(お知らせ)
令和5年7月12日
防 衛 省
内 閣 官 房
1.北朝鮮は本日9時59分頃、平壌近郊から、1発のICBM級
弾道ミサイルを、東方向に向けて発射しました。詳細については
現在分析中ですが、発射された弾道ミサイルは約74分飛翔し1
1時13分頃、北海道の奥尻島の西方約250kmの日本海(我
が国の排他的経済水域(EEZ)外)に落下したものと推定され
ます。飛翔距離は約1,000km、また最高高度は約6,00
0kmを超えると推定されます。2.政府より、
付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったと
ころ、現時点において被害報告等の情報は確認されていません。
3.総理には、本件について直ちに報告を行い、
1 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な
情報提供を行うこと
2 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
3 不測の事態に備え、万全の態勢をとること
の3点について指示がありました。4.政府においては、
官邸危機管理センターに設置している
「北朝鮮
情勢に関する官邸対策室」
において、
関係省庁からの情報を集約す
るとともに、
緊急参集チームを招集し、
対応について協議を行いま
した。また、本日、国家安全保障会議を開催し、情報の集約及び対
応について協議を行いました。
5.また、防衛省においては、防衛大臣が総理指示を受け、
1 米国、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げ
ること
2 不測の事態の発生に備え、
引き続き警戒監視に万全を期すこと
の2点について指示を出しました。6.これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、
一連の北朝鮮
の行動は、
我が国、
地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので
す。
また、
このような弾道ミサイル発射は、
関連する安保理決議に
違反し、
国民の安全に関わる重大な問題です。我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難しました。
7.国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国等とも緊密に
連携し、
情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、
今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表
することとします。

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