冷凍冷蔵庫からの冷
気漏れにより、冷凍機
が過剰に運転している
ことがあります。
そこで、冷凍冷蔵庫
の気密性を向上し、冷
却漏れ等を防止するこ
とで、冷凍機の省エネ
を図ります。
『運用変更』
開口範囲を適正化
し、不要な出入り
を止めましょう。
対 策 例
冷凍冷蔵庫の気密性向上
078-O
現 状 改善対策実施後
扉の不要な開閉や無駄な開口範
囲があると冷気漏れが発生
扉の不要な開閉をなくし、開口
範囲を適正化することで、冷気
漏れをシャットアウト
省エネ対策のポイント
・気密性向上により断熱性も向上するため、より省エネ効果が高まります。
・また、気密性を向上させることで、外部からの汚染を防ぐこともできます。
・冷蔵庫のドアのパッキン損傷により気密性が損なわれるため注意が必要です。
参考資料
<冷蔵倉庫について>
○しろまる冷蔵倉庫とは
水産物、畜産物、農産品、冷凍食品等の食品を中心に、その他の貨物も含め
て保管温度帯10°C以下で保管・貯蔵することを目的とした倉庫のこと。
倉庫業法では「倉庫業を営もうとする者は、国土交通大臣の行う登録を受け
なければならない」と規定しています。
この国土交通大臣の行う登録を受けた冷蔵倉庫を「営業冷蔵倉庫」といい、
それ以外を「自家用冷蔵倉庫倉庫」といいます。
○しろまる保管温度帯について
保管温度帯により各階級が設定されています。
F4級
C3級
保管温度帯
F2級
F3級
F4級
階級
C3級
C2級
C1級
F1級
-50°C以下
-40°C以下-50°C未満
-30°C以下-40°C未満
-20°C以下-30°C未満
-10°C以下-20°C未満
-2°C以下-10°C未満
+10°C以下-2°C未満
10°C0°C-10°C
-20°C
-30°C
-40°C
-50°C
出典:社団法人日本冷蔵倉庫協会HP