【EA21 環境経営レポート:2023 年度版】
対象期間:2023 年 4 月 1 日〜2024 年 3 月 31 日
対象範囲:全ての組織、全ての事業活動
発 行:2024 年 7 月 1 日 第17 版
九電グループ
光洋電器工業株式会社
スキャンで当社ホームページへ
目次1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.
はじめに
組織の概要
がいしの役割、製造工程
環境経営方針
2023 活動目標
2023 年度環境経営計画、環境活動実績及び評価
その他活動紹介
マテリアルバランス
環境関連法規の遵守状況
代表者による全体評価
2024 年度〜2026 年度環境中期目標
EA21活動の歩み12〜45678〜16171819202122〜23
2012 年 2 月に会社 OB の睦会から寄贈頂いた桜が今年も開花しました!
1.はじめに
弊社は、天草で採掘される良質な陶石の有効活用を目的として、
昭和16年に九州電気株式会社(九州電力の前身)が中心となり、
熊本の財界の総意をもって九州磁器工業株式会社として創業を開始
しました。
昭和35年に社名を「光洋電器工業株式会社」に変更し、 おか
げさまで83年目を迎え、 窯業としての長い歴史をもっておりま
す。
企業として環境経営が求められる時代、弊社は「社会・生活の質
を高める電力・エネルギーをお届けすることをサポートし、快適で
環境にやさしい持続可能な社会の創造に貢献します」を基本理念と
し、これを全うするために、環境マネジメントシステムとして、エ
コアクション21の認証を2009年に取得し、環境負荷の低減に
向け活動を継続しております。
本レポートは、弊社の環境経営活動の2023年度の具体的活動
実績を紹介したもので、今回で17 回目の発行になります。
ぜひご一読いただき、皆さまからの忌憚のないご意見・ご感想を
参考に環境経営活動の更なる充実に努めてまいりたいと考えており
ます。
代表取締役社長 安部 進一郎1 2.組織の概要
しかく会社名 光洋電器工業株式会社
しかく代表者名 代表取締役社長 安部 進一郎
しかく所在地 本 社:熊本市西区春日8-17-31
TEL096-353-1268
白藤工場:熊本市南区白藤1-5-40
TEL096-353-5811
福岡支社:福岡市中央区渡辺通2-9-22
TEL092-771-6193
しかく環境管理責任者 品質管理部長 山内 俊藏
しかく事業内容 本 社:がいしの製造
がいし・自動点滅器・配電用機器の販売
白藤工場:がいし・自動点滅器の製造
福岡支社:がいし・自動点滅器・配電用機器の販売
しかく資本金 20百万円
しかく売上高 2,878百万円(2023年度)
(物件別売上高及び生産量)
物件別 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度
売上高
(億円)
がいし 9.2 10.2 11.8 12.0
点滅器 1.0 1.0 1.0 1.0
仕入商品 10.4 10.6 13.7 15.8
計 20.6 21.8 26.5 28.8
生産量(t) 450 432 408 427
しかく従業員数 78 名(2024年4月1日現在)
しかく敷地面積 15,916m2(本社:11,582 m2、白藤工場:4,334 m2)
しかく延床面積 9,168m2(本社:6,684 m2、白藤工場:2,422 m2、福岡支社:62 m2)
しかく沿革 1941年 5月:九州磁器工業株式会社を設立
1943年 9月:田崎工場(熊本市田崎町380番地)操業開始
1959年 3月:自動点滅器を開発
1960年10月:社名を現在の光洋電器工業株式会社へ変更
1971年 6月:現在の住所へ移転
1993年 3月:白藤工場操業開始
2001年 2月:防犯街路灯の製造販売開始
2002年10月:ISO9001:2000 認証取得
2009年 4月:エコアクション21認証・取得
2012年 1月:平成23年度エコアクション21環境活動レポート大賞・九州:
エネルギー部門賞受賞
2012年11月:平成24年度エコアクション21環境活動レポート大賞・九州:
パフォーマンス大賞受賞2 しかく沿革 2013年11月:平成25年度エコアクション21環境活動レポート大賞・九州:
環境レポート大賞受賞
2014年11月:平成26年度エコアクション21環境活動レポート大賞・九州:
九州環境カウンセラー協会特別賞受賞
2015 年11月:平成27年度エコアクション21環境活動レポート大賞・九州:
廃棄物部門賞受賞
2016年 2月:第 19 回環境コミュニケーション大賞
環境活動レポート部門 優良賞受賞
2017年 2月:第 20 回環境コミュニケーション大賞
環境活動レポート部門 優良賞受賞
2017年11月:平成29年度エコアクション21環境活動レポート大賞・九州:
選考員会特別賞受賞
2017年12月:白藤工場へ樹脂成形機(一次成形機)の導入
2018年 9月:白藤工場へ樹脂成形機(二次成形機)の導入
2018年 2月:第 21回環境コミュニケーション大賞
環境活動レポート部門 優良賞受賞
2019年11月:令和元年度エコアクション21環境経営(活動)レポート大賞・九
州:環境パフォーマンス賞受賞
2019年11月:エコアクション21 10年継続事業者感謝状受領
