日仏姉妹灯台の誕生 〜観音埼灯台とミリエ灯台による「姉妹灯台」提携〜

発表日

令和7年10月22日

概要

海上保安庁は、令和7年11月15日、観音埼灯台とミリエ灯台の姉妹灯台提携に関する協力覚書に署名し、「日仏姉妹灯台」として展示物の相互展示や関係者の相互訪問等の分野で協力していきます。

本文

1 協力覚書署名式について

(1) 署名日時

令和7年11月15日(土曜) 12:10〜

(2) 場所

神奈川県横須賀市 ヴェルニー公園 小栗広場

(3) 署名機関

日本側
海上保安庁、横須賀市、(公社)燈光会

仏国側
エコロジー転換・生物多様性・森林・海洋・漁業省海事・漁業・水産総局(DGAMPA)、在日フランス大使館 ブゼック=カップ=シザン市、ブレスト市 ミリエ灯台協会

(4) 概要

両灯台と関連する地域社会との間の歴史的及び文化的なつながりの促進のために、両灯台の歴史に関する写真やビデオなどの相互展示、人的交流と情報交換を目的とした相手方が管理する灯台の訪問等を実施する内容の覚書に署名することを予定しています。
また、署名式において武石 尭氏(注記)描画のミリエ灯台油絵をフランス政府へ贈呈します。

(注記)武石 尭(たけいし とおる)
武石 尭(1937-)氏は茨城県大洗町出身の画家で灯台や寺院・仏像などを題材にした作品を多く制作しています。 高校教師を定年退職した後から日本の灯台巡りを実施し、日本の灯台を一通り回り終えた後、イギリス、フランス、アイルランドに遠征して灯台のスケッチを行いました。2014年の犬吠埼灯台140周年記念式典にて講演を実施しています。


武石氏執筆のミリエ灯台スケッチ

2 両灯台について

両灯台は共にフランス人技師によって設計された灯台で、灯台の形が初代観音埼灯台と同じ家(メゾン)型の灯台になり、共にフレネルレンズ(注記)を使用しています。

(1)観音埼灯台

日本最初の洋式灯台としてフランス人技師フランソワ・レオンス・ヴェルニー及びフロラン兄弟によって建設されたもので、明治元年(1868年)11月1日に起工、翌年の明治2年1月1日に初点灯しました。 初代灯台は横須賀製鉄所で作られたレンガを使用した洋館建ての灯台でしたが、大正時代の地震により2度再建され、現在の灯台は3代目のコンクリート造灯台になります。

(2)ミリエ灯台

ブゼック=カップ=シザン市にあるミリエ岬に位置し、フランス人技師アレル・ドゥ・ラ・ノエによって設計され、1881年3月に初点灯しました。観音埼灯台の建設に携わったフランス人技師フロラン兄弟の地元(ブルターニュ州フィニステール県)に位置しています。


観音埼灯台(三代目)

ミリエ灯台

(注記)フレネルレンズ:フランスの物理学者(オーギュスタン・ジャン・フレネル)により、1820年代に設計されたレンズ。

(3)姉妹灯台について

姉妹灯台の提携は、令和6年11月21日、犬吠埼灯台(千葉県)とマル・オブ・ギャロウェイ灯台(スコットランド)の姉妹灯台提携以降世界で2例目の取組になります。起源や地理的特徴などが似ている2つの灯台を結びつけることにより、両灯台に関連する地域の観光振興や人的交流等の促進に資することが期待されます。
また、今後この提携に基づく協力として、展示物の相互展示や関係者の相互訪問を行うこととしているほか、国際航路標識機関(注記)の理事会においてもこの提携について報告する予定です。

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