ジャパン・レジリエンス・アワード表彰式

挨拶する岸田総理
挨拶する岸田総理

令和6年4月23日、岸田総理は、都内で開催された第10回ジャパン・レジリエンス・アワード表彰式に出席しました。

総理は、挨拶で次のように述べました。

「御紹介いただきました内閣総理大臣の岸田文雄です。ジャパン・レジリエンス・アワード各賞を受賞された皆様方、誠におめでとうございます。
常に自然災害の脅威にさらされている我が国にとっては、被害を最小化する国土強靱(きょうじん)化の取組、これは極めて重要であり、今年からはその重要性に鑑み、内閣総理大臣賞を創設することといたしました。
元旦に発生した能登半島地震では、半島という地理的制約の中で、これまでの災害対応と比較しても困難な状況が見られました。そうした中でも、ドローンや循環型シャワー、トイレトレーラー、可搬式浄水装置などの新技術が、初動対応・応急対応に貢献した事例が見られ、平時から、災害時に活用できる新技術や新製品の開発を促進する重要性を再確認した次第です。
今回、応募のあったすばらしい取組の中で、栄えある第1回内閣総理大臣賞は、災害時の連携・コーディネーション活動に取り組む『全国災害ボランティア支援団体ネットワーク』に授与することといたしました。
同団体は、我が国で唯一の全国的な災害中間支援組織として、被災者支援の『もれ・むら』を無くし、ボランティア団体等と被災者・被災地を効果的につなぐ取組を、全国の災害現場で展開されてこられました。能登半島地震でも活躍され、私自身も2月に穴水町の避難所で、栗田(くりた)代表とお会いし、ボランティア活動が大きな力を発揮している、こういった姿を拝見し、大変心強く思った次第であります。
政府としても、強く、そして、しなやかな国民生活の実現に向けて、本日受賞された先進的な企業・団体の皆様と連携しながら、オールジャパンで、新技術・デジタルの導入、活用を積極的に進め、防災・減災・国土強靱化の高度化を図ってまいります。
最後になりますが、本アワードが継続的に開催され、そして、国土強靱化に貢献されてきた、このレジリエンスジャパン推進協議会の皆様の御努力に心から感謝いたしますとともに、本日御参加いただいた皆様の御活躍とそして御健勝を心から御祈念申し上げまして、私からの御挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」

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