2021年 1月:くまもと地下水財団 地下水保全顕彰 ブロンズ認定
2021年10月:くまもと地下水財団 地下水保全顕彰 ブロンズ認定書交付式
しかく組織図株主総会取締役会
代表取締役
社長
企画統括本部
企画・総務部
技術開発部
営 業 部
福岡支社
大阪営業所
(委託機関の為除外)
技術統括本部
品質管理部
製 造 部
製造一課
(本社工場)
製造二課
(白藤工場)3 しかく環境経営活動推進体系図
しかく歩留まり
(焼成後合格個数/土練機抜出個数) (千個、%)2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度
土練機抜出個数 265 222 245 196 194 176 185
焼成後合格個数 251 211 234 185 186 170 179
歩 留 ま り 94.8 95.0 95.5 94.0 95.7 96.3 96.6
⭕ 過去 7 ヵ年の歩留りの推移を見ると、2020 年度に土練機導入の影響により一旦低下したが、
2023 年度は 96.6%となり、3 期連続で過去最高を更新した。
⭕ 歩留まりが向上することで、省エネルギー、省資源、廃棄物の削減、損失額の縮小につなげること
ができる。919293949596972017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
歩留まり(%)4技術開発部環境管理推進責任者品質管理部環境管理推進責任者営業部環境管理推進責任者
最高責任者
環境管理委員会
委員長 品質管理部長(環境管理責任者)
委 員 常勤取締役・各部(支社)長
幹 事 品質管理部(環境管理推進責任者)
企画総務部 (環境管理推進責任者)企画・総務部環境管理推進責任者製造部生産企画課環境管理推進責任者
環境管理推進委員会
品質管理部長
環境管理責任者営業部福岡支社環境管理推進責任者
社 長
3.がいし役割、がいしの製造工程
「がいし」とは、電柱から延びる電線を支持し、その電線から
送電鉄塔や配電柱などへの放電を防止する絶縁体のことで、
電力の安定供給には欠かすことのできないものです。
製造工程
1 原料
陶石、長石
粘土、アルミナ
陶石と長石は、原石粉砕
機に投入して粉砕しま
す。
6 施釉
乾燥させた後、釉薬をか
けます。
施釉することで、美観性
や機械的・電気的特性の
向上にはたらきます。
2 調合
トロンミルに原料と水を
加え、長時間回転させ微
粉砕します。
7 焼成
単独窯(シャトル窯)に
て 1,200 度〜1,300 度の
高温で焼きます。
3 脱水
脱鉄した泥漿をフィルタ
ープレスに送り、脱水し
坏土を作ります。
8 組立
磁器と金具を接着し、セ
メントを養生します。
4 土練
坏土を真空土練機に投入
し、真空し円柱状に坏土
を抜出します。
9 検査
機械強度試験、電気特性
試験、素地の化学組成・
鉱物組成等を検査しま
す。
5 仕上(成形)
仕上:坏土をがいしの形
に削ります。
成形:坏土を型に投入し、
押し込み、がいしの形に
します。
10 出荷
お客さまへ出荷します。5 4.環境経営方針
【基本理念】
光洋電器工業株式会社は、
「より優れた製品を、より安く、より効率的に、より良い
環境で」の基本理念のもと、がいし、自動点滅器製造及び仕入商品の販売の事業活動を
通して、
社会生活の質を高める電力エネルギーをお届けすることをサポートし、
快適で
環境にやさしい持続可能な社会の創造に貢献します。
【基本方針】
事業活動において、環境課題に積極的に取り組み、継続的な環境活動を通して社会的
責任を遂行します。
(1) 環境経営の形成を目指して、エネルギーや資源の有効利用、廃棄物の再資源化に取
り組み、以下の環境負荷の低減に積極的に努めます。
o二酸化炭素排出量の削減
(原単位あたりのエネルギー消費削減)
o廃棄物排出量の削減
o水使用量の削減
o化学物質の適正管理
(2) 環境関連法規等を遵守します。
(3) 高歩留りの維持や設備投資の確実な実施を行うことで、省エネ・省資源の推進に努
めます。
(4) エコマーク商品など、環境に配慮した商品の購入を積極的に行います。
(5) 環境活動および実績を定期的に確認、継続的に改善し、環境保全のレベル向上に努
めます。
(6) 環境経営レポートの公開や社会貢献活動を通じて、社会とのコミュニケーションを
図ります。
(7) 環境経営方針はすべての従業員に周知します。
制定日 2022年 7月 1日
光 洋 電 器 工 業 株 式 会 社6代表取締役社長 安部 進一郎
5.2023 年度環境経営目標
環境経営目標値は、2022 年度環境活動実績及び 2023 年度の生産計画等を考慮し、また、
生産数の変動に左右されない項目については前年度同等以下を目標に設定しました。
2023 年度の白藤工場の部門目標は、工業用水(地下水)削減について取組んでおり、月の
使用量を 12 m3以下と設定しました。福岡支社の部門目標は、2022 年度の取組みである省エ
ネ運転による二酸化炭素排出量削減を継続しました。
注)分母(t)は、がいし用磁器生産量
環境経営目標項目 2023年度目標値
二酸化炭素排出量の削減 2,145kg-CO2/t 以下
エネルギー消費量
の削減
電力使用量削減 2,326kWh/t 以下
都市ガス使用量削減 497 m3/t 以下
廃棄物排出量の削減 155kg/t 以下
水使用量の削減 15.7 m3/t 以下
化学物質使用量管理 三価クロム使用量管理:把握率 100%
グリーン調達の実施
コピー用紙・トイレットペーパー・
作業ズボン等のグリーン調達率:100%
文具類グリーン調達率:98%以上
コピー用紙使用量の削減 120,000 枚以下
製品・サービスに関する
環境負荷低減
運送会社へのエコドライブ依頼:3件完了
通勤時の二酸化炭素排出量削減
1,297kg-CO2/年以上
[車通勤者1人当たり 100km/年]
環境ボランティア活動参加
150 名以上の参加
[1人当たり 2 回/年の参加協力を依頼]
【部門独自の環境経営目標】
部門環境経営目標項目 2023 年度目標値
製造二課
[白藤工場]
水使用量削減:日々の水使用量見える化
工業用水(地下水)
月使用量:12 m3以下
営業部
[福岡支社]
省エネ運転による二酸化炭素排出量削減
社有車の燃費向上
22.0 km/l以上7 6.2023 年度環境経営計画、環境活動実績及び評価
ニ酸化炭素排出量の削減
環境経営計画(全体・部門目標) 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価二酸化炭素排出量削減
・照明器具の LED 化
・オフィスの省エネ
・省エネルギーデイの実施
・ゴールデンウィーク、夏季休日、年
末年始休暇の連続休暇の実施
・エコドライブ運転の徹底
・工業用コンプレッサーの稼働時間
把握
2,145
kg-CO2/t
2,245
kg-CO2/t
95.3%
2,090
kg-CO2/t✕電力使用量削減
2,326
kWh/t
2,449
kWh/t
94.7%
2,246
kWh/t✕都市ガス使用量削減
・冷熱ボイラーの効率的運用
・都市ガス使用設備毎の実績把握 497m3/t517m3/t96.0%497m3/t✕評価・がいし生産全体の歩留りは 96.6%(目標 95.5%)と効率よく生産ができた。
・前年度と比べ 1 回当たりの窯出し重量が減少(1.84t⇒1.75t)したことで、焼成回数が増加し
ガス使用が増えた。
・電力使用による CO2 排出量については、直近 5 ヶ年の CO2 排出係数の平均値 0.409 で算出。
・太陽光発電の故障により発電量が前年度と比較して 31,178kwh 減少、
発電した電気が使用出来な
かったことで電気使用量が増加した。2023年度取組写真
本社工場内 LED 化(3 箇所) 本社工場 集塵機(更新)作業者コメント・本社工場の老朽化した照明灯具を LED に変更し節電が出来た。計画的に
変更を実施し、LED 化の推進により消費電力削減に努めていきます。
・本社工場の集塵機更新により消費電力を低減する事ができた。
品質管理部:大嶋2024年度取組
【具体的取組】
・2023 年度の環境経営計画(全体・部門目標)の活動は継続する。
・工場用コンプレッサーのエアー漏れ改修による効率的運用。
・電力使用量管理(前年比較)による実態把握。
・窯詰効率 UP による焼成回数の削減。8 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
総排出量 1,172,800 946,900 1,085,112 851,507 958,261
排出原単位 1,904 2,106 2,512 2,090 2,245
生産量 616 450 432 408 427
1,904
2,106
2,512
2,090
2,2450500
1,000
1,500
2,000
2,5000400,000
800,000
1,200,000
1,600,000
2,000,000
2,400,000
二酸化炭素総排出量
(kg-CO2) (kg-CO2/t)
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
総使用量 1,206 1,010 1,079 948 1,045
原単位当たり使用量 1,958 2,246 2,499 2,326 2,449
1,958
2,246
2,499
2,326
2,4490500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,0000500
1,000
1,500
2,000
2,500
電力使用量
(千kWh) (kWh/t)
2019年度
2020 年度2021 年度2022年度 2023年度
総使用量 320 239 238 202 221
原単位当たりの使用量 519 532 551 497 517
519 532 551
497 51701002003004005006000100200300400500600
都市ガス使用量
(千m3) (m3/t)9 廃棄物排出量削減
環境経営計画(全体・部門目標) 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価廃棄物排出量削減
・排水プレス粘土の再資源化
・原材料入荷用パレットの有効活用
・側溝汚泥の自主回収
・マイ箸の活用
・マニフェスト管理の徹底
・産廃の最終処分場の処分状況確認
・廃棄物適正分別の状況管理
・事業所ごとの廃棄物排出量把握155kg/t 以下246kg/t
