2022年
プレスリリース
「令和4年度 国内のCO2排出源調査ならびに国内の特定地域を対象としたCO2回収および輸送に関する調査」の受託について
2022年5月20日
電源開発株式会社
ENEOS株式会社
JX石油開発株式会社
電源開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史、以下、「Jパワー」)、ENEOS株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:齊藤 猛、以下、「ENEOS」)およびJX石油開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:中原 俊也、以下、「JX石油開発」)は3社共同で、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(理事長:細野 哲弘)より「令和4年度 国内のCO2排出源調査ならびに国内の特定地域を対象としたCO2回収および輸送に関する調査」を受託しましたので、お知らせいたします。
この調査は、CO2の分離・回収、輸送、圧入・貯留からなる具体的なCCS※(注記)1サプライチェーン構築を検討し、必要な技術やコストなどの整理を目的とするものです。調査ではまず、火力発電所や製油所から排出するガスの量・性状に適したCO2分離・回収技術を整理します。次に、回収したCO2を貯留地まで輸送するための合理的な方法を検討するとともに、より効率的な輸送を実現するためのハブ&クラスター※(注記)2の形成についても検討します。
Jパワー、ENEOSおよびJX石油開発は、本調査を通じてCCSサプライチェーンの技術やコストの知見を整理し、さらにカーボンニュートラルに積極的に取り組むさまざまな事業者とも連携しつつ、2030年に国内で初めての本格的なCCSを実装化することを目指します※(注記)3。
- CCS:Carbon dioxide Capture and Storage(CO2の回収・貯留)
- ハブ&クラスター:複数のCO2排出源から一度ハブとなる拠点にCO2を集めた上で、CO2を輸送・圧入するサプライチェーンの形態
- 2022年5月10日プレスリリース「エネルギー供給のカーボンニュートラルに向けた共同取り組みについて」参照