G20ヨハネスブルグ・サミット出席等についての会見
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(記者)
総理、お疲れ様です。幹事社・日本テレビ(平本記者)です。よろしくお願いします。まず、G20全体の成果についてお伺いします。G20の重要度は、近年、増す一方で、今回は、アメリカ、ロシア、中国のトップが参加しないという異例の事態となりました。首脳宣言自体は採択されましたけれども、アメリカの反発も予想されます。今回、高市総理、G20は初参加となりましたけれども、首脳宣言を含めたこのG20会議全体の成果、そして今後の課題について、どう考えていますでしょうか。2つ目に、個別の会談について伺います。今日も最後、いろいろ個別の会談を行ったということですけれども、個別の会談それぞれの成果を、どういった話合いがあったのかを含めてお聞かせください。最後に、中国について伺います。今回、中国の李強首相がG20には参加されていました。李強首相とは今回、接触はあったのでしょうか。あったのであれば、どういったやりとりがあったのでしょうか。もしなかったのであれば、接触は、高市総理自身は試みたのでしょうか。今回の状況を踏まえて、今後の日中関係の改善に向けては長期化も視野に、そういったことを覚悟に、臨んでいくお考えでしょうか。お聞かせください。
(高市総理)
ありがとうございます。皆様も足かけ1泊4日という強行軍で、取材同行いただきありがとうございます、お疲れ様です。2日間にわたりまして、G20初のアフリカ開催となりましたG20ヨハネスブルグ・サミットに出席をしました。今回のサミットでは、国際経済に加えまして、防災、債務持続可能性、重要鉱物、AIなど、我が国がG20で主導してきた具体的な取組を紹介しつつ、分断と対立ではなく、共通点と一致点を見出し、全てのG20メンバーが責任を共有する形で課題解決に向けた具体的な連携・協力を進めていくことが重要であるということを強調し、多くのメンバーからも賛同を頂くことができました。今回のサミットでは、ヨハネスブルグに集まった首脳により、南アフリカ議長下での一致点を記載した首脳宣言が発出されました。日本は、引き続き、来年の議長国である米国を含むG20メンバーと緊密に連携をしながら、国際社会の諸課題解決に向けて、積極的に貢献をしてまいります。
また、今回のG20サミットへの参加の機会に、英国、ドイツ、インドとの間で2国間会談を実施しました。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、安全保障協力や経済安全保障分野で緊密に連携していくということで一致しました。また、議長国であります南アフリカとの間でも2国間会談を実施しました。G20サミットの成果を踏まえ、協力を推進していくことで一致をしました。さらに、ウクライナの和平に関する関係国首脳会合にも出席しました。最近出された米国提案についても議論をしました。ウクライナ及び米国と緊密に連携していくことを確認いたしました。また、韓国、エジプト、フランスなどの首脳に加えまして、IMF(国際通貨基金)専務理事や世界銀行総裁など、いくつかの国際機関の代表者とも懇談を行いました。グローバル・サウス諸国を含め、60を超える国と国際機関が集う中で、多くの首脳と直接お会いすることができまして、短い立ち話も含めますとたくさんお話をすることができて、大変有意義な訪問となりました。特に、IMFの専務理事からは、総合経済対策のパッケージをまとめたことにお祝いの言葉を頂きました。IMFの方で詳細を読み込まれた上で、財政上のリスクも手当されており、安心しているというコメントがございました。
中国とは、あらかじめ調整は行っておりません。今回のG20サミットでは、李強総理と会話する機会はございませんでした。いずれにしましても、中国との間で「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築していくという方針は、私の総理就任以来、一貫しております。その上で、日中間に懸案と課題があるからこそ、それらを減らし、理解と協力を増やしていくべきだと考えております。我が国としては、中国との様々な対話について、オープンでございます。扉を閉ざすようなことはいたしておりません。その中で当然、我が国として主張すべきことは主張していくということが大事でございます。このような姿勢の下、今後も適切に対応を行ってまいります。私からは以上でございます。どうもお疲れ様でございました。