63.0%183kg×ばつ評価
・予定していなかった白藤工場排水ピットの汚泥処理が生産量の増加により、発生した為、
廃棄物排出量が 6,750 kg増加した。
・本社の汚泥は、産廃として処理した数量のみを管理していたことで年間の排出量が把握でき
ていなかった。今年度より処理量に保管分(年内に処理を出来なかった汚泥)を加えた合計
を年間排出量実績としたことで大幅に増加した。
・シャトル窯の改修によりセラミックファイバー等の廃棄物排出量が 12,190 kg増加した。
・がいし強度試験後の試料を磁器と金具に分別することで、販売が可能となり、廃棄がいしの
排出量が 3,000 kg削減できた。
・ガラスメーカーへ廃棄がいしを販売することで 23.3t の廃棄物排出量を削減できた。
・側溝汚泥を自社回収し乾燥(脱水)することで排出量の削減できた。2023年度取組写真 フィルタープレス洗浄 磁器部と金具の分別作業者コメント2016 年度から側溝汚泥を自主回収
しており、汚泥処理費削減につなが
っている。2023 年度は 8 回、全体
で 5,120kg自主回収を実施した。
生産企画課:笹岡2024年度取組
【具体的取組】
・2023 年度の環境経営計画(全体・部門目標)の活動は継続する。
・原料粉砕クズ使用による排出量の削減。
・点滅器筐体(アクリル製)の内製化に伴い試打品、不適合品のリサイクル検討。
・排水プレス粘土の再資源化の検討。
・磁器クズリサイクル化により処理量削減。10磁器部➡有価物として販売
金具部➡産廃として処理
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
汚 泥、セメント 17 18 6 8 7
一般廃棄物 2 2 2 2 2
排出量原単位 31 44 17 25 213144172521010203040500369121518
白藤工場 廃棄物排出量(t)(kg/t)112019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
福岡支社 0.1 0.1 0.5 0.1 0.1
白藤工場 19 20 8 10 9
本社 156 91 60 65 96
排出原単位 284 246 156 183 246
生産量 616 450 432 408 427175111
68 75105284246156183246050100150200250300050100150200250300
廃棄物排出量実績
(t) (kg/t)
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
汚 泥 86 56 30 40 60
磁器くず 51 14 11 10 22
一般廃棄物・その他 19 21 19 15 14
排出量原単位 253 202 139 158 225253202139158225050100150200250300050100本社 廃棄物排出量
(t) (kg/t)
水使用量の削減
環境経営計画(全体・部門目標) 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価水使用量削減
・土練機ドラム冷却水の再利用継続
・冷熱試験機の水のオーバーフロー
防止
・地下水再利用継続
・上水道の使用メーターチェック
・地下水の汲上メーターチェック15.7m3/t17.5m3/t89%15.8m3/t✕評価
・土練機冷却水の再利用のためのポンプ故障と試験品抜出が増えたことで地下水の使用量が
874 m3増加した。
・白藤工場の上水道の使用量は、限流 AH 成形数の増加と点滅器筐体(上部キャップ・下部ケ
ース)の内製化に伴い前年度と比較して 88 m3増加した。
・白藤工場の地下水使用量は前年度と比較して約 9 m3減少となった。作業者コメント生産企画課:笹岡
・土練機冷却水再利用ポンプの故障により地下水
使用量が増加したことから、今後は定期的な保
守点検を心がけます。
土練機冷却水再利用ポンプ2024年度取組
【具体的取組み】
・2023 年度の環境経営計画(全体・部門目標)の活動は継続する。
・土練機冷却水の再利用のためのポンプの修理が完了したことから地下水使用量は減少の
見込み。今後は定期的に保守点検を実施します。
・白藤工場の上水・地下水使用量については、日々の監視を確実に行う事で異常、ヒューマ
ンエラー等による水使用量増加の早期発見に努める。
・使用量が多い樹脂成形機の冷却用水を再利用する取組みなどを検討12 (注記)福岡支社はビルテナントのため、水使用量は把握不可
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
上水使用量 700 754 728 934 1,022
地下水使用量 200 434 437 195 186
使用量原単位 1.5 2.6 2.7 2.8 2.81.52.6 2.7 2.8 2.80.00.51.01.52.02.53.001002003004005006007008009001,000
白藤工場 水使用量実績
(m3) (m3/t)132019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
白藤工場 900 1,188 1,165 1,129 1,208
