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健康保険組合連合会 けんぽれん

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健康コラム

季節の健康レシピ

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.29

夏野菜で彩る豚ひき肉のレタス包み

夏真っ盛りの8月は、食欲が落ちたり、料理をするのが面倒になったりしませんか?夏野菜たっぷり、レタスで包んであっさり食べられるレシピの紹介です。

ピーマンとパプリカ、カボチャには、βカロテンやビタミンC・Eが豊富に含まれており、夏場の疲労回復、お肌の健康維持などに効果的です。また豚肉は、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が豊富。豚ひき肉にショウガを加えると臭み消しになるほか、ショウガの風味でさっぱりとした味わいになります。

ビタミンB1は糖質の多いご飯や麺類と一緒に取るとよいので、今回のもう一品は旬のトマトを使った焼きトマトご飯。ゴマ油で焼いたトマトはジューシーで、薬味がさらに味を引き立てます。トマトに含まれるリコピンにはβカロテン以上の抗酸化作用があり、ビタミンEと一緒に取るとさらにアップ。油で炒めると吸収率もアップするので、ビタミンEを多く含むゴマ油で炒めたり、ゴマをかけて食べたりするのがお勧めです。

1人分234kcal、塩分2.5g

【夏野菜と豚ひき肉のレタス包み】
分量:2人分
玉ネギ 40g ナス 30g ピーマン 大1/2個 パプリカ(赤)・ズッキーニ 各20g カボチャ 50g 豚ひき肉 100g ショウガ 1片 ゴマ油 小さじ1/2 サラダ油 小さじ1 レタス 6枚 A 砂糖 大さじ1/2 味噌・濃口しょうゆ 各大さじ1 だし 50cc 水溶き片栗粉 (片栗粉小さじ1・水小さじ2)
  • 玉ネギ、ナス、ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、カボチャを8mm角くらいの大きさに切る。ショウガはみじん切りにする。
  • フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、豚ひき肉を加えて炒める。途中でショウガを加え、火が通ったら1の残りの野菜を加えてしんなりするまで中火弱で炒める。
  • Aを全て加えて弱火で煮汁が1/3くらいになるまで、時々混ぜながら7〜8分炒める。水溶き片栗粉を加えて全体にとろみを付け、ゴマ油を回し入れる。
  • 3の具をレタスに乗せて皿に盛り付ける。
POINT
味が均等になじむよう、野菜は同じ大きさに切ります。野菜の甘味や食感を生かすには、炒め過ぎないことがポイント。時々混ぜて様子を見ながら仕上げましょう。

1人分364kcal、塩分1.9g

【焼きトマトご飯】
分量:2人分
〈ご飯〉 米 1合 濃口しょうゆ・酒 各小さじ1 だし 適量 〈焼きトマト〉 トマト 大1個 白ネギ 10g ショウガ 1片 シソ 2枚 ゴマ油 大さじ1 濃口しょうゆ 大さじ1弱 塩 少々 白ゴマ 小さじ1と1/3
  • 米を洗い、お釜に入れる。目盛よりやや少なめにだしを入れ、濃口しょうゆ、酒を加えて軽く混ぜ炊飯する。
  • トマトはへたをくり抜き、種を残したまま横4枚にスライスする。白ネギ、ショウガはみじん切り、シソは千切りに。白ゴマは半ずりにする。
  • フライパンにゴマ油を入れて火にかけ、白ネギとショウガを炒め、香りが出たらトマトを入れてソテーする。塩を散らし入れ、煮くずれないようにやさしく裏返してソテーし、最後に濃口しょうゆを回し入れ、火から下ろす。
  • ご飯を器に盛り付け、トマトを乗せて白ゴマをふり、シソを添える。

[画像:楠本 薫]

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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