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2018年度
テレビ長崎 番組審議会概要
第 526 回番組審議会
第 526 回番組審議会は、2018 年 4 月 11 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 3 月 23 日(金)19 時〜19 時 57 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 石川 由香里 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 以上 7 名
放送事業者側の出席は 10 名
審議の冒頭、番組プロデューサーの松本祐明は、KTN テレビ長崎と FM 長崎が 2017 年度から共同
でスタートさせた子育て応援企画「Lovebaby」について説明。フィンランドの取り組みを参考に、子どもが生まれた長崎県内の家庭に子育てグッズを詰めた「はじめてばこ」をプレゼントするなど、子
育てしやすい長崎を目指して活動を始めた、と話した。そして、番組ディレクターの長岡千夏が、こ
の企画の一環で妊娠期から就学期までの子どもとその家庭を包括的にサポートするフィンランドの
施設「ネウボラ」を中心に現地取材し、子育て先進国といわれる同国の取り組みを紹介する番組を制
作した、と話した。
(委員からの主な意見)
「Lovebaby スペシャル ネウボラのくに〜子育て王国フィンランド」
(2018 年 3 月 23 日(金)放送)
について
・海外の観光スポットを紹介する番組はよくあるが、
子育てや教育の施策について情報を得ることが
少ないので、興味深かった
・子育ての諸問題がニュースになる中で、時宣を得たいい番組だった・「ネウボラ」について、わかりやすく説明していた一方で、設立経緯やフィンランドの社会保障の
しくみについて、データや社会構造を踏まえた「検証」という視点に欠けるところがあった
・フィンランドがすべて正しく、日本がすべてダメというわけではない
・日本や長崎の将来を考えることができる、メッセージ性のある番組だった
・スタジオで出ている 3 人のアナウンサーの役割や会話が物足りなかった
・現地の食や生活についてのリポート部分は興味深かったが、もう少し短くてもいいのでは・「はじめてばこ」の中身をもっと知りたかったし、いい取り組みなのでもっと PR してもよかった
・地方局で海外取材をして、このような番組制作をしたことは評価できる
第 527 回番組審議会
第 527 回番組審議会は、2018 年 5 月 9 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 4 月 18 日(水)15 時 50 分〜16 時 45 分 放送
放送日時 2018 年 4 月 18 日(水)18 時 14 分〜19 時 00 分 放送
(順不同・敬称略)
田崎 智博 進藤 卓也 石川 由香里 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 内田 輝美(新任)
以上 7 名
放送事業者側の出席は 10 名
審議の冒頭、
『ヨジマル!』のプロデューサーの安田朝香が番組について、
「長崎に密着した番組で 5
年目を迎えた。メーンターゲットは主婦層。長崎の『いま』にこだわり、生中継を中心にした番組」
と説明。
議題となった当日の担当ディレクター・林田康晴が
「水曜日の中継
『サンキューベリー街!』
は、無作為に選んだ町に出かけ、その町の人たちと触れ合うコーナー。この日は、長崎市の南が丘町
で、レポーターが自治会長とともに、地元の畳屋さんやお地蔵様をめぐる構成だった」と話した。
(委員からの主な意見)
「ヨジマル!」
(2018 年 4 月 18 日(水)15 時 50 分〜16 時 45 分 放送)について
・安定感のある落ち着いた印象で、MC 陣のバランスもよく明るい、親しみが持てる番組だ
・生中継ではカメラのブレが目立ったりして、慌ただしい印象を受けた
・中継コーナーは「知らない町」を知る楽しみがあった、よく下調べをしていると思った
・高校生や子どもたちを撮影していたが、保護者の許可を取った方がいいのではないか・(番組で視聴者のコメントを紹介する)
「つぶマル」や(番組内で商品が当たる)ゲームへの応募説
明が丁寧だった
・料理コーナーは、難しいものでなく、簡単に「作ってみよう」と思わせるレシピにしてほしい
などの意見が出された。