本社 7,090 6,160 5,987 5,313 6,248
使用量原単位 13.0 16.3 16.6 15.8 17.5
生産量 616 450 432 408 427
7,990
7,350 7,152 6,442
7,45613.016.3 16.6 15.817.50.05.010.015.020.001,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
水総使用量(本社・白藤工場)
(m3) (m3/t)
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
上水使用量 1,250 1,020 1,010 956 1,017
地下水使用量 5,840 5,140 4,977 4,357 5,231
使用量原単位 12 14 14 13 151214 14131502468101214160
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
本社 水使用量実績
(m3) (m3/t)
環境経営目標 環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価 SDGs
化学物質使用
量管理
三価クロム使用量
把握100%把握
100% 100% 100% 〇
・三価クロムは、高圧がいし赤帯の顔料に 120g使用。
・適正に在庫管理を実施することができた。
・2024 年度も継続して管理する。
グリーン調達
の実施
環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価 SDGs
コピー用紙
トイレットペーパー調達100%調達
100% 100% 100% 〇
・今年度は コピー用紙、トイレットぺーパー、全てグリーン商品
調達ができた。
・2024 年度も継続してグリーン商品を調達する。
環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価
文具類の調達98%以上
100% 100% 100% 〇
・今年度の購入の文具類は、116 点中 116 点のグリーン商品の購入がで
きた。
・2024 年度も各部署の文具類購入担当者へグリーン商品調達推進を
周知する。
製品・サービ
スに関する環
境負荷低減
環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価 SDGs
運送会社へ
エコドライブ依頼
3 社へ
依頼
3 社
依頼完了100%2 社へ
依頼完了〇・橋村運送、高速興建、岡山県貨物運送の 3 社にエコドライブを依頼し、
了承を得た。
・エコドライブを依頼した運送会社(3 社)は、全ての業務車両の排ガ
ス削減に取り組まれており、その活動の一つとしてドライバーのエ
コドライブ運転を実施して頂いた。
・2024 年度も運送会社と協力してエコドライブ運転に努めて頂く。14 環境経営目標 環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価 SDGs
コピー用紙使用
量削減
・両面コピー・裏面
利用の励行
・会議時プロジェクター利
用の励行
・帳票類、品質記録
の電子化
124,000枚110,000枚111%
124,500枚◯
・コピー用紙使用量(料)削減につなげるため、コピー用紙代及び複合機毎の
カウンター料を見える化を実施したことにより、今年度も目標達成した。
・2024 年度は 2023 年度実績から 5%削減を目指す。
・2024 年度は社内回覧の電子化によりコピー用紙の使用量が削減できる
見込み。
・2024 年度も両面コピー・集約印刷、会議時プロジェクター利用に努める。
通勤時の二酸
化炭素排出量
削減
環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価 SDGs
1 人当たり約
100km のノーマイ
カー参加
(対象従業員 68 人)
1,297
kg-CO2
1,486
kg-CO2115%1,527
kg-CO2〇・マイカー通勤者による通勤距離を 1 人当たり 100km/年ノーマイカー通
勤し、燃料分を CO2換算し、排出削減量を合計する。
・今年度は 6 部門中 5 部門で目標達成することができた。
・2024 年度も継続して取り組む。
環境ボランティア
活動参加
環境経営計画 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価 SDGs
1 人当たり 2 回以上
(対象従業員 75 人)
150 人 170 人 113% 191 人 〇
・環境ボランティアとは公的施設、道路、公園、学校の清掃、資源分別・
収集等に携わった活動としている。
・6 部門中 4 部門で目標達成することができた。
・今年度も従業員の皆さんにご協力頂き、目標を上回ることができたが
前年度と比べて参加人数が減少していることから、2024 年度も引き続
き参加の協力をお願いする。15 部門目標項目
部門目標 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価製造二課
水使用量の削減
日々の水使用量の見える化
工業用水(地下
水) 使
用量:12 m3/月以下使用量
15.5 m3/月
70.8%
使用量
16.3 m3/月☓評価・7 月に地下水使用後に再利用水切替バル
ブの締め忘れたことで地下水使用量が
増加した。
・11 月下旬から 12 月上旬にかけて再利用
水用の圧力ポンプのフィルター目詰ま
りにより圧力が低下したことで地下水
の使用量が増加した。・異常による増加はあったが前年度に比べ
て地下水の使用量を 9 m3削減できた。作業者コメント生産企画課:笹岡
・引き続き使用量の監視と、ポンプ、ろ過装置の点検、清掃を
強化し節水に努めたい。また、水切り替え時にはバルブの
閉め忘れが無いか確実に確認する。2024年度取組
水使用量削減:日々の水使用量の見える化
地下水 月使用量:12 m3以下
2023 年度はヒューマンエラーによる地下
水の使用量の増加など、防ぐことができた
と判断されます。チェックの仕組み構築や
管理体制の強化などにより防止に取組んで
いきます。
部門目標 目標値 実績 達成率
2022 年度
実績
評価福岡支社
社有車の有効な活用による
燃費向上
22.0 km/l 以上 22.8km/l 104% 23.6km/l ◯評価
・走行距離:20,449 km、給油量:896l
・エコドライブに努めることができ、目標達成。担当者コメント福岡支社:川内
・エコドライブに努めることができた。
・来年度も引き続きエコドライブに努めたい。2024年度取組
・2024 年度も社有車の燃費管理を行い、エコ運転に努める。
・2024 年度の目標値は 22.0km/l 以上とした。16圧力ポンプ
フィルター
切替バルブ
7.その他活動取組
環境推進委員会の実施(年 4 回) 環境上の緊急事態への訓練(防災訓練)
環境ボランティア活動
本社・白藤工場で実施
白藤工場周辺の清掃活動
3 月:19 名参加
白川流域一斉清掃(しらかわの日)
8 月:21 名参加
始業前の社外清掃活動(年6回)
池ノ上公園の清掃活動
3 月:32 名参加17 8.マテリアルバランス
アウトプット合計 948t
製品販売
重量
がいし 783t
限流 AH・ポリマー 37t
点滅器 10t
合 計 830t
廃棄物
排出量
廃棄物排出量 73t
(リサイクル量) 12t
(リサイクル率) 17%
有価物量 33t
合 計 118t
原材料インプット合計 939t
がいし
原料 483t
金具 207t
限流 AH・ポリマー 80t
梱包材 76t
その他 83t
合 計 930t
点滅器
部材 8t
梱包材 1t
合 計 9t
エネルギーインプット
エネルギー
投入量
電気 1,045 千 kWh
都市ガス 220 千 N m3
灯油 9.1 kl
ガソリン 2.9 kl
軽油 1.7 kl
水使用量
上水道 2.0 千m3
地下水 5.4 千m3
CO2 アウトプット合計 958t-CO2
電気 428t-CO2
都市ガス 496t-CO2
灯油 22.8t-CO2
ガソリン 6.9t-CO2
軽油 4.9t-CO2
水総使用量 7.5 千m318 9.環境関連法規の遵守状況
当社に関する主な法規制の順守状況は以下の通りです。
なお、過去 10 年間にわたって行政機関からの違反及び訴訟等はありませんでした。
法規制等名称 順守状況
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法) 良好
フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律 良好
浄化槽法 良好
大気汚染防止法 良好
水質汚濁防止法 良好
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法
(PCB特措法)
良好
騒音規制法 良好
振動規制法 良好
工業用水法 良好
下水道法 良好
熊本市地下水保全条例 良好
消防法(危険物取扱に係る部分のみ) 良好19 10.代表者による全体評価
当社は、2005 年4月から環境対策への取組みを効果的、効率的に行うことを主な目的と
してエコアクション21の活動を始めました。更に 2020 年度からは「エコアクション 21 ガ
イドライン(2017 年版)
」に基づいた活動をスタートし、14 の要求事項についてPDCAサ
イクルを回し、環境負荷低減の取組みを実施しています。
2023 年度の環境負荷低減活動においては、要求事項 14 項目中8項目で目標を達成しまし
たが、6項目は目標未達となりました。目標未達の主な原因は、太陽光発電設備の雷での故
障による電力使用量の増加や焼成回数が多くなる製品の製造が増加したことによる都市ガ
ス使用量の増加、土練冷却水の再利用ポンプの故障による地下水使用量の増加など、やむを
得ないと判断されるものもありましたが、
一方で地下水から再利用水への切替バルブの切替
忘れや再利用水用フィルター詰まりに気づくのが遅れたことによる地下水の使用量の増加
など、防ぐことができたと判断されるものも発生しています。これらについては改善が必要
と考えており、
チェックの仕組み構築や管理体制の強化などにより防止に取組んでいきます。
また、作業者の環境に対する意識の強化、作業方法の工夫、定期的な要求事項の達成状況の
振返りなどの取組みを強化し、更なる環境負荷の低減を実現していきます。
要求事項 14 項目には入れていませんが、
当社の主力製品である磁器がいしの 2023 年度の
歩留まりは、不良品が発生した場合の徹底した原因究明と再発防止対策の実施により、
96.6%と3期連続で過去最高の実績を上げ、
生産性の向上と環境負荷の低減を図ることがで
きました。
2024 年度も会社・従業員一丸となって、環境に対する活動に取組んでいきたいと考えて
います。
2024 年 6 月 30 日
代表取締役社長 安部 進一郎20 11.2024 年度〜2026 年度環境中期目標
環境経営目標
2023 年度
実績
環境経営計画
2024 年度
目標
2025 年度
目標
2026 年度
目標
二酸化炭素排出量削減
2,245
kg-CO2/t
o 照明器具の LED 化
o オフィスの省エネ
・不要照明消灯
・冷暖房の温度管理
o クールビズ・ウォームビズ推進
o 社用車の燃費向上
・エコドライブの徹底
o 省エネルギーデイの実施
・毎週水・金 or 月曜日
o ガスボイラー効率的運用
o 工場用コンプレッサー稼働時間把握
o 太陽光発電の実績把握
o 電力デマンド監視からの情報
提供
o 老朽化設備更新による消費
電力低減
2,244
kg-CO2/t
2,243
kg-CO2/t
2,243
kg-CO2/t
環境経営
の推進
(エネル
ギー消費
実績把握)電力使用量
把握
(原単位)
2,499
kWh/t
o 電力使用量削減
・電力使用量管理
(前年比較)
による
実態把握
・照明器具の LED 化(新設・交換時)
2,466
kWh/t
2,464
kWh/t
2,464
kWh/t
都市ガス使
用量把握
(原単位)517m3/t
o 都市ガス使用量削減
・冷熱ボイラー効率的運用
・都市ガス使用設備毎の実績把握
・窯詰効率 UP による焼成回数の削減513m3/t513m3/t513m3/t
廃棄物排出量削減246kg/t
o 廃棄物排出量の把握
・マニュフェスト管理の徹底
・産廃最終処分状況確認
o 廃棄がいしの再資源化
o 金具付廃棄がいし分別
o 廃棄パレットの有効活用
o マイ箸の活用
o 側溝汚泥の自社回収による脱水
処理排出
o 原料粉砕クズ使用による排出量
の削減222kg/t219kg/t219kg/t
水使用量削減17.5m3/t
o 工業用水の再利用
o 節水の徹底
o 冷熱試験水のオーバーフロー監視o 日々の水使用量把握
o 本社上水道漏水チェック(1 回
/日)
o 設備更新による水使用量低減16.6m3/t16.5m3/t16.5m3/t21 12.EA21活動の歩み
年度
環境負荷項目
改善箇所 改善活動 改善効果
C O 2 廃棄物 水 その他2008年度
〇 EA21 取得準備委員会立ち上げ 事務局を設置。環境活動推進体系を整える。 各部署から環境推進委員を選任、活動体系が整った。
〇 がいし焼成炉設備改善 がいし焼成炉設備改善に伴う熱源燃料の変更(灯油→ガス) 設備改善前と改善後の CO2 排出は 50%強に削減。
〇 がいし素地製造用フィルタープレス改善
1 バッチの数量を減らしロスを少なくした。
(150 ×ばつ4 基 → 100 ×ばつ6 基)
原料漏れが減少、汚泥排出量削減に繋がる。
〇 がいし焼成炉の冷却 ファンの改善 設備導入に合わせ水冷式を空冷式に変更 工業用水使用量が前年比約 25%%削減。2009年度
〇 EA21 取得:EMS 制定 全社大で環境目標を定め、改善活動に本格的に取り組んだ。 社員の環境意識が向上した。
〇 がいし焼成 1 バッチの重量を見直し改善 焼成 1 回当りの窯詰重量の見直しを行う。 焼成炉燃料を 3%/年削減。
〇 社有車の高燃費車導入 ハイブリッドカー導入 社有車の燃費が向上した(10km/l → 18km/l)
〇 廃棄がいし再利用研究 廃棄がいしリサイクルとして 2 次製品化の研究 藻漁礁・海藻養殖基盤開発成功(特許取得)
〇 真空ポンプ冷却水再活用 真空ポンプ冷却水を貯水槽に戻し循環 地下水の節水に繋がった。
〇 上水蛇口節水改善 本社、白藤工場全ての上水蛇口に節水コマ取付 上水の節水に繋がった。2010年度
〇 がいし焼成 1 バッチ数の再見直し改善 製品の組合せ方を見直すことにより 1 回当りの焼成量増やした 焼成効率が 3%向上した。
〇 太陽光発電設備導入 発電した電気は全て自社消費とした。 本社電力使用量の約 5%を太陽光発電でまかなっている。2011年度
〇 白藤工場のがいし組立洗浄水の再利用改善 洗浄水を循環ろ過して再利用を行った。 白藤工場の地下水使用量は、前年度の 1/2 程度となった。2012年度
〇 白藤工場電力監視システム導入 電力量が明確になり削減対象物を特定、節電対策を実施。 契約電力の削減に繋がった(135kw → 95kw)
〇 本社排水汚泥脱水改善 排水汚泥の保管場所を設け脱水して排出。 汚泥を 5%脱水することで排出量削減に繋がった。
〇 土練機冷却水の再利用 土練機ドラムの冷却水を原料溶解水に再利用 年間約 200 m3を再利用することで節水に繋がった。2013年度
〇 ガスボイラーの排熱利用 ガスボイラーへエコノマイザー設備導入取付 排熱利用で熱効率が 10%強向上した(本社・白藤工場)
〇 白藤工場コンプレッサーを小型化 エアーの必要量を調査し、小型化した。 電力使用量を約 6%削減。
