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2017年度
テレビ長崎 番組審議会概要
第 516 回番組審議会
第 516 回番組審議会は、2017 年 4 月 12 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 3 月 30 日(木)25 時 05 分〜25 時 35 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 園田 郁子 石川 由香里 大川 綾 近久 宏志
以上 8 名
放送事業者側の出席は 9 名
審議の冒頭、報道制作局長の松本祐明は『地域おこしの試みは全国で取り組まれている。そんなど
こにでもある題材をどのように描いていくのかに(番組Pとして)興味をもった。取材をはじめる
と、当初の想定と違う展開もあったが、その都度、ディレクターと取材視点を話し合いながら作り
上げた。県外からの地域おこし隊である主人公をベースに、外からやってきた若い世代がどのよう
に地元と融合していくのかに視点をむけながら、東彼杵町で行われている街づくり町おこしを描い
ていった。
』と話し、番組ディレクターの平野雄宇は『外からの視点を大事にしている主人公が、そ
の試みを、地元の皆さんとどのような形でやっていくのか、やっていけるのかを描きたいと思い、
取材制作した。感動的な要素がない、情緒的ではないドキュメンタリーになったが、それはディレ
クターとして、最初から織り込み済み。
「凪に輝く」というタイトルについては、<大村湾の穏やか
な海、常に凪いでいる海・・・そんな海に面した穏やかな風景、凪いでいる風景の街でいかに輝く
のか。><すでに街にあるものを輝かせるのか、外から来た人の考え方を利用して輝いていくの
か・・・地方の街の輝き方>を意識してつけた。
』と話した。
(委員からの主な意見)
「凪に輝く」
(2017 年 3 月 30 日(木)放送)について
・タイトルと内容がしっくりこない。もう少し、タイトルに関連した場面があってもよかった。
・魅力的な主人公のアイデア溢れる町おこしに焦点をあてたかったのか、地域おこし協力隊という
制度に焦点をあてたかったのかがわからなかった。
・今回の主人公を通して、地域おこし協力隊という制度が、地方の街に与える影響などの問題提起
をしてほしかった。
・東彼杵町の風景の美しさが充分に伝わってきた。
・こういった地元の人々が、これから街を活性化していくのかと思い、これからの東彼杵町の輝き
を楽しみにしたいと感じた。
・大村湾がすごく美しかった。それと連動するタイトルが素敵である。
・主人公に焦点をあてているのか、東彼杵町の再生・活性化がテーマなのか、見ていてわかりにく
い。ひとつの事例として紹介するときに何を訴えたかったのか、もっと明確にすべき。
・ドキュメンタリーをつくる制作期間をどう考えていくのか。東彼杵町が今後どうなっていくのか
ということが重要。その後まで描くのがドキュメンタリーでは。
・地域おこし協力隊の制度説明がテロップなどであったほうが親切だった。
・町に焦点をあてたということであれば、ぜひ継続取材をして、応援してほしい。
・シンプルな言葉と聞き取りやすさ。ナレーションが非常に良かった。
・街の人々が、あんな風に変わった「千綿駅」を実際にどのように思っているのか知りたかった。
主人公の取り組みに対する、街の皆さんの評価も同様。
・同様な取り組みをしている自治体に示唆を与える番組。
・結果だけではなく過程を見せてくれるのがテレビ。町外から移ってきてカフェを開くまでの、(地元の皆さんの)驚き、摩擦、衝突、努力などの部分を見たかった。また、町を離れることがわかっ
た後の皆さんの反応も同様。全体として、少し消化不良。
・短い時間にこれだけの内容を盛り込んだ点は評価できる。
・風景の美しさ・明確な背景・転機をもった主人公...素材の良さが目立った。
第 517 回番組審議会
第 517 回番組審議会は、2017 年 5 月 10 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 4 月 30 日(日)8 時 25 分〜8 時 55 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 園田 郁子 石川 由香里 大川 綾 近久 宏志
以上 8 名
放送事業者側の出席は 7 名
審議の冒頭、報道制作局次長の赤木健一郎は『離島の振興というものは長崎県にとって大きなテー
マである。去年 4 月に成立した「国境離島新法」の番組を作ろうと機会を窺っていた。今年 4 月の
施行を受け、ようやく具体的な動きが始まったため、番組の制作に至った。取材や編集は放送直前
までかかったが、その分、最新の情報を盛り込んだ、ニュース性のある番組になったと思う。他局
にさきがけ、放送できたことも大きな成果だった。また、今回の取材で番組に盛り込めなかった話
題も、夕方ニュース番組のシリーズ企画として、今後放送をしていく。
』と話し、番組ディレクター
の石橋亮一は『取材してまず感じた、この法律の認知度の低さをいかに視聴者に知ってもらうかを
考えた。離島ならではの苦労がありながらも島の発展を考え生活している皆さんが、今回の新法を
利用して具体的な動きを始めていることに焦点をあて、紹介している。取材・編集期間の短さや番
組尺の短さもあり、内容に深さがたりなかったことは反省である。
』と話した。
(委員からの主な意見)
「離島発掘テレビ 島ヂカラ」
(2017 年 4 月 30 日(日)放送)について
・多くの国境離島が在る長崎県にとって、
「国境離島新法」に焦点をあてた番組放送はとても意義が
あった。
・この法律の施行を受けた行政側の展望や展開の部分も紹介できれば、視聴者にとって、よりわか
りやすく、新法を理解できる内容になったのでは。
・盛りだくさんで充実した内容の番組だった。
・領土領海の防衛の必要性についてこれから意識せざるをえないとも感じた。
・新法の説明や今後の島の将来について、もう少しふれてほしかった。
・島の力を引き出す新法であるという位置づけ方に、非常に疑問をもった。
・国の意図と地域の人々の思いを、もう少し絡めた形でだせなかったか。
・離島の役割に焦点をあてるのか、行政のビジョンに問題提起するのか、番組の骨格がハッキリし
なかった。
・今後も継続取材を続け、この新法を検証し、問題提起することに期待している。
・法施行をとらまえた番組としては非常にタイムリーだった。
・丁寧な取材は理解できるが、少々あわただしかった。もう少しじっくり感があってもよかったの
では。
・大学教授のコメント内容の中で、地元の声で紹介できれば、よりリアリティが感じられる部分が
あった。
・番組全体に落ち着きを与える意味で、スタジオ解説の部分があってもよかったのでは。
・新しい取り組みで成功しているものを多岐にとりあげ、好感がもてる番組であった。
・今後も、継続取材を続け、切り口を変えながら、島が抱える厳しい現実をどう克服していくのか
総合的に解説してもらいたい。
第 518 回番組審議会
第 518 回番組審議会は、2017 年 6 月 14 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 5 月 26 日(金)19 時〜19 時 57 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 以上 6 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 園田 郁子 以上 2 名
放送事業者側の出席は 8 名
審議の冒頭、常務取締役の大浦勝は『もともと 30 分のドキュメンタリー番組として制作放送した
ものを、継続取材して、1 時間番組に仕上げた。島を舞台にしたこれまでの KTN ドキュメンタリー
と違って、31 歳という若い主人公を取り上げたことに、KTN としての意義もあったと思う。
』と話
し、番組ディレクターの藤井聡は『職人としては、まだまだこれからの主人公に、期待をよせる応
援歌として番組を制作した。物質的な豊かさではなく、自然や日本の伝統技術を守ることで得られ
る幸せがあることを、取材を通じて感じさせられた。
』と話した。
(委員からの主な意見)
「島の鍛冶屋〜五島列島 31 歳・職人魂〜」
(2017 年 5 月 26 日(金)放送)について
・仕事への情熱や五島での暮らしぶり、自然の美しさ、いろんな要素を織り交ぜながら、1 時間の
ドキュメンタリーにうまくまとめた番組であった。
・主人公の人間性をもう少し映像で表現できたらよかった。
・現在の生活で、鍛冶屋という仕事に、これだけの需要があることに驚いた。
・穏やかな島の時間が流れる中で、今回の主人公をはじめ、登場人物がみな情熱的で、そのコント
ラストが面白かった。
・丁寧な番組作りであったが、言い換えれば、少し単調な感じであった。
・主人公の魅力が充分に伝わる番組であった。
・野鍛冶の仕事の一端を知れて、勉強になった。
・長い期間追える主人公と思うので、ぜひ主人公の父親を含め、親子の今後を見てみたい。
・商売としての収支あるいは島での家計、そういった経済的な部分にもふれてほしい。
・担当したタレントのナレーションが番組と合っていてよかった。
・非常に美しくまとめられ、安心感を持って見られる番組であった。
・父親の存在、主人公との関わりなど人間模様的な要素をもう少し入れると、もっとすばらしい作
品になったのでは。
第 519 回番組審議会
第 519 回番組審議会は、2017 年 7 月 12 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 5 月 27 日(土)11 時 20 分〜11 時 45 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 園田 郁子 大川 綾 近久 宏志 以上 7 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 以上 1 名
放送事業者側の出席は 10 名
審議の冒頭、報道制作局長の松本祐明は『報道部として、ドキュメンタリー番組を作る機会が減っ
ているので、チャンスがあればトライしていこうという考えの下、制作した作品。担当ディレクタ
ーが、記者としてのライフワークにしているテーマである。取材対象者との信頼関係など、記者と
してコツコツ積み上げてきた日頃の取材の成果が垣間見え、かつ、カメラマンもしっかり映像で表
現してくれた。
』と話し、番組ディレクターの川波美幸は『番組作りのきっかけは、劣悪な飼育環
境・状態の中でも、なぜペットを飼い続けたいのか、その理由を知りたいとおもったため。ごく身
近に多頭飼育崩壊がおきている事、ペットを飼うことは命を預かっている事、これらを人々に伝え
たいと制作した。
』と話した。
(委員からの主な意見)
「犬だらけの家〜相次ぐ多頭飼育崩壊〜」
(2017 年 5 月 27 日(土)放送)について
・事実を積み上げての問題提起が出来ている番組として評価する。
・関係構築した上での現場取材、迫力ある映像をとおして、人々へ与える衝撃・問題提起がなされ
ていた。
・ドキュメンタリーとしての問題提起は、しっかりなされているが、着地の部分がしっくりこなか
った。
・この問題の背景として、当事者への接触・インタが欲しかった。
・全国の取り組みの一例など、現状の先にある何らかの解決策が提示できなかったのか。
・この問題の根底には人間の寂しさがあるのではと感じた。
・ナレーションの落ち着いたトーンが番組内容にふさわしかった。
・生々しい現場取材にたどり着くまでの関係づくりへの努力に敬意を表したい。
・多角的な取材をとおして、難しい問題を、短い時間にうまく集約できていた。
第 520 回番組審議会
第 520 回番組審議会は、2017 年 9 月 13 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 7 月 28 日(金)19 時〜19 時 57 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 園田 郁子 大川 綾 近久 宏志 以上 7 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 以上 1 名
放送事業者側の出席は 8 名
審議の冒頭、常務取締役の大浦勝は『今回の審議番組は、BS フジで毎週全国放送している「わがま
ま!気まま!旅気分」という番組の、テレビ長崎制作担当回として制作した作品です。町を歩きな
がら長崎の魅力を伝えていく手法をとりました。
』と話し、番組ディレクターの藤井聡は『BS 全国
放送の番組なので、深く掘り下げるよりも、県外の人にわかりやすい番組づくりを心掛けました。』と話した。
(委員からの主な意見)
「わがまま!気まま!旅気分 〜坂の町ながさき さるく旅〜」
(2017 年 7 月 28 日(金)放送)について・出演者二人の掛け合いがゆったりとしていて見やすかった。
・番組内の地図スーパーが、県外の人には、わかりづらかったのでは。
・長崎の生活感溢れる風景を紹介できたのは良かった。
・情報過多にならず、ほどよい内容の番組であった。
・全国への情報発信という視点で考えると、食の情報をもっと欲しい。
・もう少し掘り下げてもらいたい話題もあった。
・タイトルに謳うわりには、坂に関する話題が少なかった。
・県外の視聴者を意識するのであれば、冒頭で、出演者の詳しい紹介をするべき。
・町歩きで長崎の魅力を発見していくという面白さを提供した。
第 521 回番組審議会
第 521 回番組審議会は、2017 年 10 月 11 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 9 月 2 日(土)11 時 15 分〜11 時 45 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 園田 郁子 大川 綾 近久 宏志 以上 7 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 以上 1 名
放送事業者側の出席は 10 名
審議の冒頭、プロデューサーの大石久貴は『今回の審議番組は、九州・沖縄ブロックで毎週放送し
ているドキュメンタリー枠の番組です。各局制作者が挑戦する場として、各局が切磋琢磨して制作
力向上に努めている枠におけるKTNエントリー作品となります。
』と話し、番組ディレクターの吉
井誠は『主人公が、自社情報番組に出演したことがきっかけで、今回の作品ができました。医療関
係現場での取材が多かったため、様々な課題・事情がある中で、まとめていった作品です。
』と話し
た。
(委員からの主な意見)
「白衣のメロディ」
(2017 年 9 月 2 日(土)放送)について
・見たいモノ知りたいコトが流れるように進む構成で、完成度の高い作品である。
・主人公二人の葛藤もよく描かれていた。
・主人公の名前スーパーが多すぎた。
・デュオを組んだ理由、二人の想いをもっと聞きたかった。
・曲づくりに対する真摯な態度がうまく表現できていた。
・曲を長めに使っていたのが丁寧でよかった。
・これからの二人の活動も追い続けてほしい。
・心の痛みをどう癒すのかということに、音楽というツールで向きあう二人を、短い時間で非常に
わかりやすく、きれいにまとめている。
第 522 回番組審議会
第 522 回番組審議会は、2017 年 11 月 8 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 10 月 27 日(金)19 時 00 分〜19 時 57 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 進藤 卓也 柴田 守 大川 綾 以上 4 名
(順不同・敬称略)
田崎 智博 石川 由香里 園田 郁子 近久 宏志 以上 4 名
放送事業者側の出席は 10 名
審議の冒頭、プロデューサーの大浦勝は『今回の審議番組は、
「なるほど!ながさき塾」というシリ
ーズ番組の5回目になります。長崎の歴史、長崎学をわかりやすく楽しく紹介しようと制作してい
ます。
』と話し、番組ディレクターの藤井聡は『番組全体が堅苦しくならないように、<寺ガール>
を自称するゲストやドローン映像などを使い、寺を身近に感じてもらえるように心掛けました。
』と
話した。
(委員からの主な意見)
「なるほど!ながさき塾〜長崎・寺ものがたり〜」
(2017 年 10 月 27 日(金)放送)について
・実際に寺を訪れてみたいと思わせる番組だった。
・上から見た建築物の美しさを感じることができ、興味深かった。
・丁寧でわかりやすい作りの番組であった。・「寺ガール」篠原さんのコメントがわかりやすく良かった。
・長崎特異な宗教観や歴史を紹介できれば、更に番組に、拡がりや奥行がでるのでは。
・ともすれば地味になりがちなテーマを、ゲストの雰囲気もあり、楽しく見る事ができた。
第 523 回番組審議会
第 523 回番組審議会は、2018 年 1 月 16 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2017 年 11 月 24 日(金)19 時 00 分〜19 時 57 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 以上 6 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 園田 郁子 以上 2 名
放送事業者側の出席は 8 名
審議の冒頭、プロデューサーの大浦勝は『今回の審議番組は、出島表門橋の渡り初め当日に、出島
に関連する話題を放送するという意図で制作しました。海外取材など、地方民放局として、精一杯
頑張って作り上げた作品です。
』と話し、番組ディレクターの平野雄宇は『昔話ばかりではなく、現
代を舞台にして、シーボルトを語っていく構成を意識しました。文献・取材先など、多くの方々の
協力のもと完成しました。
』と話した。
(委員からの主な意見)
「出島に響く旋律〜シーボルトが残した日本の音楽〜」
(2017 年 11 月 24 日(金)放送)について
・シーボルトが感じた日本という国を、音楽をキーワードに紐解いていく、非常に興味深い番組だ
った。
・ピアノを弾くシーンで、もう少し、その曲についての情報が欲しかった。
・番組内に流れるコマーシャルも情緒的で、番組の流れと一体化していて、コマーシャルも含めて
1時間のまとまりある番組になっていた。
・あたかも論文をよんでいるような感じで、テーマへの着眼点や掘り下げ方もよかった。
・手垢がついた題材を、音楽という視点でみせた、斬新であざやかな切り口の番組。
・表門橋が架かるタイミングでの放送に、地元局としての心意気を感じた。
・調査に基づく事実を積みあげ、新たな発見に繋げていく手法は、のめり込むような面白さがあっ
た。
第 524 回番組審議会
第 524 回番組審議会は、2018 年 2 月 14 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2018 年 1 月 27 日(土)16 時 00 分〜16 時 55 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 以上 6 名
(順不同・敬称略)
石川 由香里 園田 郁子 以上 2 名
放送事業者側の出席は 11 名
審議の冒頭、プロデューサーの大浦勝は『今回の審議番組は、130 年ぶりに橋がかかった出島を、
九州・沖縄の人に訪れてもらいたいという気持ちで制作しました。長崎ならではの歴史をもっと大
事にしていきたいと思っています。
』と話し、番組ディレクターの藤井聡は『今もまだ続いている長
崎とオランダの交流の形というものを感じていただければ。
』と話した。
(委員からの主な意見)
「長崎 DEJIMA〜現在・過去・未来〜」
(2018 年 1 月 27 日(土)放送)について
・出島の歴史が丁寧に描かれていた。寸劇や博物館の絵などを使ってわかりやすかった。
・未来への落とし込みの部分は違和感があった。
・可もなく不可もなく、平坦な印象。総花的で、全体的につぼみのまま終わった感あり。
・渡辺真知子の曲は無理やり感があった。
・寸劇部分のオランダ語での会話は、日本語でやってよかったのでは。字幕を目でおってしまう。
・教科書の一歩先、深堀りをしようという意図のもと、番組が進み、非常に見やすかった。
第 525 回番組審議会
第 525 回番組審議会は、2018 年 3 月 14 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
「じゃじゃ馬かあちゃん」
(テレビ長崎制作)
放送日時 2018 年 2 月 10 日(土)26 時 25 分〜26 時 55 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 田崎 智博 進藤 卓也 石川 由香里 柴田 守 大川 綾 近久 宏志 以上 7 名
(順不同・敬称略)
園田 郁子 以上 1 名
放送事業者側の出席は 11 名
審議の冒頭、プロデューサーの大石久貴は「この作品は、九州・沖縄のフジテレビ系列ドキュメン
タリー放送枠で制作した番組。担当ディレクターにとって2作目のドキュメンタリー作品になる」
と話し、番組ディレクターの角亮史は「取材期間は短かったものの、もう少し、つっこんだ取材が
できたのでは」と話した。
(委員からの主な意見)
「じゃじゃ馬かあちゃん」
(2018 年 2 月 10 日(土)放送)について
・番組の始まりは良かったが、終わり(着地点)は、ぼやけた感があった。
・全体を通して気持ちが安らぐ番組であった。
・番組を通して何を訴えたいのかはっきりしなかった。
・ナレーションが聞きやすかった。
・タイトルに使われている「じゃじゃ馬」という言葉が、主人公を表現するのにふさわしかったの
か。
・日常生活における馬の世話の大変さや(馬との)関わりの部分を、もっと描いてほしかった。
・25 分という短い時間で、よくまとめられていたが、もう一歩踏み込んだエピソードや映像で、番
組に起伏をつけることができれば、更に良い作品になっていた。

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