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2021 年度事業計画
2022年 4 月 1 日 か ら
2023 年3月 31 日 ま で
公益財団法人
九 電 み ら い 財 団
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2021 年度は、奨学金事業として「奨学金の給付」を行うほか、環境事業として「環境
保全活動」、「植林活動」、「環境教育活動」及び「次世代向け環境活動支援」を実施する。
I 奨学金事業
1 奨学金の給付
(1) 給付対象
1 学 生(大学)
・九州大学、九州工業大学、福岡大学、西南学院大学
・九州電力及び九州電力送配電社員の子弟
2 留学生(大学、専門学校)
・九州大学、九州工業大学、福岡大学、西南学院大学の私費留学生
・九州電気専門学校の私費留学生
3 介護福祉学生(大学、短期大学、専門学校)
・西南女学院大学(福祉学科)
・福岡介護福祉専門学校、平岡介護福祉専門学校
(2) 奨学金給与の額及び期間
給与額:月額 2 万円/人、年額 22 万円(8 月は支給なし)
期 間:正規の修学期間を終了するときまでの最短期間
(3) 2021 年度採用予定数
14 名<3 名> < >内は九州電力及び九州電力送配電の子弟再掲
(4) 2021 年度奨学生数及び給与総額
奨学生 43 名(新規 14 名、継続 29 名)
、年額 9,460 千円
II 環境事業
1 坊ガツル湿原一帯における環境保全活動
o 坊ガツル湿原(大分県竹田市)一帯において、ラムサール条約で求められている「保
全」と「活用」の観点から活動を実施
・ 保全面では、坊ガツル湿原の保全およびその一帯に生息する希少植物の保護のため、
環境省や自治体、地元団体等とともに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施の
うえ、湿原の野焼きや希少植物植生保護、平治岳のミヤマキリシマ植生保護及び登山道
整備等の活動を実施
・ 活用面では、平治岳のミヤマキリシマの観光資源化を目指し、植生保護活動の範囲
をやまなみハイウェイから眺望できる北側斜面に拡大
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(1) 坊ガツル湿原野焼き活動
o 財団と地域の方々等で構成する「坊ガツル野焼き実行委員会(事務局:当財団法人)」を開催し、実施時期や活動参加者等を決定(7月、翌1月)
o リーダーの高齢化・固定化により野焼き活動が再び途絶えることがないよう、
「野焼き
リーダー養成研修」受講者のOJTを通じて後継者を育成
活 動 内 容 時 期 参加者
輪地切り 野焼きの際の延焼防止のための防火帯づくり 8月 120 名程度
輪地焼き
防火帯部分に新芽が出ないように刈った草を集め
焼き払う9月各 100 名
程度
本焼き 防火帯の内側に火を入れ、湿原一帯を焼く 翌3月
(2) 坊ガツル湿原希少植物保護活動
内 容 時 期 参加者
湿原の希少植物保護のため、外来植物を除去 7月 80 名程度
(3) 平治岳ミヤマキリシマ植生保護および登山道整備活動
エリア 内 容 時 期 参加者
南側斜面
かん木
(ミヤマキリシマの育成に支障となる低木)
等を除去するとともに、老朽化している登山道を整備4,11 月
各 100 名
程度
北側斜面
かん木等を除去
(注記)急峻であるため委託で実施
11 月
〜3 月
(委託)
2 九州内における植林活動
o 大きな社会的課題となっている CO2 削減に貢献するため、地域の方々と共に、植林活動
を実施
・ 財団関係者や地域の方々からボランティアを募り、植林を実施するとともに、植林を
通じて小中学生への環境教育を行う
・ 地域の方々の憩いの場や環境教育の場としても活用できるよう周辺地域を整備
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(1) 長崎県諫早市での植林活動
o 地域の方々や地元自治体・団体等と協議を行い、樹種や実施時期等について決定
実施単位 内 容 時 期 参加者
ボランティア
地域の方々や地元自治体・団体や九電グループ
従業員を対象に募集を行い植林する
10 月
(2 回)
計 100 名
程度
学 校
長崎県諫早市近郊の小学校(主に5〜6年生)
を対象に募集を行い植林するほか、
あわせて環境
教育も実施
10 月
(5 回)
計 200 名
程度
親 子
長崎県諫早市近郊にお住まいの親子
(小学1〜
6年生)
を対象に募集を行い植林するほか、
あわ
せて環境教育も実施
10 月
(2 回)
計 80 名
程度
o 地域の方々や地元自治体・団体等と周辺地域整備に向けた協議を実施
