令和5年1月13日(金)午前

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閣議の概要について

閣議の概要について申し上げます。政令、人事が決定されました。大臣発言として、総務大臣から「多様な人材が参画し住民に開かれた地方議会の実現に向けた対応方策に関する地方制度調査会の答申について」、後藤大臣から「令和5年度に日本学術会議が共同主催する国際会議について」、それぞれ御発言があり、内閣総理大臣臨時代理たる私(官房長官)から「海外出張不在中の臨時代理等について」申し上げました。

鳥インフルエンザ関係閣僚会議について

次に、先ほど今年度第3回の鳥インフルエンザ関係閣僚会議を開催し、全国で発生が続いている鳥インフルエンザへの対応について議論を行いました。鳥インフルエンザの発生を防ぐためには、衛生管理を徹底するのが基本であり、飼養衛生管理基準の遵守や緊急消毒の実施などの発生予防対策、感染例が発生した場合の迅速な防疫措置、鶏卵の安定的な生産の確保と家庭消費向けの優先供給の要請など、安定供給に向けた取組の3点について、私(官房長官)から指示したところであります。鳥インフルエンザのシーズンは春まで続きます。政府としては、引き続き監視・警戒体制を強化し、関係各省の緊密な連携の下、対応に万全を期してまいります。

ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議について

次に、本日、私(官房長官)が議長を務めるALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議を開催し、これまでの対策の進捗と今後の取組について取りまとめました。今後、ALPS処理水の海洋放出前には、IAEA(国際原子力機関)の包括的報告書の発出、放出直後のモニタリングの強化、被災地水産物の消費拡大、水産物の流通維持に係る環境整備等に取り組んでいきます。具体的な海洋放出の時期については、放出設備工事の完了、工事後の原子力規制委員会による使用前検査やIAEAの包括的報告書等を経て、本年春から夏頃と見込んでおり、政府全体で全力を挙げて、安全性の確保と風評対策の徹底に取り組んでまいります。私(官房長官)からは以上です。

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