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2015年度
テレビ長崎 番組審議会概要
第 496 回番組審議会
第 496 回番組審議会は、2015 年 4 月 8 日(水)にテレビ長崎で開催され、下記の番組について審議。
放送日時 2015 年 3 月 23 日(月)19 時 00 分〜19 時 54 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華
以上 8名
(順不同・敬称略)
江藤 由貴子 以上 1名
放送事業者側の出席は 8名
(委員からの主な意見)
「わがまま!気まま!旅気分 おでかけしましょ!春の NAGASAKI 極上ツアー」について
・HKT48 の森保さんに関し、新鮮さを感じた、知らなかったが落ち着いていてよかった、17 歳と
は思えない落ち着きだったし、立ち方、座り方、食事の仕方などがきれい、など好評だった。
・県内を巡る旅としてタイアップも含め紹介していてバランスがよかった。その反面、メリハリが
もう少しあればよかった。誰に向けて作っているのか、他県に向けた発信になっていたか。長崎ら
しさが足りなかったのでは。
・タイトルに「極上ツアー」という表記だったが、
「ひとつ上の差別化」を目指したのだろうが、知
られている情報に加え、知られていない情報・スポットを紹介した、という点では狙いが半分は達
成できたのでは。一方で今回の若いキャスト陣で「極上」が表現できただろうか、もう少し年齢が
上でもよかったか。極上をキーワードに番組を進めていくとまとまりができたのでは。
・各地の取材地の位置関係などの表示がもっとあった方がわかりやすかったのでは。
・アナウンサーの言葉遣いや立ち振る舞いで気になる部分があった。
第 497 回番組審議会
第 497 回番組審議会は、2015 年 5 月 13 日(水)にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2015 年 4 月 20 日(月)15 時 55 分〜16 時 50 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華
以上 8名
(順不同・敬称略)
江藤 由貴子 以上 1名
放送事業者側の出席は 7名
(委員からの主な意見)
「ヨジマル!」
(2015 年 4 月 20 日(月)放送)について
・ヨジマル!も 2 年目を迎え定着してきたのでは。
・番組全体として、情報が多岐にわたり、よくできた内容であるが、一方で、おとなしすぎるとこ
ろも。もう少し、ホッとする要素があってもよいか。・「バス停中継」コーナーは面白い。子どもたちが集まってきて、ライブ感もあり、楽しい町歩きだ
った。ゲストの方も教科書的になりがちな説明を工夫し、歴史的ポイントをおさえながらわかりや
すく伝えていてよかった。
・一方で、
「バス停中継」の場所説明の際に地図フリップを使っていたが、地図の表記が分かりにく
かった。付近の地図であったので、長崎駅といった、誰にでもわかる場所からの位置を説明した方
が良い。
・バスに乗って旅する企画はあるが、バス停を起点に散策する企画は斬新だった。しかし、バス停
である必然性が今一つ感じられなかったので、バス停に関する話題も盛り込んでは。あと、天気が
悪い中継だったが、せっかくの良さが伝わりにくいので、晴れた日に事前に収録した映像を挟み込
むなどの工夫があってもいいのでは。
第 498 回番組審議会
第 498 回番組審議会は、2015 年 6 月 10 日(水)にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2015 年 5 月 30 日(土)13 時 55 分〜15 時 55 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 林 すみこ 貞住 史華 以上 7名
(順不同・敬称略)
大島 智惠子 以上 1名
放送事業者側の出席は 8名
(委員からの主な意見)
「五島のトラさん〜父親と家族の 22 年〜【スペシャル版】」(2015 年 5 月 30 日(土)放送)について
・22 年間、材料を蓄え、まとめたことは素晴らしい。節目によく様々な出来事が起こっていたな、
と感心させられる。
・時系列を追い、淡々と語られた。テーマ・ストーリー・ナレーション・音楽がバランスとれてい
た。2時間のスペシャル版でも飽きさせない作品であった。
・親子の関係の濃密さが伝わった。父親である「トラさん」が子供を自分の手で育てる、という強