(2) 福岡県古賀市での植林に向けた準備
o 地域の方々や地元自治体・団体等と次年度の植林実施・周辺地域整備に向けた協議を
実施
3 「くじゅう九電の森」での環境教育活動
o 次世代の環境保全意識の啓発のため、
「くじゅう九電の森」
(九州電力社有林、
大分県由布市)において、
「学校向け」と「親子向け」の講話と体験からなる環境教
育を実施
・ 学校向けは、
主に小中学生を対象に自然教室や総合学習の授業として活用できる
プログラムとし、将来の次世代教育を担う教員志望の大学生向けの取組みも実施
【実施内容】
1 講 話: 地球温暖化の現状
(カーボンフリーを含む)
や森林の CO2 抑制効果・
生物多様性保全機能などを説明
2 体 験: 管理された森林(水源かん養林)や希少植物の観察、間伐の体験、
間伐材を使った工作など
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[学校向け]
実施時期 5月、9月〜10 月(13 回)
対 象
福岡県、大分県内の小中学生(4年生以上)
福岡県および大分県内の大学生
参 加 者 520 名程度(1回あたり平均 40 名程度)
参 加 費 無 料
募集方法 各学校に案内(2020 年 12 月〜)
[親子向け]
実施時期
7月(1回)
(注記)第5回「山の日」記念全国大会関連イベントとしても位置付け
対 象 九州全域の小学生と保護者
参 加 者 100 名程度
参 加 費 500 円/人 (交通費は参加者負担)
募集方法
教育委員会を通じた小学校でのチラシ配布のほか、財団のホー
ムページ、Facebook など様々な電子媒体を活用し告知・募集
o VRやCG等のデジタル技術を活用した「くじゅう九電の森」を疑似体験できる
コンテンツを制作し、学校を訪問のうえ授業を行う出前方式での環境教育や、親子
が自宅パソコン等から参加できるオンライン体験講座などを実施
[出前方式]
実施時期 11 月〜3月(10 回)
対 象 九州全域の小中学生(4年生以上)
参 加 者 350 名程度(1回あたり平均 35 名程度)
参 加 費 無 料
募集方法 各学校に案内(2021 年 10 月〜)
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[オンライン方式]
実施時期 3月(1回)
対 象 九州全域の小中学生(4年生以上)
参 加 者 100 名程度
参 加 費 無 料
募集方法
教育委員会を通じた小学校でのチラシ配布のほか、財団のホー
ムページ、Facebook など様々な電子媒体を活用し告知・募集
4 次世代向けの環境活動支援
o 非営利団体が取り組む環境分野の次世代育成活動を対象に、公募により助成を
実施
(1) 2021 年度助成事業
o 2020 年 10 月に「子どもたちの自然を大切にする心を育む活動」を行う団体の
公募を行い、応募のあった団体のなかから、社外有識者への意見照会を経て選考
した団体に助成を行う。
o また、助成先の団体を広報面でも支援するため、活動の内容を財団 Facebook
等で紹介
(2) 2022 年度助成事業
o 理事会において募集内容を決定のうえ、財団ホームページ等を通じて募集し、
社外有識者への意見照会を経て助成団体を決定
III 活動の情報発信
o 財団活動の認知度向上を目的として、ホームページや Facebook、Instagram などを
通じて活動の告知や活動状況等を発信するほか、2021 年度は以下の施策を実施
・ Instagram を活用したフォトコンテストを2回実施。入選作品等をパネル化し、
社内外のイベントで展示するほか、カレンダー等に活用(通年)
・ 第5回「山の日」記念全国大会にて、パネル展示等を通じて活動を紹介(8月)
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〔参考〕2021 年度活動スケジュール
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
環境保全
★ ★ ★ ★ ★ ★
植 林
環境教育★★★次世代育成
支援活動
情報発信環境活動
植生保護
希少植物
保護
坊ガツル
輪地切り
坊ガツル
輪地焼き 植生保護
坊ガツル
本焼き
助成先
決定
2022年度
助成先募集
2022年度
助成先選考
助成先贈呈式
助成先団体の活動取材
Instagram
フォトコンテスト
「山の日」記念
全国大会 Instagram
フォトコンテスト
学校向け 親子向け 学校向け
植林
教育
出前方式
オンライン体験講座★以 上

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