10月31日(金曜)、特殊救難隊発足50周年記念式典が横浜海上防災基地で開催され、金子国土交通大臣、瀬口海上保安庁長官等が出席しました。
式典では、特殊救難隊の発展に尽力された4団体に、赤松第三管区海上保安本部長から感謝状を贈呈するとともに、隊員のご家族に対し記念品を贈呈しました。
金子国土交通大臣は、祝辞の中で、日夜、尊い人命の救助活動に尽力されている特殊救難隊に敬意を表するとともに、「今後も、様々な救助の場面において、国民の皆様の期待に応えるべく、日々の研鑽に努めていただきたい」旨述べられました。
また、瀬口海上保安庁長官は、これまで実績を積み上げてきた歴代隊員を含む特殊救難隊を海上保安庁長官として誇りに思うと伝えるとともに、「現状に甘んずることなく、常に訓練・研修に励み、成長し続けるよう今後も精進してほしい」旨訓示されました。
式典に引き続き、特殊救難隊によるヘリコプターからの吊上げ救助、火災消火及び要救助者搬送・救命救急処置等の展示訓練が行われ、海上保安庁が世界に誇る海難救助のスペシャリストとしての実力を遺憾なく発揮しました。
特殊救難隊とは
高度な知識・技能を必要とする特殊海難に対応する海難救助のスペシャリストです。
発足経緯
昭和49年、東京湾で発生したLPGタンカーと貨物船との衝突・火災海難を契機として、昭和50年10月1日に特殊救難隊が発足しました。今年で50周年を迎えることとなりました。
隊員数
総員41名(統括隊長2名、隊員6隊39名)
実績(令和7年9月末時点)
出動件数5,957件、 救助人数3,078名
ご臨席される金子国土交通大臣と訓示を述べる瀬口海上保安庁長官
特殊救難隊とともに写る金子国土交通大臣、 瀬口海上保安庁長官、赤松第三管区海上保安本部長等
特殊救難隊による展示訓練(吊上げ救助)
特殊救難隊による展示訓練(火災消火)
特殊救難隊による展示訓練(救急措置)
特殊救難隊による展示訓練(整列)