い意志、育てるだけでなく、束縛もし、それに反目する子供、も上手く描かれていて、親子の接し
方の原点を見直すきっかけにもなった。
・カメラが入る日常は、非日常かと思うが、今回は、ほどんど、取材を感じさせない普段の姿が描
かれており、取材者と被取材者との長年の信頼関係がうかがえた。・「トラさん」の「人となり」の説明(例えば、実父・実母の説明など)がもう少しあると全体が分
かりやすかったのでは。また、子どもたちの役割が前半で理解するのに手間取った。そうした説明
がもっとあってもよかった。
・音楽に「案山子/さだまさし」を使っていたが、曲が合いすぎていたことがかえって、感動するポ
イントのサインになってしまった感もある。十分感動的であったので、こうした有名曲を使わなく
てもよかったか。
第 499 回番組審議会
第 499 回番組審議会は、2015 年 7 月 8 日(水)にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2015 年 6 月 19 日(金)16 時 50 分〜19 時 00 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華
以上 8名
(順不同・敬称略)
なし
放送事業者側の出席は 8名
(委員からの主な意見)
「KTNみんなのニュース」
(2015 年 6 月 19 日(金)放送)について
・番組のオープニングを「ヨジマル!」スタジオから放送することは、前番組からの流れも良い。
親近感も増した。
・ローカル2回目の記者チャレンジ枠も良い。3回目の特集のジビエ料理もわかりやすく、具体的
情報もあり良かった。習慣付けのため、特集は、放送時間を決めて放送しても良いか。
・新聞もテレビも習慣性が高く、一新すると、批判や苦情が最初は出るもの。あまり気にせず、直
すべきは直しながら取り組んでほしい。
・ローカルニュースのチャンスが4回あるが、後半の2回は1つにまとめてもいいのではないか。
3回目のメインのローカルニュース枠も短くなり、こま切れの感じがする。
・ゆうこうを使ったポン酢のニュースに関しては、ここ数年、取材されており、切り口をかえても
よかったのでは、あるいは、
「ゆうこう」の実物の紹介があっても良かったか。特徴がないことが特
徴、という表現はわかりづらい。
・全国のニュースと、ローカルニュースのコントラストがはっきりしていて、温度差が感じられ
る。ローカルは正攻法で、聞きやすく安心感がある。
第 500 回番組審議会
第 500 回番組審議会は、2015 年 9 月 8 日(火)にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
KTN制作の番組「KTNみんなのニュース」
放送日時 2015 年 8 月 9 日(日)14 時 00 分〜14 時 55 分
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華
以上 7名
(順不同・敬称略)
深浦 厚之
放送事業者側の出席は 1名
(委員からの主な意見)
「KTNみんなのニュース」
(2015 年 8 月 9 日(日)放送)について
・ゲストの方の口調が、ソフトで、平易な言葉でお話になっており、わかりやすかった。その反
面、立場がはっきりしている方であったので、安保法制や、平和宣言を扱う際には両論あることを
前提としたうえで、ゲストの意見を紹介する必要がより求められるのではないか。
・全体の構成はわかりやすくまとまっており、70年何があったか、昔の映像も交えて作っていて
良かった。若者の取り組みの紹介は興味深かった。
・内容が盛りだくさんで、県外の方にも勉強になる内容だったと思う。しかし、逆に、項目が詰め
込みすぎた感があり、それぞれにもう少し詳しく知りたい、と感じた。
・テーマの選定はよかったが、タイトルを最初見たとき、未來への提言が中心になるかとイメージ
して視聴したが、そうではなく、整合していなかったように感じた。
・夏休みの日曜日午後での放送であったので、家族に、そして子供たちにも視聴してもらえること
を より意識した作りがよかったのではないか。
第 501 回番組審議会
第 501 回番組審議会は、2015 年 10 月 14 日(水)にテレビ長崎で開催され、下記番組について審
議。
放送日時 2015 年 9 月 26 日(土)16 時 55 分〜17 時 25 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華 以上 7名
(順不同・敬称略)
深浦 厚之 森永 正之 以上 2名
放送事業者側の出席は 11名
(委員からの主な意見)
「ながさき100km徒歩の旅」
(2015 年 9 月 26 日(土)放送)について
・30 分番組という、コンパクトでありながら、家族、友情、子供の成長が詰まっていた。臨場感が
あり、ドキュメンタリーはいいな、と改めて感じさせる良い番組だった。30 分によくまとめること
が出来たな、と感じた。
・参加した小学生も、昨年リタイヤした子どもや、病気の姉を励ますために参加した兄弟を軸に展
開したことは、よかった。作り手として、病床の姉に主軸を移行せず踏みとどまったことはよかっ
た。一方で、他の家族ももう少し見てみたかった。さらに、ボランティアスタッフで参加した大学
生、主催者側の成長や、苦労ももっと目を向けても良かったのでは。
・番組冒頭で、全体像、背景がみえないまま、本題に入った感があり、唐突な感じがした。イベン
トの成り立ちや、概要の説明をもう少し加えた方が気持ちがより移入しやすかったのでは。
・タイトルがサラッとしていて、タイトルだけでは、
「グルメ旅」番組のイメージを持った。もう少
し狙ったタイトルでもよかった。
・出発時の主催者あいさつで生きる力、感謝の気持ちを学べる、といった趣旨の言葉があり、番組
のテーマを先に紹介した感じで、先が見えてしまうかとの思いがあったが、あえて出した構成に関
し、苦労が見えるし、賛否分かれる。
第 502 回番組審議会
第 502 回番組審議会は、2015 年 11 月 11 日(水)にテレビ長崎で開催され、下記番組について審
議。
放送日時 2015 年 10 月 7 日(水)6 時 58 分〜8 時 30 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 田崎 智博 林 すみこ 貞住 史華 以上 6名
(順不同・敬称略)
大島 智惠子 森永 正之 以上 2名
放送事業者側の出席は 7名
(委員からの主な意見)
「勇壮美麗!長崎くんち 2015 第 1 部」
(2015 年 10 月 7 日(水)放送)について
・解説・土肥原氏、吉井アナウンサーの掛け合いがなめらかで、安心してみることが出来た。解説
も、初心者向けに丁寧に話をしており、説明をし続けるだけでなく、時折、解説を止め、視聴者と
共に観覧することもあり、よかった。実況を抑制した部分もあり、高ぶらずよかった。
・奉納踊りを最初からの放送を行っていたが、冒頭ですぐに CM に入ったことが残念。最初しばら
くは、じっくり見せてもらった方が良かった。
・画づくりは、各カメラマンと制約が多い中、事前の予習の成果だと思うが、見どころをしっかり
映像として伝えていた。ただし、もう少し、アップでの紹介があってもよかったのでは。撮影方法
も演し物にミニカメラを仕込んでみるとか試みても面白いか。
・各踊り町の歴史や背景をしっかり伝えることはよかったが、地元の人でないと、番組は、長い
な、と感じるのではないか。どうしても、各踊りに対しての説明形式となり、全体として単調にな
ってしまう部分があった。やはり祭りは見るものではなく、出るもの、と感じた。
・長崎中心部の関心は高いが、エリアが限定されたものでもあり、ローカル局として番組を放送す
ることにはある意味覚悟のいることだと思う。まして地元各局が放送するのであれば。局の個性や
工夫を施してもよいのでは。
第 503 回番組審議会
第 503 回番組審議会は、2016 年 1 月 18 日にホテルニュー長崎で開催され、下記番組について審
議。
放送日時 2015 年 11 月 27 日(金)19 時 00 分〜19 時 57 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華
以上 8 名
放送事業者側の出席は 8名
(委員からの主な意見)
「なるほど!ながさき塾〜世界新三大夜景〜」
(2015 年 11 月 27 日(金)放送)について
・今回の塾長として出演で、夜景プロデューサーであり、世界新三大夜景の仕掛け人でもある、
丸々もとおさんご本人の言葉で話が聞けて良かった。
・1時間番組を夜景だけで構成する、ということは平板とのバトルであったとも思うが、歴史を昔
の写真を使いながら紹介したり、住宅側からどう見えるか、であるとか、世界新三大夜景を誰がど
う選んだか、など説明があり、丁寧に作っていて、飽きさせない番組に仕上がっていた。
・従来のビューポイントをふまえつつ、新たなポイントを紹介するなど、再発見ができた。
