マ:つぎに「部分保証」、「保証対象外の部分があります」などと書かれている場合。内・外装や消耗品など、一部に保証の対象外となる部分がある場合に、このような表記となるんだ。
ミ:ほうほう、そういう場合もあるわけね。タイヤだけとか、オイルだけとかそういうことね。
マ:3つ目が、さっきの部分的な保証のあるときのなかで、部品代や工賃の一部が有料となるなど、特別の制限がある場合だよ。「部分保証 ただし、部品一部有料」「部品保証 ただし、工賃一部有料」など書かれている場合だね。
ミ:じゃあ、「部分保証 ただし、ボンネットで焼くたまごは有料」とかは?
マ:そんなものはありません!!
マ:プライスカードにも保証内容の記載はあるけど、詳しくはお店のスタッフに聞くことが大切なんだ。
ミ:は〜い。
マ:以上が「保証つき」の場合のプライスボードの表記方法。つぎに「保証なし」と書かれたクルマの場合を説明するよ。じつは、プライスボードで保証なしとしてあるクルマが、すべて保証がないってわけではないんだ。
ミ:ん? ん? どういう意味かしらん。
マ:じつはJUに加盟している販売店では、保証はあるけど別途料金がかかり、販売価格に含まれていない場合、つまり保証について特別な条件がつく場合は「保証なし」と表記するきまりがあるんだ。
ミ:ほうほう。実質保証ありだけど、別途お金がかかる場合は、あえて誤解のないように「保証なし」と表記しているわけね。ううん、さすが JUショップ。中古車さがしの強い味方ね。
マ:お金を出せば保証をつけることができる場合は、「有償保証」などと表示することになっているんだよ。
ミ:つまり、保証なしとなった場合は、まずはお店に確認はしてみた方がいいわけね。
マ:そういうこと。また、まえの所有者が新車で購入してからまだ比較的日が浅い場合、「新車保証」がついているクルマもある。新車保証はお店じゃなくて、そのクルマをつくった製造メーカーがもうけている保証のこと。この新車保証を購入者につける場合は、定期点検整備を行うことが義務づけられているんだけど、その定期点検整備費用がプライスボードに含まれていない場合も「保証なし」と表記されていて、費用が必要である旨が表示されているんだ。
ミ:なるほど。
マ:保証についてはトラブルになりやすい部分だから、さっきもいったように、まずは保証書があることを確認して、内容をよく把握しておこう。そして少しでもわからないことがあった場合、お店の人にしっかり確認しておく、これがいちばん大切なことだね。
ミ:はあい、わかりました。
マ:今日の勉強は以上。ところでミーちゃんはここまでのプライスボードのお勉強はしっかりおぼえているかしら?
ミ:ええバッチリよ。わたしの頭んなかはまさしく「保証つき」よ。
マ:それじゃあ、プライスボードについて理解ができたかそろそろテストをしないとね。
ミ:わあテストっていやな言葉使うわよね。いいわよ。でもやっぱりわたしの「保証つき」は撤回するわ。
マ:ありゃ。自信がないんだ?
ミ:わたしの保証は「有償保証」なの。テストにうかったらごちそうしてもらわよ。マーくん勝負よっ!!
マ:うわ。いつのまにそんな話に。よ〜しそれじゃあ勝負だ。のぞむところだ!!
ミ:いひひ。もうけた〜。
"のりやすいクマ"ことマーくんの性格をうまく利用してごちそうのチャンスを得たミーちゃん。でした。次回につづく。
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