このあと、報道局長の松本祐明は「ニュースは『プライムニュース』というブランドを統一して、本
格的ニュースを放送する、という姿勢。ローカルニュースでは、
『心・近・感(しんきんかん)
』をキ
ャッチフレーズに、
『知りたいに答える』
、心に届く、心に寄り添うニュースをお届けしたいと考えて
いる。経済ネタ、子育ての問題など幅広く情報をキャッチし、地域で一番、見てもらいたい」意気込
みを語った。
(委員からの主な意見)
「KTN PRIME news evening」
(2018 年 4 月 18 日(水)18 時 14 分〜19 時 00 分 放送)について
・県内のニュースが網羅されていて、情報量も多かった。オーソドックスな作りが安心感につながっ
ている
・キャスターが落ち着いていて、安定感がある・(当日、発生した強盗未遂事件のニュースについて)何があったのだろうか、と思っていたので、
その不安に応える内容だった・「Lovebaby」
(FM 長崎と共同で取り組む子育て応援企画)
で子どもをめぐる問題をニュースでも取
り上げるのは「らしさ」を感じるし、時宜を得ている
・ことば遣いにおかしいところがいくつかある。
「カタカナ語」が多いのでは
などの意見が出された。
また、財務事務次官をめぐる女性記者へのセクハラ事案について、KTN の対応について問われたの
に対し、報道局長の松本祐明は「これは特定のテレビ局だけの問題ではない。スタッフにも、問題共
有を呼びかけており、今後もきちんと対応しなければならないと考えている」と答えた。
第 528 回番組審議会
第 528 回番組審議会は、2018 年 6 月 13 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 5 月 25 日(金)19 時〜19 時 55 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 以上 6 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 内田 輝美 以上 2 名
放送事業者側の出席は 8 名
審議の冒頭、常務取締役の大浦勝が審議番組について去年、
「ドキュメント九州」として 25 分番組を
放送したことを説明。
「短い番組枠では表現できなかったことや反省点を踏まえ、さらに追加取材を
して 1 時間番組にした」と話した。そして、番組ディレクター・吉井誠は 2 人の医師の音楽活動を追
う取材について「患者や病院など広範囲な取材許可が必要で、その点でも難しさがあった。しかし、
描きたいことが十分、表現できた番組になったのでは」と語った。
(委員からの主な意見)
「白衣のメロディ」
(2018 年 5 月 25 日(金)放送)について
・医療だけでは治せない「心」を音楽で癒すという主人公 2 人の活動はすばらしく、音楽の持つ力を
改めて感じた
・主人公の曲作りの真摯なところがうかがえて、共感を持てた
・テーマもよく、構成も洗練された完成度高い秀逸の番組だと評価したい
・穏やかな気持ちになれる番組だった
・粘り強い取材力が示されていた、難病のご家族などよく取材に応じてくださったと思えた
・制作者の思いが強すぎて、情緒過ぎると感じるところもあった
・ナレーションの長濱ねるさん(欅坂 46 メンバー、長崎市出身)について、長崎らしさ/話題性など
を理由に起用したとのことだが、彼女の持つピュアなところが番組とうまく調和していて心に残った 第 529 回番組審議会
第 529 回番組審議会は、2018 年 7 月 11 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 5 月 26 日(土)11 時 20 分〜11 時 45 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 進藤 卓也 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 内田 輝美 以上 6 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 田崎 智博 以上 2 名
放送事業者側の出席は 10 名
審議の冒頭、番組プロデューサーで報道局次長の赤木健一郎が「普賢岳災害から 27 年が経ち、噴火
を知らない世代が増えている。しかし、最近は火山噴火や地震、水害と自然災害が多発しており、自
然の脅威を感じる。
改めて災害の教訓や自然と共生する姿を伝えたかった」
と番組の制作趣旨を述べ
た。
この後、