・様々な切り口で紹介していてよかったが、グルメとして、大村のカレーが紹介されたのが唐突感
を感じた。
・長崎市がすり鉢状という地形で立体的な夜景がみえる特徴をもっと際立たせても良かったか。ま
た、夜景とイルミネーションを峻別させて対比してもよかったか。
・夜景を放つ人々の生活からの視点もあってよかったが、さらに、人口動態に絡め経済的側面に触
れてもよかったのでは。
・夜景観賞士の資格をもつ女性タレントがゲストで出演していたが、冒頭のテンションが高すぎ
て、最後のコメントが良かっただけに残念な感じがした。
このほか、
「日本民間放送連盟放送基準」が一部改正されるのに伴いテレビ長崎番組基準の変更につ
いて意見を求め「妥当である」との答えを頂きました。
第 504 回番組審議会
第 504 回番組審議会は、2016 年 2 月 10 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2016 年 1 月 23 日(土)16 時 00 分〜16 時 55 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 小出 浩樹 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ
以上 7 名
(順不同・敬称略)
貞住 史華 以上 1 名
放送事業者側の出席は 7 名
(委員からの主な意見)
「島々の天主堂〜教会建築の父・鉄川与助〜」
(2016 年 1 月 23 日(土)放送)について
・鉄川与助の人と、なりが良く分かった。海外留学の経験もなく、数々の教会建築を手掛けていっ
たことで天才肌だと思っていたが、チャレンジャーであり、勉強家、努力家であることを知ること
が出来た。
・年代順に構成して、地図で場所をそれぞれ表示し、内部の構造を丁寧に紹介しわかりやすかっ
た。ただ、内部の構造を説明の際、専門用語の補足がもう少し欲しかった。
当時も、工具をカタログで取り寄せた、とあったが当時からカタログ通販があったことが驚きだっ
た。
・興味深く、何が彼を教会建築にかりたてたのか、が気になった。技術者としての鉄川与助が際立
っており、教会以外の作品はなかったか、彼の建築手法の対比などもあるとよかった。
・今回、ナビゲータが全体の雰囲気に合っていて良かったし、解説者の解説も的確でガイドブック
で落としてはならないキーワードがしっかり盛り込まれており良かった。
・1時間にオーソドックスな正攻法で詰め込んだことはよかったが、ドラマ部分で、教会への思
い、言葉、表情を多用してメリハリ付けてもよかったか。
第 505 回番組審議会
第 505 回番組審議会は、2016 年 3 月 9 日にテレビ長崎で開催され、下記番組について審議。
放送日時 2016 年 2 月 27 日(土)16 時 30 分〜17 時 25 分放送
(順不同・敬称略)
菊森 淳文 深浦 厚之 森永 正之 田崎 智博 大島 智惠子 林 すみこ 貞住 史華
以上 7 名
(順不同・敬称略)
小出 浩樹 以上 1 名
放送事業者側の出席は 7 名
(委員からの主な意見)
「11 時 1 分の刻印〜よみがえる 閃光に消えた町〜」
(2016 年 2 月 27 日(土)放送)について
・最初は、なぜ、2月に放送するのか疑問であったが、集大成という話を聞いて納得した。
・新しい技術で街並みをCGで再現していく過程は感心した。斬新な手法を取り入れ、意欲的で好
感が持てた。但し、ソフトの問題でもあるが、ただの街並みだけになってしまって、そこに息づく
人などがいないため、家屋だけの表現で単調になってしまったか。
・出演者がオーバーリアクションでないことが、かえって、深いかなしみ、厳しい現実を感じさせ
た。被爆者の内田伯(うちだつかさ)さんが 15 歳で被爆してどのように生きてきたのか気になっ
た。
・エンディングの時計が、11 時 1 分から 11 時 2 分になる演出は、効果的であった。
・タイトルからすると、親子の日常が壊されたこと、そうした様々なことが積み重なって表現され
た刻印かと思って観たが、そうした意味では線が細かったか。今回の番組構成であれば、学生たち
が新たな手法で継承する、といった明るいトーンで進めても良かったか。
・CGで表現する方法が、デジタルジェネレーションの今の子供たちに有効なツールであることが
よくわかったが、この新しい試みの活用法を敢行・教育などにどのように利活用するのかより具体
化してほしい。

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