日本の船位通報制度(JASREP)

船位通報制度(JASREP)の概要

JASREP(ジャスレップ)とは、日本の船位通報制度(Japanese Ship Reporting System)の略で、船舶から現在位置や針路、速力などの通報を受けて管理し、その船舶が遭難に遭遇した場合、その位置の推測が可能となるとともに、海難等が発生した場合、付近を航行している船舶を早期に検索し、その船舶に対して救助の協力を要請することにより迅速な救助を可能にする任意の相互救助システムです。

JASREP対象海域と参加できる船舶

JASREP対象海域は、北緯17度の線以北かつ東経165度の線以西の海域です。対象海域内を航行する船舶が、JASREPに参加することができます。

[画像:JASREP対象海域の図です。]

通報の種類と時期

JASREPで使用される通報は、航海計画、位置通報、変更通報、最終通報の4種類です。

航海計画:SP(Sailing Plan)

船位を推定するための基本情報です。JASREPに参加する場合は、対象海域内の港から出発したとき又は対象海域に入域したときに通報してください。
(注記)航海の途中で参加を希望するときは、航海計画を通報することにより、参加することができます。

位置通報:PR(Position Report)

航海計画で入力された船位が正確であるかどうかを確認するための情報です。航海計画又は前回の位置通報から24時間以内に通報してください。

変更通報:DR(Deviation Report)

航海計画に変更が生じたときに、その内容を修正するための情報です。気象・海象の急変により、針路・速力などを変更するなど、航海計画を変更したときに通報してください。

最終通報:FR(Final Report)

JASREP参加を終了するための情報です。対象海域の港に到着するとき又は対象海域を出域するときに通報してください。
(注記)航海の途中で参加を終了したいときは、最終通報を通報することにより、参加を終了することができます。

通信方法と通報先

電子メールにより通報する場合の通報先

海上保安庁 警備救難部管理課 運用司令センター
電子メールアドレス(JASREP通報用):jasrep@jcgcomm.jp

超短波無線電話により通報する場合の通報先

[画像:超短波無線電話により通報する場合の通報先です。][画像:超短波無線電話により通報する場合の通報先です。]

その他の通報方法

書面又は電話により、最寄りの海上保安部署に通報することができます。

データの連携

AMVERとの連携

JASREPに参加するとともに米国のAMVERにも参加を希望する船舶で、海上保安庁の海岸局に通報をする場合は、通報様式のY項目に「AMVER」と表示いただくことで、当該情報を海上保安庁と米国コーストガード間で共有します。

気象通報との連携

気象通報を行っている船舶は、希望によりJASREPの位置通報を省略することができます。希望する場合は、通報様式のX項目に「OBS」と表示いただくことで、海上保安庁では気象通報をJASREPの位置通報とみなします。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /