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平成16年4月1日〜9月30日
第81期中間事業報告書
Raconter
(ラコンテ)は,フランス語で
「語る」
「話す」
という意味です。 人をむすぶ、
街をつなぐ
ごあいさつ 1目次
ごあいさつ
営業の状況
設備の状況
CLOSE UP九電
「お客さまニーズにきめ細かに対応する
サービスを提供していきます」 「当社のプルサーマル計画について
お知らせします」 中間財務諸表
中間連結財務諸表
九電エコトーク
心の旅 in九州
らこんて倶楽部
役員・株主メモ・会社の概要 1 3 5 6 7 9 11 13 14 17 18
山川町の花畑に咲く金魚草
(鹿児島県山川町) 「心の旅 in九州」
(P14)
から
作者:竹中俊裕氏
表紙の絵
株主の皆さまには,平素より格別のご高配を賜り,厚く
御礼申しあげます。
ここに当社第81期中間の事業概況をご報告申しあげます。
電気事業をとりまく情勢をみますと,来年4月には電力
自由化の対象範囲が高圧すべてのお客さまに拡大され,当
社の販売電力量の約6割が自由化の対象になるとともに,
「卸
電力取引所の創設」や「託送制度の見直し」
なども予定され,
電力市場における競争はますます厳しくなってまいります。
一方,こうした環境変化に伴い,電気事業に対する資本市
場の見方も一段と厳しさを増しております。
このような状況のもとで,当社は,本格的な競争の時代
に対処するため,当社の事業基盤を固め今後の成長を目指
すことを主眼とした新たな
「中期経営方針」
を策定中です。
これに先立ち,競争力強化のため,来年1月には,これま
での経営効率化の成果に加え,今後の効率化努力も織り込み,
電気料金の値下げを実施することといたしました。
今後は,さらに多様化するお客さまのニーズを的確に把
握し,解決策を提供する
「トータルソリューション営業」を積極的に展開してまいります。
同時に,電力の安定供給や環境保全などにも引き続き取
り組んでまいります。特に,その柱となる原子力発電につ
(注記)1
(注記)2 2きましては,今後とも安全・安心の確保を最優先として,
着実に推進してまいります。具体的には,川内原子力発電
所における増設検討のための環境調査や,玄海原子力発電
所3号機におけるプルサーマル計画に関し,その必要性や
安全性について皆さまのご理解が得られるよう,積極的な
活動を継続して展開してまいります。
また,これまでに培ってきた技術やノウハウなどを活か
した新規事業の推進により,九電グループの収益力の強化
を図ってまいります。
さらに,コンプライアンス経営への取り組みを強化し,
情報公開を積極的に推進するなど,企業の社会的責任を常
に念頭におき,これまで以上に透明性の高い公正な事業活
動に努めてまいる所存であります。
なお,本年8月から10月の台風により,当社設備が被害
を受け停電が発生し,お客さまには大変ご迷惑をおかけい
たしました。今後も引き続き,安定供給の使命を果たすため,
自然災害に備えた各種の対策を実施してまいります。
今後とも,皆さまから信頼され選択される企業を目指し
て努力してまいりますので,なお一層のご理解とご支援を
賜りますようお願い申しあげます。
平成16年12月
(注記)1 電力会社,
新規参入者や自家発電設備を持つ企業など電力供給
の担い手が参加し,
電気を売買する卸電力取引所が創設されます。 (注記)2 電力会社の供給区域をまたいで送電するごとに課金される仕組 み(振替供給料金制度)
が廃止されます。 代表取締役
社 長 3
当上半期のわが国経済は,
公共投資は国,
地方の予
算状況を反映して低調に推移しましたが,
好調な輸出
による生産の増加や民間設備投資の増加,
さらには個
人消費の緩やかな増加が見られるなど,
堅調に回復し
てきました。 このような経済情勢のもとで,
当社の販売電力量につ
いてみますと,
大口産業用需要は,
IC関連企業などで生
産が増加したことにより,
前年同期に比べ 3.5%の増加
となりました。
また,
電灯,
業務用電力などの一般需要は,夏季の気温が前年に比べ高めに推移したことによる冷房
需要の増加に加え,
商業施設などの新規出店による伸
びなどにより,前年同期に比べ 6.0%の増加とな
りました。
この結果,
当上半期の総販売電力量は,
410億9千万
kWhとなり,
前年同期に比べ 5.3%の増加となりました。 販売の状況
(注)
主要業種のみを記載しており,各項目の合計は大口電力合計と一致しない。 900 800 700 600 500 400 300 200 100 013 14 15 16
(年度)
しかく販売電力量の推移 しかく大口電力主要業種別実績
(平成16年度上期) 752.5 753.2
年度計
387.1 387.4
389.9
(単位:億kWh) 実 績
(億kWh)
前年比(%)
28.8 108.7
5.7 115.2
36.6 109.7
12.9 95.9
9.1 106.0
3.1 79.5
4.7 82.3
108.1 103.5
鉄 鋼
化 学
機 械 計
窯 業 土 石
合 計
電 気 機 械
輸 送 用 機 械
セ メ ン ト
(102.8)
(284.6)
390.0
(285.6)
(102.9)
(287.0)
(104.5)
(282.6)
(199.9)
(553.3)
766.3
(203.2)
(563.1)
(206.2)
(546.3) (104.4)
410.9
(302.8)
772.6
(205.8)
(566.8)
(108.1) 12
上 期
大口需要
大口需要
一般需要
一般需要
営業の状況 4
当上半期の収支につきましては,
収入面では,
他の
電力会社への融通電力量の減少はありましたが,
販売
電力量の増加により,
売上高は前年同期に比べ 2.7%
増の6,
842億円となり,
これにその他の収益を加えた
中間経常収益は前年同期に比べ 3.0%増の6,
879億円
となりました。
一方,
支出面では,
販売電力量の増加及
び燃料価格の上昇に伴う燃料費の増加などはありま
したが,
経営効率化を推進したことによる資本費や人
件費の減少などもあり,
中間経常費用は前年同期に比
べ 1.3%減の5,
733億円となりました。 以上により,
中間経常利益は前年同期に比べ32.1%増
の1,
146億円となりました。 また,
当中間期から
「固定資産の減損に係る会計基準」
を適用し,
特別損失に57億円を計上したことなどから,
中間純利益は前年同期に比べ20.0%増の663億円とな
りました。 当期の中間配当につきましては,
1株につき25円とさ
せていただきました。 収支の状況
12 16
13 14 15
(年度) (年度)
上期 年度計
12 13 14 15 16
上期 年度計 800 700 600 500 400 300 200 100 0
しかく売上高の推移
(単位:億円)
しかく当期純利益
(中間純利益)
の推移
(単位:億円) 7,426
(106.1) 7,133
(96.1)
7,000
(98.1) 6,661
(95.2)
6,842
(102.7)
13,845
(98.1) 13,586
(98.1) 13,183
(97.0)
14,114
(101.3)474 (75.4)552 (74.1)663 (120.0)745 (157.1)601 (261.6)630 (365.6)651 (108.3) 625
(96.0)701 (112.1)
( )は前年同期比
( )は前年同期比
7,000 0 8,000 9,000 10,000 11,000 12,000 13,000 14,000 15,000
しかく発電設備
(出力)
の構成 しかく主要供給設備(平成16年9月30日現在) しかく発受電電力量のエネルギー別構成の推移
0 100 (%) 12 13 14 15 16(上期) ( )
内構成比% (47) (7) (46) (51) (6)
(43) (48) (7)
(45) (年度) (44) (8)
(47) (49) (8)
(42) 5
設備の状況 (1) (1)
塚原63,090
新小倉
2,112,000
至中国電力
苅田735,000
豊前1,000,000
柳又61,900
松原50,600
大分500,000
天山600,000
相浦875,000
松浦700,000
苓北1,400,000
玄海原子力
3,478,000
唐津875,000
八丁原
110,000
大岳
12,500
新大分2,295,000
諸塚50,000
新日向
岩屋戸
51,100
上椎葉
90,000トカラ列島
喜界島
奄美大島
徳之島
沖永良部島
与論島 奄美諸島 種子島 屋久島 大霧30,000
一ツ瀬180,000
大平
500,000
大淀川第二
71,300
大淀川第一
55,500
山川
30,000
川内原子力
1,780,000
川内
1,000,000
柏田
南宮崎
宮崎
都城
高野
大隅
霧島
鹿児島
川内
出水
南九州
人吉
新鹿児島 熊本
中九州
速見
日田
滝上
25,000 西大分
大分
東九州
海崎
北熊本
諫早
北長崎
東佐世保
武雄
北佐賀
西福岡
南福岡
赤坂
脊振
住吉
古賀
若松 到津
門司
苅田
槻田
西谷
上津役
豊前
中央
木佐木
三池
鳥栖
久留米
山家
西九州
長崎
南熊本
八代 対馬 壱岐 五島列島 甑島列島
筑豊 凡 例
水力発電所(5万kW以上)
揚水発電所
火力発電所
原子力発電所
地熱発電所
内燃力発電所
主要変電所,開閉所
50万V送電線
22万V送電線
他社設備
発電所の数値は出力(kW)を示す
唐津
北九州
東福岡
火力 原子力
水力
(平成16年9月30日現在) 地熱
1.05%
風力 0.02%
水力
12.02%
石油
22.94%
ガス
24.87%
石炭
12.46%
原子力
26.64% 計 1,973万 kW新エネルギー
新エネルギー
火力
お客さまニーズにきめ細かに対応する
サービスを提供していきます
平成15年6月の電気事業法改正により,平成16年
4月に500kW以上,
平成17年4月には50kW以上の
高圧すべてのお客さまへと,
段階的に電気の販売が自
由化されることとなりました。 また,
平成17年4月から,
「卸電力取引所の創設」や「託
送制度の見直し」
なども予定されており,
当社の販売
電力量の約6割のお客さまが供給事業者を自由に選
択できる本格的な競争時代に入っていくこととなり
ます。 今後,
当社がお客さまに選んでいただくためには,
徹底した経営効率化による価格競争力の強化に加えて,
お客さまニーズにきめ細かに対応するサービスを提
供していくことが重要であると考え,
お客さまにご満
足いただくための取り組みを推進しています。
コールセンターを全社に拡大しました
当社は,
お客さまサービスの一層の向上と業務の効
率化を図るため,
平成13年12月から福岡都市圏の4
営業所
(福岡東,
福岡,
福岡西,
福岡南)
を対象に
「福岡
コールセンター」
を設置し,
試行運用を行っておりま
したが,
このたび全社に拡大いたしました。 コールセンターは,
福岡・佐賀・大分・鹿児島の4か
所に設置し,
運用を開始しています。 なお,
福岡コールセンターにつきましては,
受付対
象範囲を福岡支店のその他の営業所及び北九州支店
に拡大いたしました。
お客さまは現行どおり各営業所に電話をしていた
だきますと,
自動的にコールセンターに電話が転送さ
れることになります。 コールセンターでは,
年間約450万件のお電話のう
ち営業所に転送取次ぎするものを除き,
約8割を完結
処理します。 6お申込みやお問い合わせのお電話は,
お客さまと当社とのコミュニケーシ
ョンのチャンス。
次の5つをコンセプトにコールセンターを運用しています。 今後も,
お客さまにより一層ご満足いただけるよう努めてまいります。 Q's‐fon
Q quality
[クオリティ]
今まで以上にお客さま対応の
「質」
の向上を求めました。 s s p e e d
[ ス ピ ー ド ] 電話をお待たせしません。
また,
うけたまわったこ
とはスピーディーに処理します。 f full‐area
[フルエリア]
九州内どこからでもお電話を受付します。 o one‐stop
[ワンストップ]
いろいろなお申込みをコールセンターでうけたまわります。 n non‐stop
[ノンストップ]
24時間365日受付します。 コール
センター
運用開始
時期
場所
受付対象
支店
受付対象
業務
運用時間
福岡
平成16年
5月18日
平成16年
6月22日
福岡市
佐賀
佐賀市
北九州
福岡
佐賀
長崎
大分
大分市
大分
熊本
鹿児島
鹿児島市
宮崎
鹿児島 ・引っ越しによる契約の廃止 ・契約容量の変更 ・停電の受付 ・料金などのお問い合わせ など
