番組表
ON AIR
  • 3:58オープニング
  • 4:00テレビショッピング
  • 4:30テレビショッピング
  • 5:00テレビショッピング
  • 5:30THEフィッシング
  • 6:00めざましどようび
  • 8:30土曜はナニする!?
  • 9:55サスティな!
  • 10:30テレビショッピング
  • 11:00KTSの日2024 1部
  • 11:45週末えり得情報
  • 11:50FNN Live News days
  • 12:00YOUは何しに日本へ? 年々増加している訪日外国人。番組では、外国人たちの日本への玄関口、空港で勝手にお出迎えして直撃取材を敢行!!前代未聞の空港アポなしインタビューをやりまくりました。時には、空港を飛び出して、客船の港、イベント会場でもYOUに直撃インタビュー!
  • 13:25ぽよチャンネル
  • 13:30KTSの日2024 2部
  • 15:30ぽよチャンネル
  • 15:35Misumi presents 第14回鹿児島県高校OBチーム対抗ゴルフ大会
  • 16:30秋山ロケの地図
  • 17:25わんにゃん+ かごしま
  • 17:30FNN Live News イット!
  • 18:00おかべろ 岡村隆史(ナインティナイン)が、と ある飲食店の常連客として店に訪れた有名人に質問していくという"シチュエーション トークバラエティー"!
  • 18:30@Voice「声優の新たな世界」
  • 19:00新しいカギ2時間SP!大阪で先生とコント&高校ダンス日本一決定戦にカギが突撃!
  • 21:00土曜プレミアム
  • 23:10さんまのお笑い向上委員会
  • 23:40<土ドラ>嗤う淑女
  • 24:35すぽると!
  • 25:15あちこちオードリー
  • 26:05ゴリパラ見聞録
  • 26:35ディノスTHEストア
  • 27:05テレビショッピング
  • 27:35天気予報
  • 27:36ぽよチャンネル
  • 27:39クロージング
かごnew
月〜金曜日 ひる1時50分スタート

9月1日(木)【防災の日】 "線状降水帯" その時どうする!を解説

2022年9月1日
シェアする

KTS防災プロジェクト企画。
9月1日は、「防災の日」です。
自然災害やそれへの備えについて、改めて考える日です。
そこで、最近よく耳にするようになった
「線状降水帯」をやさしく解説しました。
また、専門家のアドバイスをもとに、家族の命を守るための「備え」について、お伝えしました。

先月3日から4日にかけて、東北地方や北陸地方などで大雨となりました。

​特に、新潟県と山形県では複数の“線状降水帯”が発生。
川が氾濫するなどして、大きな被害が出ました。

線状降水帯

そもそも“線状降水帯”とは、発達した雨雲が直線状に並んだものを指します。

湿った空気が山などにあたり上昇すると、雲が作られます。
その雲が風に流されて直線状に連なり、“強い降水”が“ほぼ同じ場所”で“数時間にわたって”降り続く、これが線状降水帯です。

気象庁は、この「線状降水帯の発生予測」を、今年6月から始めました。

「線状降水帯の発生予測」が最初に出されたのが、今年7月15日の九州北部と九州南部で、鹿児島県も含まれていました。
このときは、実際に線状降水帯は発生しませんでしたが、県内でも局地的に大雨となりました。

もっと詳しく知るために、
防災に詳しい、鹿児島大学の井村隆介いむら・りゅうすけ先生を訪ねました。

【8・6水害も”線状降水帯”だった?】

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
当時きちんと観測できれば、鹿児島で1993年に起こった8・6水害も、多分”線状降水帯”だった。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
同じ所で雨が降り続く”線状降水帯”は、昔からあった。
長時間雨雲の帯がかかり続けるのを、いまは”線状降水帯”と呼ぶ。

【線状降水帯発生予測が出たら、どういう行動をとったらいい?】

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
予測と言っても、4回に3回は外れる。
雨が降りやすい状況にあると、自分の中で気持ちを一段上げておくことが大事。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
「起こるかもしれない」と、考えてもらわなければいけない情報です。

【線状降水帯発生予測発表、避難のタイミングは?】


(鹿児島大学・井村隆介准教授)
半日前や「北部九州」「南部九州」のように、広いくくりで出される。
だから、予測が出た時点で逃げるのはほとんど実用的でない。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
ただ、身構えていただき、雨が強くなって自治体から避難情報が出たら、すぐに動けるようにしておいてください。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
子どもと一緒に避難する際は、大人が子供の命を守る行動を取ることが必要。
子どもに合わせた避難のタイミングで。


(鹿児島大学・井村隆介准教授)
​早め早めの、余裕をもった行動を。

乳幼児がいる家庭での備え

​​続いては、「乳幼児がいる家庭での備え」についてです。
教えてくれたのは、福岡県在住の防災士・渡邉恵里香わたなべ・えりか さんです。
渡邉さん自身、3人のお子さんを子育て中のママです。

茨城県に住んでいるときに、東日本大震災で被災した渡邉さん。
当時生後11ヵ月のお子さんを守りながら、日々を生き抜いた経験などをもとに、乳幼児がいる家庭向けの防災講座を開いています。
「備えの手順」を教えていただきました。

【備えの手順1災害を知る】

自然災害の恐ろしさや、避難情報を正しく理解しよう

【備えの手順2自分を知る】

地域のリスク、自分が住む場所のリスクを知りましょう

自分は、
自宅で避難生活を送る「在宅避難」をするのか、
避難所に行くのか、
知人や親戚の家に避難するのか、
事前に考えましょう。

​まずは各自治体から各家庭に配られている「ハザードマップ」で地形のリスクを確認しましょう。
どこに川があるか、浸水する可能性はあるのかなど、確認しておきましょう。

【備えの手順3備えをする】

渡邉さんが、実際に被災生活の中で役立った物を教えてくれました。

・食べ慣れているベビーフード(食べ慣れていないと、アレルギーの心配も。家には食べ慣れているものを多めに買って、備蓄しておく)

・加熱するもの(カセットコンロなど)
⇒ミルクを温めたり、暖かいご飯を食べられる(東日本大震災が起きたのは冬で、こどもが冷たい食べ物を食べなかった/気持ち的に落ち着く)

・ヘッドライト
⇒両手が自由になるので、料理や子どものおむつ交換も出来る

・ケミカルライト(光る腕輪・棒など)
⇒停電した際、子どもがどこにいるか暗闇でも分かる/少し恐怖心が和らいで、子どもの気持ちが落ち着いた

・災害用トイレ 1週間分(家族の人数分を用意)
⇒配布されず、仮設トイレの設置も遅かった

(渡邉さん)
一人一人必要な物が違うので、自分用に「カスタマイズ」してくださいね。

大きな災害が発生すると、よく“想定外”という言葉が使われます。
しかし、想定をして準備をしていれば、“想定外”にはなりません。
日ごろの備えを忘れずに。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /