2021年11月30日策定
2030年の経営目標(環境目標)の見直しについて
九電グループは、低・脱炭素の業界トップランナーとして、社会のカーボンニュートラル
実現に大きく貢献するため、 2021年11月に「九電グループ カーボンニュートラルの実現に
向けたアクションプラン」を策定し、2030年の経営目標(環境目標)を見直しました。
供給側の目標は、国際的な基準であるGHG(注記)プロトコルに準拠し、九電グループの事業
活動を通じたサプライチェーン全体のGHG排出の削減を設定しました。2013年度比で60%
を削減し、そのうち国内事業については65%を削減します。
(注記) GHG(Greenhouse Gas):温室効果ガス
需要側の目標は、九州に事業拠点を置くエネルギー事業者として、九州の電化率向上を設
定しました。2050年における家庭・業務部門の電化率100%を目指し、2030年時点で家庭部門
70%、業務部門60%の実現に貢献します。
九電グループは、カーボンニュートラルをはじめとした経営環境の変化を変革のチャンス
と捉え、更なる企業成長につなげていきます。
2,600
2,200GHG排出量
サプライチェーンGHG排出量(注記)を60%削減(2013年度比)
国内事業は65%削減(2013年度比) (注記) Scope1+2+3
九州の電化率向上に貢献(家庭部門:70%・業務部門:60%)
6,20020136,100
(国内)2030>46%削減
日本政府のGHG
排出削減目標60%65%
(万トン)供給側家庭
部門 業務
部門58%48%201370%60%2030
電化の
推進需要側九州の電化率100% 100%20502030年の経営目標(環境目標)
・ 今回設定した環境目標は、従前の目標(自社の販売電力由来のCO2排出を2013年度比で約50%削減)
に対し、排出削減対象をCO2に限定せず、サプライチェーン全体のGHGとしたうえで、2013年度比
60%削減を目指すなど、上方修正しています
・ なお、従前の環境目標は、2019年6月に公表した「九電グループ経営ビジョン2030」の18ページ(上
段)に記載しています
6,200万トン
3,050万トン
2013年度
2030年度〜「実質ゼロ」
6,100万トン(国内)
2,600万トン
2,200万トン
65%削減
60%削減
サプライチェーンGHG排出量
700万トン
2050年度
サプライチェーンGHG排出量の削減
九州域内での再エネ開発推進、
原子力発電の最大限の活用、
火力発電の低・脱炭素化 など
社会のGHG排出削減への貢献
九州の電化率向上への貢献、
九州域外・海外での再エネ開発推進、
適正な森林管理によるCO2吸収 など
カーボン
マイナス
GHG排出削減貢献量
排出量
排出削減
貢献量=【参 考】社会のカーボンニュートラル実現に向けて九電グループが目指す姿
以 上
九電グループは、地球温暖化への対応を喫緊の重要課題と捉え、「サプライチェーンGHG
排出量の削減」と「社会のGHG排出削減への貢献」を重視し、目指す2050年のゴールを設定
しました。
電化の推進や再エネ開発などによる社会のGHG排出削減において、九電グループのGHG
排出量を上回る削減効果を生み出すことで、事業活動による社会全体のGHG排出量をマイナ
スにする「カーボンマイナス」を2050年よりできるだけ早期に実現します。
o 事業活動を通じて排出されるサプライチェーン全体の温室効果ガス(GHG)
を「実質ゼロ」にします
o 電化を最大限推進し、環境にやさしいエネルギーを安定的にお届けするなど、
社会のGHG排出削減に貢献します
o これらの取組みを通じて、九電グループは「カーボンマイナス」を2050年より
できるだけ早期に実現します
〔九電グループが目指す2050年のゴール〕
九電グループは「カーボンマイナス」を2050年よりできるだけ早期に実現します

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