24時間運用
福岡県
福岡
コールセンター
大分
コールセンター
鹿児島
コールセンター
佐賀
コールセンター
大分県
熊本県
宮崎県
鹿児島県
佐賀県
長崎県
原子力発電所で使ったあとの使用済燃料には,
まだ
燃料として利用できる
「プルトニウム」
が残っています。
そこで,
そのプルトニウムを取り出してもう一度燃料
として使うのがプルサーマルです。
言ってみれば,
エネ
ルギー資源のリサイクルです。 現在の原子力発電は,
ウラン燃料だけで発電してい
ます。
それに対して,
プルサーマルではプルトニウムと
当社では,
原子力発電所で使い終わった燃料を
再処理して回収されるプルトニウムを有効活用す
るプルサーマル計画について,
2010年度までを目
途に玄海原子力発電所3号機で実施したいと考え
ています。
玄海及び川内原子力発電所の,
どのプラントでもプ
ルサーマルを安全に実施できますが,
玄海3,
4号機が
1基でより多くのプルトニウム
(MOX燃料)
を利用でき
ます。
さらに玄海3号機は,
4号機の約2倍の広い作
業スペースがあることから,
MOX燃料専用の大型輸
送容器や検査装置の配置スペースが十分に確保でき,
燃料受入検査等を実施しやすく,
作業の安全性が確保
できます。 7
当社のプルサーマル計画
についてお知らせします
燃料
高レベル
放射性廃棄物
回収ウラン
濃縮ウラン
使用済燃料
(リサイクル)
天然ウラン
ウラン鉱山
ウラン濃縮工場
原子力発電所
再処理工場 高レベル放射性廃棄物処分施設
燃料加工工場
プルサーマルの実施に, 玄海3号機を選んだ理由
「限りある資源を,
大切に使いたい」 という考え方が, プルサーマルの基本です
1号機 2号機 3号機 4号機
位置 佐賀県東松浦郡玄海町大字今村
玄海原子力発電所
約87万m2
用地面積
55万9千kW
電気出力 55万9千kW 118万kW 118万kW
原子炉型式 軽水減速・軽水冷却加圧水型
(PWR) 種別 燃料 低濃縮
(約4%)
二酸化ウラン
約48トン
装荷量 約48トン 約89トン 約89トン
昭和50年10月
運転開始 昭和56年3月 平成6年3月 平成9年7月
1号機 2号機
位置 鹿児島県川内市久見崎町字片平山
川内原子力発電所
約145万m2
用地面積
89万kW
電気出力 89万kW
原子炉型式 軽水減速・軽水冷却加圧水型
(PWR) 低濃縮
(約4%)
二酸化ウラン
約72トン 約72トン
昭和59年7月
運転開始 昭和60年11月
種別 燃料 装荷量
(再利用)
玄海
川内
(注記)プルサーマルは,
プルトニ
ウムの
「プル」と,サーマルリアクター
(現在使われている
原子炉のこと)の
「サーマル」
を合わせて作られたことばです。 ウランを混ぜてつくったMOX燃料も使います。
ウラ
ン燃料とMOX燃料は,
大きさも形も全く同じで,
現在
使われている原子力発電所で利用できます。 今後とも,
原子力発電所の安全確保を最優先にプ
ルサーマル計画を進めるとともに,
みなさまのご
理解を得られるよう努めてまいります。 8
(現在の原子力発電で使っている燃料)
(注記) MOX = Mixed Oxide : 混合酸化物
(プルサーマルで使う燃料)
約96%
約3%
燃えにくい
ウラン
燃えやすい
ウラン
約4%
ウラン燃料 MOX燃料
燃えにくい
プルトニウム
燃えやすい
プルトニウム
約6%
約91%
燃えにくい
ウランなど
約1%
使用済燃料
プルトニウム
核分裂生成物
約5%
約1%
燃えやすい
ウラン
約93%
燃えにくい
ウラン 1日本は,
エネルギー資源の96%を海外からの輸入に
頼っています
石油などのエネルギー資源が乏しい日本は,
主要国
の中でもエネルギー自給率が低くなっています。
限り
ある資源を有効に利用するために,
九州電力では,
「プ
ルサーマル」=「ウラン資源のリサイクル」
を実施した
いと考えています。 2リサイクルすれば,
高レベル廃棄物として廃棄する
量を減らせます
原子力発電で使い終わった燃料は,
そのままだと,
すべて高レベル放射性廃棄物になってしまいます。リサイクルすれば,
高レベル放射性廃棄物として廃棄す
る量を減らすことができます。 3余剰プルトニウムは持ちません
日本は利用目的のない余剰なプルトニウムを持た
ないことを国際的に公表しています。
プルサーマルは
使用済燃料から取り出されたプルトニウムを,
発電と
いう平和的な目的で着実に使用するための大切な手
段です。 現在のウラン燃料だけによる発電においても,
燃え
にくいウランが生まれ変わってできたプルトニウム
の一部が燃えて電気をつくっています。
原子力発電所
でつくられる電気の約3割は,
プルトニウムによるも
のです。 MOX燃料を使用す
ると,
プルトニウムに
よる発電の割合は高
くなりますが,
MOX燃
料の使用は,
発電所の
運転上全く新しいこ
とではなく,
これまで
の運転技術の延長線
上にあるものにすぎ
ません。 プルサーマルの必要性
プルサーマルの安全性
発電 再処理・加工
プルトニウムが
発電に寄与する割合
現在の原子力発電 プルサーマル
ウランによる発電量
ウランによる発電量
プルトニウムによる
発電量
プルトニウムによる
発電量 70%50%50%50%30%50% 9合 計
負 債 及 び 資 本 の 部
合 計
しかく中間貸借対照表
固定資産の減価償却の方法
有形固定資産は定率法によ
っている。 資産の評価の方法
長期投資及び関係会社長期投資のうち有価証券
満期保有目的の債券は償却原価法によっている。 子会社株式及び関連会社株式は移動平均法による原価
法によ
っている。 その他有価証券のう
ち時価のある
ものは,中間決算日の
市場価格等に基づ
く時価法
(評価差額は全部資本直入
法によ
り処理し,売却原価は移動平均法によ
り算定),時価のないものは移動平均法による原価法によ
っている。 貯蔵品のう
ち燃料及び一般貯蔵品
総平均法による原価法によ
っている。 重要な引当金の計上の方法
退職給付引当金は,
従業員の退職給付に備えるため,
当年
度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づ
き,当中間期末において発生している
と認め
られる額を計上し
ている。 使用済核燃料再処理引当金は,
使用済核燃料再処理費の
期末要支払額の60%を計上する方法によ
