な意思決定に関する協議を行っ
ています。
業務執行にあたっては,各本部
や支店等に執行役員を配置し,迅
速な意思決定と効率的な業務執行
「経営活動全般にわたる継続的
な改善・改革」の実施と「競争時
代を勝ち抜く強じんな経営体質」
の確立を目指して,2001年8月に
TQM(経営品質向上)の導入を
決定しました。同時にTQM推進
委員会を設置し,推進体制を明確
にするとともに,経営活動の品質
レベルを測るものさしである「日
本経営品質賞アセスメント基準」
の考え方を取り入れた推進施策を
実施しました。
具体的には,4つの基本的な考
え方「お客さま本位」「独自能力
の形成」「社員重視」「社会との
調和」をもとに,経営全般をセル
フアセスメント*で自己評価し,
抽出された課題を実践へとつなぎ,
経営管理サイクルに着実に反映さ
せています。
CSRへの取組みは,ステーク
ホルダーの皆さまからの信頼と共
感を得るために欠かすことのでき
ない重要な取組みであり,これま
で以上に積極的に取り組んでいく
こととしています。
このため,CSR活動全般の積
極的な推進に向けて,CSR担当
役員を任命するとともに,2005
年7月には社長を委員長とする
「CSR推進会議」を設置するなど,
体制面の強化を図りました。・会議の役割 CS
R活動全般の方針・計画,
報告書等
の審議・会議の構成
委 員 長 : 社長
副委員長 : CSR担当役員
(副社長) 委 員 : 副社長,
常務取締役,
取締役及び委員長が指
名する関係室部長
オブザーバー : 常任監査役CS
R推進会議の概要
内部統制の整備に係る基本方針の概要
当社は,
会社法及び会社法施行規則
に基づき,
取締役の職務執行の法令・定
款への適合及び会社業務の適正を確保
するため,
以下の体制を整備する。
取締役の職務執行の法令等への適
合を確保するための体制
取締役の職務執行に係る情報の保存・管理に関する体制
リスク管理に関する体制
取締役の職務執行の効率性を確保す
るための体制
従業員の職務執行の法令等への適
合を確保するための体制
企業グループにおける業務の適正を
確保するための体制
監査役の職務執行の実効性を確保す
るための体制1234567<内部統制の整備に係る基本方針のホームページ>
http://www.kyuden.co.jp/ir̲index
コンプライアンス
委員会
提案・報告ご意見活動実績
報告
方針・計画
方針・計画 活動実績報告
付託
報告
連携実施状況のモニタリング環境委員会
CSR推進会議
取締役会九州電力環境顧問会情報交換・連絡調整
主管部・各事業所
グループ経営協議会*
(グループ環境経営推進部会・グループ総務・企画部会等)
社長22九州電力CSR報告書2006リスクマネジメント TQM(経営品質向上) CSR推進体制の強化
経営トッ
プのリーダーシップのもと,リスク管理を徹底し,リスクの顕在化
によって,経営が重大な影響を被ることのないよ
う努めています。
このため,定期的にリスクの抽出,
分類,評価を行い,全社及び部門
業務に係る重要なリスク
を明確にし,その対応策を事前に事業計画に織り
込むことによって,リスクを適切に管
理しています。
危機管理体制
事業運営に大きな影響を与える事
態や社会的信用を著しく失墜させる
事態など,緊急事態が発生した場合
には,ただちに
「危機管理規程」に基づき,危機管理総括責任者
(社長)
のもとに緊急対策総本部を設置し,
関係部門が連携し迅速かつ的確に
対応する体制を構築しています。
(注記)用語解説/*セルフアセスメント:事業運営の現状を自
ら客観的に評価し,
PDCAサイ
クルを回して改善・改革へつなげる活動* グループ経営協議会
:九州電力のグループ会社のうち,本社所在地が九州域外にある会社等を除く
グループ会社
で構成され,
グループ経営に関する諸課題の検討,
協議を行う機関
(46社)

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