〇 本社事務所の使用電力の見える化 事務所棟へ電力監視システム導入。 電力使用量が明確になりオフィスの省エネ意識が向上した。
〇 白藤工場セメント汚泥処理改善
業者へ委託排出していたものを一部自社で回収し、脱水して排
出。
白藤工場のセメント汚泥排出量を約 70%削減。
〇 事務所手洗い蛇口の締め忘れ改善 オートストップ水洗へ取替え 蛇口の締め忘れが無くなり節水に繋がった。
〇 上水漏水防止改善 毎日 水道メータカウンターを記録 水使用量を監視することで漏水等の異常の早期発見ができる。2014年度
〇 がいし焼成効率改善
大小製品を効率的に組合せることで 1 回当りの焼成重量を増やす焼成効率が前年比で 5%向上した。
〇 本社冷熱試験用ガスボイラーの燃料削減改善 ボイラー停止タイミングをこまめに調整する。 ボイラー燃料の使用量削減に繋がった。
〇 白藤工場セメント養生室断熱改善 養生室内に断熱材を貼り付け断熱効果を向上させた ボイラー燃料(灯油)年間使用量の約 20%削減。
〇 原料入荷時の持ち込み方法改善
原料メーカーと交渉して木パレット持ち込みを取りやめ専用パ
レットを準備した。
木クズの排出削減に繋がった。
〇 冷熱試験水のオーバーフロー改善
試験槽のフロート弁の取付位置を変えることによりオーバーフ
ローが少なくなった
試験水の節水に繋がった。2015年度
〇 社有車のハイブリッド車導入 本社軽ワゴン車を 1500cc ハイブリッド車へ入替 社有車の燃費が向上した(11km/l → 20km/l)
〇 排水脱水プレス機設備更新 排水処理能力アップ 排水汚泥のバキューム委託排出量の削減
〇 土練機冷却水の再利用
土練機ドラムの冷却水を原料溶解水に再利用、1 か所を 3 か所
に拡大
再利用水 約 200 m3/年2016年度
〇 余剰セメントの再利用
がいし組立時発生する養生セメントを成形しブロックとして活用
する。
セメント汚泥 3500kg/年排出削減2017年度
〇 省エネデーの定着化 通年で水・金曜日を省エネデーに決定 実施率 96% オフィスの省エネに繋がる。
〇 廃棄がいしの再資源化
廃棄がいしの選別保管をルール化し再原料として販売が軌道に
のる。
磁器類廃棄物を 50t/年排出削減。2018年度
〇 点滅器基板の改良 耐雷向上のバリスタへ変更 点滅器のクレーム低減に繋がった。
〇 福岡支社の社有車を買換え ハイブリット プリウス→フィールダー 社有車の燃費が向上した。(21 km/l→23 km/l)2019年度
◯ ◯ ◯ 沖縄電力(株)様向け 22kVLP がいし 形状変更 がいしの形状変更 歩留まり向上に繋がった。
〇 IoT システム導入による窯の三交代勤務廃止 がいし焼成炉にIoTシステムを導入 作業の効率化、働き方改革に繋がった。
〇 冷熱試験機のチラーユニット設備更新 チラーユニット更新 電力使用量で約 30%削減。1 日あたりの稼働時間が約 3 時間半短縮
◯ ブッシング梱包変更 PP バンド廃止 廃棄物削減、省資源化、作業の効率化に繋がった。2020年度
◯ 本社工場の南側冷房空調装置更新 冷房空調装置更新 消費電力が約 12%削減でき二酸化炭素排出量削減につながった。
◯ 九州電力送配電(株)様向け点滅器梱包変更 PP バンド廃止 廃棄物削減、省資源化、作業の効率化に繋がった。
◯ R22 冷媒エアコン廃棄 長年使用していないエアコンを廃棄 簡易・定期フロン点検が不要、フロン漏えい等のリスクがなくなった。22 年度
環境負荷項目
改善箇所 改善活動 改善効果
C O 2 廃棄物 水 その他
2021 年度◯ 本社工場の原料粉砕機更新、局所排気装置更新 原料粉砕機エコモータ採用、局所排気装置エコ仕様 消費電力が約 30%削減でき二酸化炭素排出量削減につながった。
◯ 関西電力送配電(株)様向け点滅器梱包変更 PP バンド廃止 廃棄物削減、省資源化、作業の効率化に繋がった。
しろまる 白藤工場射出成型機循環式冷却装置 冷却装置設置 循環式により水使用量が削減できた。2022年度
〇 製品乾燥方法見直し B ドライヤー乾燥方法見直しによるガス使用量削減 年間 900 m3のガス使用量を削減できた。
〇 冷暖房空調装置の更新 冷暖房空調装置の省エネタイプへの更新 消費電力を 16.6%削減でき、二酸化炭素排出量の削減に繋がった。
〇 メンブランポンプの更新 B メンブランポンプ省エネタイプへの更新
モーター消費電力(11 kW➡5.5 kW)を 50%削減でき、二酸化炭素排出
量の削減に繋がった。
〇 本社工場北側コンプレッサー更新 コンプレッサー更新による性能レベル向上
コンプレッサーの稼働時間が 17%削減でき、二酸化炭素排出量の削減
に繋がった。2023年度
〇 廃棄がいしの再資源化 試験品の分別による廃がいし排出量削減
試験後、
磁器部と金具部を分別することで磁器部については有価物とな
り、廃がいし排出量が年間で 3,000 kg削減に繋がった。
〇 磁器がいし歩留まり率の向上
不良品が発生した場合の徹底した原因究明と再発防止対策
の実施。
今年度の歩留まり率は 96.6%となり、3 期連続で過去最高を更新し
たことで廃棄がいし排出量の削減に繋がった。23

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