っている。 原子力発電施設解体引当金は,
原子力発電施設解体費の
総見積額を基準と
する額を原子力の発電実績に応じ
て計上している。 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は,
税抜方式によっている。 当中間期から「固定資産の減損に係る会計基準」
を適用し
ている。
これにより,税引前中間純利益は5,
728百万円減少
している。 有形固定資産の減価償却累計額 5,133,008百万円
子会社に対する長期金銭債権 55,800百万円
子会社に対する短期金銭債権 765百万円
子会社に対する長期金銭債務 7百万円
子会社に対する短期金銭債務 8,
398百万円
子会社の株式 43,
298百万円
会社の総財産は,
社債及び日本政策投資銀行借入金の一
般担保に供している。 保証債務 184,
811百万円
保証予約債務 451百万円
社債の債務履行引受契約に係る偶発債務 250,
588百
万円
使用済核燃料再処理引当金,
原子力発電施設解体引当金
及び日本国際博覧会出展引当金は,
商法施行規則第43
条の引当金である。 商法施行規則第124条第3号に規定する純資産額 30,254百万円
資 産 の 部 1 2 (1) (2) 5 6 7 8 9 10 11 12 3 (1) (2) (3) 4
(注) 3,859,049 3,859,049
中間財務諸表
(単位:百万円) 3,662,871
2,805,907
203,071
422,167
316,574
29,214
735,353
303,527
635,106
153,104
2,005
5,782
30,806
7,214
260,050
259,150 899 234,903
43,291
191,611
323,988
113,504
113,763
4,861
92,531
しろさんかく 672
167,345
32,342
81,332
7,431
26,580 1 3,516 929 12,972
3,448
しろさんかく 1,210 119 119
当中間期末
(平成16年9月30日現在) 3,716,342
2,876,408
208,518
441,826
333,827
30,487
753,798
310,659
640,003
149,450
2,053
5,782
26,552
13,288
234,688
234,390 298 234,854
39,687
195,166
330,550
119,923
114,802
4,233
92,740
しろさんかく 1,150
142,609
28,344
68,478
4,462
26,172 2 54
1,509
12,189
2,537
しろさんかく 1,141 98 98
前期末
(平成16年3月31日現在) 当中間期末
(平成16年9月30日現在) 2,352,514
1,027,373
686,766
5,667 165 185,188
338,686
108,190 − 477
564,477
186,567
157,900
49,000
23,243
11,400
47,860
62,989 916 14,685
7,269 119 2,525 825 825 2,917,817 237,304
31,087
31,087
614,394
59,326 20 −
100,300
319,000
135,747
30,254
しろさんかく 522
912,518
3,830,336 3,830,336
科 目
固 定 資 産 流 動 資 産
繰 延 資 産 電 気 事 業 固 定 資 産
水 力 発 電 設 備
汽 力 発 電 設 備
原 子 力 発 電 設 備
内 燃 力 発 電 設 備
送 電 設 備
変 電 設 備
配 電 設 備
業 務 設 備
休 止 設 備
貸 付 設 備
附 帯 事 業 固 定 資 産
事 業 外 固 定 資 産
固 定 資 産 仮 勘 定
建 設 仮 勘 定
除 却 仮 勘 定
核 燃 料
装 荷 核 燃 料
加 工 中 等 核 燃 料
投 資 そ の 他 の 資 産
長 期 投 資
関 係 会 社 長 期 投 資
長 期 前 払 費 用
繰 延 税 金 資 産
貸 倒 引 当 金 ( 貸 方 )
現 金 及 び 預 金
売 掛 金
諸 未 収 入 金
貯 蔵 品
前 払 金
前 払 費 用
関 係 会 社 短 期 債 権
繰 延 税 金 資 産
雑 流 動 資 産
貸 倒 引 当 金 ( 貸 方 )
社 債 発 行 差 金
固 定 負 債 流 動 負 債 引
当 金
負 債 合 計 資 本 金
資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金
株 式 等 評 価 差 額 金
自 己 株 式
資 本 合 計 社 債
長 期 借 入 金
長 期 未 払 債 務
関 係 会 社 長 期 債 務
退 職 給 付 引 当 金
使 用 済 核 燃 料 再 処 理 引 当 金
原 子 力 発 電 施 設 解 体 引 当 金
日 本 国 際 博 覧 会 出 展 引 当 金
雑 固 定 負 債 1年以内に期限到来の固定負債
短 期 借 入 金
コ マ ー シ ャ ル ・ ペ ー パ ー
買 掛 金
未 払 金
未 払 費 用
未 払 税 金
預 り 金
関 係 会 社 短 期 債 務
諸 前 受 金
日 本 国 際 博 覧 会 出 展 引 当 金
雑 流 動 負 債 渇 水 準 備 引 当 金
( 電 気 事 業 法 第 3 6 条 ) 資 本 準 備 金 利 益 準 備 金
海 外 投 資 等 損 失 準 備 金
原 子 力 発 電 工 事 償 却 準 備 金
原 価 変 動 調 整 積 立 金
別 途 積 立 金
中 間( 当 期 )未 処 分 利 益 科 目
前期末
(平成16年3月31日現在) 2,368,414
987,373
757,292
6,009 251 183,765
327,900
105,497 96 228
626,706
147,120
233,900
58,000
19,988
21,046
58,309
46,760
1,151
33,273
5,056 − 2,098
2,018
2,018 2,997,139 237,304
31,087
31,087
560,065
59,326 22 3,733
100,300