番組ディレクターの佐藤有華は本番組が初めての長編ドキュメンタリー制作とした上で、
「時の流れをどう表すか、20 年の苦労を表現できるか」が一番、苦心したと話した。
審議の概要(委員からの主な意見)
「復興の桃〜普賢さんと共に〜」
(2018 年 5 月 26 日(土)放送)について
・桃の花や果実、普賢岳の緑など、映像がきれいだった。ドローン映像が迫力あった。
・島原半島の美しさを感じた。
・シンプルで、ナレーションの言葉づかいのセンスが良く、柔らかい表情が感じられる番組だった
・タイトルの「復興の桃」は、何を示しているのか。テーマ性が少し明確ではなかったのでは
・主人公の親子から災害を乗り越えて、
「ここで暮らしていくという覚悟」が感じられ、たくましく
思った
・普賢岳について、
父親が
「普賢さん」
と親しみも込めて呼んでいるのに対して、
息子は一貫して
「普
賢岳」と言っていた。その親子の言葉遣いの違いを追えればより深みが出ると思った
第 530 回番組審議会
第 530 回番組審議会は、2018 年 9 月 12 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 6 月 19 日(火)19 時〜
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 内田 輝美 山﨑 健 以上 7 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 以上 1 名
放送事業者側の出席は 11 名
審議の冒頭、番組プロデューサーで常勤顧問の大浦勝が「番組はちょうど『長崎と天草地方の潜伏キ
リシタン関連遺産』
の登録決定直前の放送であり、
世界遺産がどのようなものか紹介したいと制作し
た」と説明。番組ディレクターの藤井聡は「女優の宮崎香蓮さんを登用し、堅苦しくならず、柔らか
な番組作りを心掛けた」
と述べ、
番組を通して世界遺産の価値が伝えられていればうれしい、
とした。
(委員からの主な意見)
「なるほど!ながさき塾 長崎・天草 世界遺産への旅」
(2018 年 6 月 19 日(火)放送)について
・世界遺産に登録されたものの、まだよく知られていない各構成資産を「食」も交えながら紹介して
いて、
「行ってみたい」
「もっと知りたい」と思わせる番組だった。
・信仰とは何なのか、考えさせられた。
・ナビゲーター役のKTNの若手男性アナウンサーと宮崎香蓮さんの若い世代がよかった。
現地のガ
イドさんへの質問が稚拙に感じるところもあったが、
全体的には、
若手が番組をよりよく引き立てて
いた。
・映像がきれいだった。山の上にひっそりと建つ教会堂などドローン映像が印象的だった。
・宮崎賢太郎さんの解説は聞きやすく、分かりやすかった。しかし、一方で、番組の流れと宮崎さん
のコメントが合っていないところがあったのは気になった。
・構成資産紹介の順番など番組構成がうまく、若い人にもわかりやすいと思った。まるで旅行するよ
うに楽しく見ることができた。
第 531 回番組審議会
第 531 回番組審議会は、2018 年 10 月 10 日 テレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 8 月 4 日(土)26 時 20 分〜26 時 49 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 石川 由香里 内田 輝美 大川 綾 柴田 守 田崎 智博 近久 宏志 山﨑 健
以上 8 名
放送事業者側の出席は 9 名
審議の冒頭、番組ディレクターの安田朝香が「情報番組『ヨジマル!』での中継をきっかけに、ダチ
ョウを育てているユニークな男性のことを知った。一生懸命、情熱をかける姿を伝えたい」と番組趣
旨を説明した。
番組は、
平戸市で地域活性化などをめざしダチョウ観光園を開いている男性の物語で、
苦労が多いものの軌道に乗らず奮闘する姿を描いた。
(委員からの主な意見)
ドキュメント九州「それいけ平戸 おっ!ダチョウ村」
(2018 年 8 月 4 日(土)放送)について
・平戸にこんなに面白いことをしている人がいる、と驚いた
・楽しい番組に仕上がっていた、ロジカルな番組展開ではないが、それが逆に「ちぐはぐで面白い」
・豪快で、一生懸命な人柄は伝わるが、結局、何がやりたいのかもやもやした気持ちが残った
・10 年やって、うまくいかないのであれば、商売・事業としては甘い。あれで地域活性化をやろう
としているのか、思いはあまり伝わってこなかった
・ダチョウの生態やダチョウ園の運営、見守り、協力する家族の本音など、もう少し掘り下げてほし
