照明・電気設備

対 策 例
『設備改修』
力率改善コンデンサーの導入
主要な電気機器であ
ある電動機や蛍光灯照
明器具は、回転磁界や
磁束を生じるため、遅
れの無効電力が発生し
ます。この無効電力は
機器内部のみで消費さ
れ、外部に対して有効
な仕事をしないため、
無効電力を少なくする
ほど損失を低減するこ
とができます。
この遅れの無効電力
低減のために、進み無
効電力を発生するコン
デンサーを設置し、省
エネを図ります。
電気機器の無効電
力の低減は図られ
ていますか?
参考資料
034-U
現 状 変 更 後
力率改善コンデンサー設置前後の電気系統のイメージ図
しかく力率改善によるメリット
1設備の効率的使用による実質設備容量の増加
2電路の電圧降下の低減
3系統の電力損失の低減
4電力料金の低減
(力率85%を基準として、これより上回る場合は基本料金が割引かれ、下回る場合は割増されます。)
力率改善コンデンサー設置による、力率改善のイメージ図を以下に示し
ます。
力率改善コンデンサーを設置しない場合(改善前)は、左から風の強さの
影響を受け、目的地よりはるか右方向に到着します。このため、風の無い
場合と比べて余分な労力を使うことになります。
しかし、力率改善コンデンサーを設置した場合(改善後)は、右から同
じ強さの風が吹くと最短距離で目的地に到着できます。左からの風がモー
タ等の遅れ無効電力を、右からの風が力率改善コンデンサーの進み無効電
力を示します。
遅れの無効電力が発生してい
るため、損失大6kV力率改善コンデンサーを設置す
ることで無効電力が相殺され、
損失低減
有効電力 無効電力
(遅れ)
変圧器200V電動機6kV有効電力 無効電力
(遅れ)
変圧器200V電動機 力率改善コンデンサー
無効電力
(進み)
出発
到着
目標モータ遅れ無効電力モータ遅れ無効電力
(改善前)
(改善後)コンデンサー
進み無効電力
余分な労力
出発
目標 到着

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