269,000
127,682
33,897
しろさんかく 444
861,910 10収 益 の 部
科 目
費 用 の 部
科 目
電 気 事 業 営 業 収 益 電 灯 料
電 力 料
地 帯 間 販 売 電 力 料
他 社 販 売 電 力 料
託 送 収 益
電 気 事 業 雑 収 益
貸 付 設 備 収 益 附 帯 事 業 営 業 収 益
しかく中間損益計算書
(注)1 減損損失5,728百万円は,事業外固定資産に係るものである。
2 子会社との営業取引による取引高の総額
費用 46,
635百万円,収益 3,709百万円 子会社との営業取引以外の取引高の総額
98百万円
3 1株当たりの中間純利益 139円94銭
当中間期
平成16年4月 1 日から
平成16年9月30日まで
前年中間期
平成15年4月 1 日から
平成15年9月30日まで
当中間期
平成16年4月 1 日から
平成16年9月30日まで
前年中間期
平成15年4月 1 日から
平成15年9月30日まで
経 常 費 用 の 部
特 別 損 失 の 部
経 常 収 益 の 部
(単位:百万円)
666,166
662,963
269,532
374,274
9,340
2,412
2,436
4,692 274
3,203
1,043 626 1,301 232
1,667
1,001 883 118 665 158 − 507
667,834
684,237
680,406
284,306
386,177 489 1,917
2,223
5,026 265
3,831
1,193 992 1,368 277
3,691
1,319
1,200 119 2,371 119 1,755 495 687,928
552,744
547,866
14,666
112,450
87,961
10,188 75 49,211
35,708
25,014
76,239
30,112 220 37
80,461
17,510
8,140
しろさんかく 133
4,878
1,312
2,140
1,283 141 113,422
28,357
25,912
25,661 251 2,444 295 2,149 581,102
86,732
2,680
2,680 − − −
84,051
28,789
39,211
しろさんかく 10,422
55,262
69,413
124,675 ) ( ) ( ( ) ( ) ( ) ) (
蓄 熱 事 業 営 業 収 益
光ファイバ心線貸し事業営業収益
ガ ス 供 給 事 業 営 業 収 益
そ の 他 附 帯 事 業 営 業 収 益 営 業 費 用
電 気 事 業 営 業 費 用 附 帯 事 業 営 業 費 用 営 業 外 費 用
財 務 費 用
事 業 外 費 用 中 間 経 常 費 用 合 計
中 間 経 常 利 益
特 別 損 失 税 引 前 中 間 純 利 益
法 人 税 等
中 間 純 利 益
前 期 繰 越 利 益
中 間 未 処 分 利 益 547,397
541,428
14,297
113,909
89,343
10,545 88 54,913
35,463
23,994
75,241
29,988 205 37
67,639
17,579
8,290
しろさんかく 109
5,968
1,639
2,672
1,371 284 136,840
25,931
23,731
23,511 219 2,200 101 2,098 573,328
114,600
しろさんかく 1,192− しろさんかく 1,192 5,728
5,728
110,064
43,747
42,264
1,482
66,317
69,429
135,747 水 力 発 電 費
汽 力 発 電 費
原 子 力 発 電 費
内 燃 力 発 電 費
地 帯 間 購 入 電 力 料
他 社 購 入 電 力 料
送 電 費
変 電 費
配 電 費
販 売 費
休 止 設 備 費
貸 付 設 備 費
一 般 管 理 費
電 源 開 発 促 進 税
事 業 税
電 力 費 振 替 勘 定 ( 貸 方 )
蓄 熱 事 業 営 業 費 用
光ファイバ心線貸し事業営業費用
ガ ス 供 給 事 業 営 業 費 用
そ の 他 附 帯 事 業 営 業 費 用
営 業 利 益
支 払 利 息
社 債 発 行 費 償 却 固 定 資 産 売 却 損
雑 損 失 渇 水 準 備 金 引 当 又 は 取 崩 し
渇 水 準 備 金 引 当
渇 水 準 備 引 当 金 取 崩 し
( 貸 方 ) 減 損 損 失
法 人 税 等
法 人 税 等 調 整 額 営 業 収 益
営 業 外 収 益
財 務 収 益
事 業 外 収 益 中 間 経 常 収 益 合 計
受 取 配 当 金
受 取 利 息 固 定 資 産 売 却 益
有 価 証 券 売 却 益
雑 収 益 しかく中間連結貸借対照表の要旨
しかく中間連結損益計算書の要旨
(注)
有形固定資産の減価償却累計額 53,818億円 資 産 の 部
営 業 収 益 営 業 外 収 益
中 間 経 常 収 益 合 計
科 目
水 力 発 電 設 備
汽 力 発 電 設 備
原 子 力 発 電 設 備
送 電 設 備
変 電 設 備
配 電 設 備
現 金 及 び 預 金
受取手形及び売掛金
た な 卸 資 産
固 定 資 産
流 動 資 産
繰 延 資 産
電 気 事 業 固 定 資 産
そ の 他 の 固 定 資 産
固 定 資 産 仮 勘 定
核 燃 料
投 資 そ の 他 の 資 産
合 計
負 債 , 少 数 株 主 持 分 及 び 資 本 の 部
費 用 の 部 科 目
科 目
営 業 費 用 営 業 外 費 用
中 間 経 常 費 用 合 計
中 間 経 常 利 益
渇水準備金引当又は取崩し
特 別 損 失
税金等調整前中間純利益
法人税,
住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少 数 株 主 損 益
( しろさんかく 利 益 ) 中 間 純 利 益
電 気 事 業 営 業 費 用
そ の 他 事 業 営 業 費 用 営 業 利 益
科 目
合 計
社 債
長 期 借 入 金
1 年 以 内 に 期 限
到 来 の 固 定 負 債
固 定 負 債
流 動 負 債
短 期 借 入 金
未 払 税 金 少 数 株 主 持 分
資 本 金
資 本 剰 余 金
利 益 剰 余 金
その他有価証券評価差額金
為 替 換 算 調 整 勘 定
自 己 株 式
特 別 法 上 の 引 当 金
負 債 合 計
資 本 合 計
収 益 の 部
(単位:億円) (単位:億円) 電 気 事 業 営 業 収 益
そ の 他 事 業 営 業 収 益
当中間期末
(平成16年9月30日現在) 前期末
(平成16年3月31日現在) 39,258
28,349
2,074
4,351
3,309
7,468
3,060
6,238
3,206
2,396
2,348
2,957
1,884 381 824 413 0
41,143
当中間期末
(平成16年9月30日現在) 38,620
27,657
2,020
4,160
3,138
7,283
2,990
6,191
3,084
2,649
2,349
2,879
2,166 408 926 490 1
40,788
5,765
5,395 370 1,394 317 6,083
1,119
しろさんかく 11 89 1,042 431 18 7 599
当中間期
平成16年4月 1 日から
平成16年9月30日まで
5,817
5,451 365 1,163 308 6,125 886 26 − 859 421 しろさんかく 115
しろさんかく 1 552 ) ( ) ( 前年中間期
平成15年4月 1 日から
平成15年9月30日まで
( ) ( )
当中間期
平成16年4月 1 日から
平成16年9月30日まで ( ) 前年中間期
平成15年4月 1 日から
平成15年9月30日まで ( ) (注)
1株当た
りの中間純利益 126円59銭 中間連結財務諸表 116,980
6,618 362 30 7,011 前期末
(平成16年3月31日現在) 1,760
25,035
9,870
8,714
6,890 2,438 521 20
31,946 88 2,373 310 6,086 347 しろさんかく 2
しろさんかく 7
9,108
41,143
7,160
6,792368 43 7,203 2,143
24,823
10,273
7,940
6,315 1,708 644 8
31,147 79 2,373 310 6,577 310 しろさんかく 2
しろさんかく 7
9,561 40,788
しかく連結決算対象会社
(平成16年9月30日現在) しかく中間連結キャッシュ・フロー計算書の要旨
1,826 859 1,336
しろさんかく 341 しろさんかく 1,083
しろさんかく 1,115 14
しろさんかく 784 597 しろさんかく 1,262 209 しろさんかく 603 123 270
しろさんかく 118 しろさんかく 42 454 33 445
(単位:億円) (単位:億円) しかく中間連結剰余金計算書の要旨 310 310 5,569 600 552 140 118
6,029
九州通信ネットワーク
(株) (株)
キューデン・インターナショナル
大分エル・エヌ・ジー
(株) 西日本環境エネルギー
(株) 北九州エル・エヌ・ジー
(株) (株)
キャピタル・キューデン
(株)
電気ビル
ニシム電子工業
(株) (株)
キューキ
西日本プラント工業
(株) 九電産業
(株) 九電ビジネスソリューションズ
(株) 森林都市
(株) 西日本技術開発
(株) 戸畑共同火力
(株) (株)
九電工
大分共同火力
(株) (株)
キューヘン
九州高圧コンクリート工業
(株) 誠新産業
(株) (株)
九建
西技工業
(株) (注)
九電ビジネスソリューションズ
(株)は,会社分割により,平成16年4月1日 を
もってニシム電子工業
(株)から情報システム事業を承継し,
同日付で
社名を九電情報サービス
(株)から変更いた
しま
した。 持 分 法 適 用 会 社 23 社
連 結 子 会 社 20 社
営業活動によるキャッシュ・フロー
税 金 等 調 整 前 中 間 純 利 益
減 価 償 却 費
法 人 税 等 の 支 払 額 投資活動によるキャッシュ・フロー
固 定 資 産 の 取 得 に よ る 支 出
投 融 資 の 回 収 に よ る 収 入 財務活動によるキャッシュ・フロー
社 債 の 発 行 に よ る 収 入
社 債 の 償 還 に よ る 支 出
長 期 借 入 れ に よ る 収 入
長 期 借 入 金 の 返 済 に よ る 支 出
短 期 借 入 金 の 純 増 減 額
コマーシャル・ペーパーの純増減額
配 当 金 の 支 払 額 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の中間期末残高 科 目
(資本剰余金の部)
資 本 剰 余 金 期 首 残 高
資 本 剰 余 金 中 間 期 末 残 高 (利益剰余金の部)
利 益 剰 余 金 期 首 残 高
利 益 剰 余 金 増 加 高
中 間 純 利 益
利 益 剰 余 金 減 少 高
配 当 金
利 益 剰 余 金 中 間 期 末 残 高
科 目
前年中間期
平成15年4月 1 日から
平成15年9月30日まで ( ) ( )
2,003
1,042
1,232
しろさんかく 325 しろさんかく 1,038
しろさんかく 1,075 43
しろさんかく 945 697 しろさんかく 150 219 しろさんかく 768
しろさんかく 734
しろさんかく 90
しろさんかく 118 20 375 1 402 310 310 6,086 611 599 121 118
6,577
当中間期
平成16年4月 1 日から
平成16年9月30日まで
当中間期
平成16年4月 1 日から
平成16年9月30日まで ( ) 前年中間期
平成15年4月 1 日から
平成15年9月30日まで ( ) ほか6社 ほか15社 12
当社は,
すべての事業活動において,
環境保全意識の重要性を認識し,
豊かな環
境の実現を目指す
「環境経営」
を推進しており,
財務力や社会的責任を調査した世
界企業ランキング500
(ニューズウィーク日本版6月2日号)
で世界企業中110位,
日本企業中18位,
日本の電力・ガス会社中1位にランキングされました。 今回は,
「九州ふるさとの森づくり」
の取り組みについて紹介します。 当社は創立50周年を記念して2001年度から10年間で100
万本を植林する
「九州ふるさとの森づく
り」
を展開しています。 地球環境問題,
特に温暖化問題に対する社会的関心が高
まる中,
CO2を吸収する森林の機能が注目されるとともに,
国土保全機能
(水源かん養,
土砂の流出防止)
や野生動植物
の種の保護空間,
レクリエーションの場としての活用など
森林の多面的な機能も再認識されています。 このような社会的状況を踏まえ,
当社は地域の緑化や環
境意識の高揚を目的に,
年間10万本,
10年間で100万本の
植林を地域の皆さまと一緒になって行う
「九州ふるさとの
森づくり」
を全社で展開しています。 平成15年度までにご参加いただいた方は約4万人,
植林
した本数は32万6千本になりました。
目標の100万本達成
に向け,
これからも継続して取り組んでいきます。
平成16年10月17日,
宮崎県宮崎郡田野町において,
田野
町と共催で
「田野町水源かん養の森林づくり」
を行いました。
当社から松尾社長や片山宮崎支
店長が参加し,
町内の小中学生や
親子連れなど約1,800名とともに
シイ,
カシ,
タブノキなど59種,
15,000本を植林しました。 年間10万本,10年間で100万本
「九州ふるさとの森づくり」
の展開
これまでの植林実績
古賀市10万本ふるさとの森づくり
田野町水源かん養の森林づくり
今年度の主な植林予定
(一部実績含む) 築こ
う緑の大地〜吹上浜植林
田野町水源かん養の森林づくり
支 店 計 画 名
古賀市10万本ふるさとの森づくり
「九州ふるさとの森づくり」
に関しましては,
当社ホームページをご覧いただくか, 環境部もしくはお近くの各支店担当グループへお問い合わせください。 多久ボタ山植樹
「植友祭PARTIV」 雲仙・普賢の森植林ボランティア
九州ふるさとの森づくり
南小国町満願寺
「清流の森」
の森づくり 田野町水源かん養の森林づくり
築こう緑の大地〜吹上浜植林
油木ダム周辺の森づくり 10,000
10,000
2,000
10,000
5,000
3,000
15,000
10,000
北九州
福 岡
佐 賀
長 崎
大 分
熊 本
宮 崎
鹿児島
平成17年13月13日
平成17年13月15日
平成16年11月28日
平成16年11月17日
平成16年11月21日
平成17年13月15日
平成16年10月17日
H17.13
本 数 実施日
も り
も り
も り 13 14
地中深くからわき出る熱は
暮らしを温め,
美味を生み出す 九州の南端・薩摩半島で東シナ海と向かい合う山川町は, 地熱や温泉など自然の恩恵を受けながら
それを巧みに活用して暮らしを営んできた。 冬でも温暖な気候の中で, 人々が植えた花を愛で,
産物を味わう旅に出かけよう。 鹿児島県
山川町 in 鹿児島県には 富士 がある。
その名も
「薩摩富士」,県南の
海際になだらかな稜線を描く開聞岳だ。 地図で見る鹿児島には,
まるで2本の足があるようだが,
右の足が薩摩半島。
そしてその親指あたりに位置するのが,
この開聞岳の東側に広がる山川町である。
隣接する指宿市は
温泉地で有名だが,
この山川町も地中深くに頼もしい巨大カ
イロ
(地熱)
を持っている。
町内のあちこちで,
地面を掘削す
れば温水がわき出てくるので,
それをハウス内にパイプで引
開聞岳を望む山川町の砂むし温泉。
地熱で,
からだもこころもじっく
り温め
られる
お問い合わせ:鹿児島県山川町商工観光課 TEL 0993‐34‐1111
長崎鼻か
ら見る夕景。
開聞岳のシルエッ
トが美しい
さつま
年が明ければ,
もうすぐそこに
春の足音が聞こえてくる
鰻池近く
にある鰻温泉の露天風呂
鰻池湖畔の民宿で出される
「スメ」
を使った料理の数々。うま
みが閉じ込め
られて実に美味である
長崎鼻では,
早春から,色鮮やかな金魚草が人々の目
を楽しませてくれる
き込み,
マンゴーなどの果物や花を育てている農家もある。まさに地熱の恩恵だ。 山川町民はもちろん,
観光客にも喜ばれているのが,
「砂むし
温泉」。砂浜に横たわり,
地熱で温められた砂を地元のおばちゃ
んたちにかけてもらうと,
大地に抱かれて温められる心地よさ。
冬でも汗がにじみ出る。
目をかなたにやれば,
開聞岳が優美に
すそ野を広げて海へとつながり,
耳もとには雄大な東シナ海
の潮騒が伝わってくる。 すぐ横で砂むしを楽しんでいた町の人が教えてくれた。
「あ
っちこっちで蒸気がわいとっで。
JR山川駅のすぐ前でも,
海岸
から蒸気が出とるでな。
子どものころ,
友達らと芋や貝をゆで
て食べよったです」 その山川町内でも,
地熱を暮らしに一番活用しているのが,
「鰻
池」
周辺の人かもしれない。
国道226号から車で5〜6
分山手に入っ
ていくと,
山々
に囲まれた神
秘的な湖が現れる。
昔からウナギが生息する池で,
湖畔に集ま
る50軒近くの家の中には
「鰻」
さんという姓もある。 家々の庭先には白煙が上っている。
これは地中から噴き出
す蒸気。
地元ではその噴気孔を
「スメ」
と呼ぶ。
ここに鍋をかけ
て湯を沸かしたりおかゆを煮たり,
ザルに入れた芋や卵を蒸
したり...。
集落内の民宿でも,
お客に
「スメ料理」
を出してくれる。
スメで2時間蒸して,
肉がほろりと離れるほどに柔らかい鶏
料理,
はしでほぐれる豚の軟骨みそ煮など,
ここでしか味わ
えないものばかりだ。
「夜になるとネオンもなくて真っ暗だし,
寂しいこともある
けど,
やっぱり先祖代々利用してきたこのスメがある。
温泉も
ふんだんにわく,
いい
土地ですよ」と,娘を
抱いた民宿の若い主
人が話してくれた。2人の子どもも,
このス
メで蒸した卵や芋が
大好物だそうだ。 うなぎ
前田利右衛門の功
績を称えた碑
(徳光
神社) 芋焼酎の原料にされる
サツマイモ 池田湖 山川港山川港 鰻池
山川町
鰻温泉
鷲尾岳
ヘルシー
ランド
天然
砂むし温泉
フラワー
パーク
かごしま
長崎鼻
長崎鼻
パーキング
ガーデン
徳光神社
西大山駅
山川地熱発電所
山川駅
露天風呂
池田湖 山川港
鰻池
山川町
鰻温泉
鷲尾岳
さんかく
ヘルシー
ランド
天然
砂むし温泉
フラワー
パーク
かごしま
長崎鼻
長崎鼻
パーキング
ガーデン
徳光神社
西大山駅
大山駅
大山駅
山川地熱発電所
山川駅
露天風呂 22626915 車窓から眺める海岸線と,
かんきつの
実が旅情を誘います。 今年3月の九州新幹線開通に伴って,
八代〜川内間の旧・鹿児島本線在来線が
「肥薩おれんじ鉄道」
として生まれ変
わりました。
運営は沿線10市町村などが出資した第3セ