かった
・テレビで取り上げたことで今後、発展できればと考えた
などの意見が出た。
また、委員長が今後の番組制作、取り上げてほしいテーマなどについて意見を求めたところ、
・長崎県は災害が少なく、意識が低いと感じる。啓発のための防災関連番組
・地域色豊かな長崎の魅力を、わかりやすく紹介するもの・「長崎の教会群」など世界遺産に登録されたが、登録までの盛り上がりと同様、こ
れからも長崎の宝を活かせるような番組を作ってほしい
・地方でも、長崎でも、キラキラと輝くことができる、と思えるよう、女性の活躍を
取り上げてほしい
・社会的弱者への救済策を描く番組は、今まさに悩んでいる人の助けになると思う
などのアイディアが出された。
第 532 回番組審議会
第 532 回番組審議会は、2018 年 11 月 14 日 テレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 11 月 3 日(土)12 時 00 分〜12 時 54 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 石川 由香里 柴田 守 大川 綾 内田 輝美 山﨑 健 以上 7 名
(順不同・敬称略)
近久 宏志 以上 1 名
放送事業者側の出席は 9 名
審議の冒頭、番組プロデューサーで報道局長の松本祐明が「長崎くんちのコッコデショがなぜ、人の
心を惹きつけるか、
奉納する町の人たちの思いを伝えようと取材が始まった。
出演者を選ぶ 2 月の体
力テストから9カ月にわたり、密着し制作した番組」と説明。番組ディレクターの佐藤有華は「毎日
の稽古、10 月の祭り本番、と 60 分では納めきれず、ぎゅっと凝縮して伝える番組になった」と話し
た。
(委員からの主な意見)
「コッコデショ〜平成最後の宝船」
(2018 年 11 月 3 日(土)放送)について
・特別な物語ではなく日常を追いかけていたのがよかった、
取材に時間と手間をかけたのがよくわか
った
・長崎くんちやコッコデショの歴史や動きなど一つ一つの意味を丁寧に説明していて勉強になった・「平成最後の・・・」と言うが、平成という時代が持つ時代感のようなものをあまり感じられなかった
・祭りでは男性が優位、女性が手伝いという役割になってしまうので、どのように表現するかは課題だ・無駄のない構成だった
・映像に迫力があった。また、豪華客船など長崎らしさ、猛暑の夏らしさなどが表現できていた
・ナレーションが、ニュース等で見聞きしていた懐かしい男性アナウンサーの声で、過去を振り返ら
れるような印象を持った
第 533 回番組審議会
第 533 回番組審議会は、2019 年 1 月 18 日 ホテルニュー長崎で開催し、下記番組について審議し
た。
放送日時 2019 年 1 月 2 日(土)14 時 30 分〜15 時 25 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 柴田 守 近久 宏志 大川 綾 以上 5 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 内田 輝美 山﨑 健 以上 3 名
放送事業者側の出席は 8 名
審議の冒頭、代表取締役社長の宮前周司は新年のあいさつをし、
「弊社は、去年創立 50 周年、今春は
開局 50 周年と、
節目の年を迎える。
今年も長崎の視聴者のみなさまのために、
より良い番組を作り、
送り出していきたい」と述べた。
そして、番組審議会担当の常勤顧問・大浦勝が審議番組について、
「大村の偉人を掘り起こすシリー
ズで、今回は日本最初のキリシタン大名・大村純忠を取り上げた」と説明。番組ディレクターの平野
雄宇は
「純忠がキリシタン大名だということは非常によく知られているが、
肖像画や居城などほとん
ど物が残っていない。そこで、ドラマ仕立ての構成を思いつき、歴史家のアドバイスを受けながら純
忠の波乱万丈の人生を描いた」と番組の制作意図を話した。
(委員からの主な意見)
「日本最初のキリシタン大名〜戦国武将 大村純忠を訪ねて〜」
(2019 年 1 月 2 日(土)放送)について・
「歴史もの」で「1 時間番組」
、と身構えたが、非常に面白かった
・ミステリー風で、ドラマ仕立て、旅番組的でもあり、好奇心を掻き立てられた
・史料が少ない中、大村純忠の人生の明暗をうまく的確にまとめており、
歴史ドラマとしてもよくで
きていた
・若者が主人公のドラマで、セリフが自然であってよかった半面、
「歴女(れきじょ;歴史好きの女性)」など通じない世代もあるのでは
・歴史家の解説がとてもわかりやすかった。ただ、演出効果、とのことだが画面が暗いと感じた
・音楽の使い方など巧みで、気分を盛り上げていた
・正月の、他局で注目のスポーツ番組が放送されていた時間で、見逃す人が多い放送時間帯ではなか
ったか
・大村市内の史跡等の位置関係、年号・時代背景などが分からないところもあり、地図や年表のフォ
ローがあるとよかった
などの意見が出た。
第 534 回番組審議会
第 534 回番組審議会は、2019 年 2 月 13 日 テレビ長崎で開催され、下記番組について審議した。
放送日時 2019 年 1 月 26 日(土)16 時 00 分〜16 時 55 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 石川 由香里 柴田 守 大川 綾 山﨑 健 以上 6 名
(順不同・敬称略)
近久 宏志 内田 輝美 以上 2 名
放送事業者側の出席は 9 名
審議の冒頭、番組プロデューサーで常勤顧問の大浦勝が「維新 150 年にちなんで、長崎が幕末にど
のような働きをしたかを掘り起こす番組を企画。出島を中心としたオランダ語から英語への大きな
転換、に目をつけ、これまであまり知られていなかったフルベッキを取り上げた。古い資料や写真
を入手するのは難しかったが、ドローンや4K カメラを駆使して美しい映像とともにまとめた番組
となった」と説明した。
(委員からの主な意見)
「幕末・維新 NAGASAKI〜近代化の源流をたどる〜」
(2019 年 1 月 26 日(土)放送)について
・長崎が最も輝いていた時代、英語を学んだことで法律など国の基礎となる学問へとつながった、
「近代化の源流」はまさに長崎にあるんだ、というテーマに納得した。
・平成から次の時代へと移り変わりの「いま」とは比べ物にならないような、維新という時代の移
り変わりのざわつきを感じた
・フルベッキ(オランダ出身のアメリカ移民。宣教師として長崎に上陸。大隈重信らに英語を教え
た)については全然、知らなかった。もっとフルベッキを描いてもよかったのではないか。
・エピソードが満載であり、歴史の授業を受けているようで興味深かった
・ナビゲーターの女優・羽田美智子さんが落ち着いていて、安定感がありよかった。
・幕末と言えば坂本龍馬などを入れてしまうが、それによって視点が薄まってしまったと思う
・ミニドラマが挿入されていたが、わざとらしさも感じて、興ざめしてしまうところがあった。
・全体として、長崎が幕末維新の舞台でもあったことをよく表していた。
などの意見が出た。
第 535 回番組審議会
第 535 回番組審議会は、2019 年 3 月 13 日 テレビ長崎で開催され、下記番組について審議した。
放送日時 2019 年 1 月 19 日(土)16 時 55 分〜17 時 25 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 内田 輝美 山﨑 健 以上 7 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 以上 1 名
放送事業者側の出席は 13 名
審議の冒頭、番組ディレクターの磯部翔が「2014年に丸型スーツケース開発に取り組む元教
師・立川正昭さんと出会った。非常に面白い方だと印象を持ち、4年越しで追いかけて番組にした
いと考えた」と制作の経緯を説明した。
(委員からの主な意見)
「世界を回れ!〜先生と丸型スーツケース〜」
(2019 年 1 月 19 日(土)放送)について
・丸型スーツケースという素材にも、主人公の立川さんの生き方にも共感した。
・丸型スーツケースの構造はどうなっているのか、でこぼこ道や雪道などで使えるのかなど、
「丸
型」という発想が面白く、興味がわいた。
・立川さんがとてもいい人で、人格者で、いい先生だということは伝わってきた。
・長年にわたる密着映像で表現できるのがテレビの良さと感じる一方で、過去の映像なのか現在の
映像なのか混乱するところもあった。
・番組は、スーツケース開発というビジネスと、フリースクール運営という2本柱だったが、立川
さんの取り組みが30分番組では短すぎて、中途半端な印象だった、何に焦点をあて、何を伝えた
いのかうまく表現できていなかった。
・スーツケース開発途中に「見つかった課題」は何だったのか、など、見ていて説明不足だと感じ
るところがいくつかあった。
などの意見が出た。

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