池谷脳AI融合プロジェクト

プロジェクトホームページ

[画像:Ikegaya_portrait]

研究総括 池谷 裕二
(東京大学 大学院薬学系研究科 教授)
研究期間:2018年10月〜2027年3月
(注記)本プロジェクトは、追加支援期間(機関継承型)の枠組みにより当初研究期間を(3年)延長し、2027年3月までJSTが支援を行うことになりました。
グラント番号:JPMJER1801

人類はこれまでに文字や電話などさまざまなツールを開発してきました。もちろん脳はこうしたツールの存在を前提に進化してきたわけではありませんが、環境の変化によって新たに能力を発揮し、巧みに適応・活用しています。これは未来においても同様で、脳は将来出合うであろう未知の環境にも適応する能力をすでに持っていると考えられます。

本プロジェクトでは、特に人工知能(AI)を用いて脳の新たな能力を開拓し、「脳の潜在能力はどれほどか」を問います。研究総括が際立った実績を挙げてきた実験動物における脳研究と、AIを用いた脳の潜在能力開拓の研究をさらに融合・発展させ、現在はまだ引き出されていない脳の能力をAIとの融合によって顕在化、有効活用することを目指します。

追加支援期間(機関継承型)では、本期間で得られた「心拍の意図的制御を可能にする神経回路の同定」や「脳AI融合によるラットの言語識別能の獲得」などの成果を発展させ、将来のヒトへの応用に向けた道筋を構築します。また、本期間中に東京大学内に設立した脳AI融合センターを脳AI融合研究の拠点に位置づけ、国内外の研究機関や企業との連携を継続し、脳AI融合による脳機能の拡張や臨床応用に向けた検証を進めます。

fig1

研究グループ

・基盤グループ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /