富山湾の海底で斜面崩壊の痕跡を確認

発表日

令和6年1月24日

概要

海上保安庁では、1月15日から17日にかけて富山湾の海底地形調査を実施しました。今回取得した海底地形と過去の海底地形を比較した結果、富山市沖の海底谷の斜面の一部が崩壊していることが分かりました。

本文

海上保安庁では、1月15日から17日にかけて富山湾における地形変化の有無を確認するため、測量船「昭洋」による海底地形調査を実施しました(図1)。

今回取得した水深データと平成22年(2010年)に北陸地方整備局伏木富山港湾事務所が取得した水深データを比較した結果、富山市沖約4kmの海底谷の斜面(水深260〜330m)が、長さ約500m、幅約80mにわたって崩れ、最大40m程度深くなっていることが明らかになりました(図2)。

令和6年能登半島地震では、地震発生の3分後に富山検潮所で津波が観測されており、その近傍に津波の波源が存在する可能性が指摘されています(別添:令和6年1月15日地震調査委員会 気象庁資料)。

今回確認された海底谷斜面の崩壊は平成22年(2010年)以降に発生したもので、令和6年能登半島地震との関連は不明ですが、今回の調査結果は富山湾における津波の発生原因を理解するための基礎資料となることが期待されます。

本調査結果は、2月9日に開催される地震調査委員会に報告する予定です。



図1 富山湾の調査範囲

図2 2010年と今回(2024年)の海底地形の比較

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