クターとなっています。
真新しい白い車体に,
沿線の青い
海と豊かな緑,
特産のかんきつ類をイメージした青と緑,
オレンジ色のラインが鮮やかな列車は,
地元の方たちの
新しい 暮らしの足 となりました。 日々の通常運行は1〜3両のワンマン列車ですが,
それ
に加えてこの鉄道では
「イベント貸切列車」
が話題を呼ん
でいます。
団体で借り切って2時間ほど走行しながら,車内で宴会やカラオケが楽しめる
「貸切列車」は,半年で100
件を超える申し込み。
また,
夏から秋には
「ビール列車」や「花
火観賞列車」
が走り,
これから冬にかけては地
元の蔵元の焼酎が飲み比べできる
「焼酎列車」
も企画されています。
沿線に広がる不知
火海・東シナ海の美しい景色を眺めな
がら,
こちらも人気は上々のようです。 青い海に,
肥薩おれん
じ鉄道の
白い車体が映える in県内の植物や熱帯性の植物を展示している
「フラワー
パー
クかご
しま」は,園内に
「蝶の館」
がオープン
した
芋といえば,
この山
川町はサツマイモと
切っても切れない縁
がある。
300年前,この山川出身の船乗り・前田利右衛門が,
琉球
から初めてサツマイ
モをここに持ち帰ったのだ。
今もその遺徳をたたえた徳光神社(別名
「カライモ神社」)があり,
町内中に芋畑が広がっている。 焼酎の蔵元を訪ねると,
地元の農家が作った芋を大量に蒸
しては米や麹と合わせ,
明治の頃から使い続ける大きなかめ
で仕込みを続けていた。
温暖な山川では,
県内でも一番遅く,
1月ごろまで生芋が入手できるという。
最近焼酎ファンの間
では黒麹が人気だが,
この蔵元ではそのブームよりずっと前
から黒麹の仕込みを導入してきた。 ここ山川には,
焼酎に合う特産の肴がある。
水分の少ない
大根を40日間も徹底的に干し上げ,
塩をまぶして杵で叩いて
軟らかくし,
さらにかめで漬け込んだ
「山川漬」。塩以外の調味
料など一切使わないから,
かむほどに,
干した大根の甘みと
風味が,
じわりじわりとにじみ出る。 山川では,
開聞岳のすその畑で早くもソラマメが背丈を伸
ばし,
もう少しすれば町内の
「フラワーパークかごしま」
や花
畑ではポピーや金魚草が満開になる。
山川漬用の大根も,収穫の終わった畑につるされる。 ひと足早い春が,
扉を叩く準備を
始めているようだ。
かめで仕込ま
れる芋焼酎
(左) 山川漬を肴に,
燗をつけた芋
焼酎がおい
しい季節だ
(右) こうじ
きね たた
八代
肥後田浦
佐敷
津奈木
水俣
高尾野
野田郷
阿久根
八代
肥後田浦
佐敷
津奈木
水俣
高尾野
肥薩おれんじ鉄道
九州新幹線
野田郷
阿久根
出水
新水俣
新八代
川内 16 Vol.17の
テーマ 「道」 山口県 村上静代 東京都 宮原凉子 埼玉県 村岡利行 福岡県 鬼塚洗耳 福岡県 清武幸枝 東京都 浅野文昭 福岡県 川鍋房子 長崎県 一ノ瀬人二 佐賀県 辻 洋子 埼玉県 山口藤一 大分県 鶴田紀子 千葉県 北井不二男 福岡県 原田隆司 【川 柳】 【俳 句】 兵庫県 岩本友實 群馬県 上原安男 長崎県 田端道子 埼玉県 山口藤一 【短 歌】
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執 行 役 員 平塚 一
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一ノ瀬秋久
小田原智一
水口 敬司 上田 憲幸
三小田 元
惣福脇 亨
西村喜代子
中里 公哉
石村 善悟
鎌田 迪貞
松尾 新吾
塚日出美
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松本 茂彦
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松下 清彦
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村 毅
松下 清彦
樋口 啓
平塚 一
蔵野 八郎
横江 信義
清田 均
樋口 勝
上 守
片山 修造
貫 正義
眞部 利應
日名子 通
谷口 碩
古澤 夫
深堀 慶憲
池松勢三郎
牛島 健五
小山 一民
(平成16年9月30日現在) 役員
昭和26年5月1日
10億株
4億7,418万3,951株
2,373億486万3,699円
13,603名 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号 (092)
761‐3031
北九州・福岡・佐賀・長崎・大分・熊本
宮崎・鹿児島
東京 設 立 年 月 日
発行する株式の総数
発 行 済 株 式 の 総 数
資 本 の 額
従 業 員 数
主 要 事 業 所
決 算 期
定 時 株 主 総 会
基 準 日 公 告 掲 載 新 聞
名義書換代理人 同 取 次 所
3月31日
6月
定時株主総会・利益配当金 3月31日
中間配当金
9月30日
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中央三井信託銀行株式会社
中央三井信託銀行株式会社全国各支店
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当社本店
上記の外,
当社支店,
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(〒168‐0063)
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3323‐7111
本 店 支 店 支 社 (平成16年9月30日現在) 株主メモ 会社の概要 18なお,決算公告に代えて,貸借対照表及び損益計算書を
当社ホームページに掲載しております。 にじゅうまるホームページアドレス
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大豆油イ
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す。 らこんて VOL.17 2004年12月発行 〒810‐8720 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号
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